白馬などバックカントリー 雪崩 事故が相次いだ😱原因は❓ 気象予報士解説 ❣尾根滑走は安全か❓

◎23年1月29日に白馬乗鞍岳、谷川岳、2月3日に武尊山などでバックカントリー雪崩事故が相次いだ。原因を気象庁のデータなどを基に分析します😊 ●バックカントリー雪崩を理解するには積雪の断面観測情報と過去の気象情報を分析が必要だろう😊 一、原因はサンドイッチ構造(タイトル画像) 1,この雪崩の原因の一つは気温上昇(暖気流入)により雪面が融解し、その後の気温低下で硬い層ができたからです。 硬い層ができるとスキーヤーの滑走衝撃〈二階から飛び降りたぐらい)を広く伝搬し、もろい層(弱層)を剥離させ雪崩れます。 サラサラパウダー新雪だけでは衝撃は伝搬しない、布団の上に物を落としても衝撃は吸収してしまうからです。 2,硬い層の上にもろい層(弱層)ができると雪崩のリスクは上がります。 もろい層(弱層)を作る雪はザラメ砂糖のような氷の粒状の結晶で、結合しにくい雪です。 種類はありますがザラメ砂糖のようなザラメ雪は、湿った雪の層から供給された過冷却水(水蒸気)による霧氷(ソフトライムsoft rime=柔らかい霜)や 融解凍結層の表面が風で飛ばされ堆積したものなどがあります。 ※雪の分類で言うと、こしもザラメ雪の結晶が溶けてくっついたのが、ザラメ雪、しかし自然界は言葉でスパット分類できるほど規則正しくはなく中間的な雪は存在します。 ザラメ雪の表面の一部がこしもザラメ雪ぽくなっていることは良くあります。 3,湿った新雪の層は上部にできた硬い層のため、湿った新雪の層の内部の過冷却水(水蒸気)が外部に出られず温存され、その後の気温の低下(放射冷却など)に伴いソフトライム(soft rime=柔らかい霜)(霧氷)に変わっていく。 上部に硬い層があるため、その後の雪の重みで圧着されることもなく。長期間存続するサンドイッチ構造の危険な霜系弱層になったと考えられます。 ◎白馬乗鞍岳の詳しい情報はこちらをご覧ください。 https://yamap.com/activities/22581585 二、過去にも起きているサンドイッチ構造雪崩。1か月以上持続する弱層😱 https://yamap.com/activities/22761125 2012年2月1日に玉川温泉で3名がなくなった雪崩、弱層もサンドイッチ構造😱 https://yamap.com/activities/22624711 2013年11月23日に立山真砂岳で7名がなくなった雪崩、弱層もサンドイッチ構造😱 https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=2968 これもサンドイッチ構造 https://www.youtube.com/watch?v=5kSYj1eD2F4 これもサンドイッチ構造、弱層は一か月以上持続した😱 三、暖気を伴った低気圧(南岸低気圧だけではありません)がもたらした湿った雪の層より過冷却水(水蒸気)が外部に出られず温存され【パウダースノーは、ほとんど空気、水蒸気は空に逃げていきます】、その後の気温の低下(放射冷却など)に伴いソフトライム(soft rime=柔らかい霜)に変わって弱層となった。 【過去の事例】 https://yamap.com/activities/22761125 2012年2月1日に玉川温泉で3名がなくなった雪崩、暖気を伴った低気圧がもたらした湿った雪が弱層の原資となった😱 https://yamap.com/activities/22624711 2013年11月23日に立山真砂岳で7名がなくなった雪崩、暖気を伴った低気圧がもたらした湿った雪が弱層の原資となった😱 四、沢型地形は危険で尾根は安全て本当か❓ 北海道尻別岳南斜面で2019年2月3日発生した雪崩映像❣ ☆先行グループ2名が沢型地形を滑った後、先行者が滑り下から撮った映像 https://youtu.be/JWw23a4pdmE 撮影者(4人目)はスキーヤーズライトの尾根からドロップ雪崩を誘発した😱 スキーヤーズレフトの沢型地形に逃げこむ。 https://youtu.be/8EqS558yhdQ ☆23年1月29日に白馬乗鞍岳の今回の雪崩でも誘発したのは7人目で全員尾根を滑っている😱 ボウルを伏せたような凸型の頂点の下は物が落ちやすい😱 尾根は凸型、しかも尾根は風当たりが強く雪の層が不安定になり易い(前記) 沢の凹型は底に向かって雪が持たれ合っているので落ちにくい。 尾根も傾斜がなく広いのであれば問題ないと思いますが、凸型地形や尾根の縁辺は風当りが強く要注意です。 ドロップポイントは風当りの弱い凹型地形の方が安全かも❓ 但し、沢型地形は自然発生雪崩の走路となるので、この事は頭に入れておいて欲しいです。 ◎南斜面の危険(日射・風の影響)についてはこちらをご覧ください😱 https://yamap.com/users/516408?tab=moments#tabs 五、過去の気象データ・ダウンロードの活用方法と積雪断面観測(弱層テスト)の仕方❣安全対策😊 ★過去の気象データ・ダウンロード 気象庁のHP → 各種データ・資料 → 過去の気象データ・ダウンロード https://www.data.jma.go.jp/gmd/risk/obsdl/index.php (地点・期間・項目をセットしてください) ★積雪断面観測(弱層テスト) https://youtu.be/uDjGuZWjXPs シアーテスト・コンプレッションテスト・スリーサイドルッチブロックテスト https://www.youtube.com/watch?v=OutnXB1PPlo エクステンディットカラムテスト(ETC) ①行く山の近くのアメダス地点の過去の暖気流入(項目、最高気温を参照)の時期を確認し把握しておくことです。(サンドイッチ構造内の弱層は1か月以上持続します😱) ②その後の積雪量は日降水量(項目)、日降雪量(項目)と積雪量(項目)の変化で把握しておくこと、山はアメダス地点より多く降る事が多いのでその分考えておくことです。(「1m下に硬い層があるだろう」など掘る深さを考えることです) ③ピットを掘る時には、まず暖気流入でできた硬い層を確認すること、シアーテスト(シャベルを差し込む)が把握しやすいです。(過去に暖気が流入しており予定した深さまで掘っても硬い層が確認できない場合は誰かがピットを掘った跡かもしれません😱別の場所でしましょう)掘った跡は埋めましょう。 ④ピットを掘る位置はドロップポイントの下10〜20mの枝尾根上が最適。ずぼ足でアクセス、登山者が雪崩を誘発することはまずない、滑走の雪面加重は徒歩と比べ物にならないほど大きい。 怖くて10〜20m下で積雪観測(弱層テスト)できないと思う斜面は滑らないことです😱 ⑤滑るルートを積雪観測(弱層テスト)しながら登っていくのがリスクは小さい。 スキーの裏にシールを張って斜面を鉛直に登れる限度の傾斜は30度。(30度以下はまず雪崩れない) 斜面が急になりジグザグに登る所で積雪観測(弱層テスト)して不安定なら、そこから滑りましょう。 オープンバーンに出たら風や日射の影響が強い場所で積雪観測(弱層テスト)しましょう。 登るのが怖いルートを滑るのは滑らないことだと思います😱 六、筆者が弱層テスト(ピットチェック)でどういう所に弱層ができテストで落ちやすいか長年にわたり数百回テストの結果。 一定の結論を得ました。 ★★弱層ができやすい場所は ① 過冷却された水(水蒸気)が供給される状況 ② 日射の影響がある所 ③ 風の影響がある所 下記のユーチューブは同じ場所で撮影 場所は支笏湖の外輪山で主稜線から南に延びる枝尾根の主稜線直下。 斜面の向きは南向き、恵庭岳を回り込む風当たりの強い尾根上。 不凍湖である支笏湖(日本で2番目の貯水量)から厳寒期も過冷却された水(水蒸気)の供給がある所。 周辺の山では霧氷(ソフトライム)がよく見られる。 https://youtu.be/uDjGuZWjXPs https://youtu.be/nDbKknOt2PM https://youtu.be/VrGZWRT0KO8 https://youtu.be/PKYcG2Pv8sc ★☆★弱層には、ばらつきがありますので1か所、一つのテスト方法で判断することは危険です😱 七、おわりに 読んでいただきありがとう🙇‍♀️ TVの気象予報士さん憲法13条の個人の尊重、マイノリティーの価値観尊重してくださいね。 輸血拒否事件最高裁判決(輸血を拒否する患者の自由意思は医師の救命のためとの理由も否認。医師に民法710条の不法行為による損害賠償を命じる) バックカントリーは危険な所に入る「個人の自由意思」は裁判所も認めていると言えます。 ※最高裁判決は既存の法律を変える力があります。 自然はアバウト、言葉で覚えるのではなく、現場で覚えてくださいね。 TVの気象予報士さん日本の最高峰のルール憲法を守って、偏見・差別を招かない報道してくださいね。 バックカントリーは憲法が保障する意思の自由の決定に伴う自己責任で行えます。(救助は憲法13条、警察法2条の公務、救助される権利を有します)情報収集も自己責任です。 新しい着目は違和感を感じるものですが技術の進歩は新しい発見が必要です。 自己の利益に拘らずバックカントリー愛好家、全体の利益を考えてください。 宜しくお願い致します。 日本雪崩ネットワーク出川さん、今回の調査報告は素晴らしいです。 TVの気象予報士が気温上昇「雪崩」「雪崩」大雪「雪崩」「雪崩」とまるで鸚鵡のように ミスリードな報道をしていますが、これを覆す素晴らしい報告です。 有難う御座いました。 記念すべきSPINをタイトル画像に張らせていただきます。 ☆日々進化しています最新情報を採用してください。 コピペ人間は進化がない❓むにゃむにゃ

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