アルコールストーブが好き
これまでにいろいろなストーブを使ってきたが、アルコールストーブがいちばん好きだ。 アルコールストーブの良さ。 ① 構造が単純で壊れることがなく、取り扱いも簡単。石油系のストーブやガスストーブのようにパッキンの劣化がないので、燃料漏れなどの故障の心配をしなくてもよい。 ② 軽量かつコンパクトにスタッキングできる。本体がかなり小さいし、慣れると気温や沸かす量で必要な燃料の量がだいたいわかるので燃料を余分に持って行かなくてよいし、ガスと違って残量が見えるので、燃料の残量を心配しなくて良いし、半端な残量のガス缶が溜まっていくこともない。 ③ そこそこ寒さに強く、氷点下でも着火する。予熱皿などでプレヒートしてやるとかなり寒い所でもいけると思われる。 ④ 燃料が手に入りやすく安全である。燃料用アルコールはどこでも手に入りやすい。日本はドラッグストアだらけなのでなおさらだが、海外でも手に入りやすい。海外の場合はCB缶は売っておらず(日本人や韓国人などが多い街でたまに売っているくらい)、OD缶は日本のと口径などの企画が違って使えないので、現地でバーナーを買うか、アルコールストーブかウッドストーブを使うしかない。 ⑤ すぐ使える。石油系のストーブのように点火に手間と時間がかからない。 ⑥ 音がしない。燃焼音がしないので、周りの自然の音を遮らず心地よい。アルコールストーブに慣れるとゴーゴーとうるさいガスは使いたくなくなってくる。 ⑦ 環境に良く煤もつかない。アルコールは生成から消費までトータルに考えても、二酸化炭素を出さないカーボンニュートラルな燃料である。 だが、弱点もある。 風にはすごく弱い。→風防を用意すればよい。バーゴのヘキサゴンウッドストーブを風防兼五徳として使えば、強風時でなければ使える。ストームクッカーのような道具もある。 火力が弱い。→確かに火力は弱いが、ちゃんと風防をして本燃焼させれば、寒い所でも湯が沸かないという事はない。エバニューのアルコールストーブ用スタンドDXなど火力を強くする道具もある。 火力調整できない。→中には蓋で火力調整できるものもあるが、アウトドアでは細かい火力調整のいる料理はしないので必要ない。 燃費については、アルコールストーブは必要な分だけアルコール入れて基本燃やし切るので少しロスが出たり、アルコールの消費量も器具や気温にもよるが、カップヌードルのお湯を沸かすのに約20cc使ったりと燃費が悪いように感じるが、500ccの燃料用アルコールが1本250~300円程度で売られているので、そんなに高くない。半端な量のガス缶が溜まっていくガスより経済的かもしれない。 アルコールストーブは、慣れて、工夫をすれば、静かでエコで、コンパクトで軽く壊れない、最強のストーブだと思う。
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