トレイルランニング

まず最初に、
当初は、高島トレイルを二つに分けて、二日間で走破する予定でした。
結果を先に書くと、力不足などなどで大幅に予定を変更し、完踏はしていません。
でもせっかく部分的に歩いたり走ったりしたので、アクセス方法などちょっとは役に立ちそうな情報だけでも載せることにしました。

これはもう10年くらい前から考えていたことで、どうやって現地まで行って、どういうルートで走って、どうやって帰ってこようかとずっと悩んでいました。
二日間に分ける必要はないんじゃない？って人もいるとは思うんだけど、夏至頃だとしても暗い時間帯にはなるので、怖いしきっと迷うし、なにより初めてのトレイルで真っ暗って勿体ない。
真ん中くらいでどこかで泊まって、二日間に分けるほうがきっと楽しめる。

朽木のグリーンパーク辺りで泊まるか。。。いや、他にもどこかに。。。と、これまでずっとうだうだ考えていたんだけど、去年からやっと少しホワイトに近づけて第2第4の土曜が休みになったのもあって、ちょっと真剣に考えてみました。

2日間で走破ということで、高島トレイル80kmの真ん中のポイントは、水坂峠になる。
その辺りに宿はない。
でもバス停があった。
そこからバスに乗って行ける宿は、熊川宿か近江今津。
熊川宿ならバスに乗らなくても走って行けるから、なるべくこっちが良いなあと思っていたけど、空きがなし。
じゃあ近江今津。
こちらは、駅に近いところやその他にそこそこある。

次、ルート。
福井県敦賀市の愛発越からスタートするか、滋賀県高島市朽木の桑原橋からスタートするか。
なんとなく、遠くからスタートして敦賀に戻ってくるほうが良さそうな気がして、桑原橋をスタート地点とする。

あとはスタート地点までの移動。
敦賀から桑原橋までは電車とバスになる。
まずは電車で敦賀駅から安曇川駅まで。
そこからバスで朽木まで。
もういっちょ、もう一回バスで朽木から桑原橋まで。
待ち時間も含めて、約3時間半。。。
なるべく早い時間帯から行動したいけど、こればっかりはどうにもならない。

逆に、愛発越からスタートするとなると、マキノ駅まで電車に乗り、そこからバスで国境のスキー場まで。
当たり前だけど、だいぶ早い。
だけどこれだと、2日目の終わりに自宅まで帰るときの不安がずっと残る。
ヘトヘトで途中でエスケープしたとしても、山深い場所過ぎて、ヒッチハイクで最寄りの駅まで行かないといけない。たぶん。
これが逆だったら、マキノ高原でエスケープしたり、黒河峠で敦賀に向けて走って帰ったりできる。
精神衛生上、こっちのが良い。

ということで、ルート、現地までの移動、中間地点の宿をクリア。
2日目スタートは、初日の宿までのバスの反対向きに乗って水坂峠からスタートして、高島トレイル楽しんで、国境スキー場バス停からマキノ駅、マキノ駅から敦賀駅でいいんじゃない？
1日目の補給食などなどは、安曇川でバスを待つ時間にコンビニで買えばいいし、2日目は駅の近くだからなんかあるだろう。
おおー、なんかそれなりにまとまって、ウキウキしてきた。
ここまで決まったら、なんかもう8割くらい終わった気がした。

個人的に、高島トレイルはアクセスしにくいと思っていて、そう思ってる人も他にいるかもなので（忘れやすい自分の為にも）詳細を書いておきます。

■ 1日目朝
電車：敦賀駅（始発5:57）→安曇川駅（6:49）￥680
（駅前のセブンで食料など調達）
バス：安曇川駅（7:39）→朽木支所前（8:12）￥770
バス：朽木支所前（8:30）→桑原橋（9:16）￥220
■ 1日目夕方
バス：保坂（18:33、他）→近江今津駅（18:53、他）￥620

■ 2日目朝
バス：近江今津駅（始発7:05）→保坂（7:25）￥620
■ 2日目夕方
バス：国境（最終17:23）→マキノ駅（17:47）￥220
電車：マキノ駅（17:50、他）→敦賀駅（18:47、他）￥510

URL：https://www.jorudan.co.jp/norikae/（JRなど）
URL：https://www.city.takashima.lg.jp/kurashi_tetsuzuki/doro_kotsu_chushajo_churinjo/5509.html
（ダウンロード：安曇川地域 朽木線、朽木地域 針畑線、今津地域 若江線、マキノ地域 国境線）

※ 2024年4月13日時点での時刻と料金です。
※ 1日目のバスの乗り継ぎで、最初のバスの終点「朽木学校前」まで行ったほうが楽じゃない？と思われるかもしれませんが、次のバスは朽木支所前から発車することになっていて、しかも、マイクロでもないハイエースのような小さなバスなので、席の確保という点で支所前で乗り継ぐことをお勧めします。きれいな待合所とトイレもあるし、すぐ横に安い値段の自販機もあります。

さて、ここまでこんなに長く書いてきて、まだ出発してもいません。。。

早起きして順調に乗り継ぎ、桑原橋に到着。
ハイエースには10人くらい乗っていたけど、下りたのは一人。
高島トレイル終点（というか、今回は起点）にあるすごくきれいなトイレに寄り、さあ始まったーとスタートです。
でも、順調すぎてホッとしたらお腹が減りました。
安曇川で買ったおにぎりを食べながらこっちかなあっちかな、と進んで行くと、普通こんなとこ歩かさないやろ、ってとこに進んでしまって、最初からやり直しです。
事前にダウンロードした高島トレイルのGPXをジオグラフィックで表示しながら再出発。
ロストマンにこれは分からんわーとか思いました。

気温が高くなる予報だったけど、もしかしてガサゴソと分け入るところもあるかもだし、今年はマダニが多いとの話もあったので、長袖長ズボンです。
シューズはローカットなので、カサカサに乾いた落ち葉やらがガンガン入ってきます。
食料水分着替え充電ケーブルやライトなどなどが入ったザックは重い。
早く移動するには条件が悪いけど、でも初めての山はやっぱり面白い。

急登が終わり、だだっ広いところに出ると、なんかいよいよ高島トレイルって感じが始まりました。
景色が良く、僕でも知ってる有名な花が咲き始めていて、とにかく山歩きが楽しい。
事前にもっと勉強して、歴史とか見晴らしの良いところからは何が見えてるのかとか知っておくともっと楽しめるんだろう。
でも、のんびり歩いていたらさすがに40kmは進めないので、似たような景色で走れるところはちょこちょこ走り。
写真撮って、ルート確認して、時々マダニチェックして、予想よりテープがなくて右往左往して、あー荷物重いと悪態付きながらひたすらアップダウンを繰り返す。

意外と距離が増えていかない時計を見て、ちょっと焦り出す。
なるべく早く進みたいけど、暑いし重いし。
水坂峠まで行けるかな、ダメだったらどうしよう、桜峠で終わるか、とか考えて進む。
そうこうしているうちに、次のポイントが全く見つからない事態に。
林道に出て、地蔵峠を探すんだけど、どこにもない。
林道に下りたらあかんのかと思い登り返すが、ルートからどんどん離れていく。
川に下りるんか？と進むと、微妙に違って泣きそうになる。
最初と違う方向に進むと封鎖してあるゲートに出た。
あ、ゲートの奥にポイントがあった。。。

てな感じで、たくさんの山頂や立て札でいちいち方向間違えて進んで戻る、を繰り返す。
14時、15時、16時、どんどん時間が進んで行き、でも距離は増えず。
これ、宿に連絡しないとまずいな、と思い始めたところで、舗装された林道に出た。
地図を見ると、どっちに進んでも国道367号までは遠い。
現在地点から国道までの距離は分からないけど、バス停までの距離が近いほうを選んだ。
途中、湧き水もあるみたいだし。
でも、どうせ時間をかけて林道を下るなら、山に入って下って行っても良いかもしれない、うーん、どうしようどうしよう、うーん、ってしばらく悩み、よし、山は止めよう、まだ明るいうちに集落まで出て宿に電話しよう、と決断。

バス停まで出たところで、時間に間に合うか分からないけれど、とにかく進むしかない。
頑張って走って途中でバテバテになっても仕方ないので、ぼちぼちペースで走る。
集落が見えてきた。
バス停もあるみたいだったが、バスは来ないバス停だったｗ
しばらく集落を進むと湧き水があった。
これで水分の心配をせずに済むと嬉しくなって、ソーヤーミニ使ってがんがん飲んだ。
宿に遅れることの連絡をして、またバス停まで走る。
国道に出てからしばらく上り坂。
そして下り坂。
バス停まで登り返しありませんよーにと祈りながらぼちぼち走り、18時33分発のバスまで、あと20分、あと15分、あと、、、とカウントダウンしながら、早く目印の集落出てこないかなーと淡々と進み、やっと集落。
グーグルマップで「周辺のバス停」を検索し、すぐ近くにあることを確認。
国道303号に出て、近くにあるバス停を発見。
時刻、18時27分。
間に合ったー！

ヘトヘトでバスを待っていると、時間になってもバスが来ない。
どんどん暗くなっていく。
3分、5分、、、あれ、、、7分、、、8分、あかん、書いてある番号に電話しよう、と思ってスマホ取り出したらバスが来た。
あの頑張りはなんやったんや、ってなって、バスに乗って、うなだれて、駅に到着。
駅から宿までまた走り、遅くなったお詫びをしてチェックイン。

初日、トレイルを歩いてみて思ったのは、高島トレイルの黄色リボンには設置にムラがあって、あるところにはたくさんあるけれど、ないところには全然ない。
枝道のようなものも多く、その都度、確認しないと間違えてしまう。
stravaでは累積標高1200ちょいってなってるけど、とんでもない、急登のアップダウンも多くて敦賀で鉄塔巡視路の縦走してるみたいな感じ。階段じゃないだけマシかもしれない。

これ、急ぐからダメなんだと思った。
急がば回れで、ガイドブックかなにかで次の目的地まで一つずつ確認してクリアしていく感じにするほうが結局早くなる。
注意点とか書かれた紙地図も持っていたんだけど、いざとなったら使おうと思っていただけで実際には使わなかった。
いつでもすぐに確認できるように、自分なりに整えておいてささっと見て、ささっと仕舞って、ていう仕組みを作るのが大事だと思う。
そんなことが自分に出来るのかは分からないけれど。。。

あと、まああんまり関係ないんだけど、今回の山行では3人としかすれ違わなかった。
ソロ男性1人、ソロ女性2人。
あの人たちはどこからどこへ行ったのだろう。
僕が知らないだけで、エスケープルートいっぱいあって、少しずつ楽しめるようになってるんだろうか。

からの、お風呂がすんごく気持ち良くて、ご飯もめっちゃ美味しくて、ビールも最高でした。
でも疲れた。
一日目、おしまい。

高島トレイル（たかしまとれいる）は、福井県境嶺南と滋賀県高島市の分水嶺に連なる尾根を結ぶ登山道である。福井県と滋賀県より直接山頂へ通じる登山道を始め尾根伝をトレイルランニングやトレッキングで縦走できる。

【範囲】
愛発越から三国岳まで

高島トレイル その2

滋賀

京都

福井

高島トレイル（桑原橋～横谷峠）＋保坂バス停まで

ほきいぬ

登山

２年前に歩いた前半に続き、今回は後半を歩いてきました。

２日目のログはおかしいですが
テン場 15時くらい着
３日目スタート５時半くらい

３日間色々な景色を見ることができました(^^)

行き  JR近江今津駅からバスで保坂下車スタート地点水坂峠まで歩いて30分
帰り  桑原橋からバスで道の駅くつき新本陣
バスを乗り継ぎ安曇川駅へ

温泉は道の駅への送迎バスで くつき温泉てんくうへ



高島トレイル後半  水坂峠～桑原橋

aloha🌴

高島トレイルをつなぎに、一番マイナー？な三国岳周辺へ。自転車デポして縦走しました。紅葉真っ盛りで、特に地蔵峠から三国峠、下山口の辺りのブナや紅葉は見事、いい山でした。暑くて後半バテました。

三国岳・三国峠（三国岳）

ゆーいっちゃん

ハイキング

天気はずっと晴れ。
風も少なく気温は１４～２０度で推移。
厚着してたのは歩き出し１、２時間位。長袖ベースレイヤーのみでも少し暑い。

行動着
・イオン あみあみ
・ミレー クータイIIウールジップ ロングスリーブ
・ワークマン ウールタイツ
・山と道 DW５ポケットパンツ
・mont-bel WIC.サポーテック トレッキングソックス
・サロモン CROSS HIKE 2 MID
・mont-bel クロスランナー ジャケット

夜のテント内の気温は約１５度。
・3FULGEAR ランシャン１外幕のみ
・タイベックシルバー
・ニーモ スイッチバック
・aliexpressで購入したエスケープビビィ
・STATIC アドリフト ライナー
・mont-bel ダウンスリーピングラップ#5
・CMF OCTA SPATS
・mont-bel U.L.サーマラップ ジャケット
靴下なしでもよく眠れた。

前半に比べると展望はあまりない。
ブナの並木道のような稜線を歩くのがなかなかよかった。
並木道をずっと歩いていたかったのだけれどアップダウンが散見され、歩くことを楽しむには体力必要。
ナベクボ峠と三国岳の水場の場所は未確認。
帰りのバスの時間を勘違いしていたため3時間待ちとなる。ただ待つのもなんなので歩く。こうやって歩くことができたから良しとすることにする。
バス停に着き待つこと30分。気温がテントを出た時と同じでじっとしているから寒かった。


高島トレイル２

和田ギジ

【中央分水嶺・高島トレイル概要】（HPより）
全長	80km
始点	高島市マキノ町愛発越（あらちごえ）
終点	高島市朽木三国岳
最高峰	三重嶽（さんじょうがだけ）974.1m
最低地点	水坂峠（みさかとうげ）280m

【日程】
前半戦：2023.5.3～5.4　愛発越～水坂峠
後半戦：2023.10.14～10.15　水坂峠～桑原橋
２泊４日にて踏破。

【ヤマップより集計】
歩いた距離：82.4ｋｍ
↗のぼり：6454ｍ
↘くだり：6429ｍ
消費カロリー：13018kcal

______________________

なかなか行けない高島トレイル。
予報では１４日の１６時ごろからの雨が、明け方４時まで降り続く。
１４日は雨が降り出す時間までに、木地山峠で水を補給、出来ればおにゅう峠まで進んで幕を張る。
ちなみに高島トレイルは常識さえ守れば、どこの登山道脇でテントを張っても良い。

後半戦のルートはほぼ樹林帯の中で、眺望はほとんど無く道は登り返しの連続で過酷。
でも、俺は眺望の無いルートを延々と歩くのに慣れてる。
何故かは知らんけどw


では、状況を。
出来るだけ簡潔に状況を書く努力はする。自信はない。


ザックの重量は１８．６キロ。
まだまだ重いと思うが、前半戦よりはだいぶ軽量化出来てるはず。

５時半頃に水坂峠着。
深夜にも関わらずマダム様が峠まで車で送ってくれた。感謝。
夜明け前、光量の多いおっぱいライトを装備して、二ノ谷山を目指す。

二ノ谷山通過。
そして、登らせておいてからのまさかの下山。
国道３６７号線を歩かせる鬼畜仕様だ。
誰やルート考えたのｗ

行者山に取り付く。
本格的な後半戦はここから始まる。
行者山へのルートは、関電が鉄塔の工事をしてた。
俺は知らなかったんだが、ここ通行止めだったらしい。
そこで一人で作業してた監督さんに通っても良いか？と聞くと、快諾されたｗ
有吉弘行さん似の監督さん。
軌道の下をくぐる時に、俺のザックを支えてくれたんだが、「めっちゃ一杯入ってる」とぼそっと言われたｗ
あほー、ザックはパンパンなのがかっこええんじゃ。

横谷峠を通過し、駒ヶ岳へ。
途中から福井県境ラインに乗る。
ここは凄く良い登山道。
またいつか歩きたい。

ここまで順調。
調子に乗って横谷峠のアスファルトに座り、行動食をバリボリやってしまう。
これが後で地獄を見ることになる。

与助谷山へ。
ここでおっさんハイカー1人と出会う。
俺のザックを見てスルーハイクですかと始まり、しばらく情報交換。
主に俺が貰ってただけだが。

・木地山峠に水は出てないかも知れない。
・木地山峠ら辺は、３時ごろから雨が降り出す予報だったよ。

まじか。
雨が降り出すのが予定より１時間早くなってる。
木地山に水が出てなかったら他を探さなあかん。
前半戦では水の補給に失敗して、２日目に地獄を見ることになった。
あれは本当に辛かった。

おっさんに別れを告げ、桜谷山通過。
空気がひんやりとしてきた。
雨が近いか。


水の補給予定地の木地山峠に。
標識が倒れていたので思わず直す。
道具が無いのでなんとか立てただけ、ごめん。
木地山峠の水は、東側に距離で２００メートル行ったところに沢がある。
水を汲みに東に降ると、途中で親子ハイカー２人と出会い挨拶をする。
なんとこの２人、道に迷ってた。
学生らしい息子さんが、スマホでポチポチとルート探してるんだが、まさかのグーグルマップ。
電波無いと使えんだろそれ。
使えてもグーグルマップに登山道書いてないやろ。

俺も一緒に下山するんだと思って喜ぶお父さん。
だが、俺は水を汲みに来ただけ。
隣で息子さんが「あの人スルーハイクの人だよ」とお父さんに教えてた。

見捨てるわけにもいかず、エスケープルートまで親子を案内する。
降れば木地山バス停に出れるはずと伝えた。
別れ際、二人に「お気をつけて！」と言われる。
ありがとう(^▽^)/
だが、気をつけるのは君たちだ。

木地山峠で予定通り水の補給はできた。
結構な水量。
だが、時間が計画より大分過ぎる。
雨が降りだす予報の３時前だ。
このまま進むと百里が岳に登ってる途中で雨になる。
安全策を取り、木地山峠で幕を張った。


身体を拭き、着替えて飯を食う。
献立は、鯖街道にちなんで焼きサバカレー。
結構美味い！カレーは何にでも合うよな。
だがまだ、雨は降らない。

ワンカップ焼酎の蓋を開け、マダム様にライン。
テント外に出てウロウロ探すと、アンテナがかろうじて１本立つ。
だが、雨は降らない。

天気をチェックしようとするが、Webを表示するには電波強度が無い。
登山前に見た天気予報を信じるしか。
山の天気の読み方勉強しなきゃな。

降り出したのは６時過ぎ。予報は当たらず。
三時間あったらおにゅう峠まで行けただろうに。
これが２日目の行程にかなり影を落とした。

２日目。

３時に目が覚める。
それもスマホのアラームで目が覚めた。
７時頃寝たはずやのに、ずっと熟睡してたらしい。
思ってたよりも疲れてたかな。

外は豪雨。
テントにたたきつける雨音がけたたましい。
４時には止むって書いてたやん。
電波が無いので最新の予報のチェックは出来ず、なんだかもどかしい。
装備をまとめてテントの中、４時半まで雨の様子をみる。
やむ気配はないか。
これ以上計画を遅らせられないと腹をくくった。

レインスーツを着て、豪雨の中テントを撤収。
暗闇の中、おっぱいライトを装備して雨の中を歩きだす。
雨に濡れたテントがずっしりと重い。
周りの状況が全く見えないので、左手にスマホを持って歩いた。
今度はジップロックの中に入れてある。
栃ノ木峠の失敗はしない。

百里が岳への登山中に、トレポを一本無くしてしまう。
右手に２本持ってたはずが、どこかで落としたようだ。
この暗闇の中で探しようも無く、どこで落としたのかもわからない。
トレポをあきらめて先に進む。

そしてまたもアクシデント。
今度はライトが消えてしまった。
充電はテントの中で一杯にしてあったので、電池不足じゃない。
中に雨が入ってショート？何をやっても点灯しない。
ヘッデンにすりゃ良かったなと後悔しても時すでにお寿司。

真っ暗闇で光を失ってしまった。
進めず引けず。
動いたらろくな事にならんやろう。
選んだ選択肢は、その場で夜が明けるのをじっと待つ事。

山の奥深く。
周りが見えない闇の中でじっと雨に打たれる。
もっと美味いもん喰っとけば良かったと思わず笑った。

周囲がかすかに明るくなり始め、これなら歩けるとYAMAP再開。
百里ヶ岳を踏む。
ここの山頂は良い。
愛されてる。

根來坂峠に向かう。
ここで計画の1時間半遅れ。
何故、時間をそんなに気にするかと言うと、高島トレイルはバスの時間に支配されてるから。

根来坂峠で、貴重な水と時間を使って飯を食った。
まだ、先は長い。
このタイミングが有効な選択だったのかは今でもわからん。

おにゅう峠着。
福井県と滋賀県の県境最西端に到着した。
最南端と言うのか？
どうでもええか、そんなもん。
百里ヶ岳～おにゅう峠の眺望と道は素晴らしかった。
マダム様にも見せたいが、きっと嫌がるやろな。

おにゅう峠を発ち、ナベクボ峠へ。
道は険しく眺望に変化は無い樹林帯。
本当に凄く長い距離に感じる。
修行区間やね。

ナベクボ峠を越え、三国峠を通過。
ここから一気に道は急降下し、林道に出る。
ここら辺はブナの原始林との看板。紅葉姿みたいもんだ。

地蔵峠までは林道で歩きやすいが、延々と登る。
体力とメンタルの消費が半端なく、景色を見る余裕も無くなってくる。

地蔵峠通過。
って、地蔵様いないんかーい！
名前からお地蔵様がズラッと並んでるのかと思ってた。
最後の手持ちの食料をそこで消費する。
もう、水しか持ってない。

地蔵峠からの急登をエッチラオッチラ、岩谷峠を目指す。
この区間もえらく長い。
細かい登り返しの繰り返しで、正直進んでる気がしなかった。
YAMAPのペース表示が100％を越えなくなってくる。
とうとうガス欠か。
突然、雨が降りだし慌ててレインスーツを着て、ザックカバーを装備する。
泣きっ面に嫁とはこの事。

この時考えてたのは、「飴ちゃん食べたい」
甘いものを身体が要求してたんだろうね。
誰かに会ったら「飴ちゃんあったら一個貰えませんか？」と必ず聞こう。
そう思ってた。

ほぼ満身創痍で岩谷峠通過。
ここら辺は大樹の宝庫で、控えめに言って禍々しい木々が目白押し。
古木マニアは歩いて見てください。

三国岳を目指す。
やはりペースは上がらない。
帰りはタクシー呼んで帰ればええやん！ゆっくり行こうや。
と、自分の心を少し軽くしてあげた。
この頃には立ち止まって休憩が多くなる。
びっくりしたのは、登山道に座ってる時に知らずに寝てた事。
ほんの数分間やろが、俺は何処ででも寝れるのか。
とにかく眠くて仕方がなかった区間。

三国岳分岐に到着。
ザックをデポする。
後半戦最高峰を踏む。
重いザックを担いでないせいで、真っ直ぐに歩けない(笑)
三国岳を降りる。
気温が低いせいで喉は乾かんのやが、腹に何か入れたかった。
最後の水を飲み干した。

丹波越に向かう。
きつい登り返しが続くが、降り勾配なのでメンタル的に楽になる。

丹波越通過。
後は、桑原橋に向けて一気に降るだけや。
身体がふらつくから、一気には降れんかった。
ペース上昇詐欺ができんやんか。

桑原橋到着。
やってやった！な達成感は実感できず。
「やっと終わった」
その感情しかありませんでした。

高島トレイルセクションハイク全完了。
カッコ良くスルーハイクしてドヤッて言いたいが、今の俺にはこれが精一杯。

高島トレイルでは、山に限らないとても多くの事を学べました。

ありがとうございました。

【高島トレイル】【後半】【福井県境】二の谷山・行者山・駒ヶ岳・与助谷山・桜谷山・百里ヶ岳・三国峠（三国岳）・三国岳

うめわた

天候は曇り☁️
涼しくて、ハイキング日和。
アップダウンが多く、めっちゃしんどかった。
バスを待っている時に雨がパラパラ降ってきた。

百里ヶ岳（ひゃくりがだけ）は、滋賀県高島市と福井県小浜市の境に所在する標高931.3mの山。

百里ヶ岳・三国岳

三国峠（三国岳）・三国岳

もりぞう森口

（バックパックとウエイト）
•HMG ELEVATE22
•パックウエイト8,200g （水2,300g、食糧1,520g）
一番重い初日は快適。day2•3は行動時間7時間超くらいから少し痛むが、許容範囲。

（行動時の装備）
•patagonia クールトレイルSSシャツ
•éclipse Sun Products Sun Sleeves
•patagonia バギーズショーツ
•ALTRA ローンピーク6
•FIZAN TREKKING COMPACT FRELIGHT model ×2
汗が乾く暇がなく快適とは言い難い。
ダニやヒルが多いと聞いたのでアームカバーを導入。

（キャンプ地と就寝時の装備）
•day1 抜土• 草地•20℃くらい
•day2 P693周辺•草地•21℃くらい
•HMG MID 1
•タイベックシルバー
•山と道 UL PAD 15
•OMM コアライナー
•patagonia バギーズショーツ
テント指定地のない高島トレイル。
day1は抜土、day2は横谷峠で計画していたが、day2横谷峠はペグの刺さる地面が見つからず先に進み、比較的平坦なP693周辺で野営。
ワイルドな環境での緊張か、寝る前に飲んだウイスキーのせいか、2日とも眠りは浅い。睡眠スコアは48•28。
耳栓にはおそらくかなり助けられた。

（その他の感想）
•挑戦的な山行がしたく、近場の高島トレイルでスルーハイクを計画。
•日中の気温が30℃を超える中、樹林帯がメインの高島トレイルを歩き続ける。藪漕ぎや直登なども多い。ソロでは二度とやりたくないくらいのキツさ。
•水場情報は公式マップや先人の日記でチェックしていたが、ルートから外れる谷などが多く、水汲みの往復にも結構な体力が必要。10km以上水場がない区間もある中、水場でのみ飲み放題になるのが最高に嬉しい。一度に運搬できる量を2.2Lにしたのは少なかったかも。

高島トレイル その1

高島トレイル 3days

カワモト

先週、白倉岳に登った時、高島トレイルの新しそうな案内がありました。
そういえば、高島トレイルは延伸したんだっけ。いや、もともとのトレイルも歩いてないところがまだまだあるなと思い立ち、トレイル最終区間を歩いてみました。

どう歩くのがいいのか、チャリの移動が楽な方法を考え、三国峠の登山口近くの駐車場にクルマを置き、桑原橋までチャリで下って、トレイルを逆向きに歩くのがよさそうです。

桑原橋から登っていきますが、スギの植林地では、やはり梅雨時、ヒルがいました。でも今回は、ダニ除けディートをたっぷりスプレーし、スパッツもつけ、防御しました。見つけた時も、登ってくる気配なし。やっぱ、効きますね。
また、三国岳で昼としていると、どこからともなく、親ダニが。振り払いました。
食後、またスプレーを追加してふりかけ、防御しました。

そういう嫌なヤツはいましたが、道中は、自然林の中を歩き、緑を満喫しました。見晴らしはほとんどありませんが、たまに現れる、大きな杉が面白かったです。
また頑張って、トレイル踏破してみたいな。いつになることかと思いますが・・・ 

高島トレイル、三国岳から地蔵峠をつなぐ

よねじ

岩谷峠

【注意情報】
京都大学芦生研究林は、一般の方の入林を規制しています。
入林を希望される場合は申請が必要です。
詳しくはこちらをご覧ください。
https://fserc.kyoto-u.ac.jp/wp/ashiu/use/#visit


三国岳（みくにだけ/さんごくだけ）は、滋賀県高島市・京都府南丹市・京都市にまたがる山である。「三国」は旧制の国（近江国・丹波国・山城国）の国境の交点に位置することによる。

なお、この山の北北西約5kmの福井県、滋賀県、京都府の三県境には同名の三国岳776mがある。これらは共に由良川および南川、安曇川の源流域にある山である。これらの山の間にはかつて鯖街道と呼ばれる内の一つの街道の三国峠があった。

京都府側が2016年（平成28年）3月25日に京都丹波高原国定公園に選定された。

岩谷峠

このランドマークを通る活動日記

高島トレイル（桑原橋～横谷峠）＋保坂バス停まで

高島トレイル後半水坂峠～桑原橋

三国岳・三国峠（三国岳）

高島トレイル２

【高島トレイル】【後半】【福井県境】二の谷山・行者山・駒ヶ岳・与助谷山・桜谷山・百里ヶ岳・三国峠（三国岳）・三国岳

三国峠（三国岳）・三国岳

高島トレイル 3days

高島トレイル、三国岳から地蔵峠をつなぐ

このランドマーク付近の写真

.css-160wd8i{width:60px;height:60px;}岩谷峠

.css-1pla16{-webkit-transition:opacity 0.1s ease-in;transition:opacity 0.1s ease-in;color:#cf0010;-webkit-text-decoration:none;text-decoration:none;color:#000;}.css-1pla16:hover{opacity:0.7;}.css-1pla16[disabled]{opacity:1;}高島トレイル（桑原橋～横谷峠）＋保坂バス停まで

高島トレイル後半 水坂峠～桑原橋

三国岳・三国峠（三国岳）

高島トレイル２

【高島トレイル】【後半】【福井県境】二の谷山・行者山・駒ヶ岳・与助谷山・桜谷山・百里ヶ岳・三国峠（三国岳）・三国岳

三国峠（三国岳）・三国岳

高島トレイル 3days

高島トレイル、三国岳から地蔵峠をつなぐ

岩谷峠

高島トレイル（桑原橋～横谷峠）＋保坂バス停まで

高島トレイル後半水坂峠～桑原橋