登山

常念岳（じょうねんだけ）は、飛騨山脈（北アルプス）南部の常念山脈にある標高2,857 mの山である。山体すべてが長野県に属し、松本市と安曇野市にまたがる。常念山脈の主峰。日本百名山のひとつ。

常念岳・大天井岳・燕岳

長野

蝶ヶ岳・蝶槍・常念岳・東天井岳

村山　圭一郎

ウォーキング

ゴールデンウィーク後半、残雪期の蝶ヶ岳～常念岳の縦走に行ってきました。

今回はかなり修行風味強めな山行となりました。

蝶ヶ岳に急登とか地図に書いてあったのは見ていたもののあまり大して深くも考えず、遠足気分で行ったらまぁドえらい目に。
しんど過ぎてヒーヒーでした。

水分多めでくさった雪道の急登をアイゼンつけて登り続けるしんどさといったら…シロメ。
いつ終わるともみえない樹林帯の行軍はしびれました。

途中アイゼンもチェンスパすらつけずに助けを求める男がいましたが、この雪山に何をしにきたのか完全に意味不明。

黙々と登り続けるも終わりは見えず、途中からビバークも想定し始めていたものの、何とか18時頃に稜線に到着…

やれやれあと少しで蝶ヶ岳ヒュッテだわと胸を撫で下ろすも束の間、稜線を吹き荒れる爆風に吹き飛ばされるんじゃねーかの恐怖を味わい、ハイマツの陰に隠れながら慌てバラクラバなど装着して
体制を整える。
木陰に身を潜めながら銃弾を避ける兵士の気分が少しわかりました。

まともに歩けぬ爆風の中、山小屋にヒレハラホロヒレになりながら到着したのでした。

道中、穂高の山々、ヤリおさんの絶景がすごいんだけど、もうとにかく風の凄まじさと恐怖とでそれどころじゃないというか… 写真とかまともに撮ろうという気も起きないレベルでした。

到着するや否や今度はこの爆風の中でどうやってテント張るんだ⁈問題が。
もしわたし1人で登っていたなら、間違いなく無理だったね。泣いてた。テン泊断念してた。
たとえ何とか張ったとしても、多分爆風でテントごと吹き飛ばされていた事でしょう。
死んでたかも。

18時とか、まともな場所が残っているわけもなく、イグルーもどきをちゃんとこさえて備えるみなさんを傍目に相方とテント設営開始。寒さでかじかむ指先はまともに動かないしキツかったな～

ほんと14時までにはテントサイトに到着しておかないとダメな理由を思い知るよね。
それでも相方さんが頑張ってくれたおかげで何とかテントが立ち，やっとこさの晩めし。

もう寒さで内臓が引き攣っていたところにチゲ鍋を作ってくれ息を吹き返し、疲れ切ってこりゃもう爆睡だなと思ったものの、これまた爆風がすさまじく寝られたもんじゃない。

テント飛ぶんじゃないかの恐怖の一夜。
寝てるとテントのポールが足に当たるわけ。本来 当たるはずのない垂直に立ってるものが私の足にちょんちょんちょんちょん触れるんだから。
ポールが真横にひん曲がるレベルの爆風てこと。
怖かった～
6時になり、ようやく少し風がマシになって、外に出てみればテントは壊れてるし、おもしの石は動いてるはよくぞテントくん持ち堪えてくれたな状態。

ゾッとする朝でした

気分を立て直し、2日目に突入。

常念岳へ。

これがまた何山越えたか忘れたけど、しんどかったわ～
登っては降り登っては降り…の繰り返し。おぉーぃくだるなーーこんにゃろめが！状態でした。それとアイゼンの脱いだり履いたりはホントいやになる。

蝶槍を越え、常念岳へ。

常念岳がねー これがまためちゃカッコいいのよ。
何となく北岳を思い出すような感じもありつつ、素敵な山だったわ～

けっこうこわこわな岩をひたすらよじ登る。
パッと登れそうで意外と長ーーいみちのり。
途中からはほぼほぼ雪も消え、ほぼ夏山と同じ感じでしたね。
心を無にして、ひたすら登り続けてやっとこさ常念岳に登頂。最高だったな。

そして向かう常念小屋。山頂から小屋までは約40分のコースタイム。
降りも結構大変。

テントを平和の中で張り、夜は近江牛の焼き肉やら網焼きハンバーグやらを食す。
常念小屋、山小屋の中でもかなりいい山小屋なんじゃないかと思う。
ホスピタリティも空間の良さも、清潔感も。
小屋泊してみたくなったわよ。

3日目は雪と雨の予報が出ていたため、大天井岳～燕岳の予定を変更。しっかり朝寝をして下山の途に。
残念ではあったけど仕方ない。無理は禁物。
雪の斜面を無心でくだり、無事に下山。

帰りは遊びのプロフェッショナル！な相方さんのおかげで電動サイクルを乗り繋ぎ、安曇野をサイクリングしたり、温泉に行ったり…
これまた最高でした。楽しかった。

何というか、今回の山行は、ほんと学ぶ事が多かったです。こういう時にどうするのかをちゃんと想定しておかないといけない事だらけなんだなと改めて思い知りました。

装備については段々、快適性は増してきています。さすがに2年を迎えるので。
もろもろ足らないを知りながら増強をはかっています。

今回は昨年10月白馬でテントが凍る寒さにやられたので、ポカラではどうにもならんだろうと、厳冬期用のモフモフシュラフを携えて。
ナンガやイスカのを狙っていたけど、高過ぎてポチる勇気が出なかった時、たまたま知ったタケモというブランドのシュラフ、これが激推しです。
めっちゃいい、めっちゃあったか。
価格はおさえ気味。みんなにもっと知ってもらいたい。

このシュラフなかったら今回凍え死んでたね。

まあそんなこんなで、なかなかどえらい山行でした。

相方がいてくれてこそできた味わいのある登山でした。
ありがとう。心から感謝です。

蝶ヶ岳〜常念岳 残雪期 縦走

てるみぴょん

常念岳(一ノ沢ルート(上部は雪渓直登))

まーる

山への冒涜だったと思う。
だから罰を受けたのだと。

忙しさや花粉症などのために大したトレーニングが出来ていなかった。
本当は奥穂に行きたかったが、残雪期はかなりの難易度というウワサ。

なので緩めのルートをということで常念岳、蝶ヶ岳を回る縦走ルートへ。
この計画の変更の仕方自体がナメている証拠。

あとで教えてもらった事だが、このルートはコースタイムの設定がかなり厳しいとのこと。
そんなことも知らずに、かなり色々中途半端なまま北アルプスへ突入すれば痛い目を見るのは当然。

蝶槍中腹にて、登山道でアイゼン履き替え組を避けるためにトレースを外したら大きく踏み抜き。
その際にヒザがあらぬ方向に。

脱臼か靭帯損傷か、、、。
診断はまだだが重症は確定。

「体力が足りていれば集中力が違ったのでは？」とか「筋力が足りていれば踏み抜いても止められたのでは？」とか色々考えてしまう。

そんな左ヒザをぶら下げたまま何とか蝶槍登頂後、蝶ヶ岳ヒュッテへ。
この時、丁寧に対応して頂いたスタッフの方達には感謝しかない。

その場でヘリを呼ぶことも検討したが、スタッフの方と相談の結果、次の日にゆっくりでもいいので自力で下山することに。
蝶槍からヒュッテまで歩けた事と、下山後に上高地泊予定だったのが決め手だった。

今になって考えるととんでもない決断をしたものだ。
終始降りしきる雪と雨の中、片足で下山することがあれだけ難しいとは思わなかった。

天候不良のため入山者がほとんどいない事も手伝って、たった一歩踏み外せば死ぬかもしれない恐怖と隣り合わせの３時間半はなかなかの罰だった。

登山は危険なスポーツなのだと思い知らされた。
釣りやゴルフなら誘ってくる友人たちが、誰も登山に来てくれない理由を自ら証明してしまった。

登山を辞める気はない。
まずはヒザを治し、改めて山への畏敬の念をしっかりと持ち直す意味があると知った。

罪と罰

おすぎ

残雪の北アルプス常念岳に登ってきました😃槍ヶ岳がドカーンと間近に見える常念小屋に泊まりました。スタッフさんはみんなとても親切でフレンドリー、私が知ってる中では山小屋No.1☝️この時期ならではの人の少なさがゆったりくつろげた最大の要因かなと思いました。

１日目常念乗越への雪渓を登りきるまで体力温存するためのんびりゆっくり登りました。２日目爆風予報で登頂は断念しないといけないのかなと心配していましたが、小屋のスタッフさんの🆗が出たので朝食のあと常念岳へ登り360°素晴らしい眺望を楽しみました😍
常念岳サイコー⤴️常念小屋サイコー⤴️また一つ素敵な思い出ができました☺️

⚫︎温泉公園駐車場で車中泊
⚫︎林道崩落によりマイカー規制(タクシー乗車)
⚫︎ルート  一ノ沢ルート(途中から雪渓歩き)
⚫︎登山口も小屋もケータイ電波つながらない
⚫︎帰りのタクシーは小屋で予約してもらった
⚫︎登山靴  12本アイゼン対応mont-bellアルパインクルーザー1000

常念乗越直下の雪渓を下山途中、ケガされた？登山者を救助する山岳救助隊の方々にお会いしました。それから下るとまた雪の樹林帯でも２人の救助隊員の方とすれ違い、渡渉する沢でもまた３人の救助隊の方々がおられました。下山すると救急車がやってきました。これから先お世話になることがないよう安全登山を心がけようと改めて強く思いました。

常念岳(一ノ沢ルート)

あっこ

今年のGWは、いつか歩いてみたかった蝶ヶ岳から常念岳の縦走路へ。
GW初日はのんびり観光し、温泉入って登山口で車中泊
４日に三股から蝶ヶ岳ヒュッテ泊
５日に縦走して常念小屋泊
６日に三股へ戻り、平湯温泉泊
という、恐ろしくゆっくり登山計画

１７時頃の三股駐車場は、場所選び放題。
翌朝、パラパラと雨の音。うそ～泣
しばらく車で待機し、雨が止むのを待って登山開始。
蝶ヶ岳までは、アイゼン履いてから思ってた以上に急登の連続。
酸素足りなくて目の前に黒いものが降りてきた。
ヒュッテまであと少しのところで、真っ白な雷鳥が！
すごい勢いで走り去っていった。。。
蝶ヶ岳ヒュッテに到着後、山頂へ。
あまりの爆風に、長い時間は外に出てられん。
さっさと小屋に戻り、ストーブのまわりでコーヒータイム。
小屋の中も、とにかく寒い。
ダウンの上下でちょうどいいくらい。

翌朝も引き続き爆風。
常念岳へ行こうと思ってたけど断念する人続出。
私たちも・・・小屋予約してなかったら断念するところでした。
意を決して爆風の中、常念岳目指し出発。
蝶槍でも爆風。
皆さん、ここまで来て戻って行かれる。不安だ。

先へ進むと、常念岳方面から来られる方と大勢すれ違う。
「風はキツイですか？」
「アイゼンはまだ必要ですか？」
など、何人もの方と情報交換。
最後は常念岳が目の前にドーンと現れ、カッコいいけど、、、苦しそう。
思ったとおりの激しい登り。
常念岳の山頂に到着した時は、もう感動。
風もおさまり、青空に映える雪山。最高やん。

長い休憩を経て、いよいよ常念小屋へ。
と思ったら、崖のような急坂の下に、小さく見える小屋。
え・・・これ明日登り返すの？？
絶望を感じる。
そして下っても下っても近づかない小屋。
ようやく常念小屋に到着。
宿泊者が少なくて部屋１つを２人で使えるとのこと。
やったー！
お水もお湯も自由だし、
小屋の中は暖かだし、
食事はすごく美味しいし、
女性用の洗面所とトイレあるし、
ホント、イイ！

明日の天気はどんな感じですか？と聞くと、
「朝は雪で、雨になります。」
「雪？？！！」
と、大きな声を出してしまった。

翌朝、ホントに雪が積もってる。
まさか、GWに新雪を歩くことになるとは思わなかった。
しかも吹雪いてる。厳冬期か。
おかげで、野うさぎだの、雷鳥だの、思いがけず会えたし良しとしよう。

常念岳から三股へのルートは、細い尾根道で緊張の連続。
さらに岩稜帯では、薄っすら積もった雪が滑る滑る。
小屋で一緒だった感じのいい男性２人組の足跡を必死でたどる。
樹林帯に入ると、今度は本格的な雨。
もうびしょびしょのドロドロになりながら、何とか予定どおりゴール。

後はもう温泉に入ることだけをイメージして岐阜の平湯温泉まで移動。
最後は雨と雪で大変だったけど、とっても充実したGW山旅でした。

蝶ヶ岳と常念岳ゆっくり三股サーキット

とっこ

GW、天候が不安だったけど常念岳を目指すことに。
で、どうせなら蝶ヶ岳も一緒に行きたいけど、他の健脚の皆さんみたいに三股サーキットを日帰りとか１泊では山頂でゆっくりできないし、、ということで、三股サーキットを時計回りに２泊で周回することに。
初日、下界はまずまずの天気。まめうち平までは他の方の活動記録にあるとおり、雪はなし。まめうち平でアイゼンを装着。
時間が経つにつれ、ズルズル雪に変わっていく、、もう少し早く出発すればよかったね、と後悔。
樹林帯を抜けると、強風をまともに浴びて、とにかく寒かった！！ヒュッテに着いても、寒くて外に出られず、ストーブで暖まってから山頂に向かう。
山頂も爆風で、景色を堪能することなく、早々にヒュッテに戻る。
談話室から外を眺めていると、前を通る人たちのレインウェアが風に煽られていて見るからに寒そう！！
厚めのズボンにしたけど、ダウンのズボンにしたらよかった！バラクラバも持ってくればよかった！
2日目、爆風の中、出発。蝶槍までは雪もなく歩きやすかったですが、とにかく風がきつかった！！
常念側から来られた方たちと風の状態や雪の状態をそれぞれ情報交換しながらすれ違うので、いつもより会話が多かった気がする。笑
蝶ヶ岳ヒュッテから蝶槍までは雪はなく、蝶槍から常念岳手前のピークを降りるまでは雪があり、ピーク降りてから常念岳山頂までは雪はありませんでした。
山頂から三股（前常念）・常念小屋・常念岳の分岐までは雪が残っているのでアイゼン装着。分岐から小屋までは雪はなかったです。
常念小屋は空いていたのもあったけど、ちょっとした気配りがありがたくて、本当に快適でした。食事もとても美味しくて、同じテーブルに座った人たちと楽しくおしゃべりしながら、頂きました。
神戸と東京から来ていたお兄さん、次の日お兄さんたちの踏み跡のおかげで無事に下山できました！
長崎から来ていたお兄さん、無事に蝶ヶ岳行けたかな。横浜から来ていたお兄さん、三俣股やめて一の沢にするって言うてはったけど正解です、大変でした！笑
最終日、朝から雪、雪、雪、、、風がないだけマシだけど、まるで冬山。それでも雪が舞う中、ライチョウを見つけて狂喜乱舞！雪が雨に変わって、岩も滑りやすくて、過酷な下山の中、唯一の最高の癒しでした。笑

北アルプスの絶景と、小屋の楽しみと、色々満喫できた最高の山行でした♪

※小屋の情報はコメントに記載してます。
※お手洗い情報
三俣股駐車場
　男女別、女性用は水洗洋式が２か所、トイレットペーパーあり
三俣股登山指導所
　男女別、詳細は不明
蝶ヶ岳ヒュッテ
　男女別、女性用は汲み取り洋式が４か所、トイレットペーパーあり　※外
　19:00～6:00までは屋内トイレが利用でき、男女別で女性用は汲み取り洋式が１か所、トイレットペーパーあり
常念小屋
　男女別、女性用は汲み取り洋式が４か所（今は１か所だけ利用可能）、トイレットペーパーあり
　日帰りの利用はチップ１００円

蝶ヶ岳から常念岳へ山小屋2泊でゆっくり登山

あっさー

三俣サーキット⛰️反時計回り
残雪期は常念岳からがいいのではないでしょうか🤔いずれにせよ急登⤴️笑
その上、初日の風ヤバかった😱
吹き飛ばされそうになりながら常念岳へ⛰️
常念岳直下からアイゼンで、そこまではチェンスパで登れました👍
運良く山頂でやや風収まり360℃の絶景🙌
常念小屋でお世話になり、翌日蝶ヶ岳へ⛰️
この稜線がなんとも素晴らしすぎる✨
槍穂高乗鞍御嶽までずーっと眺めながら歩ける贅沢な稜線である🥹
蝶ヶ岳ヒュッテで昼食🍛を摂り下山⤵️
最近、滑落も多いようなので、かなり慎重に下山しました🙆‍♀️

常念小屋

このランドマークを通る活動日記

蝶ヶ岳・蝶槍・常念岳・東天井岳

蝶ヶ岳〜常念岳残雪期縦走

常念岳(一ノ沢ルート(上部は雪渓直登))

罪と罰

常念岳(一ノ沢ルート)

蝶ヶ岳と常念岳ゆっくり三股サーキット

蝶ヶ岳から常念岳へ山小屋2泊でゆっくり登山

前常念岳・常念岳・蝶槍・蝶ヶ岳-2025-05-04

このランドマーク付近の写真

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蝶ヶ岳〜常念岳 残雪期 縦走

常念岳(一ノ沢ルート(上部は雪渓直登))

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前常念岳・常念岳・蝶槍・蝶ヶ岳-2025-05-04

常念小屋

蝶ヶ岳・蝶槍・常念岳・東天井岳

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