林の中も残雪が沢山あります。 戻る 次へ

平成最後の雪山登山は、ゆったりプランで穂高へ。山と天気の神様に感謝🙇‍♂️絶景で締めくくり😁✨✨の写真

2019.04.27(土) 07:30

林の中も残雪が沢山あります。

この写真を含む活動日記

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37.6 km

2386 m

平成最後の雪山登山は、ゆったりプランで穂高へ。山と天気の神様に感謝🙇‍♂️絶景で締めくくり😁✨✨

槍ヶ岳・穂高岳・上高地 (長野, 岐阜, 富山)

2019.04.27(土) 3 DAYS

🔯動画を3本追加しました。 ✡️前書き 今回のGWは10連休🎵GWにこんな休みは仕事を辞めない限り二度とない。 という事で山行きの夢は膨らむばかり。しか~し天気予報がよくない😢 候補は穂高、白山、白馬などですが... 穂高は、最近東北から関東に転勤したばかりのヤマッパーのスパロゥさんをお誘いしており、5月1日以降は予定があるという事で、必然として休みにはいったら直ぐということになります。 スパロゥさんとは昨年のGW前半に立山に行った時に知り合い、縦走を途中までご一緒しました。また、スパロゥさんがYAMAPをやっていたことがきっかけで、私もYAMAPを始めることとなりました。 今まで2度ほどご一緒する予定もありましたが、実行できず今回丁度1年振りの再会となりました。 今回、計画にあたり相方さんが普段余り長い距離はしてないことと、初日が雪予報の為、1日目は少々の悪天候でも確実に行ける涸沢ヒュッテまでとし、天気が良くなる2日目に奥穂高岳を目指し、最終日に下山することに。 下山後は天気予報が好転したらそのまま、次に向かえるよう準備しました。 ✡️1日目 日付が変わる頃に自宅を出発。連休初日でもあり、渋滞を予測していましたがスイスイと沢渡の何時も駐車場に5時頃到着。ザックを担いで車を降りると、直ぐバスが来て、慌てて切符を購入。しかし、空席は1席しかなく、次の便か?と思っていたら前の人が、あとの便でいいよと譲ってくれました。感謝🙇‍♂️ スパロゥさんは夜行便で上高地に直行なので、長い時間お待たせずに済みました。 上高地バスターミナルで無事1年振りの再会を果たすことができました。 天気は雪がパラついていましたが、青空も見えており思ったより天気がいいかも🎵との期待が。 上高地の雪は昨年のGW後半に槍ヶ岳に来たときと比較し沢山雪がありました。 登山者は比較的早い時間に到着したことと、天気が悪いせいかさほど多くはありませんでした。 登山道は横尾手前は残雪のため通行できず車道で横尾にはいります。 本谷橋までは夏道ですが、それ以降は本谷川沿にずっと雪渓歩きとなります。当然本谷橋はまだ架かっていません。また、本谷橋辺りからは本格的な雪に変わってきました。昨年の槍ヶ岳で猛吹雪のなか槍沢を登ったときのことが頭を過りました。 槍沢の場合、雪渓に等間隔に赤旗が立っていましたが、此方は雪渓に赤ペンキで雪に埋もれて分かりづらいですが、視程はあるので迷うことはありませんでした。涸沢ヒュッテにはお昼頃到着し、雪はずっと降り続いていましたので、1日目無事終了です。また、涸沢ヒュッテには初めての宿泊でした。 ✡️2日目 いよいよメインの日です。 昨年11月の小屋締めの時に来たときは、山頂の天気が悪く奥穂高岳には行かなかったので今回は楽しみにしていました。 さて、朝起きると快晴でしたので思わずヨッシャ~と叫びたくなりました。 出発は当初計画した4時より少し遅れてのスタート。 早く出発した理由は、元々1日目の予報が雪だったので、晴れれば暖かくなるこの時期、ヒュッテで朝食をとってからのスタートでは雪崩のリスクが高まるからです。 先行している登山者は数人でした、 ルートは雪崩のリスクが高いときはザイテングラートらしいのですが、この時間であればトレースがあれば11月に登った小豆沢と考えていました。先行者は小豆沢とザイテングラートの右を巻く雪渓とに別れていましたが、小豆沢の方は途中で断念し右ルートのみのトレースとなったため、体力消費を避けるためそちらに向かうことに。途中後から来た3人パーティの方達が、ザイテングラートを登っていきましたが、体力的にはキツくても技術的に優しい雪渓をそのまま登りました。穂高山荘には約3時間半で到着し、天気が曇りになってきたので、少し休憩してから奥穂高岳に向かいました。 奥穂高岳は夏山のイメージだと余り難しいところはないと思っていたのですが、これが大きな誤りでした。 特に相方さんは雪山の経験はありますが、東北の雪山がメインのため岩と雪のミックスの所をアイゼンで登ることと、前爪とピッケルのピックだけで登る経験が殆んど無かったからです。 まして、滑落したら下は岩場なので、恐怖心が倍増します。 11月の時に登っていたら状況判断も違って涸沢岳だけにしていたかもしれません。 それでも何とか奥穂高岳山頂に無事登頂でき、結果往来的な所は否めませんが、素晴らしい景色を堪能することができました。 さて、問題は更に下りでした。急斜面の雪面を降りるとき、気温が高くなったため、ピックがきかなくなったからです。更にバックステップで降りなければならないので、足元が見えず慣れないと本当に怖いと思います。何とか無事に山荘に戻ることが出来たものの、計画した者として一番反省しなければならないことでした。 あと参考までにここでの注意点は、岩場が夏道では使わない所になるため、浮き石が多いと言うことです。 浮き石は滑落や落石の原因となるためです。 午後から休んでいると、相方さんが来て、奥穂高岳に向かった人が滑落したとのこと。幸いにも一ヶ所だけあるネットに引っ掛かったので助かったそうです。他人事とは思えないことでした。 また、北穂高岳や我々が登ってきたところでも雪崩が発生し数人が巻き込まれたとのこと。2~3時間の違いで当事者になっていたかも知れないので、状況判断の難しさを改めて痛感した次第です。 夕食後は、相方は疲れきったと言うことで、一人で涸沢岳で夕陽を見に。山荘を出るときは残念ながら雲に覆われて、太陽も隠れていました。ところが山頂に着いてから段々太陽が見え始め、最後は人生初めてのサンピラーを見ることができ、感動で2日目を締めくくりました。 山荘に戻ってからは、毎年GWには来ているというソロの方から、今日滑落した人を目の前で見たことや、北穂高岳は奥穂高岳より難易度が低い代わり、必ず雪崩があること。北穂高岳小屋は29日から営業開始など色々な情報を聞かせて頂きました🙇‍♂️ ✡️3日目 当初の計画では朝奥穂高岳で御来光ということでしたが、昨日の時点で涸沢岳に変更しました。 さて、3時に起きて外に出て見ると完全に吹雪いていました。今回も御来光は駄目か😖⤵️ 起きる約束の3時40分頃もう一度外に出て見ると、風は収まってきたものの、ミゾレ混じりで真っ白。 天気予報をチェックすると午前中は快晴??取り敢えず出発できる体勢はとることに。 4時頃三度目の外に出て見るとなんと快晴に☀️何時もと逆パターン😃✌️ 急いで準備を整え涸沢岳山頂へ。 平成最後の雪山を素晴らしい景色で締め括ることができました。 神様に感謝🙇‍♂️です。 あとは、無事に下山あるのみです。 山荘から下山するとき我々が登ったルートは、完全に雪崩のデブリに埋まっていました。 また、北穂高岳の方が難易度が低いと話されていた理由がよくわかりました。雪渓を直登するだけで夏の岩場は使わないからです。 相方さんは15時のバスでしたが、上高地には13時半頃無事に辿り着くことができました。 凄く怖い思いをさせてしまいましたがお疲れ様でした🙇‍♂️ ✡️まとめ 今回、雪山で多くの人が亡くなられた報道が朝ましたが、ご冥福をお祈り申し上げます🛐 今回はたまたま無事に下山することができましたが、一歩間違えば或いはちょっとした油断が即命に関わってくることを改めて実感する山行きとなりました。この経験を今後の山行きに生かしていきたいと思います。 涸沢ヒュッテで夕食の時に山岳救助隊の方が話していました、失敗は次に生かせばいいと、ただし、それは無事に生きて帰ることが絶対条件だと。見に染みるお話でした。 天気も好転しないようなので一旦家に戻って仕切り直します。