登山

飯豊のダイクラ、魚沼三山、裏巻機
など破線ルート何度か歩いてきたが
破線とバリエーションは全然別物でした😱
このVRルートは約15キロの距離の7割ぐらいが猛烈な藪で
背丈以上のササだったり
石楠花、ダケカンバ？、マツ系の低灌木がビッシリ
植物の壁を踏み倒したり掻き分けたり
又は上って越えたりで
本当に前に進みません😱
VRを考えるに
体感的に一般ルートの3倍の疲労度💦
になりそう？
ここは一般15キロVR15キロ=60キロ
距離と累積高度ある程度相関関係あると思うから
60キロ6000メートル‼️
これじゃー自分には無理ですわ〜😓
さる、いや💦たぬきにもわかる🤔
この数字が出来るなら
チャレンジもイイかもですね❣️
谷川と巻機のエリアなので
景色が良いのは間違いないかと？
実際浅めの藪には薄ーく踏み跡が！
深い藪だと消されてしまってますが💦
歩いてる方いるんですねー😅
21時間藪漕ぎ含め歩き続け、一般道まで
後2キロの約1800メートル付近で
夜9時を回り地形も読めず、足も上がらなく藪漕ぎ2キロに絶望した自分は
初めてのビバークに😓
びしょ濡れでペラペラのツェルト被り
お座りで朝を迎えることに💦
凍死すんじゃね💦💦
と不安強かったけど、なんとか生きてました😅
ただ結露と夜中雨になって
寒かった😱
弱目に祟り目でした😖
翌日の濡れた藪漕ぎ
行動開始まで気持ち揺れ揺れで
救助よぶか？まで頭よぎりましたね。
仕事も休んでしまい猛省です。
自分の力量よく考えず行動してしまった
良くない一例でしたd(^_^o)

巻機山（まきはたやま）は新潟県南魚沼市と群馬県利根郡みなかみ町の境、三国山脈にある標高1,967mの山。日本百名山のひとつ。

主要な登山道は、南西側の南魚沼市清水から通じている。

巻機山・割引岳・金城山

新潟

群馬

とほほ💦藪はもう懲り懲りデスん　谷川(ジャンクションピークから巻機山VR)

山狸

バッテリーが少なくなってきたので途中でYAMAPのログを中止しました。

谷川岳から巻機山までは地図にも載っていないバリエーションルート。たまに縦走する人もいるが、その場合は積雪期に限られる。それ以外は藪が酷くて大変通行が困難なルートなのである。新田次郎の小説でも遭難場所として描かれたくらいだ。

土合駅に前泊して朝6時に出発。白毛門、笠ヶ岳、朝日岳を経てジャンクションピークへ。ここから「難路」と表示のある上越国境ルートに入る。初めは普通の笹薮なので、こんなもんかと思ったが、だんだん背丈以上になりシャクナゲやら松の木が混じってくる。路面は全く見えず、油断すると倒木や複雑に絡み合った灌木の枝に足が引っかかる。

ジャンクションピークまで4:30で来たのに、幕営予定地の檜倉山に着いたのはすでに暗くなっていた。ここしか平らな場所がない。しかも何度か転倒したときにサイドポケットに入れておいたトレッキングポールがなくなっていた。これがないとシェルターが立てられない…

仕方ないのでシートの上にマットと寝袋を広げ、その上にポンチョ兼シェルターを被せるだけでビバークすることに。疲れすぎて食欲がないので何も食べずに寝てしまう。

小雨と強風で夜明け前は寒さで目が覚めた。


翌朝は晴れて寒い。前進するが、昨日に増して藪が酷くて一時間で100メートルも進まない。今度はショルダーホルダーに入れておいたガーミンのGPSと折りたたみ傘も失くしてしまった。ガーミンをなくしたのはショックで一時間も探し回ったが見つからず。道がないのだから仕方ない。さらに腰に巻いていた藪漕ぎ用のレインスカートも知らないうちになくなっていた…丸一日藪と格闘したが、予定の半分しか進まず、またもビバーク。

前日の夜露と結露で寝袋が濡れてしまいちっとも身体が暖まらない。うとうとしただけで寒さに震えて起きる。

3日目はもっとショックなことが。水がなくなって来たのでどうしようかと思ったら、下の方に小さな池が見えた。登り返すのは大変だが、水がないと命に関わる。池の濁った水を浄水器で濾して飲料水に。再び尾根に登り返し、また藪漕ぎ地獄。何度も転倒するうちに浄水器のボトルを落としてしまう…もちろん見つからず。食料も尽きかけているしどうするか思案する。このまま進むとどちらも持たない。

思い切って巻機山のピークには寄らず、ショートカットすることに決める。沢に降りることになるので水は確保できるだろう。しかし沢沿いを下るのはリスクが大きい。滝が行く手を阻むからだ。ま、どっちにしろ藪漕ぎするのだから、下りられない滝が現れたら高巻きしよう。うまく行けば巻機山の登山道に合流できるかもしれない。

しばらく藪を下ると小さな沢に出た。やった、水だ！たらふく飲み、空いているペットボトルを満たす。お腹が空いたが羊羹しかない。ツルツル滑る石伝いに慎重に沢を下る。小さな滝がいくつか現れるが、藪を高まいて下りることができた。一度無理やり降りようとして滑落してしまったが…

GPSをなくしたのでスマホで現在地を確認。このまま下りると堰堤がいくつか現れるようだ。斜面を登れば登山道に合流できるかもしれない。沢から離れ、灌木と笹をにぎりしめ斜面を登っていく。格闘することおよそ3時間。やっと登山道に出たときは涙が出た…

当たり前だけど、道があるってホントに素晴らしい！身体中傷だらけで、大切なものをいくつもなくしたが、命まで失わなくて本当に良かった。



朝日岳は、群馬県利根郡みなかみ町と新潟県南魚沼市にまたがる標高1,945 mの山である。
山頂及び山域の西側は上信越高原国立公園内にあり、「日本三百名山」と「ぐんま百名山」に選定されている。

朝日岳

人生最悪の山行（上越国境バリエーションルート）

ハンモック野宿っかー

東黒沢・ナルミズ沢ハシゴ

YUTOZAN⛰

藪漕ぎは嫌いだと何度も申し上げてるわけだけども、ワンダーフォーゲル的な泥臭くて牧歌的な山に憧憬があるのです。踏み跡を辿り、水場を探し、幕営適地を求め、自由に歩く。

日光白根山～皇海山～袈裟丸山の両毛国境はその入門編で、知床半島に赴いたのは一種の聖地巡礼だったが、ついにワンゲル的三大聖地の一つ上越国境朝日岳～巻機山を歩く。

聖地なだけあって記録は豊富。1泊で抜けてる記録もある。アプローチもあるので1泊目は清水峠か、行けたらナルミズ沢源頭あたりで1泊。檜倉山か柄沢山あたりの草原で藪中1泊の2泊で抜けられたらいいな。

このところ疲れる登山を控えてたのはこの山行のためにナーバスになってたからでした。9月の頭からずっと天気を待っていた。

ザック重量15kg ポリタン2発＋ボトルで最大19kg強。食料3泊分。化繊シュラフ・ダウン量500g→寒かった

軽量化して挑んだが、結果的に1泊で藪抜け。1日弱のマージン。もう少し余計なもの持っていけたかな？という気がした。ただし雨に降られたら、こうは行かないと思います。

☆ルート概況

灌木混じりの笹藪が主。笹ラッセルが正攻法。灌木に絡まって1時間100mみたいな箇所はないです。極藪いくつかあるが短い。群馬側の草原で巻ける箇所は数か所。巻こうと思うより藪目に逆らわず真っ直ぐ行くのが吉の場合多し。尾根の細い箇所や草原はご褒美踏み跡あり。

☆計画 2泊3日予備日1日

1日目
清水集落8:00～清水峠12:00～ジャンクションピーク14:00～ナルミズ沢コル15:00

水場：清水峠手前、朝日岳直下、ナルミズ沢源頭

2日目
ナルミズ沢コル6:00～大烏帽子山6:30～檜倉山9:00～柄沢山12:00～越後乗越13:00

水場：檜倉山池塘、越後乗越池塘、沢に降りたところでも取水できるらしい

3日目
越後乗越6:00～米子頭山8:00～巻機山11:00～下山14:00

3日間（実質2日間）夢のような山行でした。これがやりたかったんです！

☆ 1日目

5時に巻機山桜坂駐車場。なんとすでに満車。百名山パワーの凄まじさ。しょうがないので国道ゲート前のスペースに停めて歩き出す。

取り付きまで1時間。コースタイムでは清水峠4時間だがこの尾根に3時間かかるとは思えない。予想通り1＋2時間で清水峠。途中の水場でポリタン1発入れる。

食事してジャンクションピークへ。これから行く上越国境の紅葉が見事で気持ちが昂ぶる。10:30到着。笹はまだ濡れてるのでカッパズボンを履く。難路道なしに足を踏み出す。

腰下ほどの笹だがしっかりした踏み跡がある。降り始めると先程からウロウロしていたヘリがなぜか自分の周りでホバリング。しばらくしてジャンクションピークに隊員が一人降下した。何だろ？

降りきると尾根が細くなるが、ナルミズ沢コルまでほぼ登山道。これが続けば最高のルートなのだが。11:30コル到着。群馬側に草原だが平坦地はあまりない。ザックをデポして源頭に水汲み。5分ほど降りたところに細い流水の下に澄んだ水溜まり。杁差岳の水場的な。これをポリタン2発ぶん汲んだ。

予定ではナルミズ沢コルで幕営だがまだ昼前。休んでると二人組がコルに降りてきた。聞くと今日は檜倉山まで行くらしい。午後崩れる予報なのでどうかと思ったが、結局自分も一緒に行くことにした。

大烏帽子山まで草付きを適当に登る。大烏帽子山から先、尾根上は灌木藪。水みちでさっさと下の草原に降りるのが正解だったようだ。草原で一本。

コルまで古い赤布があったり、基本踏み跡が使えてスムーズに降りれた。このテンションの藪なら楽勝と思うのも束の間、だんだん踏み跡が拾えなくなってきた。灌木を避けて左右に逃げると濃い笹に阻まれる。意を決して中央突破が結局無難そうだ。滅茶苦茶な灌木藪地帯は少ない。灌木混じりの笹薮をラッセルで登る感じ。

予報どおり曇ってきた。朝日岳は分厚い鉛色の雲がかかる。コルから2時間の登りで檜倉山下の草原に出た。檜倉山はまもなくガスがかかりそう。まずいと思い急いだがまだひと漕ぎあった。檜倉山「下頂」。檜倉山の風景が最大の楽しみだったが、すっかりガスってしまった。

池塘周辺はぬかるんでるが、少し行った先に砂地のテン場あり。初日に檜倉山まで来れるとは思っていなかった。一人でいたらサボって大烏帽子山の草原で幕営してたと思う。

テントを張って飯など食べていると、夕刻ごろガスが晴れて素晴らしい景色が見られた。これが見られただけで、この山行は成功したようなものだ。

☆2日目

翌日、朝方雨がパラついてどうかと思ったが晴れ間が差した。朝は寒くて動けないと思ってたがすでに暖かい。モンベルの農作業用レインジャケットとハードシェルパンツに冬用ゲイター、防寒テムレスで準備万端。今日も3人でトップを交代しながら藪を漕ぐ。誰かが先行して行くとかこの藪では無理。

今日一日、群馬側は快晴なのにまさにこの稜線で雲の湧く、実に上越国境らしい天気だった。

檜倉山からの下りはどうだったか正直忘れた。尾根が細くなると腰程の笹薮。刃物々崎に派生する尾根を過ぎて降りていくと群馬側にトラバースしてる道が使える。途中にバラバラになったフィルムカメラが落ちていた。

岩峰基部をまで巻いて稜線に上がったが、かなりわるいトラバースだったので手前で上がるのが正解か？と思った。稜線は柄沢山まで低灌木と草原で藪から開放される。

柄沢山、三角点不明。北の草原までしばらく笹漕ぎ。草原には大きなテントを張った跡があった。傍らの池塘は色がついてるが、浄水器を通すぶんには変な味はしなかった。昼食。

しばらく草原。米子頭山まで尾根が細くここしかないというところに踏み跡がついてる感じ。米子頭山に近づくとコメツガの嫌な感じの藪。それでも切り開きがあり三角点まで楽に進める。

米子頭山から先はコメツガとシャクナゲの無茶苦茶な極藪で踏み跡が数歩で消失した。藪を踏み付けて空中戦で行くしかないのでは？尾根を外すより尾根上を藪の流れに逆らわずに降りるのが無難。群馬側に草原があり、後から見ると顕著な踏み跡がついていた。草原の斜面は急で降りられたかは微妙。

この先は断続的に踏み跡あり。だんだん濃くなり笹ラッセル。途中でコメツガの極藪に阻まれる。よく見ると人が通過してる痕があるが、迷走してるようだ。抜け出して笹ラッセルで1780mのトンガリに出た。

1780mは巻機山の展望地になっており、そのためかここまで整備された痕跡がある。相変わらず笹ラッセルだが笹の薄い刈払跡と灌木の切り株でスムーズに進める。

最後は谷をトラバース。踏み跡あるが、地図上の登山道よりだいぶ下で正規の道ではなかったようだ。巻機山草原で藪抜け。風もなく静寂に包まれる。「朝日岳方面」の道標がこの縦走の実質的終着点。

避難小屋泊。予想通り超満員「だったようだ」

☆3日目

夜は満天の星空だったが、明け方はガス。明るくなるとともに下山。東寄りの風が強く滝雲になって落ちている。昨日藪抜けしてなければあの中にいたと思うとホッとした。

降りるにつれ視界が開ける。土地勘がなくあの山は一体何が何やら。物凄い量の人とスライドして喉が乾いた。

☆総括

藪区間は単独行でなく3人まとまって行動しました。やっぱり複数人いると同時にルーファイできて凄く助かります！

初日に檜倉山まで進めたことで薮中1泊で抜けることができた。日の出とともに歩き出して日没とともに行動終了、残業なしの10時間。疲れすぎず楽すぎず。天候に恵まれたこともあり理想的な歩程となりました。

9月から秋雨で延期し続けた山行でしたが、結果的に最高の季節に歩けました。今度は逆打ちやりましょう！


憧れの上越国境 朝日岳～巻機山 難路道ナシ

野蒜

この3連休は今年最後のテント泊を大天井でと思ってましたがkaipaさんから山行のお誘いが。
何処に行くか聞いたら巻機山と。
どうせ普通のルートじゃないだろうから「沢？」と聞くとジャンクションピークからと😵
そこは以前彼がソロで挑み撤退したルート。
昔は登山道あったようですが今は薮に覆われ積雪期に行くのが定石。
ごくまれに無積雪に行く人がいるかあまり情報が無く人によって掛かる時間が全く違い時間が読めない。
YAMAPにもルートの記載がなく今回はヤマレコで計画しコンパスで登山届提出しました。

水場は朝日岳近くの水場の他は池塘のみ。
池塘の水飲めるのか？
とりあえず3L持っていき朝日岳近くの水場で2L汲みました。
今回は余計なもの持って行かなかったがスタート時のザック重量18ｋｇ。
これで白毛門登るのと全体を通してハードな山行になると思い２年ぶりにトレッキングポール使いました。
朝日岳までで結構疲れたがジャンクションピークからが本番。
背丈以上の笹薮も多くどう行ったらいいか分からない。
と、言っても自分はクタクタで先頭でルーファイしながら薮をかき分けながら進む体力はない。
けど、距離が開くと結局何処に居るのか分からずルーファイしながら進むことに。

撮った写真も余裕のある時に撮りましたがこれ以外に背丈以上の笹や灌木、シャクナゲなどが行く手を阻み簡単に進ませてくれません。
こんな所を真夏に行く人もいますが水何L担ぐんだ？

とりあえずお二人のお陰で無事巻機山までたどり着きましたがもう行くことはないでしょう😅


谷川岳（たにがわだけ）は群馬・新潟の県境にある三国山脈の山である。日本百名山のひとつ。周囲の万太郎山・仙ノ倉山・茂倉岳などを総じて谷川連峰という。

谷川岳・七ツ小屋山・大源太山

白毛門～巻機山縦走

kazoo312

時: 2024/10/12-14
日程: 
10/12 晴れ後曇り
　4:45 白毛門登山口 - 4:43 - 白毛門 - 10:02 朝日岳 - 11:02 ジャンクションピーク - 15:38 檜倉山

10/13 晴れ(未明雨、日中ガスり気味)
　6:21 檜倉山 - 9:56 柄沢山 - 11:26 居頭山 - 12:51 米子頭山 - 15:41 栂ノ頭 - 16:12 巻機山 - 16:38 巻機山避難小屋

10/14 晴れ(未明ガス)
　5:19 巻機山避難小屋 - 8:41 清水BS

憧れの朝日岳-巻機山の稜線を歩いた。

この稜線は上越国境となっており、ジャンクションピークから北へ巻機山まで続いている。アルペンガイド上信越の山(1997)では清水峠から巻機山への縦走で紹介されているが、より縦走感を出すために白毛門から入ることにした。

このルートは2021年7月に単独で挑戦しているが、大烏帽子山の先の藪に阻まれ敗退している。今回は反省を踏まえ、涼しい気候で藪を視認しやすい秋とし、kazooさんを誘って行くことにした。

10/12 白毛門-檜倉山
4:30頃白毛門登山口駐車場に着いた頃にはすでにある程度の車が止まっていた。久々の晴れの連休で紅葉も期待できるということで訪れているのだろう。空が若干白んだ4:45出発する。出発から2時間程で松ノ木沢の頭。黄色く色付いた白毛門とジジ岩ババ岩の景観が素晴らしい。白毛門の頂上へと近づいてくと紅葉した朝日岳への稜線が見えてきて、来て良かったとしみじみと思う。白毛門頂上で休止を取り、笠ヶ岳へと歩を進める。2週間前に下りで使用した際には思わなかったが、笠ヶ岳の登りはこんなに急だったかと思うほどに辛い。ここまでは黄色の紅葉が多かったが、朝日岳方面は真っ赤に染まっている。今が見頃だろう。紅葉を楽しみつつゆっくりと歩いていく。朝日岳を過ぎると群馬県のヘリがジャンクションピーク周辺を旋回している。5～6回回ったと思ったら一度群馬側へ帰って行き再び戻って旋回した後また戻って行った。一体なんだったんだろう。分岐を宝川温泉方面に折れてすぐの水場で藪決戦前の休止を兼ねた水汲みをする。10時過ぎた頃でも笹が露で濡れていたので、雨具上下、ゲーター、ザックカバーを付け装備を整える。11時頃ようやくスタート地点であるジャンクションピークへ着く。巻機山難路の指導標を見やりいざ出発！最初は腰高の笹の下り、若干の踏み跡はあるものの辿らず自由に歩ける。笹を下っていると前方の地蔵ノ頭を登る人影が見える。まさか自分たち以外に人がいるとは。地蔵ノ頭前後も笹藪となっているが、登山道レベルの踏み跡がある。大烏帽子山手前の鞍部で先行者(以降N氏)に出会う。午後からの天気の崩れを懸念してここに泊まる予定らしい。自分たちは檜倉山で泊まることと時間はまだ早いことを伝えたところ、一緒に行くことになった。大烏帽子山は群馬側が草原となっており、気持ちよく登れる。頂上より北へ少し灌木藪に入り群馬側へ逃げ込むと平らな草原地帯となる。遠く巻機山まで臨めて良い場所だ。だが、長くは良い思いをさせてくれない。再び藪へ入ると笹と灌木のミックス藪。背丈を超えてくるようなのも出て来て非常に辛い。基本は稜線上が進みやすいのでなるべく逸れないように注意しながら進む。距離も標高差も少ないのだが藪のせいでなかなか檜倉山に近づかない。N氏と先頭を代わりながら少しずつ進んでいく。疲れは限界に達し檜倉直下の群馬側草原地帯に逃げ込むと倒れ込んだ。N氏は先へ行ってしまったが、動けないんだからしょうがない。寝転がり休んでから出発することにした。この頃からあたりはガスに包まれていた。腰高くらいの笹藪を登ると広い草原地帯に出る。すると一つの大きな池塘が目の前に現れる。ようやく檜倉山に着いたようだ。池塘の奥に回り込み地肌が露わになった幕営適地にテントを張る。時々ガスが晴れることはあったものの、それは一瞬。景色を楽しめないので17時頃に夕飯を食べ床についた。

10/13 檜倉山-巻機山避難小屋
　4時頃に起床すると、テントを雨で叩く音がする。小雨ではあるものの非常に嫌な予感だ。幸いにも雨が降ったのはわずかな間だったが、依然周囲はガスで包まれている。状況を見つつ撤収準備をしていると徐々にガスが晴れ始め6時頃にようやく朝日を拝めた。美しい光景を堪能し6:20頃出発する。檜倉山の草原地帯からは群馬側の斜面を少し歩く。途中で稜線に上がると笹と灌木のミックス。灌木間は人が通るのには問題無く灌木を縫うように進む。思ったよりも難儀しない。尾根が広くなってくると笹主体の藪となり下っていくと檜倉乗越。ここからは群馬側斜面の露岩帯を渡っていく。藪は膝下か草原で藪漕ぎに疲れた人にとっては癒しの区間。最初の岩峰を群馬側から巻いて稜線に這い上がる。初めから稜線通しでも良かったかもしれないし、巻き続けることも出来そうだった。標高1659地点は広い草原となっており、ちょうど柄沢山まで臨め清々しい気分だ。この後の稜線は基本的に膝下程度の藪で比較的楽に進める。柄沢山への稜線は細く続いており、その景観は素晴らしい。柄沢山はピラミダルなどっしりした山容で草地から笹藪を挟んで山頂に着く。山頂を素通りしその先の草原を目指し緩やかな笹藪を下る。標高1809地点あたりは草原地帯となっており小さな池塘が複数ある。２つの池塘の間には大きなテントを張ったのか、草が踏みならされている。私たちもここで昼休憩を取る。池塘の水は黄色く色付いていたが、水を飲んだN氏は問題ないとのこと。日差しは強く露も乾いていたので、ここで雨具を脱ぐ。十分に休憩をとった所で再出発する。居頭山はあっさりと通り過ぎ、米子頭山へ向かう。途中のピークは急勾配な上、斜面にはハイマツが蔓延っている。一見どう登るか分からないが、いざ行ってみると明瞭な踏み跡がある。狭い頂上で休止。昼休憩以降気分が良く無く、呼吸がなかなか整わないので休ませてもらう。休んでいる間日差しがジリジリと照りつける。熱中症気味になってしまったのだろう。30分くらい経っただろうか。ようやく歩けるレベルまで回復し出発する。同行者には居心地悪いところで待ってもらって申し訳なかった。米子頭山へは難なく着き、体調も良くなってきた。生憎巻機山山頂部には雲がかかっており、標高1646のコルとその先の登りだけが少し見える。米子頭山を下っていると明らかに密な灌木帯が見える。ここは若干の空中戦。木の上をバランス取って渡っていく。時には下を潜って切り抜ける。密な灌木帯も慣れれば案外いけるもんだ。灌木帯を抜けると笹藪。コル手前でもう一度灌木帯を横断しコルに到着する。栂ノ頭への最後の登りに備え休止を取る。栂ノ頭の登りはひたすらに笹藪。一部灌木渡りがあるがずっと笹藪。特に標高1830を超えてくると目の前は笹の海。笹藪の中に薄っすらとした踏み跡があり、群馬側に逸れ谷を横断し草地に出る。踏み跡を辿るとやがて木の階段が出てくる。2度ほど背丈程の笹藪を横断し、登山道分岐間近で最後の休止。牛ヶ岳の先の国境稜線を眺める。綺麗な稜線だが稜線上は藪なんだろう。休止後やっとの思いで登山道に合流。分岐には朝日岳方面と書かれた杭が打たれている。長かった旅がようやく終わった。すぐに木道となり、道の快適さに感動を覚えつつ歩いていく。山頂をさっくり通り抜け避難小屋へ向かう。避難小屋に近づくとガヤガヤと人の声が聞こえてくる。ここは下界かという程に。小屋前には人が大勢おり、2階建の小屋がかなり埋まっているようだ。この日は夜と翌日分の沢水を汲み、パンを少し食べてから早めに就寝した。

10/14 巻機山避難小屋-清水BS
　3時頃起きると稜線上は風が吹き荒れている。ガスが絶え間なく流れているが、星は見えるのでとりあえず星撮りをする。朝食やトイレを済まし5:20頃出発。巻機山方面はガスで何も見えないが、南魚沼方面は晴れている。マジックアワーの美しい空色で下山の景色を楽しませてくれる。7号目を過ぎたあたりから多くの人とすれ違い始める。避難小屋でも感じたが本当に人気の山だ。その後快調に清水BSまで辿り着き、8:55発六日町駅行きのバスへ危なげなく乗ることができた。六日町駅から土合駅へ電車で行き白毛門登山口駐車場に置いてある車を回収し帰路に着いた。
バス、電車共に現金のみの対応で、久しぶりの電車切符は懐かしかった。

終わりに
　憧れの縦走路を無事走破できて良かった。しかし、藪漕ぎ体力やルーファイ力は未熟だと痛感し、同行者がいなかったらここまでスムーズに行かなかっただろう。檜倉山は藪の中のオアシスのようであり、この稜線上で一段と素晴らしい。訪れた際はのんびり滞在すると良いだろう。

上越 白毛門-巻機山縦走

kaipa

前回、即撤退の白毛門～巻機山を繋ぐ上越国境稜線の山行。

残雪期は絶景必須！人気の美稜線

しかし夏道(無雪期)では無整備の登山道？は木々が生い茂り、稜線上の半分は藪漕ぎです

天気は晴れ、霧無し、風ほぼ無し

稜線は美しく紅葉もはじまり景観は良い

山行記録・主観(思い出したら更新)
JP～地蔵ノ頭～大烏帽子山
トレースありルートロスしなければ苦労せずに進めるので気軽に笹漕ぎ体験できるルート。

大烏帽子山頂～檜倉山
藪漕ぎ開始、途中で右側下に草原がありそこを歩けばよかった記憶あり💦

檜倉山～柄沢山

柄沢山～米子頭山
柄沢山頂から小ピーク2個目迄トレースがはっきりとあった記憶あり、谷川主稜線を歩いているような感覚になった記憶、ここで藪漕ぎが終わったと嬉しくなったのを思い出す、しかしこの区間を過ぎると藪漕ぎがリスタートすることになる。
名も無き小ピークが多いのは国境稜線の特徴とも思った。

米子頭山～栂ノ頭
暗くなる前には巻機山へ到着が目標だったので少し焦りが出始めかなりあいまいな記憶、結構な距離を笹漕ぎをしながら進んでいたような、腰位から背丈以上の笹を掻き分けて掴んだりもして、一歩一歩を大股で確実に前進を繰り返していた記憶。2.3m程の針葉樹が目立って来てそこのゾーン入ってしまうと厄介だった⬅️その時は横にずれると笹藪があって歩くとこ間違えたと思うこと終始💦

栂ノ頭～巻機山
真っ暗で視野狭い中での山行、笹とシャクナゲの中を進む、栂ノ頭手前に左右分岐があり右に行ったが巡り巡り結局、その間にあった草原に到着、草原が上の方まで続いている様に見えたので正直ここで終わった気になっていた、あとちょっと登ったら巻機山の登山道に合流するのではと、しかし巻機山に近付いてくると笹、シャクナゲ、低木、大きめの針葉樹が行くてを阻む、ほんとに巻機山の登山道に行けるのかと疑心暗鬼になるほど森深かった、できれば夜は避けた方が良い⬅️明るければルートが明瞭になりもっと楽なのは明白かと。

感想・去年から考えていた無雪期、上越国境稜線縦走を出来た事は嬉しい、ただ時間が掛かりすぎてしまった、色々と反省。
巻機山で小屋泊、テン泊している方がいたげど楽しそうでやりたくなっている自分がいる。
次の機会には1.2泊して違った楽しみを体験したいと思う。
また、残雪期にもチャレンジしたいと思う(個人的主観ですが、残雪期の方がリスク管理の判断力は格段に上がり、難易度は高いんじゃないかな？と思います。)⬅️私はまだ冬に行ってませんが💦

朝日岳・巻機山

はにわ

大烏帽子山手前(南)の小ピークの草原にテン泊(地蔵の頭ではありません)。停滞(連泊)を計画しましたが、翌朝無風、ガスもなく眺望に満足、天気も崩れそうなので1泊で下山しました。
行程をざっくり。初日。8:30宝川温泉前P、9:20トンネル、9:30宝川理水試験地(yamapチェックポイントではここを"駐車場"表記しているようです)、10:50朝日岳登山道入口、12:30朝日岳渡渉点、13:15ウツボキ沢との出合、14:10 1289m地点、16:15露岩、17:00水場、17:30JP、19:00大烏帽子山手前、テン泊。
2日目。6:10出発、6:30大烏帽子山、9:30JP、10:20朝日岳、11:00露岩、•••15:30理水試験地、16:30P。
天候は、初日晴れ•ガス、夜半過ぎまで風強く、2日目晴れ早朝無風、昼過ぎ雷雨、各沢増水。
人は。ナルミズ沢を登りつめたところにテン泊したこともあって、沢登りの方、7組と挨拶(みんな沢登り楽しそうです! 来年は私もやります!)


大烏帽子山

このランドマークを通る活動日記

とほほ💦藪はもう懲り懲りデスん　谷川(ジャンクションピークから巻機山VR)

人生最悪の山行（上越国境バリエーションルート）

東黒沢・ナルミズ沢ハシゴ

憧れの上越国境朝日岳～巻機山難路道ナシ

白毛門～巻機山縦走

上越白毛門-巻機山縦走

朝日岳・巻機山

三国山脈大烏帽子山ピストン(テン泊)(宝川温泉)

このランドマーク付近の写真

.css-160wd8i{width:60px;height:60px;}大烏帽子山

人生最悪の山行（上越国境バリエーションルート）

東黒沢・ナルミズ沢ハシゴ

憧れの上越国境 朝日岳～巻機山 難路道ナシ

白毛門～巻機山縦走

上越 白毛門-巻機山縦走

朝日岳・巻機山

三国山脈 大烏帽子山ピストン(テン泊)(宝川温泉)

大烏帽子山

憧れの上越国境朝日岳～巻機山難路道ナシ

上越白毛門-巻機山縦走

三国山脈大烏帽子山ピストン(テン泊)(宝川温泉)