登山

三ッ石山・大深岳・諸桧岳

岩手

秋田

小畚山・大白森・関東森・八瀬森・曲崎山・大沢森・内大沢森・小白森山

ひろ

末枯野(うらがれの)美しい晩秋裏岩手、
晩年親父二人組、
一泊二日たそがれ旅🚶‍♂️🚶‍♂️

烏帽子岳(乳頭山)・小白森山・大白森・大沢森・曲崎山・八瀬森・関東森・小畚山・三ツ石 覘標ノ台・三ッ石山

ヤマセミ

前回：裏岩手縦走 抱卵の旅
https://yamap.com/activities/14024519

隊長「40kmは歩きたい」
副隊長「大白森に行ってみたい」
平隊員(私)「未訪の小屋に泊まりたい」

毎年恒例、秋のわくわく遠足会。
三人寄れば文殊の知恵というが、出来上がるのはいつも欲望のごった煮である。
というわけで三者三様のお望み通り、八幡平～八瀬森山荘～大白森～秋田駒ヶ岳という、食べたいもの全部盛りの大分水嶺ルートに決定した。

しかしこのお子様ランチ縦走、ぴりりと辛くほろりと苦い、我々おっさん向け定食だということをまだ知るよしもない。

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【10月15日】
前泊の八幡平温泉郷から、山頂バス停へ。
あいにくの天候のなか、両生類や霊長類とたわむれながら裏岩手縦走路を南下する。

八瀬森分岐以降は、泣く子も黙るクマの頻出地帯。刈払われてはいるが人影はない。
三人がかりで笛を吹きふき、八瀬森山荘へ無事に荷を下ろした。

1990年築と古めかしい山小屋だが、沢屋さんがちらほら泊まっている様子で、案外整頓されていたのは嬉しい誤算！
宴会不可避なテーブルもあり、すかさずすき焼きパーティとしけこんだ。

寝床ではネズミの気配を感じつつ、眠れぬ夜を山小屋ノートを読んで過ごす。

「2017年7月28日、
昨晩（…）カリカリと木をかじるような音がし、ネズミかと心配したのですが（…）今朝、外に出て戸を開けてみると、クマの爪痕が（…）」

寝れない。

【10月16日】
目の下にクマを引き連れ、行動再開。
曲崎山～大沢森は自然に還りつつあり、とりわけ曲崎山頂直下は背丈を超える濃密な藪こぎを強いられる。
ただし踏み跡は明瞭で、ピンテもどっちゃりあるため迷いにくくはある。

悪路とひーこら格闘すること3時間、藪から一転、金色の平原が視界いっぱい広がった。

大白森である。
遠目にはでっけえプリンだな～としか思わなかった山だが、切り立った高層湿原からの見晴らしはあまりにも桃源郷。
雲上の秘境に、これまで登ったどの頂きよりも陶酔した。

心緩んだのも束の間、大白森～蟹場分岐は足首まで埋まる泥との戦いに。
日没が迫り、笛を吹く息にも力が入る。隊長の足が止まる。

「……うなり声、聞こえませんか？」
「えっ」

ヘッドライトを頼りに、命からがら田代平山荘へ転がり込んだ。
この日の晩餐担当は私。ベーコンカレー温玉トッピングに無心でありついた。

思えばこの夜、副隊長の腹の虫がやけに元気だった。このぐるるるって音、なんかどっかで聞いた気がする。

【10月17日】
朝から小雨で、せっかくの乳頭山は雲の中。
隊長が「これが本当のニップレスですね」と言うので無視した。

爆風の乳首を後にし、そそくさと湯森山へ。
最後は赤倉沢まで下り、やっとこさ登り返すと、目の前にぬっと黒い塊が現れた。

……秋田駒八合目避難小屋！
クマに怯えながらも、野趣あり景趣ありのフルコースを思う存分味わったのだった。

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小屋に向かうと、現れたのはお巡りさん!?
なんでも、昨日起こった道迷い遭難の実況見分があったそう。
ビバークした方は、遠くに光るふたつの眼に震えながら一晩明かしたとか…。

さらにこの日は小屋閉めの作業中。
ご厚意で麓まで乗せていただいた車中、花が咲くのはやはりクマ話である。
尻をわっしと掴まれながらも撃退したという寸劇を、クマとの格闘でぐんにゃり曲がったストックと共にご披露いただいた。

気が付けば、逢わない間も心が彼で占められている。
後泊の水沢温泉郷でも、彼を探している自分がいた…。

乳頭山（にゅうとうさん）とは、秋田県仙北市と岩手県岩手郡雫石町にまたがる山である。十和田八幡平国立公園の中に位置する。

遠くから見たゆったりとした印象とは異なり、山頂の東側は断崖絶壁となっている。山頂は崩壊が進んでいる。以前あった山頂の三角点も行方不明となり、現在の地形図では三角点が抹消されている。

乳頭山・湯森山・大白森

奥羽脊梁縦走 黒い恋人

ベア

軌跡は林道歩きが反映されていません。
林道歩きを含めると20キロのコースです。
公開は悩んでいましたが、上小和瀬林道からの直近記録が少ないため公開いたしました。

【山の説明】
岩手・秋田の県境に位置する山で、岩手県側からの単独登山道がない山である。一般的には大釜温泉や松川温泉からの縦走路を使い登っているが、今回は秋田県側の上小和瀬林道を使い登山する事とした。今回の登山で一番気がかりな点は宝仙湖から約11キロある林道の状況である。この林道が車でどこまで入れるかで、登山の労力は大きく変わってくる。以前、山菜取りの方の熊事故もあり、かなり神経を使う登山となる。昭文社の地図では玉川ダム方面へのエスケープルートとして紹介されているようであるが、昨今の大雨で林道は崩壊状態で林道歩き往復約１０キロ、それに加え熊等の対策も考えると、鶴の湯から大白森山経由で往復が一般的かもしれない。

【コース】
男神橋から上小和瀬林道１０，８ｋｍ地点に右に入る林道がある。通常はここから車で約５キロ先まで入れるが、前途したように林道は通行止め、ここから歩きとなる。林道を出発しばらく歩くと大木や土石流などがあり歩きづらいが、出発から約５キロ45分で進入禁止の黄テープが張ってある廃道入口に到着。この先は大沢を右下に見ながら歩を進める。刈払いしていない草木や背丈ほどのススキ、途中土砂崩れ、陥没した道を歩いていくと、林道の終点らしき場所に着く。そこから沢に下りる踏み後と赤テープに導かれ大沢に到着。到着後、上流に向かって歩いていくと尾根にとりつく赤テープがある。沢は二股に分かれおり、登山道は二股の丁度真ん中の痩せ尾根を登っていく。右の沢に二段の滝が見えるがこちらは大沢の支流、本流は左。支流の流れを横切って尾根に取り付くと、曲崎山へと続く縦走路の分岐まで標高差約３６０ｍの登りとなる。急斜面で殆ど階段登りに近いが、標高９５０ｍ付近からは緩斜面となり、なぜかスノーダンプが置かれている。何に使うのだろうか？藪を歩くとやがて八幡平縦走路と合流し、左に進み（右は大白森）大沢森に到着する。ここから曲崎山に向かっては平坦な道を歩いていくが、藪道で踏み後を見失う恐れあり要注意、しばらく歩くと曲崎山山頂へと続く上りとなるが、標高差２５０ｍの急登に加え、生い茂った笹藪は体力を消耗する。汗だくになりながら藪を漕ぎ、なんとか山頂に到着。ここは展望が利かないので東斜面に出ると、南に乳頭山、葛根田大白森、岩手山、八幡平まで展望できる。しばらく景色を楽しみながら往路を熊に注意しながら下山する。

曲崎山

エレボ

三ツ石山〜大白森〜乳頭山周回。地味ぃ〜なコースかと思ったら、紅葉あり湿原ありブナ林歩きありと風光明媚なコースだった。

どちら周りにするか悩んだが、快晴続きでまともに水が採れるのは八瀬森のみと判断し、三ツ石山から登って八瀬森に泊まり、翌日1日ぶんの水を担いで歩くこととした。

水場。三ッ石山駐車場下尾根に水場あり。三ッ石山小屋の水場はチョロチョロ。八瀬森は水量豊富で水質も割ときれい。細かいゴミが浮くこともあるのでコーヒーフィルターに通した。大白森はホースからチョロチョロ。でも枯れることはなさそう。沢筋を下れば水たまりくらいあるだろうし。

2.75L担いで八瀬森まで1Lほど余った。八瀬森から3.75L担いでギリギリだった。

初日が短すぎたか。藪漕ぎの朝露を考えると八瀬森〜大白森を午後に通過するのが良さそう。距離的には曲崎山が中間点のようだ。

コース状況。

三ツ石山。そこそこ混雑。早朝から降りてくる人が多い。ご来光目当てだろうか。思ったとおり紅葉は微妙。一番の楽しみにしている大白森が見える。RPGで言えば魔王城が最初から見えてる状態。

大深岳〜関東森。今年刈り払いしたのか笹が散乱。足元の起伏が見えず歩きづらい。関東森手前から藪っぽくなり背丈以上の笹を漕ぐ。踏み跡は明瞭なので迷うことはない。

八瀬森。手前の湿原が綺麗。小屋のある森の手前の小川が水場。小屋は古くあまり綺麗じゃないが広い。布団がいっぱいある。土間に排煙装置があるがストーブはない。ネズミかなにかいるのか一晩中物音がした。

八瀬森〜曲崎山。一番笹薮が濃い。朝露で濡れる。午後通過すべきだったか。曲崎山の登りは灌木帯となり眺望がある。曲崎山山頂にテント1張りのスペース。

曲崎山〜大白森。曲崎山からの下りは急で笹も濃い。足元の起伏が見えず何度もズッコケた。ピンクテープは多いので迷うことはない。降りきると藪は薄くなり快適なブナ林歩きになる。熊の足跡あり。その先で熊が逃げていく音がした。

大白森。小屋が思ったより綺麗で広い。ストーブは壊れてる。趣味に走った文庫本。水場も思ったより良い。

大白森〜田代平。小屋を出ていきなり迷う。枯れ沢を登ってしまったが正解は沢を横断。大白森の広大な湿原は圧巻。大白森からは藪は少ないが泥濘が多い。田代平まで気持ちの良いブナ林歩き。

田代平〜乳頭山。田代平の湿原は乳頭山の斜面の紅葉と合わせてとても綺麗。山頂から笊森山方面も紅葉が綺麗。この絶景をフィナーレにして正解だった。

下山途中に草原を疾走する熊を見かけた。このままいくと登山道を横切るので、声を出すと熊は立ち止まり月の輪を見せてこちらを見たあと、奥の森へ逃げていった帰り道の林道でも熊がいた。

帰りに雫石のピザ屋・ソウルキッチンでシカゴスタイルのピザを食べた。具がスゴい。グラタンみたい。

三ツ石山〜大白森〜乳頭山

野蒜

二年前から計画していた事を、ヤット実行してきました。大深岳を過ぎて八瀬森分岐を右折後は、鶴の湯温泉まで誰ともスライドしませんでした。八瀬森山荘の水場は、南側の登山道を下ってスグの所にある沢です（美味かった）。コースの大半は藪漕ぎと泥濘ですので、装備は怠らない事が肝要ですネ。乳頭温泉からはバスと電車を乗り継いで、JR大更駅PAで車の回収（チョット面倒くさい）でした。

畚岳・諸檜岳・前諸桧・嶮岨森・大深岳・関東森・八瀬森・曲崎山・大沢森・大白森・小白森山

きんちゃん

前から温めてきた、三ツ石山から関東森、大白森を経て乳頭山に至る馬蹄形縦走に挑戦しました。
起点・終点は葛根田の滝ノ上登山口で、５時半出発。下界は曇っているのですが尾根の上は快晴で、雲海が見事です。
７時頃三ツ石山頂到着。灌木や草本は既に秋色に色付いていて素晴らしい眺めです。平日朝なので、当然誰もいません。
絶景の縦走路を北に進み、大深山の手前の分岐で大白森方面へ県境脊梁を進みます。所々に湿原があらわれます。岩手県の方の大白森も見えてテンションが上がります。最初のうちは所々笹が刈払われていたのですが、関東森の手前から秋田・岩手県境県側の大白森避難小屋までは刈払はしばらくされておらず、濃淡はありますがずっと藪です。関東森も八瀬森も曲崎山も黒沢森も、展望もなく、山頂の木製標柱は朽ち果て、金属プレートが地面に落ちていているのを見てそこが山頂であることが分かるといったところでした。曲崎山の前後のみ展望がきくところがあります。この間の山は目的地というよりは通過点で、ひたすら忍耐で藪を進みます。道かたはしっかりしているので迷うことはないですが、一般向けではありません。
大白森避難小屋そばに湧き水の水場があり、水量は少なかったですが、冷たくてとても美味しい水でした。
大白森で大展望が得られ、藪から開放と思いきや、田代平付近も結構な藪でした。
最後の乳頭山も秋色に色付いていました。岩手県側下山路から振り返る乳頭山は烏帽子の形をした美しい姿で、烏帽子岳と呼ばれているのが良くわかりました。
ヘッドライトをつけずに済む時間になんとか滝ノ上温泉登山口に下りることができました。

三ッ石〜乳頭馬蹄形

kyushu_j7w1

ランニング

この登山道、あるから行ったけど…
登山道？道？笑
ルートの半分以上は背丈以上の藪漕ぎで進みが最悪💧
岩手山まで行く予定でしたが藪漕ぎに体力奪われリタイア💧
もう行くことはないですね😅

大沢森

このランドマークを通る活動日記

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奥羽脊梁縦走黒い恋人

曲崎山

三ツ石山〜大白森〜乳頭山

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三ッ石〜乳頭馬蹄形

秋田駒ケ岳から裏岩手ルート合流

このランドマーク付近の写真

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奥羽脊梁縦走 黒い恋人

曲崎山

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三ッ石〜乳頭馬蹄形

秋田駒ケ岳から裏岩手ルート合流

大沢森

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