登山

憧れの地、残雪の朝日連峰へ。日暮沢避難小屋〜竜門山〜以東岳往復。以東岳山頂からは真っ白な大鳥池といつかは登りたい化穴山が白銀に輝いていた。

4/22（月）11:00東京駅発つばさ135号〜14:38山形駅1番乗り場発山交バス（1700円）〜15:37月山口バス停〜タクシー（小型貸切7460円）で根子〜日暮沢避難小屋泊
天気 晴れ
月山口バス停にタクシーを予約しておいたので待っててくれた。タクシーは月山観光タクシーさん、営業所から遠いので送迎も含めて小型貸切7460円。話好きな運転手さんで山の話で盛り上がり気がついたら根子到着。日暮沢避難小屋は携帯の電波が入らず、山の尾根から電話が通じると教えていただいた。1時間半ほど歩き明るいうちに日暮沢避難小屋についた。林道は１割ほど雪の上を歩いた。途中、水芭蕉が美しい。日暮沢避難小屋のすぐ下に日暮沢が流れており水場となっている。水を満タンにする。小屋の前に水場があるとのことだが、シーズン前なのでまだ出ていない。日暮沢避難小屋の３階に泊まる。協力金2000円。人が誰もいないのに夜にバタンと何回か音がしてちょっと怖かった。シュラフにこもって眠る。

4/23(火）3:30日暮沢避難小屋発〜8:00竜門山〜10:25狐穴避難小屋〜12:20以東岳〜14:30狐穴避難小屋〜18:00竜門避難小屋泊
天気 晴れ
晴れの予報は今日まで。以東岳目指して3時に起床。空はどんより曇り。ゴロビツの水場手前まで夏道。その先はザラメ雪。アイゼンとわかんじきを持ってきたが全行程ツボ足だった。ブナの太い木を見ながら登る。清田岩山あたりはすっかり高山といった感じ。清田岩山から急に青空になった。そして雲海の上に出た。最初に見えたのは以東岳と寒江山。少しあがると大朝日岳までの稜線がみえた。西朝日岳から桧岩屋山〜徳網山の稜線も羽越国境なのでいつかやってみたい。
竜門山の分岐に8:00着。少し下ると竜門山避難小屋。今日は以東岳往復だが、狐穴避難小屋に泊まる予定なので荷物は担いでいく。寒江山はだいたい夏道。狐穴避難小屋周辺は雪に埋もれていた。荷物をデポしてアタック装備で以東岳へ。出発と同時に以東岳方面にガスがかかり始めてしまった。以東岳までは夏道がほとんど出ていた。たまに雪の上を歩く。12:20以東岳山頂。ガスが消えて白銀の景色が表れた。タキタロウのいる大鳥池は真っ白だ。羽越国境の化穴山方面は長く稜線が伸びている。羽越国境の偵察が今回の目的。化穴山から先も朝日連峰のような優美な山並みを確認できた。すぐに帰途につく。2時間で狐穴避難小屋へ。ここに泊まる予定だが明日から低気圧が通るので竜門山避難小屋へ戻ることにする。疲れてペースが上がらない。途中、休憩のつもりが１時間も寝てしまった。寝たおかげで力が回復した。寝るのってすごい、体が修復されている。明日からの天気は下り坂。竜門山避難小屋周辺も濃いガスに包まれた。竜門山避難小屋の協力金2000円。トイレもすごくきれい。自然保護のため全山幕営禁止。立派な避難小屋を維持されている方に感謝しながら早々に寝る。

4/24（水）6:06竜門山避難小屋発〜7:00ユーフン山〜7:30清田岩山〜9:10日暮沢避難小屋〜10:45根子
天気曇り後雨
風がゴーゴー鳴っており視界もないが雨はまだのようだ。下山するかどうしようか少し悩むが風雨で２日は動けなくなるので思いきって下山する。竜門山へ登り返し、そしてユーフン山へ下る。熊糞山と書いてユーフン山と読む面白い名前。清田岩山から少し下り電波を確認すると3本。ここでタクシーをお願いする。11時に根子に１台と。順調に下ると風がなくなり視界もよくなってきた。タクシーを待っていると雨が降ってきた。
山形県は自然保護のために立派な避難小屋（トイレもすごくきれい）を建てている。登山者の安全も避難小屋の存在にある。山形県の施策に頭が上がらない。

すれ違った人0人

朝日岳（あさひだけ）は、山形県と新潟県の県境上、朝日山地の南部にある山塊である。主峰の大朝日岳（標高1,870m）は県境ではなく山形県に属する。その他北東に小朝日岳（標高1,648m）、北西の県境上に西朝日岳（標高1,814m）がある。
北の出羽三山、南の飯豊連峰とともに磐梯朝日国立公園に含まれる。朝日という山の名は日本に十数座あるが「朝日連峰」といえばこの山のことを指す。 日本百名山のひとつに数えられる。

【参考コース】
●古寺鉱泉をベースにするコース
古寺鉱泉--ハナヌキ峰南コル--小朝日岳--大朝日小屋--大朝日岳--大朝日小屋(泊)--大朝日小屋--小朝日岳--鳥原山--畑場峰--古寺鉱泉

●朝日鉱泉をベースにするコース
朝日鉱泉--中ツル尾根--大朝日岳--大朝日小屋--小朝日岳--鳥原山--鳥原小屋--朝日鉱泉

大朝日岳・朝日連峰・祝瓶山

山形

新潟

日暮沢避難小屋〜竜門山〜以東岳往復

やっちゃん

関東のお山の天気が思わしくなく、以前から登りたかった朝日連峰がお天気マークです。
1泊で行きたかったのですが、2日目は雲が山頂辺りに溜まる予報。
日帰りのレポはよく見かけますが強者ばかり🥲
はい、弱物が挑戦してきました😁

仕事終わりで出発しても片道約7時間。仮眠1時間以内にしても予定していた1時は過ぎてしまい、根子の冬季通行止め付近の路肩には車が1台もおらず、寝不足、ボッチのブラックスタートです。

林道は雪が所々残ってますが、淡々と進み、日暮沢小屋到着。
急登から始まります。
のっけからイワウチワ、ショウジョウバカマ、カタクリとお花畑。雪は805mくらいから出始めます。
景色バツグン👍天気よし👍風無し👍
山一つ一つが大きくて、いつまでも終わらない⤴️⤵️
遠かった😂長かった😂

今回イチの恐怖体験😱
雪出てきてからしばらく真っ暗雪道登っていると左の藪の中から威嚇の声。ｶﾞﾙﾙﾙﾙー。犬の威嚇の声みたいなの。ずーっと唸ってます。怖くて灯りもカメラも向けられません。獣臭はしなかったけど、🐻じゃない⁉️急いで空気銃発射🔫でも逃げない😨雪道急登中だったので急ぐこともできず、声から離れるようにゆっくりと登り始めました。背後からはまだｶﾞﾙﾙﾙﾙーは聞こえましたが離れるにつれ追ってくることもなく難なきを得ました。たぶん、俺様ここにいるから近寄るんじゃないぞって意味だったんだろうな🤔

1人も出会わない旅でしたが、昨日今日の新しいｿﾛのﾄﾚｰｽに出会い、ずっとくっついて歩きました。🤔ﾄﾚｰｽ泥棒とも言う⁉️とても的確なルートへ導いてくれ、長い山行も淋しくはありませんでした。どなたかわかりませんが、ありがとうございました😊

大朝日岳

こたけ

静寂な朝日連峰へー
真っ暗闇の長〜い日暮沢の林道を超えて、大朝日岳に逢いに行ってきました
先週の飯豊に引き続き、いつ時期、何度訪れても感動する景色、なんとも幸せなお時間でした
また逢いにいきます😄



朝日連峰・ONE DAY ASAHI

ぶぅ

3月末に想像以上の降雪のため撤退した大朝日岳にリベンジ！
今回は1人ではなくお友達と3人で🙌
天気が良くとても穏やかな朝日連峰を満喫できました🏔️
今回も根子から歩き始めてまずは日暮沢小屋まで。
初日は竜門山経由です。
日暮沢小屋までの林道は雪があるところとアスファルトが完全に出てきているところ、雪解けの水が溜まってびしょびしょなところがありました。
日暮沢小屋から先は一部夏道が出ていて雪の上を歩いたり夏道を歩く感じでした。
クラックもあるので要注意です。
先行者のトレースがあり歩きやすかったので私は初日はずっとつぼ足でした。
お友達はスノーシューを履いていました。
清太岩山手前くらいからが景色がとってもよくて写真を撮りまくり📷
初日は山頂に登らず小屋の周辺で夕陽を眺めました。
小屋に泊まったのは私たちの他に1名だけ。
翌日は日の出前に大朝日岳山頂へ向かい山頂で日の出を待ちました。
朝はアイゼンかチェーンスパイクがあったほうが良さそうでした。
下山は小朝日経由で。
こちらも夏道と雪のミックスで、何度か踏み抜きました。
残雪があって木に葉っぱがついていない今時期だと無雪期には見れない場所からも稜線が見れて楽しく下山できました😊
ハナヌキ分岐を過ぎてからの下りは登山道ではないところを通りましたが雪がかなり溶けていて薮もあり歩きにくかったです。
のんびり歩いて絶景を堪能できて最高の週末でした🙌

残雪の朝日連峰🏔️

まっしゅ

日暮小屋まで林道ct2時間40分
先行者にツボ足がいたので、ツボ足で行けました。友人はスノーシュー
小屋からすぐの上りは雪がない
途中でスノーシューに履き替え
山頂までスノーシュー
友人はツボ足

写真で見るとクラックのギリギリを歩いてるように見えますが、1番安全だと思われるところを歩きました！

帰りは小屋から林道まではアイゼンで下る
ショートカットした冬季ルートは
だいぶ雪が無くなってるので
溶けたら歩けなそうです
林道〜駐車場まではツボ足
沈むけど先行者がいたので楽でした🐾
雪解けで浸水箇所が多々

遭遇者は2人！他にも車が止まってましたが山に登ってたかは不明(釣りの人もいたので)

初の大朝日岳！竜門〜以東の間しか歩いた頃がなかったのですが、はちゃめちゃに絶景でした✨️
快晴で風もなく天気は最高でしたが、やや暑い。夏になったらどうやって生きてるんでしょうか？

冬季トイレ使用可能
小屋 2000円


あと、林道〜駐車場の間には
狩猟をしてる人がいて、林道歩きでは発砲音が響き渡っていました。歩いていくと銃を持った方を発見🔫
その先にスノーモービル？が5台あり
それに乗ってきたようです！
雪が所々ないのに…！！
キャタビラも着いていたのでそれで来たんでしょうが、見慣れぬ光景でした👀

一緒に歩いてくれた2人はスタスタ歩けますが、私がとぼとぼ歩き🚶‍♀️
一緒に歩いてくれて感謝ー‼️❣️

清太岩山・ユーフン山・竜門山・西朝日岳・中岳・大朝日岳・小朝日岳・古寺山・ハナヌキ峰

白馬主稜の翌週、どこに行こうと考えていたころ、タイムラインに上がった朝日岳のレポを見て、その美しい稜線を歩いてみたいと突発的に山形へ。
長野に引っ越して以降初めての長距離運転で、金曜を現地への移動日とし、午後1時過ぎ到着。
初日は2時間半ほどの林道歩きのみで、グリーンシーズンは登山の拠点となる日暮沢小屋に泊まる。
綺麗な三階建ての避難小屋を貸し切りで、ゆっくり眠れた。

二日目の行程は、日暮沢小屋～小朝日岳～大朝日小屋～大朝日岳～西朝日岳～竜門山～竜門小屋～寒江三山～狐穴小屋。
19ｋｍ↑2200ｍ↓1300ｍと、積雪期で念の為のテント泊装備背負ってはかなり長い。
3時過ぎにブラックスタートすることにしたが、その結果、序盤が今回の核心になった。
最初トレースのはっきりしない林道を沢沿いに歩くが、穴が開いてて下は沢だったり、雪崩れてて高巻したり。
暗いのでよく見えず、渡渉点も分かりにくかった。
途中でアイゼンを装着して、なんとか障害を越えていく。
林道終点から本来の登山道が通れないみたいで、途中でショートカットする形で直登気味に登るが、特に目印もなくGPS頼り。
結構急で踏み抜きや枝もあり、ある程度登るまでが苦労した。
これはヤバイ時期に来てしまったかと思ったが、しばらくすると明るくなってきて尾根筋が分かるようになり、踏み抜きも減った。
日が昇り、景色が明らかになってくると、月山や主稜線が目を楽しませてくれた。
出発から4時間弱、なんとか稜線上に到達した。
目に映るのは、小朝日岳、 大朝日岳、中岳、西朝日岳とこれから歩く道のり。
朝日の山々を眺めながらの極上の稜線歩きが始まった。

稜線上はそこまで沈まないが、クラックはあり、端は踏み抜きやすい。
特に小朝日～大朝日間の前半は、樹林と雪庇の間が狭くてクラックが多く、樹林をトラバースした。
稜線に戻ってしばらくして、大朝日小屋に到着。
無人の小屋に荷物をデポして、大朝日岳へ。
たどり着いた山頂からは、2000ｍないとは思えない錚々たる山々の連なり。
歩いてきた方向には、小朝日。
祝瓶山と飯豊山。
これから歩く西朝日岳と以東岳。
月山。
そしてそれらを繋ぐ白い稜線。
険しい北アとはまた違ったよさで、個々もいいけど合わさって魅力数倍。
誰もいない山頂でその景色を堪能し、西朝日岳へ向かう。
踏み抜きは思ったほどではなく、持って行ったわかんの出番はなし。
形を変える大朝日と稜線を楽しみながら、西朝日を過ぎた。
竜門山手前はかなりクラックが目立ったが、なんとか合間を登って山頂に。
大朝日や以東岳へ続く稜線を眺めながら休憩していると、以東方向からソロの男性が登ってこられた。
あちらは雪が少なく夏道が結構出ているとの情報をいただき、すれ違う。
下り始めてすぐに竜門小屋。
そこから狐穴までは寒江三山があり意外とアップダウンがあったが、情報通り夏道多め。
夏道上の残雪を時々踏み抜きながらも、ほぼ予定通り狐穴小屋にたどり着いた。
ドアが開いていて、あれと思うと、このあたりの避難小屋の管理人さんがたまたま来られていた。
この時期に狐穴小屋で人に会うことは珍しいらしく、変わり者認定の上、ビールや水、おつまみを分けていただいてラッキーでした。
ここも綺麗な避難小屋で、予想外にビールも飲めて快適だった。

最終日の行程は、狐穴小屋～荷物をデポして以東岳ピストン～竜門山～ユーフン山～清太岩山～日暮沢小屋～根子集落。
ほぼ夏道で歩けるとの管理人さん情報もあり、荷物を小屋にデポして最終日もブラックスタート。
残った雪の踏み抜きや、時々ある広い雪面でトレースが分かりにくくなることがたまにあったが、7割ほどは夏道が出ていて日暮沢からの尾根の取り付きまでに比べればイージー。
大きな問題はなく、登りはほぼ終わり後はビクトリーロード、というところで日が昇ってきた。
以東岳山頂に到着時には、周囲は薄赤く染まっていた。
以東岳からは、歩いてきた長い道のりが一望出来る。
ほんのり赤い朝日の山々、月山や飯豊山、緩やかで美しい稜線。
周囲を染める太陽。
風も穏やかで、一人山頂に座って素晴らしい景色を眺める。
幸せだなあ、山に登っててよかった、しみじみとそう感じる時間だった。

主稜線を眺めながら狐穴小屋に帰還し、重くなった荷物にへこたれながらも管理人さんとお話しながら竜門山避難小屋まで戻った。
いつの間にか泡好きと認定され、選別にコーラをいただいた後、竜門山に登り返した。
昨日歩いた朝日の山々や以東岳を眺めてから、月山に向かうように降り始める。
ユーフン山手前には少しナイフリッジになってる箇所が、ユーフンと清太岩山の間は、クラックが沢山あった。
クラックを避け端を歩くと踏み抜いたり気を使ったが、清太岩山以降は適度な雪の硬さで、カカト落としでざくざく比較的楽に降りられた。
行きのルートより雪が少なく、下の方は夏道が出て、イワウチワやカタクリが咲いていた。
帰りはより長く感じる林道歩きをまだか長いとぶつぶつ言いながらも、無事下山。


残雪の朝日連峰を縦走してきました。
稜線に出るまでは苦労しましたが、その後の稜線歩きは天国でした。
優しく美しい白い稜線や連なる山々は2000ｍ未満とは思えない見ごたえで、素晴らしかったです。
現地までは遠いですが、また別の機会にも歩いてみたいと思います。
思いがけなくお会いし、サービスしてくださった管理人さん、ありがとうございました！

 


 

 


 


残雪の朝日連峰・朝日岳＋以東岳❄

rein

３月半ばに奥美濃の山々を登った後は、年度末の忙しさと近場ではあまり好天ではなかったことから１ヵ月近く山に登っていませんでした。
そのような中で、ここ２年で３回程泊りで訪れていた朝日連峰を雪のある時期に歩けそうな機会がありましたので、今回登ることにしました。
過去３回はお花の時期、紅葉の時期とどちらも本当に素晴らしく、後は積雪期に登って３部作が完結だなどと勝手に盛り上がっていたのでした。
朝日連峰は自宅から相当な距離があるので、２泊３日で休みが取れて晴れそうな週末がまさに先週で、当初曇りそうだった金曜日もよく晴れていました。

林道は通行できませんので、過去に登られた方の記録を参考に県道の冬期通行止めの手前の路肩を借りて駐車させていただくことにしました。
まずは日暮沢登山口までの長い長い雪道林道歩きです。
長くても雪のない林道であれば惰性で歩けるのですが、雪があると本当にきつかったです。
日暮沢小屋にはそこそこの時間で到着できましたが、１ヵ月ぶりであることが響いたのか体力の消耗が厳しくて稜線まで到達できるのかと思うような状態でした。

尾根に取りついたあたりは登山道上の雪がなかったのですが、やがてしっかりとした雪道になります。
唯一先行されていた方（小屋の管理人さんでした）がスキーに切り替わっていたので、自分も便乗してスノーシューで登って行きました。
概ね歩きやすかったのですが、山頂の日当たりのいいところは雪が溶けていて、あまり沈まないのならアイゼンかツボ足の方が歩きやすかったかもしれません。

途中クラックを越えるところでミスをした他はルート的には特に問題はなく、疲労と気温がぐんぐん上がったので暑さとの戦いとなりました。
竜門山は雪解けが進んで雪庇が落ちていたようなので、最後は結構な急斜面ですがそのまま直登しました。
竜門小屋でこの日先行して歩いていて、この日は竜門小屋に泊まる管理人さんと少しお話をしてから狐穴小屋に向かいました。

竜門小屋からしばらく歩くと幅の狭いトラバース道が続くのですが、そのことをすっかり忘れていて少し藪から離れたところを歩いていたところクラックに落ちてしまいました。
ほぼ平坦な地形で近くには全くひび割れがなかったので油断していたようです。
何とか脱出するもその際にスノーシューを片方落としてしまったので、アイゼンを装着して雪を落として固めながら回収して随分時間がかかってしまいました。
手足に擦り傷ができたくらいで済んだので本当に運が良かったのでしょう。
翌日ここを通って狐穴小屋を訪れて、ちょうど以東岳から戻った自分と会った管理人さんの話では、例年だとダブルアックスでないと脱出は厳しいから運が良かったとのことでした。

その後狐穴小屋までの道は夏道がかなり出ていますが、一部出ていないところは踏み抜きが厳しくて本当に歩きにくかったです。
時間も日没ぎりぎりでしたが、おかげで夕日を眺めながら歩くことができました。

翌日は、以東岳を夜明け前に出発して目指しますが、いきなりルートミスして落とし物までして探す羽目になってしまい、大幅に時間をロスしてしまいました。
登山道はやはり概ね露出しているので、時々思いっきり踏み抜いて少し動けなくなるほかは特に問題ありませんでした。
以東岳山頂からは素晴らしい景色が広がっていて、化穴山方面のまだ真っ白な山々と大鳥池、そして何より大朝日岳まで続く雄大な縦走路が本当に素晴らしかったです。

以東岳下山後は、竜門小屋から狐穴小屋に訪れていた管理人さんとしばしお話をして、片付けをしたら大朝日小屋を目指します。
景色は素晴らしかったのですが、体力はやはり戻らずかなりゆっくりなペースで歩いて行きました。
管理人さんのお話しの通り、竜門山から大朝日岳にかけては尾根が広い分落ちる雪庇が少なくて歩きやすかったです。
中岳への登りがなかなかの急登ですが、ここを登り切ってトラバースしていくと正面に大朝日岳が見えて、小屋までもう一息となります。

大朝日小屋は入口の雪をどければ１階から入れそうでしたので、スコップで雪を除去して１階から入らせてもらうことにしました。
中は前日の狐穴小屋同様にきれいになっていて、本当に快適に過ごせました。
急いで水を作ったら夕陽を見に大朝日岳に登って２日目を締めくくることができました。
この日は他に３人組のパーティが泊まっていられたのですが、後で何と２月の鹿島槍で会った２人で本当に世の中は狭いものだと思いました。

最終日は御来光を眺めに再び大朝日岳に登って、片付けをしたら下山開始です。
帰路の核心になるかもしれないと思った小朝日岳ですが、朝で雪が締まっていたこともあるのでしょうが、急斜面ではあるものの比較的順調に登って行くことができました。
樹林帯を抜けると大朝日岳の絶景が広がっていて、やはり積雪期の眺めは素晴らしかったです。

その後は、小朝日岳直下の他、雪庇が迫っている箇所が所々であって、ルートとりがなかなか大変でした。
古寺山で最後の主稜線の景色を眺めた後は樹林帯へとなるのですが、雪で藪が埋まっていたので、ここから先は今まで見た景色とは別世界のようでした。
このあたりからは時々GPSを確認しながら歩いていました。

ハナヌキ峰に登り返してしばし稜線を歩きをした後、一気に下って行きます。
途中で積雪期限定の尾根道に入って行くので、こまめに位置を確認しながら下って行きました。
このルートは下部がかなりの急斜面になっていたうえに、一部地肌も露出していたので、最後は我ながらすごいところを歩いているなと思いつつ林道に合流しました。
このルートは林道が崩壊して高巻き道になっている箇所なども省けるのは大きかったです。

日暮沢小屋手前あたりから雪も緩んで足を捕られるようになり、結構しんどくなってきました。
初日と同様にこの時も疲労と暑さとの戦いとなります。
ここを歩いた方がみんな林道のことをよく書いていたのがわかりました。
林道なので一気に歩きたいところですが、こまめに休憩を取って少しずつ少しずつ歩いて行きました。
疲労困憊の中ようやく集落まで戻ってくることができました。

山の厳しさの洗礼を浴びた３日間でしたが、絶景に恵まれた中、積雪期の朝日連峰を歩くという目標が達成できて良かったです。

以東岳（いとうだけ）は、山形県鶴岡市と新潟県村上市との境にある標高1,771.4mの山である。日本二百名山の一つ。
磐梯朝日国立公園に属する朝日山地の山で、標高966mの所に大鳥池（湖）がある。

【アクセス】
主な登山コースは、山形県鶴岡市大鳥の泡滝ダムからの最短ルートと、大朝日岳からの縦走ルートがある。

以東岳・寒江山・天狗角力取山

朝日連峰周回（以東岳〜大朝日岳縦走）

ロイ

土日ともにてんくらA の週末。先週末は金曜の飲み会でダラダラしてしまったのて、泊まりでガッツリ歩きたい気分。
※余談ですが、先週日曜に吾妻山の高湯ゲート付近でフキノトウ採取してたら、クマに会いました🧸

久しぶりの飯豊本山（弥平四郎から）と迷いましたが、今年の目標にしていた袖朝日岳に決定。強者は針生平からヤブ漕ぎしますが、私はより無難に主稜線からピストンで計画。それでもこの時期は根子集落からスタートなので、自分的には結構なチャレンジです😅

【1日目】
まずは日暮沢小屋まで林道歩き6.3ｋｍだけど、まだ元気なので問題なし😆
林道終点手前まで歩いて、斜面に取り付く。午前中は凍みていたので、小朝日岳まではアイゼンで歩けた。
12時半頃に小朝日に到着したので、今日の目的地の大朝日小屋まで行けるのは間違いない。戻るのも地獄なので、とりあえずホッとした😄

日没まで時間あるし、疲れを感じたのでゆっくり歩く。雪が緩んできたので、小朝日の急斜面を降りたところでスノーシューに換装。

疲れ切って小屋に到着し、寝袋とマットを出して1時間ほど昼寝。先日の麦草岳避難小屋が寒すぎたので、暖かくて気持ちよくて、とっても幸せな気分になれた😆

5時過ぎに外に出ると、いつの間にガスってるし😂
何度も登ってるし、大朝日岳に行くのをやめようかと思いましたが、小屋から近いのでダメ元で山頂へ。幸いにも時々ガスが抜けて、まずまずの景色が見れました👍

小屋に戻っても、疲れすぎてなのか食欲が全くなく、さけるチーズ1本と日本酒２合を飲んで就寝🌛

【2日目】
目覚めると、まぁまぁ体調回復。昨晩食べるはずだったオニギリ雑炊を作ってエネルギー補給。
外に出ると、風はあるものの気温が高くて寒くない👌
まずはアイゼンで西朝日岳を目指す。東の地平線に雲があり、モルゲンは不発😓でも太陽が低めの雲の上に出てからは素晴らしい景色を楽しみながら歩けた✨

西朝日にザックをデポし、いざ袖朝日へ。アイゼンで歩きだすも踏み抜くので、戻ってスノーシューに換装。

念願だった西朝日～袖朝日の稜線は最高でした。見たことがなかった角度からの朝日主稜線の景色と巨大な雪庇。ほぼ平行に走っている相模山〜大上戸山の稜線と、その奥の以東岳や化穴山。頑張ってやって来た甲斐がありました😃

その後もスノーシューで歩き、下の方で夏道が出るとスノーシューを外して歩く。日暮沢小屋付近で再びスノーシューを付けて、根子まで。帰りの林道はやっぱり長くて、大変でした💦

【総括】
アーベント、モルゲンは不発でしたが、ほぼ青空の時間帯を歩けてラッキーでした🎵

清太岩山

このランドマークを通る活動日記

日暮沢避難小屋〜竜門山〜以東岳往復

大朝日岳

朝日連峰・ONE DAY ASAHI

残雪の朝日連峰🏔️

清太岩山・ユーフン山・竜門山・西朝日岳・中岳・大朝日岳・小朝日岳・古寺山・ハナヌキ峰

残雪の朝日連峰・朝日岳＋以東岳❄

朝日連峰周回（以東岳〜大朝日岳縦走）

☆大朝日岳周回＋念願の袖朝日岳へ✨

このランドマーク付近の写真

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.css-1pla16{-webkit-transition:opacity 0.1s ease-in;transition:opacity 0.1s ease-in;color:#cf0010;-webkit-text-decoration:none;text-decoration:none;color:#000;}.css-1pla16:hover{opacity:0.7;}.css-1pla16[disabled]{opacity:1;}日暮沢避難小屋〜竜門山〜以東岳往復

大朝日岳

朝日連峰・ONE DAY ASAHI

残雪の朝日連峰🏔️

清太岩山・ユーフン山・竜門山・西朝日岳・中岳・大朝日岳・小朝日岳・古寺山・ハナヌキ峰

残雪の朝日連峰・朝日岳＋以東岳❄

朝日連峰周回（以東岳〜大朝日岳縦走）

☆大朝日岳周回＋念願の袖朝日岳へ✨

清太岩山

日暮沢避難小屋〜竜門山〜以東岳往復