ゆうた
ID: 3279964まだまだ登山始めたばかりの初心者です。 日本百名山や自分が行きたい山を見つけて登っています⛰️ 目的は素敵な景色と山を登ること自体。
見晴地区が見えてきた😆
まだまだ登山始めたばかりの初心者です。 日本百名山や自分が行きたい山を見つけて登っています⛰️ 目的は素敵な景色と山を登ること自体。
尾瀬・燧ヶ岳(福島,群馬,栃木)
2024.10.11 (金)3 DAYS
10月の三連休。天気は3日ともバッチリの晴れ予報☀️これはもう山に行かなくてどうするということで、今年の秋に一番行きたかった『尾瀬』に2泊3日のテント泊⛺️で挑戦した。 目的は尾瀬の草紅葉🍁木道から見える満点の紅葉を楽しみに尾瀬の起点になる戸倉へと車を走らせた🚙 戸倉第一駐車場に到着したのは3時半頃だった。 その頃には駐車場もかなり埋まっていて尾瀬の人気ぶりを感じた。 バスのチケットは1300円🎫4時半ごろには受付の人が来て発券できるようになった。受付の人から「5時10分くらいにはバスが出始める。」と言われたので、そそくさとバスの列に並び、鳩待峠へと向かうバスに乗ることができた🚌 始発のバスに乗れたことで予定よりも早めに鳩待峠に着くことができ、山行を早くスタートした。3年ほど前、尾瀬には一度来たことがあり、その時は山に登るということを考えもしなかったので、尾瀬に有名な『至仏山』と『燧ヶ岳』があることすら知らず、鳩待峠からの木道を下りて『尾瀬ヶ原』の木道を少し探索するくらいだった。 そのため、見たことある景色が続きテンションもどんどん上がっていった⤴️ 山の鼻に着くと、景色は奥行きを増す。木道は永遠と続き、その先に悠然とそびえる燧ヶ岳がある。「燧ヶ岳まで歩くこの木道は最高だな。」心の底からそう思いながら歩みを進めた。まだ早朝のため人は少なく快適に歩くことができた🚶 見晴地区に着くのはあっという間だった。燧小屋でキャンプの受付をしてキャンプ場にテントを張った⛺️時間は9時。まだテントはまばらで張りたい場所にしっかりと張ることが出来た。 初日はそのまま山に登らず、燧ヶ岳の山体崩壊によって川が堰き止められて出来た『尾瀬沼』の周回を計画していた。尾瀬沼までは見晴地区から標高を少し上げた。 尾瀬沼は広大で横に聳える燧ヶ岳をより魅力的にさせていた。周回はとても気持ちよく木々の紅葉と湖畔のさざめきに癒された。 周回も半分くらいすると尾瀬沼近くの小屋群が見えてきた。お昼ご飯を『長蔵小屋』🛖で食べて活力をつけた。 1日目の行動は終わり、キャンプ場ではお酒を飲んで1日の疲れを癒した。 2日目、まだ暗い3時30分。見晴キャンプ場は眩い星と様々なテントに彩られとても綺麗だった⛺️今日の目標である燧ヶ岳への登りに僕たちは取り掛かった。見晴新道と呼ばれる見晴地区からの登山道にて山頂を目指すコースをまだ太陽の登らない暗い中進んだ。 進んでいくと弱音を吐きたくなるほどのドロドロの道と激しい傾斜に苦戦した💦相棒はあまりに辛すぎたのか後ろの方で叫び声にも似た弱音をずっと呟いていた。僕も歩く中で靴が半分くらい泥の中に沈んでしまうこともあり、気持ちがどんどん疲れていった。 また、樹林帯がほぼ9割を占め、樹林帯をやっと抜けたと思うと周りはガスに包まれていた。日の出を山頂で見るのは絶望的だと思われた。山頂に着くとすでに先客が1人いて日の出待ちをしていた。日の出の時間が近づくと周りは一気に明るくなり日が登っていることを知らせた。すると周りのガスが少しずつはけ、壮大な雲海が現れた。太陽も猛烈な光を放ち、1日が始まったことを告げているようだった。 僕たちは天気のさらなる好転を願って最高峰の『柴安嵓』から、双耳峰の『俎嵓』へ向かった。初めはガスの中で姿を見せていなかったが、俎嵓を登り始めるくらいにさっきまでいた柴安嵓が姿を現した。かっこよかった。雲海に浮かび太陽に照らされる山体は神々しささえ感じた。 俎嵓に着くと青空と壮大な景色が迎えてくれた。嬉しかった。燧ヶ岳に暗い中から登って本当に良かったと思った。僕たちは景色を全力で堪能してまた見晴地区まで戻った。 2日目の宿泊地は見晴地区ではなく、山の鼻にある『山の鼻キャンプ場』⛺️を計画していたので、テントを撤収して見晴地区から離れた。離れてしまうのがなんとも名残惜しく、山行が終わりかけていることを感じた🥲 木道を進み、山の鼻に2時頃到着した。『至仏山荘』🛖にてテントの受付をしてテントを再度設営した⛺️2日目で体は疲れ、足裏は痛くなっていた。「あと一日を精一杯楽しもう。」そう意気込んで眠りについた💤 テントサイトの外からは動物の鳴き声が聞こえていた。深夜2時、僕たちは起床をしてテントを撤収した⛺️準備を終え、3時にキャンプ場を出発した。動物の鳴き声はずっと響き、ツキノワグマ🐻が出てくるんじゃないかと怯えながら歩いた。 山の鼻からの至仏山の登山口は登り専用になっている。植生の保護と登山者の安全のためらしい。登ってみると道の狭さと蛇紋岩の急な岩場が続き確かに下りで使うにはとても危なさそうだった💦 至仏山は樹林帯がすぐ終わり、景色が開けるのが早かった。前日と違って空の星は眩いほどで、日の出への期待が高まった。しばらく登ると空が明るくなってきた。おかげで後ろには燧ヶ岳が大きく鎮座し、尾瀬の全てを堪能し尽くすことができた満足感が湧いてきた。 山頂に着くと先客が一人いて、僕たちと同じく日の出を待ち侘びているようだった。着いた頃には周りは赤く染まるほど明るくなり、雲海と共に尾瀬ヶ原も見えた。 完全優勝🏆僕はそう確信した。 燧ヶ岳と日光連山の間から太陽は登った☀️あまりに神々しい姿に目は釘付けになった。 最高の一日の始まりにふさわしい。そして、最高の山行の締めくくりにふさわしい太陽だった。「僕はこの太陽を一生忘れない。」そう心に誓った。 尾瀬の2泊3日のテント泊⛺️は大満足で幕を閉じた。名残惜しさがずっと心に残り、今この活動日記を書いていても鮮明にその時の風景や感じた気持ちが蘇ってくる。もうこんな最高な登山はできるのかとむしろ不安になってしまうほどだ。 今年は色んなテント泊の登山をしてきた。もう寒くなるので、僕たちのテントを担いでの登山はこれで終わると思う。(ちょっと寂しい😔) 来年はどんな素敵なテントサイトに泊まれるかなと期待しながら、新しい登山計画を着々と進めようと思う。