登山

廃道のルートを辿ってます（この時期の登山者は皆無です）
グレーディング難易度で表したらマックス9Eつけたいぐらいです（かつての鋸以来）
人を寄せ付けない、跳ね返す威力があるサバイバルなミッション。

国内にはまだまだ難度が高い未踏尾根がありました。
この存在を教えて頂き、当初はアルプス予定でしたが転身、こんな魅力のある尾根は外せません。
この情報を頂いてからは難度高く積雪あるうちに行かねばでした。
山友は私がいしょに行くならと温めていたこの時期の必殺ルートを用意しておりました😅

「早月のつきあげ」の壁と大雪庇乗り越えはスプーンカット近くになってます😅


林道は3年前の豪雨で壊滅的、災害規模は計り知れず。
そのため廃道となり崩落ワールドになってます。
土砂崩れの崩落箇所、倒木を乗り越えながらずっと歩きます。
登山できる状態ではありません（登山と思ってきたらいけません）
想像を絶するほど荒れてます。　
なので中途半端な気持ちでは登れません。
この時期のここは沢ヤ、壁ヤ、雪山、クライミング、フリー、そしてケイピングの全てのオール技術が必要かも。

【行程概要】
『崩落箇所乗り越え5kmぐらい（一部は更にバリエーション）→コウモリ百単位の群れの洞窟トンネル830m→雪解け増水激流渡渉→斜度のある急登尾根→60度以上かつスプーンカット級の雪壁→大雪庇乗り越え→岩稜→雪崩ポイントトラバース50m以上』
これをリバース♾️（イ一ジーコースで下山したかったが無理でした）
そして私らの尾根付近に熊7頭🐻（猟友会の方と出会い心配される）

自己責任での気概が必要です。


ここの登山口まで行くのに私の主戦場の長野と同じぐらい時間を要しました🚙

飯豊山（いいでさん）は、飯豊山地の標高2,105.1mの山である。飯豊本山とも呼ぶ。

【概要】
磐梯朝日国立公園内に位置し、可憐に咲く高山植物が有名で、日本百名山のひとつに数えられている。飯豊連峰の最高峰は、標高2,128 mの大日岳である。
飯豊山は山形県小国町と新潟県阿賀町の県境にあるが、南東麓の福島県側から山頂を経て御西岳に至る登山道付近のみが福島県喜多方市になっており、山頂付近は喜多方市である。理由は、明治期に廃藩置県後飯豊山付近が新潟県に編入されたが、飯豊山神社を本宮とする福島県側の猛烈な反対運動により、参道にあたる登山道および山頂を再び福島県にすることで決着した結果である。その為、福島県の県境がいびつな結果になっている。

飯豊山・大日岳・御西岳

福島

山形

ミラクルルート　オンべマツ尾根（天空の尾根）&早月のつきあげ壁（スプーンカット級）から裏大日岳

アキラ

1泊2日未踏ルートで大日岳🏔️へ山友と行って来ました。廃道ルートの為、なかなかアドベンチャーな山行でした～(笑)
day1
①日出谷実川林道🅿〜湯ノ島小屋
　駐車場までの林道で小熊🐻出現😅からの林道　
　9.8km歩きです。前半の荒れ具合いが酷く10
　箇所程崩落！トンネルも長かった🦇
day2
往路
②湯ノ島小屋〜櫛ヶ峰（オンベマツ尾根）
　ブラックスタートからの沢渡渉💦膝上まで。
　前半急登😂一服平から早川のつきあげまでは　
　飯豊山地サイコールート!?早川のつきあげは　
　傾斜60°以上😱上がりきれは大日岳が真正面に　
　ド～ン🏔️
➂櫛ヶ峰〜大日岳
　櫛ヶ峰から牛首山まではなだらかな稜線で景　
　色楽しみながら📷牛首山から鞍部牛ヶ首へ下　
　ります。さあここから大日岳まで登り200m
   💪登り始めの45°斜めトラバース100mＵＰが　　
　最難関です💦上がりきれは間もなく登頂🎉
復路
④大日岳〜湯ノ島小屋（オンベマツ尾根経由）
　やはり2箇所の難所を後向き四つん這いで下降　
　🧗ありがたい事にザラメ雪❄、滑落の恐怖は　
　あまり無い😅
　最後にあし沢の渡渉🏞️予想通り午後になり増　
　水し腿まで水位上がる💦
⑤湯ノ島小屋〜林道駐車場🅿
　小屋にデポしたザック回収、猟友会の皆様に　
　挨拶してから下山。ここからまだ9.8km有り　
　ます😆最後の力振りぼって無事下山🚙山友さ　
　ん、猟友会の皆様ありがとうございました🙇



湯ノ島小屋🏚より飯豊大日岳🏔️

たかか

牛首山の稜線へ繋がるシシ傘尾根にトライしてきました。
弥平四郎ルートの上ノ越から松ノ木穴沢を経て実川の出合いへ。なんとか増水した前川の渡渉ポイントを見つけ尾根末端に乗りました。シシ傘尾根自体は一部雪壁や細い部分もありましたが眺望よくラストは比較的緩やかでした。
帰りは登山道を辿ります。お久しぶりの大日岳、そして本山はスルー。大日岳で５分仮眠、切合せで１時間仮眠しました。
大日に沈む太陽がきれいでした。


※褒められる時間に歩いていません。

上ノ越→シシ傘尾根→大日岳→御西→三国岳

ところてん

色々反省の多い山行になりました😓
でもやっぱ飯豊は良かった！(*≧∀≦*)

オンベマツ🅿️近くから・798手間までは歩きやすい送電管理道があります。
そっから水晶峰までまあまあしっかりした踏み跡ありますが・1108の登りかなり急です。

・1890辺りからアイゼン装着。
大日手前までピッケル使用。

御西小屋一泊清掃協力費¥2,500
2階にお金入れるポストは無いので1階まで。
トイレまだ埋まってます。

稜線上も雪少なく、アイゼン付けっぱなしだと歩き難い所も多いです。

三国小屋1階から普通に入れます。
本山、切合は未確認。
人様のレポによると本山は2階から入れるみたいでした。

鏡山の先から道は無くなります。
そこまで激薮ではないと思いますが、泊まりの荷物背負って藪漕ぎはまあ大変でした(ｰｰ;)

ワカンは使いませんでした。

大日〜鏡山辺りまではけっこうトレースありましたが2日間ノースライドでした。

水晶峰・笠掛山・櫛ガ峰・牛首山・大日岳・御西岳・駒形山・飯豊山・草履塚・種蒔山・三国岳・疣岩山...

たけ

雪に閉ざされる前にどうしても登りたい！
リベンジ大日岳　当初の予定は御西小屋泊でしたが日曜日が雨予報なので大日岳ピストンに変更し挑んで来ました。

実川〜大日岳⛰️

Uサン

土月と天気悪いので湯ノ島でゆったり2泊、日曜日大日岳ピストン。

かなり強い雨が降り実川はやや増水していたが、崩壊地の迂回は問題なくできた。濡れるとツルツル滑る岩をへつるので、ワンポイントで草履とかあるといいなと思った。例のトンネルで先行者とスライド。朝に出て草履塚に雪がついてるのを見て引き返してきたらしい。途中でマスタケget。マスタケスパゲティにした。

翌日大日岳アタック。アシ沢は増水気味で飛び石が一つ水の下だったが足を濡らさず渉れた。月心清水まで1時間10分。アップダウンがなく歩きやすい。2時間10分、一服平から雪を踏むようになる。ズルズル滑るので藪を掴みながら這い上がる。3時間、早川の突き上げで大日岳を望む。今年の紅葉は過去最悪だろうが、それでも綺麗か。ピークはあと一週間後な気がする。

牛首山まで吹き溜まりではキックステップで進むようになる。危険箇所はないが進みが遅くなる。牛首山まで3時間45分で到着。この先の長いトラバースに雪がついてるのが見え、杖も軽アイゼンも持ってきてないので、ここで引き返すことにする。このペースだと雪がなければ大日岳まで5時間かからないかな。テルモスでどん兵衛を作りコーヒーを飲んでゆっくり景色を楽しむ。本山のほうは雪山だ。

下山。ガスが湧いてきた。櫛ヶ峰は藪を漕げる服装で来なかったのでスルー。1時には小屋まで戻ってきた。このまま帰ってもいいが、どうせ明日は会津で蕎麦の予定なのでゆっくりもう1泊する。

翌日は朝から雨の中を林道歩きで帰着。実川の水量は昨日より引いていた。ここに来るような人はちょこちょこ手を加えて歩いてるようで、要所で刈った跡があった。雨でテンション下がったのでナタは持って行かなかった。次回は5月かな。御幣松のコースタイムも測れたので1泊でピストン出来る目処がついた。林道を自転車で通れれば日帰りも出来るだろうが、崩壊地の担ぎはツラいと思う。

秋の御幣松もいいで〜

野蒜

湯ノ島小屋から鏡山に登るルートは小国の井上氏の記録を見て以来温めてたが、去年直前の大雨で実川の林道が不通に…。弥平四郎から降りるルートで考えていたところkozou選手に先を越されてしまった（笑）核心部と思われる沢床に降りる箇所は、Googleマップや現場写真を見る限り尾根を忠実に下れば河原にすんなり降りられそうだが、場合によってはロープか。

一方で実川の林道も崩壊部分を迂回して湯ノ島小屋まで入れるようだ。登りからなら降り口の心配もないし無難だが…。結論としては土曜日天気が微妙なので湯ノ島小屋起点の鏡山周りで歩くこととした。御幣松が下りになるのは残念な気もするが。水晶峰も気になるので実川近辺を偵察したいというのもあった。

☆湯ノ島小屋まで

湯ノ島小屋までの林道は崩壊地をいくつも超えるが、踏み跡がなんとなくついていた。ビブラムの足跡なので登山者も通ってるようだ。連休中に多くの往来があったようで帰路はもっと明瞭になった。

1箇所ある大崩落地は迂回が必要になる。灌木が出てるのでまっすぐ行けるかと思ったが、手がかりのないスラブを通過する必要があり、あと一歩が出なかった。手前の巡視路で高巻きできるらしいが大変なので、手前の退避場にある釣り師の踏み跡を使って河原に降りた。河原から林道へは適当に崩壊地の砂地を登った。

名物のトンネルが核心部だった。真っ暗で先が見えないしコウモリは飛んでくるし。コウモリのケタケタという人の笑い声みたいな鳴き声は初めて聞いた。怖すぎ。

3時間ほどで湯ノ島小屋。小屋に荷物を置いて鏡山取り付きを偵察する。実川渡渉は飛び石でいけるかと思ったが、微妙に無理だった。裸足になって越えたが石がヌルヌル滑る。水量はヒザ下だったが、実川の水量がこんなに少ないのもヌメるのも異常らしい。

尾根末端の河原から2箇所ほどあるヒドから灌木を掴んで這い上がれた。クライムダウンも問題なかったが、逸れると崖に出てしまうな。尾根をしっかり末端まで辿れば降り口に出られるだろうが、初見では難しそうだ。

☆実川渡渉～鏡山

翌日5時出発。実川渡渉後、藪を掴んで尾根に這い上がる。しばらく漕いで行くと河岸段丘に尾根が立ち上がってくる。右手にはマナクボ沢が流れており少し上流に滝が見えた。降りて取水できるので下りで行き詰まっても登り返す水は確保できそう。

尾根には人為的な道がついている。ブナの巨木や松が林立している。人為的な道は1000mあたりから途切れ、それ以降は藪の中から獣道を見出して進む。樹高が低くなり灌木にツタが絡まるキツい藪になってきた。最終的に山頂でなく登山道に逃げた。3時間ほどで鏡山山頂。なんとなく体調に優れず吐き気がする。

☆本山まで、水不足

三国小屋へと向かうと、すれ違った登山者から稜線上に水がないことを教えられる。マジか。祓川山荘に下って一泊してまた鏡山越えで湯ノ島に戻るか？とりあえず三国小屋で作戦会議。切合の沢が枯れるとは思えないのでそこで水を汲んで最悪その水で1泊＋オンベ松下山の水に当てることにする。場合によっては弘法清水やおとぎ雪（オトミ雪）に水を求めないとだめか。

切合大日杉分岐。さっそく大日杉方面へ。水源の沢に柄杓とフィルターが置いてあり、取水できた。不純物は浮くが、冷たい清水。4Lほど汲んで本山へ。小屋の水場は枯れていた。

本山、一ノ王子に着くと水場から両手にプラティパスを持った人が上がってきた。汲めるのか！ここまで消費したぶんを汲みに行く。パイプからは1分500mlくらいの水量で出ていた。先に汲んでいた人に聞くと御西は枯れてたという話なので本山泊まりに決める。

ツェルトを張って昼寝してると雨が激しく降ってきた。ツェルトは雨に無力で化繊のシュラフが濡れる。そのうち晴れたが晴れが確定してるとき以外はツェルトはダメだなあ。小屋泊まりにすればよかった。

☆御幣松下山

翌日、御西まで行かなかったぶんを4時発で穴埋めする。ガスで足元しか見えないなか、登山道を拾って御西へ。5時、御西でヘッデン解除。大日へ登り返し。山頂に出ると風が強い。山頂直下でカッパを着て下山を開始する。

せっかくの御幣松はガス。ときおりガスが切れて峻厳な稜線が見え隠れする。晴れてれば実川と裏川の源頭部や烏帽子山の稜線が眺められるのだろうなあ。草原は明瞭な踏み跡ができており、迷うことはなかった。かなり歩かれてる感じ。尾根は細く、こんなところ積雪期に歩くのはやだな。湯ノ島のノートには今年の5月に大日ピストンしてる人がいた。

早川の突き上げから裏川とはお別れして実川方面へ降りていく。一服平付近は藪がボサッてる。この辺は日当たりも良くて植生的に藪になりやすいんだろうな。ザレた崩壊地などはロープを掴んで下るが、崩壊が進んでロープの位置が矛盾してたりしている。

尾根を折れるとすぐ広場になり月心清水。水場へのヘツリ道は悪い。沢水はチョロチョロと出ていた。

月心清水からは打って変わってなだらかなブナの大木と松の回廊に出迎えられた。陽が当たって明るく鏡山尾根とは大違い。飯豊はどこも最後の下山が厳しいが、ここは道も良くお散歩気分で標高を下げていく。このへんの姫小松が御幣松の由来か。

最後は飯豊らしい急降下で河岸段丘の森に出る。しばらく歩くと捕まり降りる傾斜でアシ沢出合い。エメラルドグリーンの実川が美しい。どうせ誰もいないので服を脱いでひと泳ぎ。

湯ノ島小屋に戻ると新潟の岳人2人が水場で休んでいた。鏡山の取り付きをなぜ知ってるのか問い詰められた。湯ノ島から鏡山は知る人ぞ知るルートらしい。

今回念願の御幣松尾根を歩けた。峻厳さとたおやかさを併せ持ち、どこよりも奥深い飯豊最深部を歩ける素晴らしい尾根だった。ガスのない秋晴れの日にまた歩きたい。湯ノ島小屋までの道はいろいろ需要があるので維持されるだろう。御幣松も登山者が通えば踏み跡は維持されるはずである。

湯ノ島小屋〜鏡山〜御幣松尾根周回

道の駅関川からスタートしそこへ戻る飯豊連峰を南から北へぐるっと縦走してみた。
昨年８月の豪雨による実川林道崩落もあり、安全確保とヤバイ時の道連れで山友の青髭さんを誘った二人の山行。念願のオンベ松尾根、未踏の飯豊北部ということもあり写真多めです。
※青髭さんのブログ（https://www.aohigetozan.com/）

＜１日目＞
道の駅関川から近いJR米坂線の越後下関駅へ小雨のなか歩くこと10分、豪雨災害で不通になっている米坂線の代行バス(始発07:02平日のみ)に乗る。早朝なのに中高生が多く親御さん含め米坂線不通で皆さん苦労されているな〜
坂町駅に着き乗り換え待ち29分、JR羽越本線にて新津駅へ向かう。
新津駅でも40分の乗り換え待ちがあるが、NewDaysが改札近くにあり朝食を構内でのんびりありつけた。新津駅からJR磐越西線にて日出谷駅へ向かうが、車窓に雨粒が当たり不安が募る。
日出谷駅へ到着し、雨は降っていなかったが蒸し暑い！
車の往来が少ない車道(R459)を歩き、綺麗な長いトンネルを過ぎて実川沿いの林道へ進んだ。
この林道、補修工事関係か電力会社だろうか？通行止めも無く数台の車が我々の側を通過した。
何台かのドライバーさんから『熊いるから気を付けて』と暖かい？アドバイスを受ける。
今回の熊対策は熊鈴と電子ホイッスルと熊スプレーの装備となる。(予備としてチャカありw)
旧実川集落にある駐車場(トイレあるが使用不可)で休憩しているとまとまった降雨がありしばらく雨宿りをした。１台の車が来たが、登山者ではなく史跡めぐりの方だった。
雨が止んで歩き始めると駐車場のすぐ横に曹洞宗山渓寺跡の石碑があるではないか！！ここだったのかと感動。
オンベ松尾根を先頭となって伐開した猪俣次郎さんは僧籍があって彼が管理していた寺である。どこにこの寺があったのかわからなく知りたかった。
猪俣次郎さんは15才の時に石川県能登の曹洞宗総持院で修行して僧侶になり、法名は月心と称していた。これから行くオンベ松尾根にある水場の『月心清水』の由縁である。
そして馬取村宝来禅寺の分家である実川の山渓寺を管理していた。
ここから先、山神社を経て重要文化財の五十嵐家住宅では修復工事がされていた。
作業服を着ているが山中が似合わない可愛らしい女性に熊に気を付けてとアドバイスをいただく。この先の崩落も修理していくと思いますよと彼女は言っていたが真偽はわからない。
ゲートを乗り越え、何ヶ所か倒木や崩落ヶ所があったが歩く分には問題ない。
大きく崩落している核心部の崩落ヶ所は踏み跡もあって沢床へ降りてクリアした。
恐怖でドキドキしていた照明のないコウモリトンネルはとても涼しくある意味パラダイスでした！もっとここにいたいと思うほど(笑)
途中、熊に遭遇した！というかアナグマでした。やつは電子ホイッスルに動じなかった(汗)
日没前になんとか湯ノ島小屋へ辿り着き、誰もおらず１階を二人で使った。
薄暗い森の中にある小屋で、とても綺麗であるが涼しくはなく蚊が多い。
トイレに関しては用を足すのに躊躇するほどの虫の大群でした。
持参した蚊取り線香の他に小屋においていた蚊取り線香があり助かりました。
窓には網戸があり、網戸にして快適に過ごせました。
水場は豊かでまったく問題なく持参したビールも冷やせました。
天気予報を知りたかったが携帯電話はもちろん圏外でした。

＜２日目＞
いよいよ次郎新道を歩きます。雨は降っていないがガスガスです(笑)
昭和25年に飯豊連峰が国立公園の指定を受け、オンベ松尾根の伐開に先頭を立って猪俣次郎さんが1か月近くも山に入り伐開作業をした道です。
彼は、昭和27年に実川で流され事故死してしまったが、藤島玄が次郎の功績を後世に残すため次郎新道と命名された道なのですが、オンベ松尾根のほうが馴染み深いですね。
林道終点から、草が深くルートが分かりにくい箇所から藪入りし、アシ沢の徒渉もなんら問題なく渡れました。
しかしここから先が急登で暑さもあってとても難儀した。
次郎が発見した標高1050mの水場である月心清水は、草木につかまってトラバースして水場に辿り着くワイルドな道で、水量は点滴だったが浄水器を使用して補給することができました。
ここで見たかった月心地蔵さまは、次郎の3回忌に依頼によって新発田の佐久間石材店の製作で次郎の旅立ち姿の顔写真に似せたお顔の地蔵さまで、真面目な優しい顔立ちをしていた。
ここから先は藪も濃くなり(といっても腰くらい)なんと！雨も降りだしてきた。
ザレたトラバースが何度もあり、滑らないように慎重になった記憶が多い。
遠方はガスガスで景色は望めないが、牛首山前後の岩々の雄姿は近景で見ることができた。
牛首山を過ぎてから背丈よりも高い笹薮漕ぎの場所があった。
大日岳への最後の登りはアザミが多くチクチクして難儀。(アザミちゃんホント苦手)
何度か大日岳へ来ているが二人とも晴れた山頂の経験がない(笑)
山で雨に当たるのは神様に喜ばれていると聞いたことがあるのでMな乙女心で前向きに受け止めておく。
16時半頃にずぶぬれ状態で御西小屋へ到着したが小屋は満員御礼のもようでした。
あらかじめネットで利用する登録をしていたが、青髭さんがテントを持参していたので
小屋番さんを困らせないように１つテントでオジサン二人の熱い夜を過ごしました。
水場は500mlが2分かかるという記事があったが、それよりも時間がかかるくらいの点滴状態でした。

＜３日目＞
4時半に出発！夜半に雨があり天気は霧雨混じりのガスガスだが回復傾向とのこと。
乾かす余地のない濡れた服をまといジュポジュポと濡れた靴を鳴らしながらのスタート。
途中で日の出を拝み、晴れた大日岳の雄姿を見ていると大日岳はツンデレだと思った。
もうすぐ御手洗池というところで変な連想をしてしまい、例の大人の事情(キジ打ち願望)が発動し、ペットシート(私のモーメントに装備の紹介あり)を広げて登山道上で済ませた。幸いにも早朝のため人の往来がなく英断だったと思う(笑)
利用者が少なかったと聞いた梅花皮小屋に着き、潤沢な水場で喉を潤し水も補給した。
ここは陽当たりも良く、濡れたテントやシェルターなどを乾かしつつ朝食を摂ってしばし休憩。
ここから先は未踏の縦走路であり、北股岳は楽しみにしていた一座であるが、白目になる急登で重ザックが苦しみに変えてくれた。
可愛らしい門内岳を過ぎ、こじんまりした門内小屋でしばし休憩。テント場が充実しているように感じテン泊してみたい場所。
比較的に緩やかな稜線歩きを楽しみ、頼母木小屋へ到着。
予めの情報で知っていたが細めながらも水は潤沢に出ており、この先の朳差小屋の水場はアテにできないため各々約５Lを汲み、今日の宿である朳差小屋へ向かう。
靴が濡れたままで歩いているせいか、靴擦れも起こしているようで足がひどく痛む。
鉾立峰の急登がホントしんどかったが、藤島玄のレリーフを見て、小屋が見えてくると安堵感がひろがった。
小屋へ近づくとmaechanと呼ばれ、ヤマッパーのあさゆうさんが迎えてくれた。
大日登山口から登るかも！？と聞いていたので、まさかここで会うとは思っていなかったのでびっくりした。
ここの水場は出ていると聞き、どっと疲れが出たがこれもまた登山ですね。
早速2階に寝床を陣取り、先ずは着替えて汗臭さを拭きとってご挨拶にうかがった。
足がふやけて靴擦れがひどく治るかな？
その後、鶴岡から来られた凄い体力をもつ山ガールさんが二人増えました。
彼女達と村上のYamaper タテさんと楽しい話が弾み、青髭さんが住まいの近所である丹沢を案内する話題などで盛り上がっていました。
夜は新潟であろうか！？日本海方面の夜景を楽しめました。

＜４日目＞
最終日の今日は、大石ダムへ下山し車をデポしている道の駅関川へ戻る。
1階に泊まっていた俊足な関西からの5人組は早朝4時くらいに出発された。
タテさんの出発を見送り、あさゆうさんはゆっくり出発と聞いていたので我々も続けて出発するところ、ルートを知っているあさゆうさんも一緒に下山することになり未踏のルートなので安心した。最後に残った鶴岡の山ガールさん達は6時くらいに出発されたのかな？
標高が低めなこともあり暑い！そしてナメてたがココ急坂である(笑)
みなさんよく重ザックを背負って暑いなか登ってきたもんだと感心する。
あさゆうさんが車を駐めた東俣彫刻公園の駐車場の手前で雨が降ってきて急いで歩いた。
それほど濡れずに済んだと思うが車に着いて、あさゆうさんと分かれ我々は大石ダムへ歩く。
ところが雨脚が強くなりやがて土砂降りになり、大石ダム管理棟の駐車場の屋根で雨宿り。
すべてが濡れて靴擦れもひどくなったのかすごく痛む。
残り8kmであったが帰りの運転や身体のコンディションを考慮し、荒川タクシー(0254-64-1042、¥3250)にて道の駅関川へ戻ることにした。車を汚さぬよう持参のブルーシートを敷きタクシーへ乗り込み、楽しみにしていた冷たい飲み物の自販機のありかを運転手さんへ訊いてみたがここら辺には無いとのこと。
大石ダムから6kmほど行った交差点に初めて自販機はあった。
道の駅に隣接する『ゆ～む』で4日ぶりの入浴をし、先に青髭さんが休憩処で休んでいたところ鶴岡の山ガールさん達と再会！！
なんと彼女たちは丸森尾根で飯豊山荘へ下山し、東俣彫刻公園の駐車場にデポした車を回収し『ゆ～む』で入浴されたとのこと。すごいスピードで脱帽です(汗)
丹沢の話しもしていたのに連絡先の交換もしていなかったのでここでやっと交換できた。
ここで会えるとは運命を感じました。
途中から行動開始したため最終日のログは飛んでいます。
朳差、杁差、八と入の二通りがありますが、どっちがどうなんでしょうかね？
小屋や山頂は八の朳差、長者平の標柱や前エブリ差岳の標柱は入の杁差。

最後に。。。

飯豊はいいで！というより
飯豊はいいであい！な山でした

牛首山

このランドマークを通る活動日記

ミラクルルート　オンべマツ尾根（天空の尾根）&早月のつきあげ壁（スプーンカット級）から裏大日岳

湯ノ島小屋🏚より飯豊大日岳🏔️

上ノ越→シシ傘尾根→大日岳→御西→三国岳

水晶峰・笠掛山・櫛ガ峰・牛首山・大日岳・御西岳・駒形山・飯豊山・草履塚・種蒔山・三国岳・疣岩山...

実川〜大日岳⛰️

秋の御幣松もいいで〜

湯ノ島小屋〜鏡山〜御幣松尾根周回

飯豊縦走(日出谷駅～オンベ松尾根～杁差岳～大石ダム)

このランドマーク付近の写真

.css-160wd8i{width:60px;height:60px;}牛首山

湯ノ島小屋🏚より飯豊大日岳🏔️

上ノ越→シシ傘尾根→大日岳→御西→三国岳

水晶峰・笠掛山・櫛ガ峰・牛首山・大日岳・御西岳・駒形山・飯豊山・草履塚・種蒔山・三国岳・疣岩山...

実川〜大日岳⛰️

秋の御幣松もいいで〜

湯ノ島小屋〜鏡山〜御幣松尾根周回

飯豊縦走(日出谷駅～オンベ松尾根～杁差岳～大石ダム)

牛首山