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ID: 3076427日帰りで何処まで行けるかを極めたいスピードハイカー
本日の三座目 間ノ岳、登頂 雲はないが、風が強くなってきた
日帰りで何処まで行けるかを極めたいスピードハイカー
北岳・間ノ岳・農鳥岳(山梨,長野)
2024.07.22 (月)日帰り
日本百名山 北岳、間ノ岳 日本二百名山 農鳥岳へ 白峰三山を含む3,000m超え五座を踏破する。 少し仮眠をとって、自宅を出る。 興奮と緊張であまり眠れず、「どうせ寝れないのなら」と早めに出発。 真夜中の道は空いており、予定より早く4:00頃に奈良田に着いてしまう。平日なのに駐車場キャパ120台の半分程度が既に埋まっている。 準備をして、5:00過ぎにバス停に向かう。 5:15頃、2台のバスが来て乗り込む。 6:15頃、広河原に到着。 平日なのに、人はかなり多い。 折角なので、綺麗なトイレを使う。 6:25 スタート 気温:分からず 天候:快晴 登山口から北岳が間近に見える。 水平距離で5kmほどなので、そんなもんか。 山頂部が思っていたより急峻に見え、少し心拍数が上がる。 最初から急登。白根御池の手前で少し緩くなるが、その後の肩の小屋までも急登が続く。 そりゃそうだよね、5kmで1,700m上げるんだから。 白根御池小屋で、予定していなかった休憩を取る。睡眠不足のせいか、頭に血が行っていないのが分かる。それとも、朝食からかなり時間が経っているので、エネルギー不足のせいか。 とりあえず、おにぎりを胃に詰め込む。 肩の小屋手前で樹林帯を抜け、鳳凰三山が間近に見える。奥には雲一つない八ヶ岳も見える。 北側に目を向けると、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳もすぐそこに見える。 昨年、高嶺(地蔵岳の西)の山頂から眺めて以降、いろんな山頂から眺めてきた白峰三山。今登っていると思うと感慨深い。 肩の小屋で水筒の水をウォーターパックから補給した後、北岳山頂を目指す。まだ獲得標高1,500m程度なのに、かなりキツイ。無事縦走できるのだろうか。 10時、北岳山頂に到着。 やはり予定より少し時間がかかってしまった。 今日は雲が殆ど無く、名だたる山々が見渡せる。 最高。 この時期では珍しいんじゃないかな。 エネルギー補給のため、持って来たメロンパンを食べようとするが、全く喉を通らない。食べようとすると軽い吐気までする。無理矢理水で流し込む。 本当はゆっくり景色を堪能したいけど、先を急ぐ。 北岳山荘まで一旦300m下った後、間ノ岳へ向けて再度300m登る。 途中の中白峰山を経由して向かうが、ここまで来ると登山者は疎ら。 12時、間ノ岳に到着。 山頂は広く、とてものんびりできる。 二人の先客の方と目の前の南アルプスの山々について話す。手前に見える塩見岳。その奥に悪沢岳、赤石岳が見えるが、塩見岳に比して異様に大きく見える。その東奥にも高いピークが見えるが、何だろう。 お二人に別れを告げて、最後のピーク農鳥岳を目指す。この頃から風が少し強くなる。帽子が飛ばされないよう注意しながら進む。ペンキによるマーキングがしっかりあり、進みやすい。時間があれば最高なのに。 農鳥小屋までに出会ったのは、男性のパーティー一組のみ。北岳とは異なり、とても静かで山を独り占めしているよう。 農鳥小屋から最後の登り。 目の前の西農鳥岳とその右側のピークは、見上げるほど急峻。コンディションがイマイチながら、なんとか登る。 西農鳥岳の山頂には、北岳山荘のスタッフと名乗るお兄さんが居た。これから山荘に戻るんだとか。お疲れ様。 ようやく最後のピーク、農鳥岳を捉える。 でも意外と下って登るのね... 14時、農鳥岳に到着。 山頂には誰もおらず。独り占めしたいが時間がないので、先を急ぐ。でも、もう登りがないと思うと気が楽。 あっと言う間に大門沢下降点に着く。 出会ったのは、手前で追い抜いた一人のみ。 「ここまで来れた」という達成感はあるが、 ここからは、2,000mを下げる長い下り道。 大門沢小屋までの前半は、かなりの急斜面でザレていてスベる。沢沿いまで来ると木が減って明るくなるが、やはりスベる。 後半は深い樹林帯。東側斜面なので、この時間だとかなり暗い。途中かなりの登山者を追い抜いたことに少し驚く。皆さん、明るいうちにゴールできるのだろうか。 15:20、大門沢小屋に到着。 とにかく遠い。 持参した水3.5Lが無くなったので、無料の水をいただく。 登山口へ向かう。 前半は、沢沿いを進むが、あまり整備されておらず、歩きやすくはない。(ピンテは多いので、迷うことはない) かなり困難な渡渉もあるし、登山道が川になってしまっているところもある。 後半は、それなりの整った道だが、細かいアップダウンを繰り返すのが地味にキツイ。 あと、暗くて遠い。ひたすら遠い。 吊橋を越えると人工物の脇を抜けて、何かの工事現場を抜けて、登山口に到着。 ここからは林道、第一発電所からは車道を歩いて、無事駐車場に到着。 yamapだと25kmだが、 GARMINでは28kmを超える。 長かったが、充実感はある。