スキー

　こうがんかえる。冬の間日本で過ごしていた雁が北国へ帰って行く頃だそうだ。
　冬の間、関東で過ごしていた自分はいつ北帰行となるやら…。

　先日、「年度変わって暇になって来た」と業務連絡。久しぶりの2連休だ。時間を気にせず山歩きが出来ると仕事以上に気合が入る。

　今朝もまきばおーに丹波山村営駐車場まで送ってもらったが、駐車場は激満車。駐められず戻った方もいるようだった。
　トイレで用を済まし、小袖登山口から入る。先行者も多く、譲ってもらっているうちに何だかペースも乗って来たようで、雲取山まで一気に登った。（七ツ石山とヨモギノ頭は巻いた）
　
　本日のメインは白岩山と芋ノ木ドッケ、そこから延びる長沢背稜と天祖尾根。
　三峰山とは、妙法ヶ岳、白岩山、雲取山の三山の総称だそうで、白岩山だけがまだ未踏だった。本当は三山を縦走出来れは良いのだが、とりあえず今回は長沢背稜のついでのピークハント。
　雲取山から北側は雪も残っている所もあり、南側とは大違い。雲取山荘で山バッジを購入して、コメツガの球果がいっぱい落ちている小径を大ダワへと下りた。芋ノ木ドッケピークは後にまわし三等三角点の待つ白岩山へ。山頂は展望は無いが、フワッとオオシラビソの良い香りが漂った。
　芋ノ木ドッケピークは特に何もなく、すぐに引き返し長沢背稜をたどるが、ここでもシラビソの香り。何故だか、北上山地の青松葉山を思い出した。この背稜、ダケカンバが多く、これも昭和34年の伊勢湾台風の影響か…。小屋瀬戸ノ頭からは勾配も出始め、やせ尾根にコメツガや桧の根の絡む山径。そして長沢背稜中心の山、長沢山に着いた。長沢山の西側（芋ノ木ドッケ側）はやせ尾根、東側はゆったりした尾根とガラリと変わるので面白い。
　板小屋ノ頭と水松山（あららぎ）との鞍部を抜け、天祖山尾根に入る。梯子坂ノ頭は巻いて梯子坂ノクビレへと高度を落とす。そこからの梯子坂の登り返し、これが辛かった。何度も足を止めてやっとナギ谷ノ頭へと登った。天祖山へはもうひと踏ん張り、天祖山神社の屋根が見えた時はホッとした。
　
　三等三角点のある天祖山。天学教として明治11年に始まった新興神道の本山だったようだ。社殿の回りには、たくさんの豊作神が囲んでいる。
　そして弁当を広げビールを飲みながら休憩した。

　山頂から少し下ったところに社務所跡がある。
　（1988年の紀行文『静かな山歩きⅢ 』石井光造著、では事前連絡で社務所に泊まれると書かれていた）
　広い尾根を下って行くと細尾根となる。岩も出始め、1355mからは急勾配をジグザグに下れば朽ちた大日天神。その先に雨量計があり、そこからまた急な下り。ミツバツツジも咲いているが、花を愛でる余裕も無く急斜面を下る。場所によっては片足だけのステップもありなかなか気が抜けなかった。林道が見えた時には本当ホッとしたものだ。

　林道日原沿いはカツラやサワグルミの新芽が萌え、釣り人達も渓流に糸をたれている。日原街道に出れば、車もすり抜け、新緑の中に稲村岩が突っ立っている東日原バス停へとたどり着いた。

14:42東日原バス停発
15:08奥多摩駅着

15:28青梅線　奥多摩駅発
15:34古里駅着
　

　

　

雲取山（くもとりやま・くもとりさん）は、東京都・埼玉県・山梨県の境界にある標高2,017.13mの山。

雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山

東京

埼玉

山梨

鴻雁北　雲取山と白岩山（長沢背稜から天祖山尾根へ）

Gonjiro

登山

2023年7月30日甲斐駒ヶ岳以来の
長距離登山です。
久しぶりの長距離ということで、
両足の太股の裏から膝にかけて
共に1回ずつ
脚が攣ってしまい、
しばらく歩けませんでした。
日頃の運動不足のおかげですね！

それとやたらとヘリコプターが飛んでいるのが気になりました。

流石に奥多摩の秘境だけあって、
今回もまた誰とも合わずの登山でしたが
久しぶりの休日という事もあり、
長時間の登山でしたが、
下山後はとても充実感がありました。

そして何よりも同じ都内という事もあり、あまり渋滞に合わないというのも
良いところだと思います。

めっちゃめっちゃ久しぶりの長距離登山　天祖山・ナギ谷ノ頭・梯子坂ノ頭・水松山・ワリ谷ノ頭・滝谷の峰・酉谷山（天目山）・日向谷ノ頭・坊...

もろたろう

冬の恒例としている奥多摩避難小屋泊まり縦走。
今回はいつもと逆回りで天祖山から時計回り。
2日前に雪が降ったはずだが、日原辺りを車で走っていると、雪が少ない印象。
これは物足りないかな…と思って入山したら、全くそんな事なく、妥当に積雪していました。
…というか、思ったより積もってる？もう3月ですけど。
結果的に2日目の天目山山頂まで、1日半は誰一人とも合わず、膝丈ノントレースの雪をずっとツボ足で格闘することになりました。

※2日目ログ開始忘れたため、1日目の酉谷山避難小屋までの記録になっています。

天祖山から天目山へ

アンカ777

日原林道の法面崩落で八丁橋ゲートから奥は歩行者も通行止め！との情報を入手。     納得がいかないので、現地現物確認をしてきました。                                                                    

天祖山・日原林道～ナギ谷オキ尾根～天祖尾根～日原林道

かつ～

雪が降ったら長沢背稜に行きたいなーと2月のあたまから思っていて、でもなかなか起きられず。今朝はなんとか起きて、パッキングして、でも7時のおくたま号に間に合わず見送って、今日も無理かと思っていたら、8時にもおくたま号がいた！乗り換え無しで青梅まで、あっという間に奥多摩に着き、バスで東日原へ。予定より2時間遅いスタート、大丈夫かな。歩き始めは雪がパラついているけど、足元の雪は落ち葉の上にのってるだけでなんてことはない。天祖山まで来ると雪は降っているのに空が明るい。今日の最高峰。知らなかったけど、長沢背稜の方が低いので、思いの外下る。下りすぎて登り返し、その先は大好きなトラバース。ヘリポートのあたりでガス欠。足首くらいまでの雪に意外と手こずる。ラーメン沸かすか葛藤しつつ、暗くなってきたので気力で急ぐ。翌日はマジックアワーにぎりぎり間に合って、太陽に向かって浦山大日堂に下る。バスを待っていたら、山登りかい、福寿草が見られるって３人くらい登ってったなあ、っておっちゃんに話しかけられる。ふれあいバスの乗り心地が最高すぎて爆睡。ひさびさの秩父、イチローズモルトはやっぱり売り切れてた。

ふれあい号
浦山大日堂11:30 →西武秩父駅
（9:00 14:00 16:00 1日4本くらい）


天祖山から長沢背稜、浦山大日堂に下る

ごう1

2月5日東京に雪が降った時、奥多摩や秩父は積雪40cmとの情報があった。
昨年は雪山全然歩かなかったけど、今年はちょっと歩いてみようかと思いYAMAPヤマレコ調べてみたが全然記録がない。
丁度計画してたルートがあったので、ダメなら撤退と決めて行ってきました。
冬靴持っていないので、久しぶりにハイカットのGORE-TEX登山靴とチェンスパで行きましたが、チェンスパ団子問題に耐えきれず割とすぐに外してしまい再び付ける事はありませんでした。
日頃トレランシューズに慣れすぎていて、重し付けられてるみたいでした。
スライドした人は0人。
東日原行きのバスには私の他に4名乗っていたけど皆様どこに向かわれたのかな？

積雪後の長沢背稜一番乗りは嬉しかった😊

YAMAPプレミアム無しで久しぶりに歩きました。不便に感じたのは到着予想時刻くらいでしょうか？
ヤマレコは無料でもかなり良いのですが、到着予想時刻だけは全く当てになりません。
YAMAPの予想時刻は結構当てになる。

※雪山のペースを甘く考えていました。
雪の表面が凍り気味で固く、体力が消耗した。
（天祖山尾根の方が雪が重かった。）
ラッセルという程ではないけど、新雪を最初に歩くのは体力的には結構キツいものだと学んだ。
まさか20km 2000m程度の山行に、これ程の時間がかかり、疲れを感じるとは😣

水:1.7L（湯0.5含む）ギリギリの量だった。
一応緊急用に浄水器は持っていました。
食料:カップ麺1、ファミマもっちパン（ミート&チーズ）、ファミマクイニーアマン3個入り、ブルボン濃厚チョコブラウニー2個、キャラメル3個

新雪雪山での倍率
YAMAP0.9
ヤマレコ0.7

今回のルート概要
⚫️東日原→板小屋ノ頭
久しぶりに東日原から歩きました。林道歩きが長いですが、除雪されていて歩き易かったです。奥多摩からの車道も除雪済でマイカーでも安心。
天祖山登山口からは動物の足跡しかありませんでした。
登り始めに倒木が邪魔だった以外は特に問題なしです。
ただ、脛位まで雪があって疲れました。
おそらくタワ尾根や二軒小屋尾根等歩いた事のある尾根が見えて良かった。
⚫️板小屋ノ頭→酉谷山
言わずと知れた長沢背稜の一部。
こちらも人間が歩いた跡は無かったです。
深いところは膝上までの積雪。
真っ白だと歩いた事のある道でもわかりづらい。
酉谷山まで遠く感じた。
⚫️酉谷山→白久駅
こちらも人間が歩いた跡は無かったです。
積雪で全く道がわからないところも多く、GPS確認しながら歩きました。
膝上積雪は普通にありました。
かなり急なところもある上に岩場もあって神経使いました。
この辺り、積雪無い時もキツめなのかな？
本来なら初めて歩く人間が来るべきタイミングでは無かったと思います。
熊倉山登山口からは林道です。
白久駅まで自販機等無し。
結構大きめの温泉宿があった。

東日原→天祖山尾根→熊倉山。天祖山・ナギ谷ノ頭・梯子坂ノ頭・板小屋ノ頭・水松山・ワリ谷ノ頭・滝谷の峰・酉谷山（天目山）・小...

たっちゃん

タワ尾根→ウトウの頭→長沢背稜→天祖山の縦走をしました。登山はかなりブランクがありましたが、自分自身と向き合うために、登りました。尾根筋は雪が積もっており、他登山者はいませんでした。聞こえるのは自分の呼吸とカラ類の囀り、ケラ類のドラミングで、それ以外は無でした。金袋山を過ぎたあたりからキツネの足跡が尾根を先行していました。全く無駄のないルート取りに感心しながら追っていると、ウトウの取っつきでした。アセビが優先する岩壁を全身でよじ登り、着いた先がウトウの頭でした。ここで引き返すのもまた人生だと思いながら、先へ進みました。
しばらくソロノキ、ミズナラ林の気持ちの良い尾根歩きでした。各所のピークを触りながら、水松山まで歩くと、ダケカンバやツガが優先し混じり合い、ここが植生境界とはっきり感じることができました。
梯子坂ノ頭を過ぎ、ナギ谷ノ頭を目指す途中で低体温症状になり、虚ろになり、ここまでかと思いよぎりました。ロ軽食のチョコレイドを全て食べ、ピークでは、保存食で携帯していた鯨肉缶を貪りました。するうち、身体に火が灯り視界が戻り、ペースを戻すことができました。
天祖山。高度経済成長で栄えた山麓の営みに思いを馳せながら、落葉の積もる激坂を一気の逆落としで下りました。麓の舗装路からは、夕陽に照らされ、橙になった稲村岩が見えました。


一石山・人形山・金袋山・篶坂ノ丸・ウトウの頭・大京谷ノ峰・滝谷の峰・ワリ谷ノ頭・水松山・梯子坂...

12月に酉谷山に登って、奥多摩最深部の長沢背稜に魅了され、
年初の蕎麦粒山に引き続き、天祖山から水松山(あららぎさん)を通ってタワ尾根を下ることに。
このルート、「徒然なる登山放浪記」で、奥多摩・秩父地域で最も高い難易度7にレーティングされている難関コースです。
登る人が少ないのでネットの情報もあまりなかったですが、登山記録や地図をしっかり読み込んで入念に下準備。

いよいよ決行の朝、日原鍾乳洞から緊張して出発です。
日原林道を30分ほど進んで、八丁橋を過ぎた所が登山口。
奥多摩お約束、いきなり急坂ですが、立派な石積みの九十九折を登っていきます。
尾根に上がった後も、急登が続きます。落ち葉が深く、滑って体力が消耗。
奥多摩三大急登の本仁田山の大休場尾根よりはるかにきついような気が。
2時間余りで一気に1300ｍ登ってようやく天祖山に。

ここまででかかった時間次第では、無理をせず引き返すつもりでしたが、ぎりぎり計画時間通りだったので先に進むことに。
梯子坂のクビレまで急坂を下った後は、おだやかな尾根登りで、水松山の分岐に到着、長沢背稜に入ります。
滝谷ノ峰に大きなヘリポートがあり、そこで昼食。そこから少し進んで大きく曲がるところがタワ尾根の入口。

タワ尾根は破線ルートで、案内板にも表示はありません。トラロープも張ってあり、少しビビります。
近くで鹿の親子が、タワ尾根行くんかい、って心配顔でこっちを見てる。

少し下ると資材運搬車のレールが敷設されていて、しばらくはレールに沿いに。
1602ｍ地点からレールが右の谷に下るので、そのまま尾根を直進。ここからウトウの頭まで、
大きな岩が連続してゆく手をふさぎます。
数年前には滑落死亡事故もあったそうなので、危なそうな所を避けながら道を探しますが、
踏み跡もないし、ピンテもないところが多く、どこを進めばよいかわからず極度の緊張。
滑落、遭難の文字が頭をよぎります。

何とか岩場をしのいでウトウの頭に到着、ここからは広々とした気持ちのよい広葉樹林帯の尾根歩き。
踏み跡がなく、GPSとにらめっこしながら歩きましたが、それでも何度も道をはずれてしまいました。
金袋山の付近では眺望が開け、川乗山や蕎麦粒山、酉谷山など、奥多摩の山々が一望できます。

最後は荒々しい岩壁が切り立つ燕岩を左手に見ながら急斜面を下り、一石山神社に到着。
無事下山できたことにお礼をしました。

天祖山までの急登、タワ尾根の岩場越えと道迷いリスクなど、最難関レーティングもダテではないことを実感しました。
そして今回他の登山者はゼロ、私の30数回の登山歴でも初めてのことです。
いろいろな点で経験値を上げるのに大変貴重な経験ができた山行でした。長沢背稜、また行きたい！




















天祖山

このランドマークを通る活動日記

鴻雁北　雲取山と白岩山（長沢背稜から天祖山尾根へ）

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天祖山から天目山へ

天祖山・日原林道～ナギ谷オキ尾根～天祖尾根～日原林道

天祖山から長沢背稜、浦山大日堂に下る

東日原→天祖山尾根→熊倉山。天祖山・ナギ谷ノ頭・梯子坂ノ頭・板小屋ノ頭・水松山・ワリ谷ノ頭・滝谷の峰・酉谷山（天目山）・小...

一石山・人形山・金袋山・篶坂ノ丸・ウトウの頭・大京谷ノ峰・滝谷の峰・ワリ谷ノ頭・水松山・梯子坂...

天祖山・水松山からタワ尾根へ　奥多摩難関ルートを行く

このランドマーク付近の写真

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天祖山

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