奥茶臼山・尾高山(長野)
2018.08.18 (土)日帰り
お盆休みの最初の3日間は神戸で過ごし、そろそろ休みも終わりという18日(土)に山に出かけることにしました。
ららぽーと磐田のモンベルショップで2日前に買った登山靴を履きおろしたいし、先日の菊水山(459m)でヒザに違和感があったので、もう今回はムリせず短めの山行ということでいろいろ考えた結果、南アルプス西部、前茶臼山と、できれば奥茶臼山に登ろう!ということにしました。去年9月、しらびそ高原から奥茶臼山・前茶臼山に登った時、栂村山からのルートがある(結構踏み跡がハッキリしていた)のを見て「今度はこちら(北側)から登ってみたい!」と思っていながら、標高が中途半端(春先は雪が残っていそうで、夏は暑そう)なせいで伸び伸びになっていたのでした。
[バイクでの道のり]
浜松の自宅から林道のスタート地点までは、飯田のあたりまで国道151号線を通ります。愛知・長野の県境のあたりは街灯も対向車もないのでほぼずっとハイビームで走っていて、対向車が来たのでローに切り替えたらあらビックリ、前が真っ暗になってしまいました…。対向車をやり過ごして慌ててハイビームに戻したら無事点灯、どうやらロービームだけ切れてしまったようです…。仕方がないので対向車には申し訳ないけどハイビームで照らしまくり(笑)、先行車がいたら距離を開けるか、もうヘッドライトOFF状態で前の車に付いていきました。
それに加えて、今回スタート地点にした三叉路までの林道がタイヘンでした~。石がザレザレでオンロードバイクはやたらと後輪が滑るし、GoogleMapは途中から道の表示がないし、YAMAPの地図は見ていてもすぐに画面が真っ暗になってしまうし…、2度道を間違えて引き返しました。
[登山道]
最初は林道の続きのつづら折り、25分ほどの歩きで終点に到着です。終点には小さな矢印の表示があり、割とコマメにピンクのテープが巻かれています。最初は急登ですがほどなく稜線に出、気持ちのよい朝の日差しが樹林帯に射し込む中、まずは1934m小ピークに向かいます。小ピークから栂村山(2113m)手前まではなだらかな斜面で、標高2000mを超えるあたりからコケむした地面となります。途中にコケの楽園ともいうべき場所もありました。
栂村山から前茶臼山に向かうためいったん南側の斜面を下りますが、この場所がまた素晴らしく美しい場所で。下り切ると倒木帯となってここで東向きに進路を変え、小さなピークを越えたあと獣避けのネットに沿って歩き、前茶臼山への登り急斜面に突き当たります。この急斜面がクセモノで、登りは北側に向かう林道、下りは稜線の南側を歩いたのですが、どちらも途中で道が分からなくなりエライ目に遭いました~。下りの道は途中までピンクテープがあったので、あっちは合ってたのかなぁ。とにかく次に登ることがあっても、あの登りでは苦労することになりそうです。
ルートは未だによく分かりませんが、とにかく登り切ってしまうと前茶臼山の頂上稜線の一角に出ます。ここもコケむした倒木や岩を配した素晴らしい場所で超癒やされます。あとは大したアップダウンもなく、前茶臼山(2331m)頂上に到着。頂上に眺望はなく、腰を下ろすような場所すらありませんが、いかにもマイナーピークっぽい落ち着いた山頂でした。今回は明るいうちに家まで帰らないといけないので、奥茶臼山は諦めてここまでとしました。
[眺望]
前回、前茶臼山に来たときも寄った、眺望があるガレ。前回はガスっていて荒川岳と赤石岳しか見えませんでしたが、今回は仙丈・甲斐駒から聖岳・兎岳・奥茶臼山まで南アルプスの見事な眺望を楽しむことができました。午前中に東側を眺めているので基本的には逆光でそこは残念な部分ですけど、10時半ごろにはガスって来ていたのでしょうがないですね。しらびそ高原から歩いた時には、前茶臼山でちょうど10時半だったので、ノロノロ歩いても8時20分にはガレにたどり着けるこのルートは、なかなかオススメではあります。
[迷うぜ!]
今回のルート最大の難点は「やたらと道に迷う」ということです(笑)。
人はあまり歩いてなくて、ケモノ道に比べて登山道がハッキリしていないので、気がついたらシカの足跡を追っていて「えらくトラバースが長いな」と思っていると突然道がなくなります。シカは別に頂上に登りたくて歩いているワケではないですからね~(笑)。その代り、ピンクテープが結構たくさんあるので、踏み跡は無視してテープだけを追えばいいのですが、ついクセで踏み跡を辿ってしまうのですねー。まぁ距離は往復で8.4kmしかないので、迷うのもまた楽し…と思って歩けばいいんじゃないかと思います。踏み跡がない場所のほうが景色もキレイですし。
ちなみに第2の難点は「スタート地点までの林道がタイヘン」であること。4WDかオフロードバイクじゃないと苦労すること必至です。
[温度・服装]
ガーミンの温度センサによると、スタート時の気温は11℃。この日の最低気温は前茶臼山の頂上稜線に乗った時の8℃で、でも頂上近くのガレ場にいるうちに温度はどんどん上がって最高気温は9時ごろの21℃。頂上を離れると樹林帯に入るので再び気温は下がり、頂上稜線からの下りで「ホンマにこっちかいな」と思っていた頃の気温は12℃、その後林道に出る頃は15℃、そこで樹林帯から出るので少し気温が上がってゴール時には18℃でした。まぁ最高気温になる14時までに戻ってきたのもあり、山に登っていてもさほど汗をかかない涼しい1日となりました。
バイクでの走行が寒くて、上着の中にマムートの長袖とモンベルのカッパを着込んで走っていたので、そのまま上着だけを脱いでスタート。途中カッパだけを脱ぎ、あとはそのままノースフェイスのロゴTの上にマムートの長袖でゴールまで歩きました。下半身はCW-Xの上にマムートの短パン。つまらないところで引っ掛けてCW-Xを小さく破ってしまいました…。修理できるという話なので、いちど連絡しないといけないですねー。
[モンベルの登山靴とヒザの調子]
滑らないのがウリのモンベル「トレイルグリッパー」を試してみることにしました。一面コケが広がっていたので登山道は湿ってはいるのですが、クッションが効いていてそもそもが滑りにくい道だったようなのでスポルティバより滑らないかどうかはよく分からず。ただ、幅広めなので足先がキツくなくてラクです。正直もうワンサイズ小さくてもよかったな。
ヒザの調子については、今回はザムストのヒザ用サポーターを付けていたし、距離・時間ともいつもより短め、それに何と言ってもそれほどの急斜面がなかった(というか急斜面がホントに急で、おっかなびっくりでしか下れなかったw)ので、ヒザには特に負担をかけずに歩くことができました。
[本日の山行まとめ]
去年しらびそ高原から前茶臼山まで歩いたときから「逆側から歩いてみたい」と思っていたので、ほぼ1年越しに願いが叶いました。バイクのランプがおかしくならなければ奥茶臼山まで足を伸ばしたかった…というところが少々心残りですが、たぶんたどり着いても景色は見えなかっただろうと思います。
苔むした登山道は本当に南アでも一二を争う美しさではないかと思いますね。正直オフロード用の足がないとスタート地点までがツライ上に眺望が前茶臼のガレ場オンリーなので一般受けはしそうにないですけど、だからこその美しさなのだと思うし、これからも知る人ぞ知るマイナールートであり続けてくれれば、と願わずにはいられません (じゃあ紹介するなって?w)。
[後日談]
週が明けてバイクのランプを交換しに行こうと思ったら、フツーにロービームが点灯していました…。振動のせいかと思ってヘッドライトをバンバン叩いてみましたが、別に異常はなく…。その後も問題なく点灯しているのでそのままです。また山道に行ったら点かなくなるのではないかと思うと少々心配ではあります。
[ご参考]
2017年9月、しらびそ高原から前茶臼山:https://yamap.com/activities/1156677
2017年11月、前茶臼のガレがよく見えた小河内岳:https://yamap.com/activities/1305311