足元はジャブジャブなところもあるので ローカットやトレランシューズだと濡れますよ 戻る 次へ

紅葉🍁下ノ廊下 水平歩道をゆくの写真

2020.10.31(土) 11:38

足元はジャブジャブなところもあるので ローカットやトレランシューズだと濡れますよ

この写真を含む活動日記

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29.7 km

5297 m

紅葉🍁下ノ廊下 水平歩道をゆく

剱岳 (富山)

2020.10.31(土) 2 DAYS

紅葉絶頂と降雪の狭間。 通行不可になるラストチャンスの週末に 再び下ノ廊下を歩いてきました。 初めて訪れた5年前(ヤマップを始める前)は、小屋泊まりでダムから欅平への下りだったけれど 今季はコロナ渦により阿曽原小屋は宿泊営業しておらず(小屋番さんはおられます)テント装備となる。 晴天でこれがラストとなると混雑必至、テン場争奪戦が予想されるので、足の遅い私たちは行程時間の短い欅平からのアクセス作戦とします。 『黒部に怪我なし』 水平歩道とはいえ、累計標高が示す通り 細かなアップダウンの連続であり、片側が切れ落ち、余所見、気の緩みによる転倒などがあれば即💀→怪我では済みませぬ😱 岩壁に張られたバンセンを常に触れるように。長い行程で次第に緩む緊張感をキープすることが 重要ですね。 ひとりごと… 小説『高熱隧道』これは、昭和初期に仙人谷ダムと黒部川第三発電所を建設するために、トンネルを建設した様子を描いたもの。ほぼ、史実に基づいた内容だが、岩盤温度160度の坑内作業は火傷で次々に死者を出し、冷却水を放水しながらの掘削。ダイナマイトの自然爆発、宿舎のホウ雪崩による崩壊など 工事の状況は過酷を極め、300人を越える犠牲者を出しながら 尚も強硬に推行された国家事業だった。 この本を事前に読んでから 初めて通った水平道は、当時の歴史の重みを感じると共に、現在もなお 登山者の安全のために毎年 手をいれてくださる関係者の方々の御苦労に、小屋のご主人のお話しをお聞きして いたく感動したのを覚えています。 もちろんご存知の方も多いと思いますが… 来年以降 計画され 未読であれば、 深く歴史に触れるこのルートを歩かれる前に、是非 一読されることをおすすめ致します。