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八方山・唐松岳の写真

2021.01.20(水) 10:25

第3ケルン

この写真を含む活動日記

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04:52

9.1 km

944 m

八方山・唐松岳

鹿島槍ヶ岳・五竜岳(五龍岳)・唐松岳 (長野, 富山)

2021.01.20(水) 日帰り

大寒の日の唐松岳です 高気圧に覆われて絶好の山日和予報 長野県下何処の山も最高の予報です そうなると狙いたい北アルプス 日帰りできる山限定なので唐松岳へ 八方第3駐車場に夜明け頃に到着 予報に反して曇天で小雪が舞っていました でも朝焼けはキレイでした 八方第3駐車場は広くてトイレもあります ゴンドラリフトの八方駅まで徒歩10分くらい 駐車場は平日なのに賑わっていました 早朝から賑わう八方駅 アルペンライン往復券2,980円 登山届の提出と引き換えですがコンパスでも大丈夫 ゴンドラリフトは定刻通りに運行を開始しました アルペンクワッドからグラードクワッドへ ここでちょっと足止め リフト線下除雪作業で運行が30分程遅れました 小雪舞う黒菱での停滞は寒かった💧 でも雪の結晶がキレイでした 少し遅れたけど無事に運行開始し八方池山荘へ 雲を抜け予報通りの快晴です☀️ 白銀の山々に紺碧の空 到着した人皆が歓声を上げます 続々到着する人で密になるので手早く準備し出発 スタートからスノーシューで歩きます 前日の降雪でツボ足だと脛まで埋るくらいでした 五竜鹿島槍を横目に八方山へ いきなり厳冬期らしい強風の洗礼を受けます 八方山からこの強風は想定外 先が思いやられます💧 ストックを駆使して四足歩行の様にノロノロと 時折伏せて耐えるほどの強風 強風に積雪が吹き飛ばされていきます ツボ足でも歩けるくらいになっていました 八方池の先でいつの間にか先頭に 上ノ樺辺りで振り向くと後続者の姿なし… この強風でちょっと心細い一人旅になりました💧 上ノ樺から急登を越え丸山へ 丸山から稜線までが核心部 痩尾根の強風地帯です 風は更に勢いを増し舞い上がった雪が横殴りに …ちょっと撤退を考える強風でした でも空は快晴で崩れる気配なし 見上げる稜線は雪煙なく穏やか 雪質は上々 時間もまだ大丈夫 ここだけ頑張れば後は大したことなし そして最高の山頂が待っているはず! 頑張ることにしました 丸山から先はアイゼン&ピッケルで 岩場の痩尾根なので慎重に 吹き上がる強風と雪に煽られながら一歩一歩確実に 雪質は問題なかったので強風だけが要注意 時間はかかったけど無事に稜線へ辿り着きました それまでの強風が嘘の様に穏やかな稜線 そして雲一つない快晴 雪化粧した北アルプスの山々が圧巻の眺めです 山頂まではビクトリーロード トラバースと雪庇だけが要注意 絶景に目を奪われつつ無事に登頂しました! 唐松岳の山頂は筆舌に尽くしがたい大展望 特に黒部渓谷を隔てた立山連峰が最高です 風も厳冬期北アルプスとは思えない穏やかさ これまでの強風が嘘のよう 日差しもあり寒さも大寒の日らしくなかったです 名残惜しいですが下山します 山頂からのトラバースと丸山への痩尾根下りは慎重に 丸山は相変わらずの強風でした 丸山でアイゼン&ピッケルからスノーシューに換装 その先の雪稜は難なく下り無事に八方山へ ここまで誰ともすれ違いなし 八方山周辺はBCがちらほらと 風も穏やかになり天気は相変わらずの快晴☀️ 眺める景色は何処を見ても絶景 唐松岳登頂の余韻に浸りつつ無事に下山しました 厳冬期唐松岳、ある程度覚悟していた強風は想像以上でしたか、天気は快晴で素晴らしい雪山歩きが楽しめました。 県外移動自粛中ですが、身近に素晴らしい山が沢山ある生活環境で本当に良かったと、山好きとして改めて思います。 山しかない田舎ってことですが(笑)