八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳)(山梨,長野)
2025.03.05 (水)2 DAYS
◾️初日
前日の南沢大滝雨敗退の直後、翌日の夜発で再び八ヶ岳へリベンジへww 仕事、パッキングで東京を23時出発とかなり遅くなってしまう しかも今年最大級の南岸低気圧で東京も大雪警報 雪がガンガン降っている👀汗汗
前泊は韮崎IC目の前のホテル ゴルフ リゾート ここはラブホなのだが、旅行者や登山者に格安宿泊プランをネット販売している 一泊5700円 二人で泊まればひとり2800円 部屋広い、風呂デカい、ベッド超デカい、映画見放題などなど、しょーもない安宿と比べて天と地の差がある超快適激安ホテルである 八ヶ岳の時に何度か利用している
大雪で中央フリーウェイ夜中に渋滞なぞも発生し、チェックインが夜中の二時半 ラブホなので真夜中でも無問題なのがまた良い そこから酒呑んで風呂入って、アイゼンの調整なぞしてしまい就寝が朝五時半 予定の六時に起きられる訳もなく七時起き
◾️二日目
八時出、九時過ぎ美濃戸着、リパック、装備装着、八ヶ岳山荘に駐車場代支払いやトイレなどで十時過ぎ出発 一昨日林道に全然なかった雪が道一面に積もっている あの後、予報通り雪になって結構積もったんだなー ほんとタイミング次第だなァ この積雪ならスタッドレスで美濃戸まで上がれるな しかしまた溶けて凍ると詰むので歩く
そしてまた雨 太陽が出ているのに結構な土砂降りでびしょびしょ 一昨日と同じだー 上は雪かな? アイス装備&小屋泊装備の荷物が重い重い 重過ぎて全然進まない 18kgくらいかー 重荷に雨で寝不足 泣きっ面に蜂である(TT)
雨で積もった雪がベチャベチャになりチェンスパがお団子祭りで全く意味をなしていない(TT) 堰堤でアイゼンに履き替える 少し歩いては休みの繰り返しで一向に進まない(TT) 雨は霧雨になったり強くなったりの繰り返し 正直ツラい 最後にまた土砂降り(TT)
結局、赤岳鉱泉に上がるのに五時間もかかってしまった 時間かかり過ぎ 早朝にスタートして昼には着いてアイスキャンディをやろうと思っていたが無理無理 この日は小屋でマッタリすることに ビッショビショになったウェアやギアを乾燥室に全て干し、ビールを呑む
部屋で少しゆっくりして夕餉 本日はステーキではなかった とろ鯵と鶏の鍋 まあこれもまた美味いし満足 担いできたワインを呑み、部屋で二次会 寝不足と疲れでベロベロである 消灯前に寝落ち 歯磨きで外に出るが全然寒くない 夜でも氷点下ならず2℃とか こりゃ雪にならず雨な訳だわ
◾️三日目
朝五時半に起床してパッキング 六時朝食 準備をして七時過ぎスタート 硫黄岳に登る このルートで登るのは山を始めた年に一人で雪山テン泊に来て以来だから四年振りとかかな
ジョウゴ沢まではトレースばちばち その先は積雪 一人分のトレースがあり助かる
天気も回復し静かな森の雪道を歩く 気持ちが良い が、中間の急登がなかなかにシンドいね 樹林帯を抜け、一気に展望が開けて稜線まで最後の雪の急斜面を登る クラスとしてカリカリになった雪のバーン 滑ったら決して止まらぬエグい斜度 アックスを出す まあ危ないのここだけだねー
赤岩の頭で稜線に乗るとやはり冷たい風に吹き曝されかなり寒い 硫黄岳を目指す 直下まで来ると風はさらに強まり顔がヤバい バラクラバ装着 山頂でそそくさと記念撮影を済ませて下山 雲も多かったが、南ヤツの主峰群を眼前に見張らせて景色は最高
昼過ぎに小屋に降り、デポした荷物を整理してアイスキャンディで遊ぶ 予定ギチギチになってしまうが、このためにクソ重い荷物を担いできたのである 先ずは西面のスラブでUP 二本目もスラブの少し立った面で
三本目は西面の左端、スラブとは別セクションのバーチカル 大きなクラゲがボコボコ出張るルートを登る クラゲが頭上に迫り出してそれを避けて登ったり凹角を使って脚を開いたり、かなり楽しい 最後はパンプするも休まず気合いでクリア
時間がないので終了 ギアを片付けてリパックして下山 小屋出が十六時半 急がないとブラックだぞ しかし荷物は厳しい重さ 痛む肩腰脚に鞭打ち黙々と降る 二時かからずブラックぎりぎりで下山完了 いやーマヂ疲れたわ ちょっと詰め込み過ぎたかー
もみの湯で疲労困憊で冷え切った身体を癒す 天国のようである 疲れ過ぎていつもやるサウナはやらず、その分、温泉に浸かって湯治した
今回はかなりキツかったが新規投入した旧型ノミックを試せて良かった 新品の古い刃で研いでいないので、やはり慣れたフライフックの方が刺さりも良く使いやすい気がするのだが研ぎと慣れかな?