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【山ラン】天祖山から長沢背稜に入り、奥多摩最深部のヘリポート、酉谷山、天目山、蕎麦粒山を巡ってきたよ【トレラン】の写真

2024.05.05(日) 16:09

さあ、あとは下るだけ!

この写真を含む活動日記

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10:18

35.3 km

2549 m

【山ラン】天祖山から長沢背稜に入り、奥多摩最深部のヘリポート、酉谷山、天目山、蕎麦粒山を巡ってきたよ【トレラン】

雲取山・鷹ノ巣山・七ツ石山 (東京, 埼玉, 山梨)

2024.05.05(日) 日帰り

東日原バス停→小川谷橋→大日神社跡→天祖山→ナギ谷ノ頭→梯子坂ノ頭→水松山→長沢背稜→酉谷山→天目山(三ツドッケ)→蕎麦粒山→川乗林道→川乗橋バス停→奥多摩駅(→河辺温泉梅の湯♨️)。SUUNTO計測の距離は40.38km。 長沢背稜の北のほう、酉谷山から水松山(アララギヤマって読める???)までのヘリポートが含まれる区間は、バス利用&脚力不足の自分はかなり気合いを入れないと行けない奥多摩最深部なんだけど、西丹沢〜表丹沢が行けたなら行けないはずはないと、思い切って行ってみた。結果的には、行けたどころかトータル40キロオーバーというオマケまでついてきた。どれだけドMなんだよと、我ながら笑うしかない😎 なかなか踏ん切りがつかなかったのは、東日原から天目山→酉谷山→水松山と回って天祖山経由で東日原に戻ってくるルートだと、帰りのバスが心許ない(本数が少ない&間に合う?)からで、かといって逆向きに天祖山から水松山→酉谷山→天目山ときて、蕎麦粒山まで足を延ばすと、いざとなったら川乗橋バス停から奥多摩駅まで走って帰ることはできそうだけど、最初の天祖山の登りがかなりキツそう(一度だけ降りたときに急坂の連続で膝が笑ってしまって苦労した記憶が鮮明に残ってるので、あの道を登るの???と怖気づいてしまうのだ)。 結論からいうと、天祖山の登りは地獄でした。手を使わなければ登れない急坂は出だしのところだけなんだけど、そこからは勾配のキツい登りが休みなく続く。平なところでひと息つくことすら許されず、標高差1200mを一気に登る。早くもふくらはぎが悲鳴をあげ、やっぱりルート選択を誤ったかなあという後悔が頭をよぎるが、天祖山さえクリアしてしまえば、長沢背稜はほぼフラットなシングルトラックが延々と続く気持ちのいいまき道で、脚力のない自分でも走ったり歩いたりしながらトレランを満喫できた。 そんなわけで蕎麦粒山までは順調に辿り着いたのだけど、時間的に川苔山まで行くと明るいうちに降りれるか心配だった(という自分のすぐ脇を勇躍、日向沢ノ峰に駆け降りてゆくランナーさんがいて、惚れ惚れしました)ので、計画通り、川乗橋バス停に直接降りることにした。ところが、YAMAPの地図にあった鳥屋戸尾根への分岐点には「悪路につき通行注意。死亡事故多発」というおどろおどろしい注意書きが。参ったなあ、死にたくないなあと「山と高原地図」アプリを見てたら、あれ?俺が行くつもりだったのは、そもそも鳥屋戸尾根じゃなくて、川乗林道に降りるコースじゃん!ということに気づき、「踊平まき道」というあまり歩かれてなさそうな道を恐る恐る降りていく。 途中二股に分かれるところに小さく「林道こっち」とあったので、これで問題なく降りれそうだと安心して降りていったのだけど、地図で林道に合流するはずの地点まで来て驚いた。たしかにすぐ下に林道がぐるりと湾曲して取り囲んでいるのだけど、どう見ても、降りるところがない。いくらか登り返して見てみたが、登り返した分、余計に林道との落差が大きくなって、崖を滑り落ちないと行けなさそうだ。なんだよこの地図、間違ってるじゃねえかと文句を言っても始まらない(すみません、自分が持ってたのは2018年版の奥多摩地図なので、いまは直ってるかもしれません!)ので、しばらく逡巡したのち、一番落差の小さそうな突端部から無理やり飛び降りることにした。 ところが、コンクリート壁のところまで降りるのもひと苦労で、足元の斜面の土がポロポロと剥がれ落ち、滑ってしまう。木の根っこにぶら下りながら、なんとか壁の上まで行き、最後はえいやで飛び降りた、というか石ころといっしょに滑落したといったほうが実態に近い。降りてみれば、それほど落差はないことがわかるんだけど(写真でご確認ください)、上から見たときはけっこう怖くて必死でした。同じ場所に、崩れ落ちた土と石ころが散乱してたので、たぶん、同じようにここから飛び降りた人、いるんじゃないかなあ。登山道整備のありがたみを改めて噛み締めました。 林道に出てしまえば、あとはずっとゆるやかな下りなので、ほぼノンストップで川乗橋バス停まで駆け降りた。途中で抜いたハイカーさんが、急に走って追いかけてきたのにはビックリしたけど、長い下りのロードで振り切りました😎 17:49にバス停まで来てみると、なんと17:42にバスが出たばかりで、次の最終便は1時間以上あとだという。こりゃこのまま駆け降りるしかないっしょ、というわけでさらに数キロ延長して、奥多摩駅まで走って戻ってきましたとさ。さすがにくたびれました💦