小豆島横断トレイル
小豆島・星ヶ城山・皇踏山
(香川, 岡山)
2024.02.18(日)
15 DAYS
R6 2/18(日)と3/3(日)の2回に分けて小豆島を横断してきました
・概要
小豆島東南の大角鼻灯台から西端の戸形崎まで、前後半2回に分けて横断縦走する
2/18(日)
・横断トレイル前半 大角鼻灯台~寒霞渓
【大角鼻灯台】これより本編スタート、東回りにジョグしていく。ほどなく車道の丁字路となるが、正面コンクリ舗装の小径へ入っていく【隼山一心寺】基本的に舗装されてはあるが、ところどころ草が茂っていたり荒れている道を進んでいくと麓からの車道に出合い、すぐに第3番奥の院隼山。早くも海の絶景と山岳寺院の秘境感で素晴らしい雰囲気。この先細い舗装路が続いているが車進入禁止の看板がある。山側が崩れている箇所もあり車両乗入はオススメしない【洞雲山】少し進むと道脇に洞雲山展望台がある。当然だが景色よい、よく見ると正面山中に観音様が見える。引き続き舗装路を進むと夏至観音で有名な岩壁が見えてくる。ここから洞雲山ピークへ登れるが今回は先へ進む。境内は岩壁の洞窟内に本堂を構えており、もう最高(ちなみに洞雲山も碁石山も寺と山名が一緒なので、ここでは山・山頂はピークと呼ぶことにする)【碁石山】舗装路道なりすぐに車道にあたり、今度は碁石山へと至る。ここへは車でも訪問可能だ。立派な大師堂にお参りしてから鳥居をくぐり階段を上る。ひと上りしてさらに石階段は右手の行場へと続いているが、本堂は景色の良い石畳道をまっすぐ少し下りた場所にある。以前には護摩を焚いて頂いたことがある。素晴らしいとしか言いようのない体験だった。今回は石階段で行場の波切不動に向かう【碁石山ピーク】階段を上がると波切不動さんが鎮座しており絶景だ。この先は行場の名の通り傾斜のある岩登りを経て切れ落ちた岩尾根を進む。やがて土の尾根に変わり尾根に沿って何となく登っていく。洞雲山ピークと碁石山ピークとの分岐に出合うので碁石山ピーク方面の北へすすむ。すぐに山頂に至るが、三角点少し過ぎたところで大岩に上る事ができる。上がるには少し注意が必要で、上がった場所も狭く気を付ける必要のある岩場だが視界がブワーっと開けて絶景が広がる。一旦戻りコースを北へ辿る【大嶽】碁石山ピークから激下りとなり、慎重を要する。ロープが設置してあるがよく確認しながら使用する。詳しくは確認していないが巻道もあるらしい。下りるとまたすぐに岩のピークへの登りがあるが、今回は先を急ぐ為巻くことにした。ところがなかなか思うようにすすめず結構時間をロスしてしまった。素直に登ったほうがよかったか。大嶽へはわりとすんなり山頂へたどり着く。他にも大嶽周辺の岩場に登れる場所があるがこのへんは危険が多い。橘峠へと進む【橘峠】大嶽からも少し不明瞭な道が続く、298ピークを経て地図上の実線に出合うが荒れており、快適な道とは言えない。地図は度々確認する。落ちているゴミが目に付くようになると車道248号線へ出る【橘集落】ゆるやかな下りのアスファルトを坦々と進むと、背後に拇指岳を構える橘の集落へと至る。自販機で飲料を補給した後、堂々たる拇指嶽へと挑む【拇指嶽】集落の路を歩き石垣の切れ目、少々わかりにくい登山口から入山する。登山道はわかりやすいが急登で、ロープ場も多い。急ぎたいが息をととのえながらゆっくり登ると、やがて拇指嶽を一望できる拇指平に到着する。ここも本当に絶景だ。拇指嶽山頂にはクライマーでなくても上から回り込んで行く事もできる【千羽ヶ嶽】登山道に戻り先へ進む。ちょっとしたスラブを横目に通り過ぎると千羽ヶ嶽山頂はすぐだ。ここも非常に眺めがよいが、拇指平と違って山頂スペースは狭い。ルートは比較的歩きやすい道を尾根沿いに北へと進んでいく。廃林道に出合い、地図上の破線が実線へと変わる。道は広いが石がゴロゴロとして歩きにくい。つづら折りに歩いていくと尾根に入る箇所があり、尾根沿いに適当に登っていく。ほどなくして寒霞渓ブルーラインの車道に出る【星ヶ城】道路を渡ると廃墟となった太陽の丘ピースパークがある。奥の散策路を入っていくとオリーブ神殿があり、さらに進むと次第に山道へとなっていく。道沿いにシシの掘り返しが酷い。しばらくするとやたら広くて開けた尾根に出て、岩に赤ペンキで道程案内が書かれてある。この登りを詰めると星ヶ城山頂【寒霞渓】気持ちのよい整備された山道を下る、小ぢんまりした星ヶ城神社も雰囲気が良い。三笠山から開けた斜面を直接下ると名勝寒霞渓に到着
横断トレイル前半区間はおよそ 20.5km標高差↑1,636m↓1,074m
シシ1.シカ1、サル1遭遇
3/3(日)
・横断トレイル後半 寒霞渓~重岩
【寒霞渓】飲料を補給し、展望台で景色を楽しんだ後出発する。観光遊歩道沿いに鷹取展望台、空の玉、四望頂と見どころは多くどれも最高の景色【美しの原】表十二景への分岐を過ぎてロードを西へ、ちょっと欲が出て尾根に入ってみたりしたが迷う、たいしてショーットカットにもならず素直にロード行けばよかったと後悔。四方指展望台に立ち寄った後美しの原の大観望展望台へ。ここは絶景【中山池】美しの原から山道に入り、赤テープ参考にしながら尾根っぽい道を下りる。段山、窓、中山へ分岐する交差点のような場所へ出る。今回は中山へ進路を取る。ほどなく今度は蛙子池方面と中山の里に下りていく分岐とがあり、中山池目指して林道を下りていく。途中くくり罠にかかったシカがおり、罠を固定していた木が折れたのか引きずったのか林道中央に居座り通行ができなかった。しかたなく山側を巻いて回避する。谷向こうの山にチラッとストゥーパが見えると中山池へ出る【中山千枚田】中山池奥の別格本山護国寺へ参る、住職不在で少々荒れているが素晴らしい伽藍、復興プロジェクトが存在するらしく機会あれば応援したい。参拝後は車道を西へ、棚田やホタルの川に癒されながら道なりに歩くと44番蓮華寺、中山千枚田の景色は絶景、遍路道を通っていくが車道からよりよっぽどよく見える。当然だが初夏~秋がオススメだ【笠ヶ瀧】遍路道を通って47番栂尾山、小さい岩窟洞だが景色もよく雰囲気もよし。48番毘沙門堂、46番多聞寺にもお参りし、車道252に出て楽しみにしていたおかだや商店へ寄る、刺身や総菜がクソ美味しそうだがガマンしてランチパックと飲料補給、最強のランドマーク小豆島大観音をチラチラ見ながら先を急ぐ。笠ヶ瀧は14時までに入山なので焦ってくる。それでも74番円満寺、72番瀧湖寺にお参りし、お遍路さんと挨拶しながら笠ヶ瀧へ到着【皇踏山】笠ヶ瀧へお参り。長い階段、崖登りで有名だが近年ハイカーのトラブルが多いらしい。小豆島随一の荘厳な場所ゆえ気持ちが昂るが、信仰の場所という事を忘れず礼節をわきまえたい。尾根に上がり西へ、石仏多く気持ちの良い尾根に沿って歩く。展望の良い場所も多い。皇踏山山頂に着くと北方面の景色が広がる【高見山】山頂から戻り下山に入るがかなり急な下りとなる。ザレている箇所もあり慎重におりる。傾斜が緩やかになってくるとすぐに麓に出る。57番浄源坊に寄りオリーブタウンへ、おにぎり、飲料補給。ギネス運河を渡り64番松風庵、続いておしゃれなカフェが見える小路を入っていく。254号線をまたぐ橋を渡り舗装路を終点まで行き、高見山へ続く巡視路を上がる。頂上手前にベンチのある展望所があり、あまり期待していなかったのだがエンジェルロードが見えなかなかよい、頂上を経由して西へ下りる。油断していると不明瞭になり適当に進むと私有地のような場所に出てしまった。車道を歩いていく【戸形崎】住宅街を通り59番甘露庵、アニメで有名な鹿島明神社を通って、254号線に出るとひたすらロードを進む。峠を上りトンネルを過ぎると海側の道へ入っていく。小さな港の突き当りまで行くと60番江洞窟。波止も雰囲気よく海もキレイでここだけで小一時間過ごせるだろう。254に戻りジョグ、カーブの峠を過ぎると小豆島の西端、戸形崎が見えてくる【重岩】当初は戸形崎をゴールにしようと思っていたが今回は重岩をゴールとする。254を進むとすぐに分かれ道があり重岩不動山の案内があるので右側へ、61番浄土庵を過ぎると小さな川沿いの道に入り進む。道なりに進むと重岩への案内があるので左へ。細い車道を詰めて駐車場からは階段となる。上がりきると重岩不動のお堂があり、ここから少々のザレた岩登りで重岩に到着。尾根と鳥居と重岩の風景が印象的。石鎚山の3の鎖も祭られている
横断トレイル後半区間はおよそ 33.2km
標高差↑1,353m↓1,819m
シシ1、シカ3遭遇
ヤマレコにも記載
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-6482129.html