開催中

わたしと熊野の絆を見つける「熊野リボーンプロジェクト」第2期募集

応募期間 2021.08.26 - 2021.09.20

応募要項を見る

*熊野リボーンプロジェクト第1期生集合写真。熊野古道中辺路「霧の里休憩所」にて

                募集

ちょっと不便で豊かな地方都市「和歌山県田辺市」

世界文化遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録され、日本を代表する巡礼路としても有名な「熊野古道」。和歌山県田辺市は、その主要ルート「中辺路」の玄関口として、平安時代より栄えてきました。

この街は、都会に比べればちょっと不便です。コンビニの数は少なく、繁華街も小さめ。大阪からは電車で2時間、東京からは飛行機と車を乗り継いで1時間半かかります。

でも、この街は豊かです。

果てしなく広がる太平洋と熊野三千六百峰とも称される豊穣の山、そして独自の文化。かつては「蟻の熊野詣」と称されるほどに多くの人々が巡礼に訪れたと伝わっています。田辺市周辺には、かつて巡礼者達が目にした自然と文化が形を変えず、今なお残っているのです。

*七越峯から望む田辺市熊野本宮大社。周辺には豊かな低山と美しい熊野川、田園風景が広がる


熊野リボーンプロジェクトとは?

「熊野リボーンプロジェクト」は、そんな「和歌山県田辺市」「熊野古道」と、都市に生きる人々の間に主体性のある絆を作り、新しい価値を生み出そうというチャレンジです。2020年の秋に始動し、第1期を実施。今回は第2期10名を全国各地より広く募集します。この取り組みを通して、私たちが生み出したいと願う価値は下記の2つです。

▼ 衰退する里山の営みに新しい風を起こしたい

豊かな自然と文化が残る田辺市ですが、人口減少や農林業の衰退によって、熊野古道を支えてきた里山の営みが今、徐々に失われようとしています。熊野リボーンプロジェクトでは、そんな状況下にあって懸命に熊野の文化を支え、美しい自然を次世代に残そうとしている地域の人々との交流を通して、参加者自らが行動し、地域と参加者双方に価値がある取り組みをスタートさせることを期待しています。

〜例〜

  • イラストや文章、写真などを得意とする参加者が自らの発信力を生かし、地域の人々の協力のもと、熊野の魅力を発信していく

  • 従事している仕事と熊野の自然や文化、産業を掛け合わせ、参加者が各々のフィールドでシナジーを生み出していく

  • 地域の人々の協力のもと、参加者が熊野の自然や文化、産業を活用した新たなビジネスをスタートさせる

▼ 都市に住みながら地方とつながる「新しい生き方」を見つけたい

このプロジェクトで求めているのは、「ビジネスをスタートさせる」「情報を発信する」といった大きな試みだけではありません。慌ただしい都会での生活の合間に、熊野古道の風景を思い出し、そしてちょっとまとまった休みが取れれば、里帰りをする気持ちで遊びに来てくれる。参加者にとって、田辺の街や山が「第二の故郷」になればいいと考えています。

〜例〜

  • 農業や林業の繁忙期に、遊びついでに手伝いに訪れる関係性が作られる

  • 居住地域で田辺市の人々がマルシェなどを開催する際、覗きに来てくれる関係性が作られる

  • 将来、移住や二地域居住を検討するきっかけになる

上記はほんの一例。皆さんが地域と交わり、その自然や文化を感じながら、それぞれが自分に合った絆の形を主体性を持って考えて欲しいと思っています。

*第1期の様子。フィールドワークでは、現地の産業を体験し、田辺の魅力を心と身体で理解していく


2021年度実施概要

「熊野リボーンプロジェクト」が焦点を当てる地域の活動領域は「林業」「農業」「狩猟」「観光」の4つ。2021年の活動では、この中でも特に「林業」に焦点を当てます。

具体的には、地元熊野で活動する林業事業者などを交え、地域を理解するためのミーティングを3回(オンラインでも参加可能)、2泊3日の熊野でのフィールドワークを1回、活動を通して各人が考えた「田辺との絆の形」を共有する発表会を1回、計5回の活動を実施します。

*第1期の様子。広葉樹の苗木を山の斜面に植林し、崩落をしない山をつくる取り組みを体験した

▼こんな方のご応募をお待ちしています

〜例〜

  • 自分の得意領域を活かして熊野の林業を盛り上げていきたいという方

  • 林業を知りたい、学びたい、体験したいという方

  • 熊野と継続的な関係性を築いていきたいという方

絆の形は人それぞれ。無理なく続けていける形で、皆さんなりに熊野との絆の形を考えていただければと思います。

*第1期の様子。メンバー同士や現地事業者とのディスカッションを通して、アイデアを具体化していく


スケジュール

第1回【キックオフ】 熊野 リボーンプロジェクトについて知る

  • 日程:2021年10月17日(日) 14:00 - 16:00
  • 開催地:東京都渋谷駅または新宿駅周辺(オンラインでも参加可能)
  • 内容:憧れの熊野古道の素顔を探究し、世界遺産の知られざる現状を学ぶ、その第一歩がキックオフミーティングです。仲間たちとの親交を深め、これから始まる挑戦に向けた疑問を解消していきます。司会進行は、本プロジェクトのメンターであり低山トラベラーとして日本各地を旅する大内征さん。第1期メンバーも参加し、熊野古道の概要と第1期活動の振り返り、そして第2期の展望について確認し合います。

※参加者のお住まいのバランスを見て開催場所を決定します ※ご来場が難しい方は、オンラインで全国どこからでもご参加いただきます

第2回【オンライン講座】 熊野の歴史文化と林業について知る

  • 日程:2021年11月3日(水 祝日) 14:00〜17:00
  • 開催地:オンライン
  • ゲスト:田辺市熊野ツーリズムビューロー会長 多田稔子さん、株式会社中川 育林業/森林コンサルタント 中川雅也さん
  • 内容:ゲストスピーカーは国内外に熊野の魅力を発信し続ける観光プロモーション団体「田辺市熊野ツーリズムビューロー」の会長多田稔子さんと、熊野の森の再生に取り組む森林コンサルタントの中川雅也さん。熊野の人々が受け継いできた歴史文化、そして「木の国」とも称されてきた熊野の美しい森を未来につなぐ「林業」について、しっかりとインプットしていきます。

第3回【相談会】 現地フィールドワークに備えた相談会

  • 日程:2021年11月14日(日)  
  • 開催地:東京都渋谷駅または新宿駅周辺 (オンラインでも参加可能)
  • 内容:2週間先に迫ったフィールドワーク。その直前相談会として、心構えや準備などに関する確認の場を設けます。あらかじめ把握しておきたい不安事項などを各自で持ち寄り、解決します。

※詳細スケジュールについてはキックオフMTGでお知らせします ※ご来場が難しい方は、オンラインで全国どこからでもご参加いただきます

第4回【フィールドワーク】 熊野古道歩きと林業体験

  • 日程:2021年11月26日(金)~28日(日) 
  • 開催地:和歌山県田辺市周辺と熊野古道中辺路
  • 内容:2泊3日で和歌山県田辺市を訪れて、熊野古道を歩き、林業を体験します。熊野の文化と美しい森、そして林業の現場を実際に体験し、熊野と自分の間にどういった絆を結ぶことができるか、じっくりと考えてください。宿泊は田辺市内の里山にある廃校を利用したノスタルジックな宿泊施設「秋津野ガルテン」と熊野古道中辺路沿いの民宿を予定しています。

※詳細スケジュールについてはキックオフMTGでお知らせします

第5回【最終発表会】 熊野の林業を未来へつなぐための構想発表会

  • 日程:2021年12月18日(土) 14:00〜18:00
  • 開催地:オンライン
  • ゲスト:田辺市長 真砂充敏さん 田辺市熊野ツーリズムビューロー会長 多田稔子さん、株式会社中川 育林業/森林コンサルタント 中川雅也さん
  • 内容:学びや経験を通して考えた「熊野と自分の絆の形」について、発表します。プロジェクトはここで一旦終了しますが、この発表の場こそが、熊野と皆さんとの間に結ばれた絆の始まり。熊野とあなたの間にどういった絆を作っていきたいか、主体性のあるアイデアを発表してください。

               募集


募集要項

下記の要項をよくお読みいただき、応募してください。

▼参加者選考について

下記アンケートフォームにご記入いただいた応募内容をもとに厳正なる審査を実施し、参加者を決定いたします。審査を通過された方にはYAMAPより後日連絡をさせていただきます。審査を通過された方のみが、本取り組みへ参加可能となりますので、あらかじめご留意ください。

▼アンケートフォーム

▼選考スケジュール

  • 募集期間:2021年8月26日(木)〜 9月20日(月) 23:59
  • 書類(応募フォーム)審査:9月下旬
  • オンライン面談:9月下旬(書類審査通過者のみ)
  • 結果発表:9月下旬

▼参加費用

  • 食費・諸経費:10,000円(税込)
  • 宿泊費・交通費:実費

※ ミーティング会場やフィールドワーク現地(和歌山県田辺市近辺)までの交通費は各自負担です。

〜費用参考情報〜

  • 交通費:東京駅 ⇆ 紀伊田辺駅:33,020円(往復)

※電車利用の場合

  • 宿泊費:22,750円(2泊3日)

※宿泊費については、宿泊施設の予約状況により、変動が発生する場合があります。あらかじめご了承ください。

▼注意事項

  • この取り組みには各種メディアの取材が入ります。プログラムの様子を撮影し、テレビ番組や特設サイト・YAMAPオンラインメディアやSNS・自治体のウェブサイト等での公開を予定しておりますので、予めご了承ください。

  • 本プログラムでは、新型コロナウイルスの感染予防として、うがい・手洗い・マスクの着用・アルコール消毒液による手指消毒・検温等の対策を実施いたします。また、感染拡大の状況によってはフィールドワークの実施内容・日程を変更する場合がございます。あらかじめご了承ください。


ゲストスピーカー紹介

田辺市熊野ツーリズムビューロー会長 多田 稔子氏

和歌山県田辺市に拠点を置く官民協働の観光プロモーション団体「田辺市熊野ツーリズムビューロー」の会長。熊野の魅力を国内外に向けて精力的に発信し、熊野古道の外国人観光客数を劇的に増加させたPR手腕を持つ。団体旅行ではなく、個々人がそれぞれの感性に応じて熊野を楽しむ「個人旅行」の充実を目指し、現在の熊野観光の礎を築く。

株式会社中川 中川 雅也氏

大学卒業後、貿易会社に就職。海外勤務を経て地元にUターンし、森林組合に勤務する。2016年に株式会社中川を設立。試行錯誤の末、荒廃する熊野の森を再生する「切らない林業」のビジネスモデルを確立する。3Kとして敬遠されている林業を「自然を守る素晴らしい職業」にすべく、日夜奮闘を続ける。近年ではその活動が注目され、全国から視察を受け入れるまでに至る。

メンター紹介

低山トラベラー 大内征

歴史文化や神話民話をたどって、日本各地の低山霊峰を歩き、ローカル俳句の面白さを追求。ピークハントだけに囚われない“知的な冒険”を山旅に求め、文筆と写真と小話でその魅力を伝えている、メインフィールドは、メディア発信や執筆、教養講座やイベント講師・講演、地域活性領域など。NHKラジオ深夜便『旅の達人〜低い山を目指せ!』にレギュラー出演中。著書に『低山トラベル』『とっておき! 低山トラベル』(ともに二見書房)、『低山手帳』(日東書院本社)、共著に『手書き地図のつくり方』(学芸出版社)がある。NPO法人日本トレッキング協会理事。1972年生まれ、宮城県出身。

熊野リボーンプロジェクト第2期募集に際して 熊野フィールドワーカーたちへ

世界遺産・熊野古道、いつかは歩いてみたい! そう思う人は多いようですが、実際に歩いた経験のある“ハイカー”は、実は意外と少ないようです。昨年の第1期に参加したのは、そんな熊野古道に並々ならぬ偏愛と関心をもっている人ばかりでした。あまりに愉快で、互いに刺激し合えるメンバーばかりだったので、メンターとして関わるぼく自身が一番楽しませてもらったかもしれません。

このプロジェクトは、一般論ではなく“自分ごと”として熊野古道や田辺の事業者のことを想い、考える講座です。ローカルとの関わり合いを望む人はもちろん、見聞を広げたい人、歩き旅を愛するハイカーにとっても、この上ない機会になることは間違いありません。みんなで歩く熊野古道、とてもいいですよ。

必要なのは、熊野への愛。それと自分なりの視点や考え方を持ち、表現すること。最終回では「熊野×自分」をテーマに、それぞれのフィルターを通した考えを話してもらう予定です。中にはこの地域をよりよくするビジネスアイデアや、旅のエキスパートとして熊野古道を楽しむ企画などを想いつく人もいるでしょう。大歓迎です。これもまた、自分にはない視点を授かる絶好の機会。今期はどんな出会いがあり、どんなフィールドワークになるのか、今から楽しみで仕方がありません。

そうそう、その後の第1期メンバーとは東京で会うこともあるし、一緒に登山することもあったりして。そして今年もまた熊野の別のコース、田辺の低山も歩こうと話しています。こういうつながりも、また嬉しいもの。2期のみなさんとも、よいご縁が続くと嬉しいです。

大内征

※「熊野リボーンプロジェクト」は田辺市・ヤマップの共同企画です。 ※ 低山トラベラー大内征氏がメンターとして全体の案内を務めます。


熊野と結ばれた絆

最後に、熊野古道・田辺と出会い、そして結ばれた絆の形について、いくつかご紹介します。結婚を機に田辺に事務所を構え地域の魅力を発信するデザイナーさんや、何度も田辺に通ううちに、その魅力に惚れ込み、移住を決意したシステムエンジニア、熊野リボーンプロジェクト第1期の活動をきっかけに熊野を舞台にした映画制作を計画し始めた舞台女優さんなど、その絆の形は本当に多様です。あなたがこれから結ぶ絆の参考にしてください。


竹林陽子(40代 デザイナー 女性)

京都府綾部市から結婚を機に田辺市へ移り住みました。引っ越す前から早く熊野に住みたくてワクワクしていました。行く度に楽しい人たちに出会い、この土地が持つ独特の風土に魅せられていきました。果てなしの紀伊山地を背後にして遮るもののない太平洋を見渡したら、なぜここに暮らす人たちが暖かく人懐っこく情緒的なのかがきっと解るはずです。20年住み続けてもまだ私を虜にし、語り尽くせない熊野の多様な魅力をぜひ体感しにきてください。


田中和広 (30代 地域おこし協力隊 男性)

私は今年田辺市へ移住する前に、田辺市が開催する首都圏在住者向けの関係人口講座に参加しました。この講座を通じて、田辺で活躍する方々が自身の事業と絡めて地域課題に取り組まれている事に惹かれて一緒に働きたいと思い、何度も田辺に通う内に関係を深めて移住を決めました。田辺周辺にはたくさんの低山、川や海など自然が充実していますので、熊野古道を機に何度も通い、田辺を好きになって頂けると大変嬉しいです。


浜野まどか(30代、俳優、女性)| リボーン1期生

なぜ昔から人々は熊野を目指して歩いたのか? このプロジェクトの第1期生となり、現地でいろいろな人と出会って話し、考え、想像しながら歩いた。出会う人も場所もとても素敵で、熊野がどんどん好きになっていった。そして、古道を歩いているうちに熊野がどんどん自分ごとになっていった。

東京に帰ってきてからは、我が家のお米は熊野米。熊野の杉を使った名刺を熊野で出会ったデザイナーさんに作ってもらったりと、今も私の中の大きな部分を熊野が占めている。東京で熊野神社を見つけると、嬉しくなってお参りしてしまう。そして、いつか「熊野古道でロードムービーを撮ること」が夢になった。今年も熊野詣をして、夢の実現をお願いしようと思う。


新澤梨緒(20代、デザイン業、女性)| リボーン1期生

よく「地域」という言葉がつかわれるけど、そこで使われる地域がどんな場所を指しているのか。ある種、意味を持たないことばに感じられるし、いまいちピンとこないことが多い。

熊野はわたしの家族にとって馴染みのある場所ではあったけど、わたし自身にとっては(すこしの親近感は感じつつも)、その意味で“いち地域”に過ぎなかった。でも、昨年の第1期への参加を経て、あれから私にとって熊野は単なる地域ではなくなったのだ。

熊野の周りには素敵なひとたちがいて、心地のよい空気を作り出している。その空気が大好きだ。熊野と聞いて連想するワードから“地域”が消えて、大好きな空気が思い起こされる具体的な場所になった。これは大きな変化だと思う。


秋津 眞未(40代、占い業、女性))| リボーン1期生

第1期に参加して以来、プロジェクトを通して知ることができた熊野古道のことや、熊野に関わる田辺市の魅力を、自分が関わるコミュニティでお話する機会が増えました。

今まで「神社」という方向だけで熊野の魅力を話をしていたところがあったけど、実際に歩いて触れたことで、現地で関わる人々とその想いまで伝えられることができるようになりました。自分の中で、より「熊野」という場所が身近に、そして大切な場所の一つとなりました。


あなたのご応募、お待ちしております!

Withコロナの時代を迎え、私達の生活は大きく変わろうとしています。都市に集中していた人々の暮らしは、その様式を根底から見直されつつあります。その中で地方に目を向け、未来のヒントを探そうとする人々も増えてきているようです。

それは、移住といった極端なものだけではありません。都市に暮らしながら緩やかに地方とつながる。人生の分岐点に立った時に、道を選ぶヒントを地方に求める。都市で得た知見をもって、地方の創生に協力する。そういったしなやかな生き方が、これからの私達には必要なのかもしれません。「熊野リボーンプロジェクト」が、関係する全ての人々の明るい未来につながることを私たちは祈っています。皆さんのご応募、お待ちしております。

               募集

応募作品

応募作品はありません

応募要項

エントリーはこちらから。

キャンペーン一覧にもどる