登山

　今から4年前、野伏ヶ岳から薙刀山へ登って石徹白登山口へ下りたことがあって、その時見えた遠く別山へ続く尾根が素晴らしくて、今でもその感動は忘れません。その時は残雪がしっかりしてたら行けるのかもな〜、でもそんな力量ないな〜と。
　あれからちょっとは経験値を稼いで、実現のための要件とか分かるようになった感じもするようになって。でもここは長そうだし、低山だけど雪多いし行くと苦労しそうで私の中ではリストアップされてませんでした。
　ところが、数年前に薙刀山へ行って厳冬の野伏ヶ岳麓でキャンプしたことがあると言う、あすみさんが前から狙ってたということで思わぬオファー。背中を押される感じでGo!です✨
 そうと決めたら調査、ここは低山だし、ロングだから残雪の硬さが重要！数日前が雨、そして前日からマイナス5度以下、そして晴天☀️...これは最高の雪質が待ってるはず、行けるかもしれない！

　雪山登山日和、素晴らしい雪質☀️❄️アイゼンでどんどん行ける👍
薙刀山から入って、よも太郎山、そして願教寺山到着。そこでは反対側から前日に芦倉山から入って避難小屋で泊まりだったという、大きなリュックのペアと遭遇しました。
   それにしても眺望が素晴らしい！銚子ヶ峰、一ノ峰、ニノ峰、三ノ峰から続く別山、白山御前峰とランクアップしていく山々。
　そして銚子ヶ峰に到達、アップダウンで丸山まで行ってから下山へ。日の入の前までには道路にでなきゃ！薮ミックスの尾根をガシガシと。なんとか明るい内に石徹白登山口付近の道路に着地してホッと一息。
　しかし悲報😭道路はズボズボな雪、雪崩のデブリ、水が落ちてて路面がでてるところも多数でスノーシューも使えない、悲惨な罰ゲームのよう。　
　最後はヘッデン付けて苦行、15時間雪の上を歩きっぱなし、ラスト疲れて少しゲロゲロ🐸な感じに、よくやるぜ！

※このルート付近の日記
📓野伏ヶ岳❄︎薙刀山 (2020.3.22)
https://yamap.com/activities/5908285 
📓野伏ヶ岳⛷BC  (2023.2.18)
https://yamap.com/activities/22540298 #
📓別山・三ノ峰・銚子ヶ峰 (2023.6.11)
https://yamap.com/activities/24809663

野伏ヶ岳（のぶせがたけ）は、岐阜県郡上市白鳥町と福井県大野市の境にある、標高1,674 mの山。両白山地の山で、日本三百名山[3]及びぎふ百山に選定されている。

【登山ルート】
一般登山道がないため、残雪期の3月下旬から4月中旬が適期で、無雪期の登頂は困難とされている。山頂からは、北に別山とその左奥に白山、東には大日ヶ岳と稜線越しに北アルプスと御嶽山、南に能郷白山や荒島岳、西には経ヶ岳と赤兎山などを望むことができる。

野伏ヶ岳

岐阜

福井

薙刀山・願教寺山・銚子ヶ峰・丸山  〜美濃禅定道の周辺山々

Go Kid

白山中居神社から芦倉山、銚子ヶ峰、野伏ヶ岳への冬季限定ルートの周回を歩いてきました。
1日目に芦倉山、丸山を歩き、神鳩ノ宮避難小屋泊。
2日目は銚子ヶ峰から先、願教寺山、よも太郎山、日岸山、薙刀山を歩いて野伏ヶ岳から下山です。
お天気予報は、1日目は明け方まで雪、その後は曇り予報。夕方から回復傾向、夕日が見れればラッキー。2日目は晴れ予報。朝日も期待できそう。稜線歩きはルンルンかな。
ってことで、計画実行。

1日目、今年は雪が少ないのかな、藪が出ていて迂回したり、乗り越えたり…特に芦倉山へは大変でした。あまりに踏み抜くのでスノーシューを履いたのだけど、藪を越えるには引っかかる。藪トラバースでは何度か足を滑らせながら予想より大苦戦して、何とか小屋が見えた時はホッとしました。

2日目、銚子ヶ峰でご来光だね！って言っていたけど、寒さと前日の疲労で起きれず、意見一致で？？のんびり出発に。すっかり明るくなってから、最初からアイゼンを履き、まずは銚子ヶ峰を目指しその先周回コースへ。別山の美しさに感動をして、快晴の空と、目の前に広がる雪原とこの山域の素晴らしい絶景に、大満足しながら歩きます。最後は野伏ヶ岳から、林道長いね〜って言いながら、無事明るいうちに下山できました。

冬の避難小屋泊の荷物と足回り装備の重い荷物を背負いながらの雪藪ミックスの手強いコース。体力も気力も随分削られながらも、見える景色の奥深さ、素晴らしさに感動しながら、久しぶりにヘロヘロに疲れきって達成感満載なお山歩きでした！

白山（はくさん）は、白山国立公園内の石川県白山市と岐阜県大野郡白川村にまたがる、標高2,702mの山である。日本百名山、新日本百名山、花の百名山及び新・花の百名山に選定されている。最高点の御前峰（ごぜんがみね）には、一等三角点と白山比咩神社奥宮がある。 富士山、立山と共に日本三名山（日本三霊山）のひとつである。

【概要】
白山は、富山県、石川県、福井県、岐阜県の4県にまたがる両白山地の中央に位置し、その最高峰である。山頂周辺は、成層火山となっている。30万年から40万年前から火山活動を始め1659年（万治2年）の噴火が最も新しい。最高峰の御前峰（標高2,702m）・剣ヶ峰 (2,677m) ・大汝峰 (2,684m) の「白山三峰」を中心として、周辺の山峰の総称である。そのため厳密には、現在の県境は、石川・福井・岐阜・富山に跨る。また、別山・三ノ峰を加えて「白山五峰」という。「白山連峰」と呼ばれることもある。 北陸地方の中では標高の高い山であるため、他の山では残雪が消えた季節でも「白い山」として遠方からでも一目で判明できる山である。また、白くなった白山は北陸に晩秋が訪れた象徴ともなる。

【山名の由来】
なお、かつては『越白嶺』と書いて『こしのしらね』と呼ばれ、その名残が現在の白山周辺の地名『白峰』として残っている。その後、『白山』と書いて『しらやま』と読む時期を経て、現在の呼称となっている。

白山・別山・銚子ヶ峰

石川

2.23-24☆芦倉山☆銚子ヶ峰☆野伏ヶ岳☆石徹白から周回☆

ゆか

満喫しました、銚子ヶ峰の周回🏔🏔🏔
風以外は今までの雪山を全て盛り込んだ
感じで刻々と変わる状況、
もう大満足と達成感‼️

天候は初日が曇りスタートの雪から夕方青空
2日目は快晴スタートの午後時々ガス
両日風無しか、そよ風程度♒️

雪は2日通して表面新雪の真っ白世界❄️
地雪は
1日目が終始シャバシャバのスノーシュー
2日目はガチガチでアイゼン🧊

芦倉までは雪付き悪く、尾根に出ても急登で雪薮ミックスをスノーシューで格闘。そして芦倉山は予想通りガスで真っ白け。
丸山までは雪たっぷりだが、雪の崩落で笹藪露出、巻道探すも、やっぱりここでも急登の雪薮ミックスで、、、アザだけで済んでよかった🥲
丸山からは雨乞岳から杉峠への下山に近いかな、ヒップソリで樹林を滑降🛷そこから神鳩ノ宮避難小屋まで素敵なスノーハイク。そして天気も回復、クリーミーな別山が😆
小屋は超快適、毛布やテーブル、そしてストーブって。あったかご飯に🍺🍺🍷🧀🍖ナンガであったか爆睡🛖冬小屋満喫です😊

2日目は快晴の元でアスレチック、書くと長いので160枚の写真で😅

【覚書】
芦倉山・丸山・銚子ヶ峰・願教寺山・よも太郎山・日岸山・薙刀山・野伏ヶ岳

芦倉山から銚子ヶ峰の野伏ヶ岳

あだっち

以前、野伏ヶ岳、銚子ヶ峰を含む周回に行き、その近くのこのルートもずっと気になっていました。
例年は３月に雪が落ち着き歩きやすいのですが、今年は雪が少ないと思い、早めに行ってみました。
結果、気温が高く、雪があまり締まってなかったのでズボズボ沈んで足が取られ、かなり疲れました。

痩せ尾根は雪の崩壊が進みつつあり、今回は大丈夫だったけど、これからは藪漕ぎが増えそうです。
コースはところどころに急登がありました。両手両足を使って何とかよじ登りましたが、雪が固いと難儀しそうです。

天気予報は快晴で降水確率は0％。絶好の登山日和と思っていたら、先に進むにつれて周りはガスで真っ白に。途中で雪も降ってきました。
雄大な白山の峰々を期待していたのに、それぞれの山の形も分からないほどで残念でした。

【冬季限定】両白山地　石徹白周回（芦倉山～丸山～初河山）

たんたかたん

秘密の登山倶楽部22年度雪山プログラムの第10弾。
第10弾のテーマは
～皆の憧れ～
とし、石徹白川を取り囲む、ぎふ百山、続ぎふ百山の山々。
白山中居神社を起点とし積雪期しか登れない難峰をまとめて攻略し、
願教寺山から薙刀山までの空白だった岐阜県境も繋いでいく。

～近年の温暖化～
ご存知の通り年々春の訪れは早くなり今季は「観測史上最も早い、多い」などと言われる年になり残雪期と言われる期間が短くなってしまった。
この石徹白一周も実施できるか否かの岐路に立たされるが強引に実行。
楽しい残雪歩きの雪山が藪漕ぎ三昧という艱難辛苦を味わった。

～駐車場から芦倉山～
神社の駐車場から野伏ヶ岳とは逆方向の林道へ進みヘヤピンカーブの尾根末端から山中へ入る。
雪など皆無の尾根は笹まみれで藪ランク5を最初から味わう。
林道にもう一度出てもう一度尾根へ。
どれだけ登っても雪など出てこない。
1150ｍ付近で残雪は現れるが安定せず残雪を探しながら登っていく。
P1221を通過し緩斜面になると残雪が安定しまだ先の長い芦倉山を捉えることが出来る。
しかし、見るからに尾根に雪はなく、山頂まで藪漕ぎは続くのであった。
標高1330ｍからの急斜面には全く雪が無くササッセルで強引に登っていく。
しかし振り返れば野伏ヶ岳を筆頭に薙刀山や小白山など石徹白の山々に癒される。
山頂直下では尾根芯の藪を避け、残雪残る山腹をトラバースする作戦に出て藪を避けて山頂に立った。

山頂はまだ雪が残っており三角点は見えないが美濃禅定道の稜線、銚子ヶ峰から続く稜線の先に別山、野伏ヶ岳、毘沙門岳、大日ヶ岳、遠くに御嶽山、乗鞍岳、北アルプスも楽しめる。

～芦倉山～丸山～
丸山へ続く主稜線にはまだ雪がることを確認し丸山へ縦走開始。
場所によっては3ｍを超える雪庇の張り出しもあるが先に見えるP1669の中途半端な雪庇と藪を避けるため下をトラバースした。
丸山直下では激藪が顔を出しており距離としては短いが苦戦を強いられた。
丸山からは銚子ヶ峰への稜線を見つつ、別山から日照岳へ東に延びる尾根の長さに縦走したい意欲に刈られてしまう。

～丸山～神鳩避難小屋～
丸山からは比較的なだらかな斜面を下り、P1637、標高点のない1683峰も標高を上げ下げすることなくトラバースで巻いた。
神鳩避難小屋が対面の尾根に見えてくると最後のJCTへの登り返しだ。
避難小屋に着くと先客は居なく我々だけで貸切の避難小屋泊を堪能する。
予定では雪洞やイグルーを作り寝る予定だったが到着が17時と遅くなり避難小屋泊へ切り替えた。

～神鳩避難小屋～
避難小屋の装備は至れり尽くせりで同行者の持参した灯油でストーブを焚き暖まる。
久しぶりに浄水器を使用し明日の水もストーブで作りながらお酒と夕食を楽しみ、シュラフに包まった。

～神鳩避難小屋～銚子ヶ峰～
6:00の出発時間はガリガリに締まった雪にアイゼンが良く利く。
母御石が下方から見えると雪の壁の急斜面に覚悟を決めて登る。
銚子ヶ峰までの緩やかな区間では既に雪落ちしているが夏道があるので藪漕ぎはない。
P1748を過ぎた辺りでいやらしいクラックがあるが時期にもよるであろう。
銚子ヶ峰山頂に到着し、間近に聳える別山の姿に感動を覚える。
西側にはこれから向かう願教寺山～野伏ヶ岳の続く山稜とその奥に赤兎山、荒島岳、銀杏峰、能郷白山、毘沙門岳、大日ヶ岳、別山東尾根を望む。
遥か遠望は御嶽山や乗鞍岳も見えるがやはり目を引くのは別山であろう。

～銚子ヶ峰～願教寺山～
願教寺山へ向かうJCTでもあるP1784へ。
ここから岐阜県境歩きの始まりである。
残雪具合も心配していたが一部藪が出ているが何とか歩けそうである。
左側に広大な雪原を見るとスキーでもしたくなる雰囲気。
なるべく県境に沿うように歩き登り返しの始まり。
願教寺山本峰すぐ手前で藪漕ぎを強いられたが幸い胸高の笹は藪ランク4で済み願教寺山山頂へ登頂する。
願教寺山では今まで眺めることが無かった白山、御前峰の姿を見ることが出来る。

～願教寺山～薙刀山～
願教寺山南斜面の県境は福井県側は切れ落ちた崖、岐阜県側も激烈な急斜面でクライムダウンで下りる。
ダブルアックスが望ましいと感じた場所である。
テクニックがあればグリセードが楽しめそうだがその様な技術はない。
傾斜が緩やかになったら10分ほど藪漕ぎし、よも太郎山へ。
気持ち良い雪稜を下り日岸山へ向かう。
重いザックに昨日からの疲れも溜まり、急斜面で足が進まない。
雪庇の丸くなった急な斜面を登ることも多く、斜度は50度を超えそうである。
P1669は地形図ではただの標高点だが日岸山という名前がある。
日岸山でランチをしてしばし休憩しているとよも太郎山に人の姿が。
BCのグループの様である。
日岸山から長い尾根下り。県境である尾根芯は藪が出ており数ｍだが岐阜県側を歩く。
正面に見えるのは薙刀山の北斜面の複雑な地形だ。
県境っぽい尾根は激しく藪化しており避けるしかないと考えていたが近付いていくと県境は雪面の谷であることが分かってきた。
何度も足をとめて息を整えながら立った薙刀山山頂は2年前に登った時とは違い穏やかな山頂だった。
魅惑の福井県の山々。
大長山、赤兎山、経ヶ岳。積雪期に登りたい山である。

～薙刀山～野伏ヶ岳～
この区間はまだ残雪期になる前に歩いた経験がある。
薙刀山名物の巨大雪庇は健在で雪庇の上を歩く。
日岸山で見たBCのグループが我々の下をスキーで静かにそれでいて早く通過していった。
正面には気の遠くなる野伏ヶ岳への稜線。
前回は野伏ヶ岳に向かう途中でガスに巻かれ鈍色でただ登っただけだが今回は先が見えている。
幸いなことにBCの2名がツボでステップを作ってくれており比較的楽に登れた。

～そして下山～
リベンジとなった野伏ヶ岳からは素晴らしい眺望を味わい下山開始。
ダイレクト尾根も藪がかなり突出しており、今季皆さんを楽しませてくれた野伏ヶ岳は藪山へ変化中である。
和田山牧場跡地へ下るポイントでは下ることなくダイレクト尾根の末端まで下る藪変化した藪対策ルートで下山する。
長い林道も森の中は笹藪が出ておりショートカットも遠慮したくなるので林道歩きとショートカットを混ぜながら石徹白川の流れが近付くと無事下山となった。

秘密の登山倶楽部では今回の雪の状況を鑑みて雪山プログラムでもある笈ヶ岳への挑戦は来年度へ延期を決定した。

わらびーず(危険な思想を抱く非営利組織)として岐阜県境を少し歩きました。
該当区間❝銚子ヶ峰北峰P1784～野伏ヶ岳❞

ぎふ百山　芦倉山　115/124
ぎふ百山　丸山　116/124
ぎふ百山　願教寺山　117/124
ぎふ百山　野伏ヶ岳2　50/124
続ぎふ百山　銚子ヶ峰　128/131
続ぎふ百山　薙刀山2　49/131

ダイレクト尾根でアイゼンを片方拾いました。
心当たりのある方はメッセージ下さい。

大日ヶ岳（だいにちがたけ）は、白山国立公園内の両白山地南部に位置し、岐阜県高山市と郡上市にまたがる標高1,709 mの山である。

大日ヶ岳・毘沙門岳

ぎふ百山攻略 芦倉山・丸山・願教寺山・野伏ヶ岳2 続ぎふ百山攻略 銚子ヶ峰・薙刀山2

ともゆき

【サマリー】
　１泊２日（避難小屋泊）で“岐阜県境歩き”に絡めて、“岐阜県内の未踏の山*1ハント”に行ってきました。１日目は、石徹白の白山中居神社からスタートし、藪を漕いで芦倉山へ。丸山を経て、神鳩ノ宮避難小屋で宿泊。2日目は、銚子ヶ峰の北方から岐阜/福井県境歩きとして、P1784→願教寺山→よも太郎山（初）→薙刀山→野伏ヶ岳まで繋ぎました。芦倉山までの藪漕ぎがきつく、先週の続いての撤退がちらつきましたが、同行者の激励と両白山地の大パノラマの後押しがあり、２日間、歩き通すことができました。
*1国土地理院地図に山名の記載がある山


【活動詳細】
（１日目）
　朝６時過ぎに中居神社に到着。先行車が５台ありました。賞味期限切れ？でも人気の山域だなと思いながら芦倉山に向かってスタート。林道歩きの間は、雪が無く快適でしたが、取り付き地点付近でも全く雪は無く、標高差200ｍくらいの藪を我慢すれば、雪が繋がると期待して尾根端から突入しました。予想通り、標高1200ｍ付近で雪が出現し始めるが、南斜面で日当たりが良く、雪解けが加速しているようで、雪は殆ど繋がらず、藪との格闘が続きました。山頂の手前で雪を求めて北斜面に周り込み、アイゼン＆ピッケルを装填して、最後の100ｍ位を登って芦倉山の山頂に到着。約２年ぶりの２度目の登頂となりました。前回は、ガスの中で眺望は得られなかったが、今回は申し分ない天気で絶景を堪能することができました。昼食をとり、この先の作戦会議。ここまでの藪を考えるとこの先も藪に苦しめられることは必至でしたが、神鳩ノ宮避難小屋までは頑張ろうということで前に進むことになりました。やせ尾根や丸山の手前は藪が露出しており、トラバースや藪漕ぎで突破するも疲労がピークに達し、藪を抜けた丸山ピークの直前で脚が攣りそうになりピンチでした。丸山も約２年ぶりですが、ぎふ百山の最後を飾った記念の山で、当時、化粧直しした山頂プレートも健在で良かったです。別山を眺めながら避難小屋を目指し、水の原料となる雪を数ｋｇ採取して小屋に入りました。小屋の周辺も雪解けが進み、普通に１階から入ることができました。数年前に２階から覗いた時に石油ストーブがあったので、ダメ元で灯油を持参しました。これが正解で、貸し切り小屋で暖をとりながら快適に過ごすことができました。夕食は、同行者のお裾分けを頂きながら、ビールとワインにつまみ。雪を溶かし濾過した水で湯を沸かしてカップ麺を食べました。２０時過ぎには、夜間モードに入っていました。
（２日目）
　薄着で寝たため、未明に冷え込みを感じ、３時にストーブに点火。小屋が暖まったころにシュラフから出て、朝食をとり、準備＆片付けをして、６時に活動開始。まずは、銚子ヶ峰を目指して登ります。前日より荷物が軽くなったはずですが、ずっしりと腰と肩に負担がかかります。母御石辺りからは、夏道が出ているところもあり、銚子ヶ峰（約３年ぶり３回目）の方位盤も顔を出していました。天気予報では曇りでしたが、好天で前日に続いての大パノラマを満喫できました。銚子ヶ峰から約500ｍ北上し、P1784で岐阜県境に到達。今回の県境歩きのスタート、まず願教寺山を目指します。約３年前に歩いたルートですが、雪の量が違い、若干の藪漕ぎを交えてとなりました。願教寺山から先は、自身未踏の区間です。いきなりの激下りでしたが、気温上昇で雪が緩んでおり、アイゼンがしっかりと蹴りこめたので、バックステップも行いながら慎重に下りました。急斜面を下りきり、雪庇歩きと笹藪を繰り返し、よも太郎山（自身初）に登頂。山頂は笹原のようで潅木はなく、山頂プレートはありませんでしたので、持参した印刷物で記念撮影しました。次は、P1669：日岸山（福井の山150に選定、ランドマーク申請予定）です。ここも笹原のようで山頂プレートはなく、雪面に山名を刻みました。昼食をとり、活動再開すると、よも太郎山からＢＣスキーヤー（４人）が下ってくるのが見えました。追いつかれるのは時間の問題と思いながらも次の薙刀山に向かいます。薙刀山は、2年ぶりの2回目ですが、ここも前回はガスっていたので、眺望が得られて良かったです。これで県境歩きの空白区間が埋まりましたが、最後は〆で野伏ヶ岳まで歩くことにしました。（薙刀山から下山は沢越えのリスクあり）雪庇の上を歩いていると下方を滑降するスキーヤーに追い越され、スキーのトレースを追って、野伏ヶ岳に登頂。５年連続の５回目です。今回の天気は◎でしたので、これで２勝３敗。毎回、次は無いと思っていますが、来年は和田牧場で雪上テント練習を兼ねて、野伏ヶ岳というのも良いかなと思っています。去年も４月２日に登っていましたが、全く雪の量が異なり、ダイレクト尾根もかなり藪化していました。尾根端まで下り、林道を歩いて中居神社でゴール。帰路で、しろとり かみほの湯で汗を流し、疲れを癒してから帰宅しました。
　２日間の約30ｋｍのロング山行で脚はパンパン、雪焼けで顔がヒリヒリ、ザックのポケットは笹がパラパラです。

【アクセス】
R156→県道314→県道127。白山中居神社で、GoogleMAPヒットします。
駐車スペース（無料）は数箇所あり。参拝者専用駐車場もあるので要注意。

【ルート】
YAMAP地図：野伏ヶ岳の圏内。
中居神社～芦倉山までは、賞味期限切れ。大半が藪漕ぎ。芦倉山～野伏ヶ岳は、残雪を拾いながら歩くことができたが、一部、藪区間あり。ダイレクト尾根もかなり藪化進行。（4/1-2時点）
避難小屋～銚子ヶ峰の北方のP1784まで区間のみ一般登山道あり。

【その他】
ＷＣ：白山中居神社。
コンビニ:：スタート地付近には無い。R156白鳥町中心部で調達を。
道の駅: 白山文化の里長滝
立ち寄り湯：満天の湯が臨時休業。しろとりかみほの湯を利用（休日料金900円）
神鳩ノ宮避難小屋：携帯トイレブースあり。石油ストーブ、カセットコンロ、やかん、ランタン、毛布、銀マット、非常用の水等がありました。（カセットコンロ、ランタンは、使用可否不明です）

230401-02_岐阜県境を歩く（郡上市：P1784→よも太郎山→野伏ヶ岳）

大杉林道の開通を待っていては雪がなくなってしまうと思い、年休を取った。

行程
3/20（月）一日目、白山中居神社～白山登山道入口～神鳩ノ宮避難小屋～丸山～神鳩ノ宮避難小屋（泊）
3/21（火）二日目、神鳩ノ宮避難小屋～銚子ヶ峰～願教寺山～白山登山道入口～白山中居神社

概要
白山中居神社～白山登山道入口
　5時前、白山中居神社の駐車場に自分の車を入れて5台。
　ヘツデン付けて大杉林道歩きスタート。
　すぐに雪が出てくるが、締まって堅いのでツボのまま歩く。
　滑り台は慎重に通過。
　途中の滑り台以外は問題なく、白山登山道入口まで順調に来れた。
　東屋で少し行動食と休憩。

白山登山道入口～神鳩ノ宮避難小屋
　白山登山道入口でアイゼン装着。
　階段は踏み跡があった。大杉からスキーとスノーシューの跡を追って高度を上げた。
　尾根に上がる急登でスキーはジグザクトレースだったが、スノーシューは直登していた。すごいスノーシューだ。
　左右の樹木で周りの景色が遮られるが、真っ白な山々が目の前にある。
　途中の急登以外は問題なく、神鳩ノ宮避難小屋までも順調に来れた。
　避難小屋で少し行動食と休憩。

神鳩ノ宮避難小屋～丸山
　神鳩ノ宮避難小屋に荷物をデポし、身軽になって丸山を目指した。
　踏み跡がないが、アイゼンで歩けた。
　ｐ1572まで降りて登り返し、トラバースしながらｐ1637で丸山を捕らえた。
　遠くに飛騨山脈も見られ、最高の天気に感謝した。
　丸山の山頂直下は激登りだ、身軽だったが疲労が溜まり足が重い。
　苦労して登った山頂は、360度ビュー。疲労が一気に吹き飛んだ。
　景色の写真を撮って引き返した。

丸山～神鳩ノ宮避難小屋小屋（泊）
　アップダウンが続くが、目の前の別山を見ると疲れも忘れた。
　小屋に戻り、水作って昼食（アルファ米と塩ラーメン）食べて、のんびりした。
　天気予報通り夕方からは雲り空になって、夕焼けは観られなかった。
　ラジオは小屋の外なら受信できたが、小屋の中では使えなかった。
　無線機も呼びかけてみたが、応答はなかった。
　一人ではやることがないので、夕食（アルファ米とカレーラーメン）後は寝た。
　夜、空を見たが雲が出ていて星が見られなかった。（天気予報通り）

神鳩ノ宮避難小屋～銚子ヶ峰
　小屋は快適で熟睡した。テントでなくて良かった。
　空は雲で星が見えないが、朝食（アルファ米と味噌ラーメン）食べて身支度した。
　山の上部は白い雲が覆っていたが、天気予報では午前は晴れなので出発した。
　スタートから周りは真っ白だが、スキーとスノーシューの跡を追ってアイゼンで歩いた。
　母御石の手前で、下山者とスライドした。前日に別山へ行きテント泊されたそうだ。
　前日からのスノーシューの跡はこの方のだと分かった。
　願教寺山へスキーの跡があると教えていただいた。
　真っ白で足元しか見られなかったが、徐々に雲が切れ銚子ヶ峰で太陽が見えてきた。

銚子ヶ峰～願教寺山
　銚子ヶ峰の少し先は落とし穴のトラップ地帯だ。ワカンを履いた。
　願教寺山への分岐からスノーシューの跡と別れてスキーの跡を追った。
　アップダウンを繰り返しながら快適な雪原歩きができた。
　ｐ1615やその先のピークは左にトラバースした。
　願教寺山が見えてテンションも上がってきたが、雲が出始めた。
　スキーの跡は願教寺山の手前で下っていた。
　山頂直下の急登に備え荷物をデポしワカンを外した。
　アイゼンとピッケルで四つん這いで登った。
　山頂に着くとガスで瞬く間に真っ白になった。
　360度の景色のはずだが、真っ白で何も見えなくなった。
　午後にかけて天候も崩れるので長居は無用と下山した。
　
願教寺山～渡渉前
　山頂直下の急斜面は雪が割れ始めているところもあった。
　衝撃をかけないように静かに四つん這いで降りた。
　荷物を回収してアイゼンとワカンを付けて尾根道を下った。
　雪はザクザクだったが、深く潜ることはなかった。
　下りの尾根は傾斜がキツかった、下りだから楽だがこのルートを上るのは大変そうだ。
　人なのか動物なのか分からないが足跡がルート上に続いていた。　
　渡渉地点までは順調に来れた。ワカンとアイゼンを外した。

渡渉～白山登山道入口
　最初の渡渉で踏み跡らしき後に沿って川の左岸に渡った。これが失敗だった。
　左岸の踏み跡をそのまま橋まで行けないかと進んだが踏み跡は途中で消えた。
　その先の崖で前進は無理だった、過去レポでも皆さん右岸を通られている理由が分かった。
　1ｍ下の川へ降りるポイントや対岸の1ｍ上の雪面に登るポイントを探した。
　右岸への渡渉で大変苦戦した、何度もコース取りを変更して何とか右岸へ渡った。
　右岸沿いに橋へ向かう途中、傾斜で7～8ｍほど滑り落ちた。
　幸い水面近くのくぼみにはまって水没の難を逃れた。
　ここが今回の最大の危機だった。傾斜の通行に慎重さが欠けていたことを反省している。
　GPSのトレースにも落ちたところが残っていた。
　橋の近くの右岸から左岸への渡渉は先程の渡渉の経験が生きて、難なくクリアできた。
　橋を渡ってやれやれ、安堵感でいっぱいだ。
　廃林道はワカンを付けて歩いた。
　この林道も滑り台が多発していたので、アイゼンの方が安全だと思った。
　白山登山道のトイレが見えて一安心。
　東屋で行動食と小休止、すると雨が降ってきた。天気予報より早く降り出した。
　大杉林道は、所々雪のない場所もあったがほぼ腐った雪だ。
　小雨の降る中、白山中居神社へゴール。

丸山・銚子ヶ峰・願教寺山　ぎふ百山編

ヒロキ

ハイキング

昨年登った野伏から次に行こうと思っていた山。
今回は3月の中旬で､雪の状態は少しましかと、が、この陽気！

初めの30分だけ雪質最高。
その後はほとんど落とし穴、雪庇、潜り込みに足が・・・。

石徹白はよく訪れているので気楽だったはず、
駐車場どこか忘れ、暗がりからウロウロ。
6時過ぎからP次々と來車。野伏は大賑わいかな。


丸山

このランドマークを通る活動日記

薙刀山・願教寺山・銚子ヶ峰・丸山〜美濃禅定道の周辺山々

2.23-24☆芦倉山☆銚子ヶ峰☆野伏ヶ岳☆石徹白から周回☆

芦倉山から銚子ヶ峰の野伏ヶ岳

【冬季限定】両白山地　石徹白周回（芦倉山～丸山～初河山）

ぎふ百山攻略芦倉山・丸山・願教寺山・野伏ヶ岳2 続ぎふ百山攻略銚子ヶ峰・薙刀山2

230401-02_岐阜県境を歩く（郡上市：P1784→よも太郎山→野伏ヶ岳）

丸山・銚子ヶ峰・願教寺山　ぎふ百山編

稜線漫歩&暑かった！芦倉山・丸山・初河山

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.css-160wd8i{width:60px;height:60px;}丸山

2.23-24☆芦倉山☆銚子ヶ峰☆野伏ヶ岳☆石徹白から周回☆

芦倉山から銚子ヶ峰の野伏ヶ岳

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丸山

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