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奥又白池と焼岳…よう歩いたの写真

2019.09.28(土) 11:20

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この写真を含む活動日記

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31.6 km

2256 m

奥又白池と焼岳…よう歩いた

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 (長野, 岐阜, 富山)

2019.09.28(土) 2 DAYS

【1日目】上高地 → 徳沢 → 奥又白分岐 → 奥又白池 → 奥又白分岐 → 徳沢 → 上高地 【2日目】上高地 → 焼岳小屋 → 焼岳 → 中の湯 夏のある日… ますぴー「秋に、上高地から奥又白池に行く計画があるんやけど、行く?」 私「え? 奥又白池? なんとマイナーでなんと地味な…上高地まで行ってピーク踏まへんの?」 ますぴー「うん。徳沢か横尾で泊まって、翌日蝶ヶ岳に登ってもええけど…」 私「ええぇ~?それしんどいやん。どないしよかな~?」 ますぴー「行き帰りはたっくんが車出してくれるねんけど…」 私「行く!🤗」 …ということで、奥又白池に行くことになりましたが、やはり紅葉シーズンの北アルプスは人が殺到するらしく、徳沢ロッジも横尾山荘も予約が取れず、かろうじて上高地の西糸屋山荘(別館:山小屋ではなく本館:旅館のほう)に予約が取れて、結局1日目:奥又白池、2日目:焼岳、ということに落ち着きました。 同行メンバーは、ますぴー、ちびまる子さん、かよさん。車を出してくれるたっくんは、1日目は同行せず別行動、2日目の焼岳小屋で合流することに。 神戸を夜に発ち、2:30頃沢渡駐車場着。仮眠をして5:00前に予約していたタクシーで上高地に向かいます。¥4,200。ひとり¥1,050でバス代と変わりません。 さらに、1日目別行動のたっくんがちゃりっぷで乗鞍岳へ行き、車を焼岳からの下山口である中の湯まで移動してくれると言う。上高地からの帰りの混雑を回避できるので本当にありがたい。 上高地バスターミナルから歩き出し、明神で来る途中のコンビニで買った朝食を食べ、徳沢を通り、新村橋を渡ってパノラマコースへ。奥又白谷へ出て大岩にペンキで「カラサワ→」と書かれている奥又白分岐で、我々は左へ道をとり中畠新道と呼ばれる急な尾根道に取り付きます。 すぐ左側は「松高ルンゼ」と呼ばれる急峻な谷筋で、我々のような一般登山者が登れるルートではないようです。 中畠新道は踏み跡ははっきりしているので迷うことはないと思われますが、とにかく半端ない急登で、樹林帯の中をひたすら木につかまりながら、石を落とさないように気をつけて登ります。ところどころ眺望があるところに出るたび、高度が上がっているのが実感できます。 樹林帯を抜けて草付の斜面になると、傾斜が緩やかになり、左上に見えているコルを越えたところにあるのが奥又白池です。 直径20mくらいの小さな池ですが、始まった紅葉を水面に映して佇む様は一服の絵画のようで、まさに「北アルプスの瞳」と呼ぶにふさわしい美しさです。晴れていれば明神岳や前穂北尾根などが見えて、さらに素晴らしいだろうと思われます。いやいやますぴー、地味とかマイナーとか言うて悪かったな😅 感動しながら行動食の昼食を食べ、しばらく景色に見とれていましたが、前穂方面にかかったガスが晴れる気配もないので、名残惜しいですが来た道を戻ることにします。 中畠新道の下りは、登り以上に躓きや落石に注意しながら慎重に歩かなければなりません。登りと同じくらいの時間をかけて奥又白分岐まで戻ってきました。 分岐からは歩く人も増え、順調に徳沢まで戻り、徳澤園のソフトクリームで乾杯(?)しました😅 後は上高地まで平坦な道を戻るだけですが、これが長い。なんとか5時前に今夜の宿、西糸屋山荘にたどり着きました😰 西糸屋山荘の本館は1泊2食付・4人一部屋でひとり¥13,500。大浴場で汗を流し(突然シャワーが水になるのは困りましたが)、おいしい料理に舌鼓を打ち、フカフカの布団でゆったり眠れる、パパ・ママ・姉・弟の家族旅行風に寛げました。ラウンジでのコーヒー・紅茶の無料サービスも嬉しいですね。値打あります。 疲れていたので20時には全員寝て、翌朝は5時起床。弁当にしてもらっていた朝食を部屋でいただいて、6時過ぎに出発です。穂高連峰や周りの山々にはガスがかかっていますが、爽やかな上高地の朝の空気を胸いっぱいに吸い込みながら、今日は焼岳を目指します。ちびまる子さんにとっては途中で断念した昨年のリベンジでもあります。 登山口からの登り始めは樹林帯の中の緩やかな傾斜ですが、徐々に急になってきます。そろそろ登りに飽きてきた頃に、水平のハシゴ(橋?)が現れ、さらにしばらく上に長い垂直のハシゴが現れます。 その上は笹原の斜面になり、ジグザグに登れば新中尾峠。緑屋根の小ぢんまりした焼岳小屋があります。 ここで中の湯から山頂を越えて登ってきてくれたたっくんと合流。軽く行動食を食べてから焼岳を目指します。 まずは小さなピークを越えて中尾峠。もうこのあたりから熱風が噴き出す噴気孔が所々あり、暖かい風を感じます。 やがて道は火山性の岩とザレの混じった斜面を登るようになり、登りきったところが北峰直下の分岐。山頂へは硫黄臭い噴気のそばを通ってすぐです。「栄光の架橋」合唱の中、ちびまる子さんは見事に昨年のリベンジを成し遂げました😭 でも山頂はガッスガス🥵しばらく居ても晴れそうもないので下ることにします。 先ほどの分岐まで戻り、中の湯への道に入ります。後はひたすら下るだけなんですが、後半になるほど傾斜が急になり、疲れもあってスピードが上がりません。コースタイムよりも時間をかけて、中の湯の駐車場に下りてきました。 いやぁよく歩いた💦 車で平湯へ移動し、ひらゆの森で入浴、あんき屋で遅いお昼を食べ、神戸に戻ってきました。 車を出してくれたたっくん、運転だけではなくいろんな気遣いありがとう🙏 ますぴー計画ご苦労様。まるちゃんとかよちゃん、疑似家族楽しかったよ。ありがとう。