ギリギリセーフで日の出に間に合いました 戻る 次へ

祖母山 尾平~黒金~山頂~9合目山小屋(泊)~宮原~尾平の写真

2014.03.23(日) 06:17

ギリギリセーフで日の出に間に合いました

この写真を含む活動日記

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15:38

16.0 km

1764 m

祖母山 尾平~黒金~山頂~9合目山小屋(泊)~宮原~尾平

祖母山 (大分, 熊本, 宮崎)

2014.03.22(土) 2 DAYS

【山行日】2014.3.22~23 【ルート】尾平~黒金~祖母山山頂~9合目山小屋(泊)~宮原~尾平 1日目 11:47 尾平駐車場スタート 12:56 標高800m展望所 13:30 大休止(昼食タイム) ~14:00 15:56 祖母・傾縦走路出合い 17:32 祖母山山頂•小休止 ~17:40 17:55 9合目山小屋到着・宿泊 2日目 05:00 起床・朝食 05:53 9合目山小屋出発・日の出を見に山頂へ 06:12 山頂・日の出鑑賞 ~07:13 07:25 9合目山小屋到着・出発準備 08:02 9合目山小屋出発 11:07 尾平駐車場到着 H.YさんとHさんの祖母山山行計画にうまいこと乗っかり、同行させてもらうことになりました。YAMAP企画の二丈岳登山と連チャンだったけど(暴走中につき)お構いなしです。 21日の21時過ぎに九州自動車道広川サービスエリアを出発し、Hさんの知人(Mさん)宅(阿蘇・内牧温泉)に23時頃に到着しました。約1時間お酒を飲みながら談笑し、0時過ぎに就寝しました。翌朝6時にMさんが起きられたので私も起床。朝風呂に誘われ徒歩3分の五岳ホテルに行き、昨日の二丈岳登山の疲れを取りました。朝風呂から帰るとしばらくしてH.YさんとHさんが起床。モーニングコーヒーの後、ゆっくりと支度が進みます。(u_u) 9時に内牧温泉(Mさん宅)を後にして、竹田市のサンリブで食料を調達して尾平登山口へと向かいました。 11時30分頃に登山口に到着。準備をして11時47分に登山開始となりました。林の横の道を抜けると目の前に堂々たる岩峰がそびえ立っていました。あまりの絶景に、これを見ただけでもはるばる来たかいがあったと思う私でした。 沢沿いの道から黒金尾根コースに入り、吊り橋を2つ渡って難関の徒渉ポイントに着きました。どうやって渡ろうか考えていましたが、私は沢に横たわる大きな木の上を行きました。2人は大きな木から岩に移り1m以上の幅の流れをジャンプ!全員無事に徒渉出来ました。ここは水量が多い時には徒渉出来ないそうです。周回する場合には黒金コースは登りに使えというのは、徒渉出来なかったら引き返して宮原コースを行けば良いからです。逆に、黒金コースで下山してきて最後に徒渉出来なかったらとんでもないことになってしまうからです。 沢沿いの道を経て黒金尾根に取り付きましたが、いきなりロープのある急登が待ち受けていました。その後も急登は続き、標高800mの展望所に着きました。屹立する岩峰の景観にうわーっと声をあげる私でした。 その後も急登は続きます。標高を100m上げる毎に休みを取る私達でした。そうして、標高1150m付近で雪道となり、さらにはスズ竹の藪漕ぎが始まりました。雪の重みで竹が横倒しになっていて行く手を防いでいます。もうイヤ〜と文句を言いながらスズ竹と約2時間葛藤しました。 天狗岩が近づくと、辺りは樹氷原となりました。美しさのあまり疲れも吹き飛びます。そうして、祖母・傾縦走路に入りました(少し道迷いはしましたが)。普通は天狗岩に立ち寄るのでしょうが、私達にそのような余裕はありませんでした。祖母山山頂を目指し縦走路をひたすら進みます。 2つのピークを越えて、迎えた山頂直下の雪の岩壁!ゲゲッあれを登るの⁈と思いましたが行くしかありません。チェーンスパイクを一早く装着した私が先手を切ってハシゴを登って行きました。見るよりも登っている方が怖くありません。余裕で登りきりました(^_^)v 稜線に着いたところで、左の展望岩(ブロッケン岩と言うらしい)に登り山頂を望みます。あとひと息!気合いを入れて最後の急登を登りました。 着いたよ〜‼︎‼︎ 祖母山山頂 (*゚▽゚*) 360度のパノラマですが、晴れてはいるもののPM2.5により視界が良くありません。それでも、祖母連山の峰々は見えます!天狗岩方面を見て、あんな所からよく歩いてきたよね〜と思いにふける3人でした。 祖母山山頂を後にして9合目山小屋に向かいます。あと8分の案内板有り!途端に足取りが軽くなりガシガシ進み到着! 山小屋は想像よりもキレイでした。 荷物を下ろし、先ずは安着を祝ってビールで乾杯( ^ ^ )/□ 美味しいー そして、夕食の準備にかかります。メニューは何とジャブ鍋です!鍋奉行のHさんが仕切ってくれるので楽チン。これが美味しかった‼︎ 写真を撮ってとっさんに送ると、あんたら反則!と返ってきた(笑)夕食の材料やビールはお2人に運んでもらったので確かに私は反則です^^; 罰金は見逃して〜 21時を過ぎ、音楽鑑賞&お茶をしながらコタツで過ごしていたところに、男女のペアが入ってきた!何と11時間かかってようやくたどり着いたと‼︎ 真っ暗の中をあの雪の岩場を登ってきたと言う。恐ろしい(-。-; そして、2人はお湯を沸かしてアルファー米を食べていた。私は心の中でVサインを出して叫んだ 勝った!と 昨日の寝不足もあり、私は先に寝ることにしてザックからおNEWのシェラフを取り出し寝室で準備を始めた。二つ折りの毛布を下に3枚、そしてシェラフ、その上に毛布2枚!これで寒い思いはしなくても済むはず! シェラフに入ると暖かかった。それでも神経質な私は熟睡することはできず…(-。-; 4時頃にHさんが起きてゴソゴソし出したので私も起きることにしました。Hさんは寒くて寝れないからコタツに入りに来たらしい。それはそうでしょう。2人はシェラフ無し!毛布を何枚も重ねても寒かったらしい。シェラフ買って良かったー(^.^) 5時30分頃に朝食(カップラーメン)を食べ、準備をして山小屋を出たのが5時53分。既に明るい(・_・; 急いで山頂に向かいました。山頂に着いたのが6時12分。その4分後に日の出となりました。ギリギリセーフです。それにしても美しい!太陽は何処で観ても同じと言って日の出鑑賞をしない知人が居るが、その時の場面が記憶となってふとした瞬間に蘇ってくるのが良い。 本当は白々と明るくなっていく頃から山頂に居たかったので、それは今度体験しようと思います。 山頂でコーヒーを飲みながらゆっくりと過ごして山小屋に戻り、準備をして下山となりました。 管理人の加藤さんは、音楽に精通するH.Yさんとの別れを惜しんでいたように思えた。さようなら〜 下山開始して約10分で馬の背に着きました。祖母山山頂を振り返ると山小屋が見えます。月も見えます。そして前方を見ると岩がそそり立っていて、その横にロープが渡してあります!足元は20cm幅…先にH.Yさんが行き、続いて私が行きます。落ちたら死ぬ…と思いながらロープをしっかり持って慎重に進みました。岩と岩の間に丸太渡りもあるスリリングな場所でした。 宮原コースは黒金コースと違って展望は無いけどなだらかな尾根道です。H.Yさんを先導に快調に進んでいると、1人の男性に会いました。こんにちはと挨拶を交わし話をしていると男性は福岡市にお住まいの方で、電車とバスを使って来たけど、尾平からのバスに間に合いそうに無いと話されます。これを聞いた車の持ち主のHさんすかさず乗せて行ってあげましょうか?と言ってあげます。何て優しいのでしょう!こうして一緒に尾平に下山することになりました。休憩時に話をしていたら、男性はヤマレコユーザーのumenanさんでした。ちなみに私もヤマレコユーザーでもあります。私達はYAMAPのユーザー同士なのですよ〜と言ってしっかりとアピールしておきました。 こうして、4人で気持ちの良い尾根道を進んでいき、標高1000mから少し行ったところで、先頭を切っていたHさんが案内板に分かりにくいって書いてあるよーと言いながら、そのまま進んで行こうとしたとき、後ろからumenanさんがこっちじゃないですか⁈と声をかける。えっ分岐だったっけ⁉︎ 3人共に気づかなかった… 右折して軌道修正しました。ベテランさんが居ると助かります。 これから先は迷うところは無く、どんどんと高度を下げて行きました。沢の音がし始めたところでピンクの花を付けた木がありました。ツツジかな⁈とつぶやいていたら、umenanさんからアケボノツツジだよと教えられます。さっきまで雪道を歩いていたけど春なんですよね〜 沢に降りてきました。駐車場はもうすぐなのですが、umenanさん、Hさんの希望で(煙草)休憩することに。私は沢水でチェーンスパイクを洗いました。 徒渉後、黄色い吊り橋を渡り昨日通った道に出ました。渓谷を抜けて砂利道を登って行ったところで振り返ると、祖母の岩峰を名残惜しむ3人の姿がありました。私も岩峰を見てじ~んとなりました。 駐車場に着き、登山ポストに書き込み1泊2日の山行が終了しました。 帰りは竹田温泉の花水月で汗を流し、滝廉太郎生家近くのさふらんごはんで美味しいランチを頂いて帰りました。 こうして充実した3連休を終えた私でしたが、月曜日は抜け殻のようになっていたのは言うまでもありません。