これが高座の滝 戻る 次へ

ロックガーデンから有馬への写真

2020.02.24(月) 08:04

これが高座の滝

この写真を含む活動日記

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03:29

13.0 km

1076 m

ロックガーデンから有馬へ

六甲山・長峰山・摩耶山 (兵庫, 大阪)

2020.02.24(月) 日帰り

 2020年2月24日(月祝)に,六甲全山縦走のためのトレーニングで芦屋川駅からロックガーデンを登り,六甲山最高峰から有馬温泉まで歩いた。前日に京都の山科から銀閣寺道まで歩いたが,あまりに歩き足らなかったので,距離は短くてもいいから高度差を稼ごうと思って,阪急芦屋川駅からロックガーデンを登って,六甲山最高峰を目指すことにした。そこから西に向かって六甲ケーブルで下山するとか,新神戸に下りる,というのも考えていたが,最高峰近くまで行くと結構疲れてきたので,一番ラクそうな有馬に下って温泉で汗を流す作戦にしてみた。  この日は早くに登り始めて,早めに登山を終わりたいと思っていたので,早朝の電車に乗って六甲山を目指した。阪急芦屋川駅に着いたのは午前7時半過ぎだった。そこから勝手知ったるロックガーデンへの道を登り,ロックガーデンの入口にあたる高座の滝を目指した。駅前に出た時から,いや電車に乗っている時から感じていたが,この日はとても快晴になりそうなのに登山者が少ないような気がした。いや,そもそも外出している人が少ないように感じていた。高座の滝から先,ロックガーデンと呼ばれる辺りは,風吹岩に向かうメインルートや,地獄谷からA懸垂岩とかを通るルート,高座谷を登っていくルートなどがあり,通常は多くの登山者がメインルートを登る。今回は,朝8時前に芦屋川駅だったのでメインルートは混んでる思い,高座谷のルートを歩いてみようかな?と思っていた。しかし,高座の滝につく頃もかなり登山者が少なく感じたので,こんな快晴で空いているなら,と思ってメインルートで六甲山最高峰を目指すことにした。  高座の滝からメインルートは岩場をよじ登ってぐいぐいと高度を上げる。メインルートでは風吹岩までがロックガーデンのメインディッシュと感じる。メインルートではほんとに人が少なかったので,普段は人しか撮れないような場所で岩場などを撮っておいた。すれ違う人がいると「今日はすごく人が少ないですねぇ」と話をしておいた。すれ違った人はこんな快晴の祝日にこんなに人が少ないのは珍しい,と言ってはった。  風吹岩でちょっと写真を撮った後,すぐに六甲山最高峰を目指した。風吹岩のすぐ北辺りに横池という池があるのだが,初めてそこに寄ってみた。ロックガーデンの上にこんな池があるんや,という感じの池がそこにはあった。他の登山者の方々が先におられたので,話を聞くと,池の中に蛙の卵っぽいのがわんさか存在していた。あれはなにの卵やんやろ?? 横池(正しくは横池の雄池)からは元の道に引き返して最高峰を目指した。  風吹岩から先,最高峰への道は一度下ってゴルフ場手前で湿地状の場所を通る。そこからは黒五谷を下って住吉の方に下れるみたい。ゴルフ場内を通過する際には,普通の家にあるような門扉を通ってゴルフ場の敷地を通過する。ゴルフ場の敷地を出ると急に高度を上げて雨ヶ峠に向かう。雨ヶ峠付近は下草が少なく,少し開けた林の中という感じがする。最初にそんな雰囲気になる場所はまだ雨ヶ峠ではなく,そこからさらにひと登りして標識や東屋がある辺りが雨ヶ峠みたい。そこで休憩をする人が多いのだが,今回はトレーニングなのでそのまま通過して先を目指した。  雨ヶ峠からもルートは一度下る。今度は住吉川まで下っていく。沢に出ると川を越え,少し上流の堰堤の下にある本庄橋跡まで行く。ルートは本庄橋跡手前で右に行く本庄橋跡を経由しないルートもあるが,標識の文字の大きさを見ると本庄橋跡を通れ,みたいに見えたので本庄橋跡を経由した。本庄橋跡は堰堤のすぐ下にあり,説明のための看板が立ててある。それだけ,やけど…。本庄橋跡からは長めの急階段を登り,本庄橋跡を経由しないルートにすぐに合流する。そこから,堰堤の右横を通り,不思議な感じの広場を横切ると,土樋割峠方面への分岐点がある。標識を見ると「ドヒフリ」方面と読めたのだが…。六甲山最高峰に行くには,そこで住吉川を渡り,七曲りという急勾配を一気に登って一軒茶屋を目指す。その辺りに一匹のイノシシがいた。彼はもくもくと草をついばんでいた。まあまあ近い距離だったので,突進されるとまずいと思って早めに渡渉してから,一度わざと大きめの声を出してみた。しかし,イノシシ君は全く反応がなかった。さらに,後続の登山者ペアが通過する時にも全く反応していなかった。よっぽど人間に慣れてるのかなぁ?? 人間に慣れているイノシシは,ビニールの買い物袋を持っていると攻撃してくるらしい。噛み付いてきたりするらしい。途中でしばらく一緒に歩いていた登山者の人は,一度えらい目に遭ったと言ってはった。最終的にその時のイノシシは射殺されたみたいやけど。  土樋割峠への分岐の先の七曲りは,結構な上りだった。でも,そこを登りきって一軒茶屋まで行けば,後は六甲山最高峰へ少し登ればいいので,なんとか踏ん張って登ってみた。最終的に30分程度で一軒茶屋にたどり着くことができた。一軒茶屋は速攻で通過して,六甲山最高峰を目指した。一軒茶屋からは10分かからなかった。六甲山最高峰では,快晴の午前中にも関わらず人が少なかったので,人の写っていない最高峰の碑を撮ることができた。普段なら夕方とか天気が悪い日じゃないと無理なのだが…。さらに,せっかくなので,お願いして記念写真も撮ってもらった。  六甲山最高峰からは魚屋道(ととやみち)を下って有馬に向かった。途中,2箇所ほど迂回路が作られていた。どうやら台風の影響で登山道横が崩落したみたい。前半の迂回路(上の方の迂回路)はかなり古そうで,階段も立派だったし路面も乾いていた。しかし,後半の迂回路(下の方)はそんなに古くはなさそうで,路面が湿った感じがして,滑りそうで気を遣った。その後はのんびりを下れる道だったが,トレランの人に抜かれた時に,つい小走りをしてしまい,その後はタッタッタという感じで下ってしまった。そのせいか,11時過ぎに有馬市街地の上部に出れた。  有馬では温泉に入りたいと思い,とりあえず銀の湯を目指した。銀の湯は透明なお湯が特徴の温泉で,施設の規模はまずまずの大きさだった。銀の湯の入浴券を買う時に,1年以内に金の湯に行くなら2館セットの券がお得です,と言われたので金の湯の券も一緒に買ってしまった。 そこで,銀の湯で体を洗い,温泉を楽しんだ後で金の湯にも浸かりに行った。金の湯は鉄分を含んだ茶色の泉質で,銀の湯よりも温まる気がした。単に温度が高かったからかも,やけど…。  金の湯を出てからは,神戸電鉄の有馬駅に向かった。途中,練り物を食べ,炭酸せんべいを買ってしまった。ビールも飲もうかと思ったが,三宮で知り合いとお茶しようということになったので,我慢しておいた。  今回は六甲全山縦走に向けたトレーニングとして,芦屋のロックガーデンから有馬温泉に抜けてみた。時間も距離も短めだったが,それなりの高度差を稼げたので,2週間後のためのトレーニングになったと思う。なにより有馬温泉のお湯がよかった。