登山

針ノ木岳（はりのきだけ）は、富山県中新川郡立山町と長野県大町市にまたがる標高2,821 mの山。中部山岳国立公園内にあり、後立山連峰の最南端の山である。

【概要】
大糸線信濃大町駅の西北西10.4 kmに位置し、針ノ木峠を挟んで蓮華岳と対峙している。大町側からは、蓮華岳が手前にあるため、針ノ木岳の方がやや標高が高いにもかかわらず、見ることができない。ピラミッド型の端正な山容で、日本二百名山及び新・花の百名山に選定されている。東西の主稜線は同じような勾配であり、白馬岳のような後立山連峰の特長である非対称山稜は見られない。高瀬川の支流である篭川の上流部に日本三大雪渓の一つ、針ノ木大雪渓がある。針ノ木岳の源流部の厩窪（マヤクボ）沢にはカール地形がみられる。山体は濃飛流紋岩型の溶結凝灰岩からなる。

針ノ木岳・スバリ岳・船窪岳

長野

富山

針ノ木サーキット　針ノ木岳→スバリ岳→赤沢岳→鳴沢岳→新越岳・岩小屋沢岳

yutetsu

何から話せば良いのやら…。
以前に柏原新道から種池小屋を右に曲がって鹿島槍をピストンしたあの日から、いつか左に曲がってみたかった。

針ノ木サーキット。

私の中で一泊で行ってもだめ。針ノ木岳・蓮華岳のみの15kmでもだめ。
ここの初めては一番行きたいコースでと、妙な縛りを自分に付けてしまった。

街灯もなく真っ暗な道を進むと柏原新道登山口前の駐車場。午前1時半到着。さんざんブラックスタートしてきたが、実際、何が待ってるか分からない真っ暗な山にひとり突撃する最初の一歩は恐怖でしかない。準備をなかなか始めない。あと一本だけタバコを吸ってから🚬。

今回の土日は、平日の仕事疲れが出ているのか、眠くて仕方がない。昨日の有明山から温泉・食事を済ませ僅か35分の距離も意識が飛ぶ睡魔に路肩スペースで2時間弱仮眠。
他の人では12時間〜13時間。朝4時スタートでも日没17時に間に合う。計算したら私なら15時間掛かる。2時スタートがデッドライン。0時スタートを目指したが睡魔とトレードオフでデッドラインに立つ。

2時少し過ぎスタート。今日はダブルライトでヘッドライトとカンテラにもなるゴールゼロのハンドライトを腰に。
「ん？ヘッドライト点いてる？」
少し歩き初めてヘッドライトが点いていない。また車まで戻りごちょごちょライトを診る。
「…このまま点かなければ、このまま帰ろう」まだそんな事思うか、小心者め。
ライトが点いた。
ようやく2時半スタート。

以前、鹿島槍の時は種池小屋になかなか着かず必死で登った柏原新道。やはり、一度歩いた事のある道なので全然違う。よく整備された道をただ歩いていけば着く。それでも3時間ちょっと掛かって5時45分 種池小屋。夜明け15分前だがギリ暗い内に到着。
ここが本当のスタート地点。

無風、気温はミドルウェアを着るほどでもなし。所々に僅かに積雪あり。
「もし、引き返すならこの辺りが限界だけどどーする？」と自問。足は既に歩き出してる。

今回、半時計周りを選んだ最大の理由は、（4時には種池小屋に着いていなければいけないけれど）蓮華岳に行けるチャンスを最後まで残したかったから。

本日最初のピーク、岩小屋沢岳に向いだししばらくすると、左後方の空のマジックアワーが始まった。日が出る位置には爺があるので見えない。
マジックアワーと山のシルエット。その美しさに何度も振り返った。やがてモルゲン。遠くに富士山が見える。

細尾根は左に湾曲している。昨日まで歩いただろう道上の踏まれた雪は氷となり滑る。が、雪があるのは所々とチェンスパを装備するほどでもなく、中途半端で余計に危ない気がした。

登山口から5時間掛かってようやく本日1座目。
ずっと先に針ノ木岳、その左に蓮華岳がどーんと見える。しかし、あいにくの曇り空。上部は厚い雲で隠れている。
今日の天気は、よくもって15時までは雨も降らず風も穏やか。

12時までに針ノ木岳山頂に着けたら蓮華岳に向かえるのではないか？あくまで、この細尾根の様な道のアップダウンばっかりの話だが💦

新越岳・新越乗越を越え鳴沢岳。森林限界はとっくの前に超えてるので尖った岩がゴロゴロ。稜線では強めの風が吹き、体感気温はかなり低くなってきた。アウターと毛糸の手袋では身体がもたない。雪山用のミドルウェアと同じく雪山用のオーバーグローブを装着。ズボンは、体温上昇し過ぎない様に雪山用はもう少し後で着よう。

次は赤沢岳だな。と鳴沢岳から歩き始める。分厚い雲がいっぱいだが、山々が見渡せて景観が良い。それに道が稜線であったり、岩場歩きだったりとか、それに今日は雪道だったりと変化があって楽しい。

あいにくの曇り…鳴沢岳前から聞こえはいたが、あちこちから「グエッ。グエッ。」探してる時間はなかったが、突然、通り道に雷鳥が飛んできた。

「うわっ」
丸々太った雷鳥は、ほとんど冬毛の白に生え変わっている。もう一羽、飛んできた。
今まで見た雷鳥の冬毛記録は下半分が白いのまで。記録更新だ。2羽の雷鳥モデルさんをしばらく撮影会。「後ろ姿は、少し大きめの鳩に見えなくもないな」とか。
後に、別の場所でも白い雷鳥を見た。さすが、天気の悪い曇り空。

赤沢岳くらいから、稜線は続くものの岩が大きくなり雪と相まって慎重に歩く。なにやら、ツラの良くない雲が増えてきたし、霧も増えてきた。
はたと右手眼下を見ると鮮やかな乳白色の水を湛えた黒部湖が目に飛び込んできた。
思っているよりかなり早く天候は悪化しそうだ。じっくり鑑賞している時間はない。

途中でズボンも雪山用を履きスバリ岳到着が12時15分。スバリ岳からポツリポツリ雨が降り始めた。急がねば。

針ノ木岳の最後の登りは、きっと他に道があるんだと思うが、かなりのザレ場の急登を登った。
ザレ場で足場はあって無いようなもの。滑ったらタダでは済まない。上を見ると大きな石がいつ落ちてきてもおかしくない状態。
全部浮石の石を出来るだけ刺激しないように恐々登る。

針ノ木岳山頂到着は13時半。ここまで来れた。
さて、残念だが蓮華岳は諦め、針ノ木峠から大雪渓に向かう。
針ノ木岳山頂まで、誰一人出会わなかった。山頂で何人か出会うのでは？と思っていたが誰もいない。
今日はこの広い針ノ木サーキットには私ひとりだけなのかもしれない。

大抵の下山は思っているよりかなり早く降りれるのだが、ここはそんなことはないと歩き始めから思っていた。
途中に大雪渓がある以外にも、地図を見てもここまで行けばまず安全って思える箇所が見当たらなかった。

大雪渓はまだ雪はなく沢がゴーゴー流れていた。わざわざ大雪渓の大きな岩を乗り越えながら降る必要はないと迂回路で下山。
この迂回路もなかなかのもので、ロープたくさんの崖を降る必要があった。

大沢小屋には既に17時15分。もう真っ暗💦
道路まであと1時間。地図を見ると4カ所の渡渉がある。
ラストファイト！

渡渉4ヶ所もクリヤーし、ついに舗装道路！

「えーっ😱」

道路はひどい濃霧。ライトは拡散反射してほとんど見えん😭携帯を見ると明暗順応で数秒周りが見えん。
地図を見ると、道路を横切る遊歩道を歩けと。遊歩道通りながら道路を出たり入ったり。2つくらい遊歩道行って3つ目。まさかの河原歩き？
今までの2つにも渡渉があったが、ヘッドライトで河原歩きは無理。
諦めて大きく回るが濃霧の舗装道路をてくてく。
舗装道路で遭難しかける貴重な体験をした💦

次に針ノ木岳来る時は、大雪渓がちゃんとある時期に、針ノ木岳・蓮華岳の15kmコースで来よう。

針ノ木サーキット／岩小屋沢岳・新越岳・鳴沢岳・赤沢岳・スバリ岳・針ノ木岳

にゃあ♂

今年の集大成！！
針ノ木サーキット
ずっとやりたいと思っていて、やっとこ決行
ほとんど貸切稜線歩き🚶
スバリ〜赤沢岳が遠かった、、
でも最後まで稜線見えていて感無量

💧
針ノ木は安定の水場があって幸せ🤭
ちょっと通り過ごしたけど笑

針ノ木岳・スバリ岳・赤沢岳・鳴沢岳・新越岳・岩小屋沢岳

ようち

ハイキング

8月から天気を確認し続け三ヶ月、ようやく最高の天気っぽいので満を持して行ってきました。
予定通りの最高の天気。
誰とも会わずにほぼ貸切りの針ノ木サーキットを満喫してきました。
おかげで疲労困憊、針ノ木サーキットはなかなか厳しかった。

針ノ木サーキット

よーたん

天気が良く、暖かいとのことでずっと行きたかった爺ヶ岳へ。
ついでに頑張って鹿島槍ヶ岳まで足を延ばしました。
種池山荘までは雪無しであっという間に到着。針ノ木サーキットの稜線がめちゃくちゃ良くてそっちへ行きそうに。
種池山荘から爺ヶ岳に向かうところから雪があって、朝はツルツルに凍っていたのでチェーンスパを装着。爺ヶ岳北峰まで雪があってチェーンスパつけてた方が安心でした。
鹿島槍、遠かったけど、頂上からの立山・劔岳、これまで歩いてきた爺ヶ岳・鹿島槍ヶ岳の稜線、針ノ木サーキットが一望できて、本当に最高の景色でした。
爺ヶ岳の登り返しと種池山荘からの下りに脚がパンパンだったけど頑張った甲斐がありました。

鹿島槍ヶ岳（かしまやりがたけ）は、富山県黒部市、中新川郡立山町および長野県大町市にまたがる後立山連峰（飛騨山脈）の標高2,889 mの山。中部山岳国立公園内にある。後立山連峰の盟主とされる。
山頂は南峰（標高2,889 m）と北峰（標高2,842 m）からなる双耳峰であり、吊尾根と呼ばれるなだらかな稜線で繋がっている。山頂部は森林限界を越える高山帯で、1922年（大正11年）10月12日に多くの高山植物が自生している白馬岳や五竜岳を含む周辺の西面は「白馬連山高山植物帯」の特別天然記念物に指定された。日本百名山、花の百名山、新・花の百名山の一つに選定されている。旧北安曇郡にあった旧美麻村（現在は大町市に合併）を代表する山として鹿島槍ヶ岳の眺望が『信州ふるさと120山』のひとつに選定されている。

鹿島槍ヶ岳・五竜岳（五龍岳）・唐松岳

扇沢～爺ヶ岳～鹿島槍ヶ岳 日帰り

3PEI

朝のモチベ低く日没前提の9時スタート

針ノ木岳・スバリ岳・赤沢岳

くら

昨日が最高の登山日和だったので、今日は崩れるかと思ったけど、今日も最高だった😊
登山口前に駐車でき、5時スタート。あまりいい天気なので、ついサーキットにしようか、と思ったり、鹿島槍まで行こうか、と思ったり。でも山頂で会ったブラックスタートの方々も爺ヶ岳で引き返すようなので登山届通りとした。さほど寒くないので中峰で暫しマッタリ。劔岳、槍穂、東尾根などの眺望を堪能できた。
下山は踏み固められた雪が解けて凍った所がかなりあってslippy。ゆっくり下って心笑館で汗を流し、大満足の爺だった。

雪を纏った劔岳を見に爺ヶ岳

キッシー

日帰りで考えていたが、日曜の予報が良くなったので急遽ソロテント泊に😆
食料は家にあるものをかき集めたので質素で軽い😄
柏原新道登山口で2時間眠ってのスタート！

◎一日目：水４リットルでスタートしたが、初日の登りが寒いぐらいだったので途中1リットル捨てた（これ間違い😅）
針ノ木雪渓と言われるエリアは岩が凍っていて渡渉も要注意！！
登り切るとクローズしてる針ノ木小屋に到着！
小屋の前は日帰り登山客で賑わっていたが、蓮華岳に登って戻ってくると誰ひとり残っておらず、テン場の宿泊は僕1人だけ。😂
その後、反時計回りで歩いて来た登山者たちと情報交換。雪はあるけどツボ足でも行けそうだ！😊
夜中は風の音がすごかった！
テント内はマイナス6度、でも冬用シュラフで10時間ほど眠れました😄

◎二日目：夜明けに合わせて出発。カラッとしていて思ったより寒く無い。
針ノ木岳を登りながらモルゲンロートを楽しむ！振り向くと蓮華岳からご来光が！☀️⛰
山の北側には雪が残るが、昨日までのトレースをありがたく使わせていただきました。 (o^^o)
そしてスバリ岳から赤沢岳までが長く辛かった！この辺りから水の飲む量を調整、あと500mlあったら良かったな。。。😅
赤沢岳あたりから雪が深くなってきて20cmほどに。軽アイゼンがあったら、より安全に下れた箇所が数箇所ありました。
反時計回りの登山者と何処で会えるかワクワクしながら歩き続けたけど、誰ひとり会うことがなく種池山荘まできてしまった。💦
あとは柏原新道を下ってゴール！
針ノ木サーキット！天気にも恵まれて存分に楽しめました〜😆

水:3.5L　ペットボトル0.5L
赤ワイン720ml 缶ビール350ml

♨️お風呂
大町市コミュニティセンター 上原の湯
¥500（モンベル会員¥400）
※地元民のための施設なので、挨拶して脱衣所に入るのが良い😆

種池山荘テント場

このランドマークを通る活動日記

針ノ木サーキット　針ノ木岳→スバリ岳→赤沢岳→鳴沢岳→新越岳・岩小屋沢岳

針ノ木サーキット／岩小屋沢岳・新越岳・鳴沢岳・赤沢岳・スバリ岳・針ノ木岳

針ノ木岳・スバリ岳・赤沢岳・鳴沢岳・新越岳・岩小屋沢岳

針ノ木サーキット

扇沢～爺ヶ岳～鹿島槍ヶ岳日帰り

針ノ木岳・スバリ岳・赤沢岳

雪を纏った劔岳を見に爺ヶ岳

針ノ木サーキット（時計回り・テント泊）

このランドマーク付近の写真