雨の恐山で、仏像巡り。
まず、賽の河原の歌碑がいいです。
人はみな
それぞれ
悲しき
過去持ちて
賽の河原に
小石積みたり
それまでの物見遊山気分が急にブルージーなものに変わります。雨だから余計に笑
霊場恐山にはご本尊をはじめ色々な地蔵菩薩がいます。
右手には魔除けの錫杖。いずれも慈悲深いお顔。
昭和の時代から、悲しみを背負った多くの人の心を癒してきたのでしょう。
自分的No.1は奥の院の不動明王像でした。
他の仏像とは違い、山の緑の中に隠れています。
なんとも言えない、怒りの表情で。
左手には羂索（けんさく）という縄を持ち、欲の海に溺れる我々を引きずり出します。
密教系の不動明王は人里離れた山によく似合いますね。
本日の宇曽利湖は淡い色彩。
静かな空間でした。
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