「スポーツクライミング第8回リードユース日本選手権南砺大会」が終幕。見どころの多い大会で楽しく観戦した。 僕の中で一番盛り上がったのは、ユースB。 イチオシの通谷律(かよたに・りつ)君は、惜しくも準優勝だった。優勝は安楽宙斗(あんらく・そらと)選手、3位に小俣史温(おまた・しおん)選手。この3人はユースC時代からしのぎを削るライバルだ。彼らが相まみえたのは、2018年3月のこと。以下に主な大会とリザルトを並べてみよう。 2018年3月:日本ユース選手権リード競技大会/印西 1位・小俣史温 7位・安楽宙斗 11位・通谷律 2018年5月:ボルダリングユース日本選手権/倉吉 2位・安楽宙斗 3位・通谷律 5位・小俣史温 2018年8月:JOCジュニアオリンピックカップ大会(リード)/南砺 1位・安楽宙斗 2位・通谷律 13位・小俣史温 2019年3月:第7回リードユース日本選手権/印西 1位・小俣史温 2位・安楽宙斗 3位・通谷律 2019年5月:ボルダリングユース日本選手権/倉吉 1位・通谷律 2位・安楽宙斗 4位・小俣史温 そして今年になってコロナ禍で3月開催予定だった「第8回リードユース日本選手権」が南砺で行われたわけだ。彼らの世代(05年・06年生まれ)には他にもタレントが揃っていると思うけど、この3人は特に印象に残る登りをいつも魅せてくれる。今回もこの3人の予選から決勝に至るまでのドラマは見ごたえがあった。 ところで律君を初めて見たのは、2018年10月の野岳。樋口先生が「今まで見た中で段違いの才能を感じる」と言うので一緒に写真を撮ったのだった(笑)。当時、小学6年生にして5.13aを登ってたけど、身体はまだ小さかった。そして先月、宇和島合宿に来ている律君の身長が伸びていたのには驚いた。もともと年齢にそぐわぬ老練さを感じさせる登りにフィジカルが伴い、逞しく力強い登りになっていた。この日、一緒に写真を撮り損ねたのが悔やまれる(笑)。 ところでこういった大会を観ていると、親御さんは大変だよな~とつい俗な事を考えてしまう。樋口先生も兄妹がユース時代から活躍してたし、通谷家も今回も兄弟でエントリーしてた。南砺の大会に出場するとして、決勝まで残れば3泊4日はするわけで、旅費滞在費は親子3人で相当なものだろう。年間に4試合出れば、どんくらい掛かるのかな~なんて。 僕自身、子どもの頃にいくつかの習い事をさせてもらったけれど、今になって有難みを感じる。「もうやめる~!」とか言って困らせたりしてゴメンやった、母ちゃん。 スポーツクライミング第8回リードユース日本選手権南砺大会 https://www.jma-climbing.org/competition/2020/lyc/ 画像1:2018年の律君、靏本君(一手差で決勝進出を逃して惜しかった) 画像2:2018年の樋口結花ちゃん(惜しくも表彰台は逃したけど、いい登りやった) 画像3:7月宇和島で大政涼くんと(3位表彰台、おめでとう!) 画像4:先月に宮原聖くんと(よく頑張ったね~★)

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