対馬・白嶽~金田城跡(白嶽~洲藻~金田城跡~箕形)
対馬 南エリア(厳原町・美津島町・豊玉町)
(長崎)
2020.12.09(水)
日帰り
白嶽登山口からスタート。前半は樹林帯の緩やかな登り。上見坂方面分岐の鳥居から急登になり、ひと登りで山頂に。山頂は狭く、背後は断崖でかなり高度感あり。南側に515mピークを望む。山頂直下の岩のテラスから対馬の山並み、対馬の山深さを感じる。
下山は往路を下るが、登山口からさらに車道をたどり白嶽神社を経て洲藻(すも)へ。洲藻からの洲藻林道は全体的に荒れており車両通行は不可だが、歩くには問題ない。
金田城跡は7世紀の石垣の遺構が残っている、当時の緊張した国際関係がうかがえて、感慨を覚える。途中、湖のような黒瀬湾の眺め。フィヨルドのようにも見える。山頂付近には旧日本軍の施設の遺構。ここは上古から近代にいたるまで、国防の最前線であったことがわかる。城山山頂から浅茅湾の箱庭のような眺めを堪能。帰路は一の城戸を経て周回コースをたどる。防人の住居跡などもあり、7世紀当時の防人に思いをはせる。当時の心細さと緊張感はいかばかりだったであろうか。
登山口に戻り県道を下って海沿いの箕形(みかた)に下山。箕形バス停から対馬交通バスで帰途についた(箕形17:22発)。さすが本土西端の対馬は日没が遅く、12月上旬ながら夕方5時半でも明るみが残っていた。