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厳冬期・将棊頭山~木曽駒ヶ岳(日帰り)の写真

2019.02.10(日) 07:53

待ちに待った

この写真を含む活動日記

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14:03

18.7 km

2198 m

厳冬期・将棊頭山~木曽駒ヶ岳(日帰り)

木曽駒ヶ岳・空木岳・越百山 (長野)

2019.02.10(日) 日帰り

<<コース状況>> ◆ゲート~桂小場 数日前に雨が降ったようで、 サラサラ新雪の下はツルッツル!! ここは赤城大沼かスケートリンクか!というくらい。 チェンスパが大正解。 ◆桂小場~避難小屋 チェンスパがベストマッチ。 微妙に凍っているところもあり、ツボ足では何度かスリップも。 ◆避難小屋~稜線 スノーシューを使用。 先々週来た時と比べると雪が締まりあまり沈まずに済んだ。トレースは吹き溜まりで無くなるので、 自力でルーファイ出来ないと辛いはず。 ◆稜線 アイゼン+ピッケル使用。 ここも自力で安全なルートを見つけられないと、 ひとつ間違えれば死ぬ場所がたくさんある。 2週前にソロで挑み敗退した将棊頭山。 今回は装備面も万全を期して、頼れる友人と一緒に3人で挑んだ。 ちょっと前に雨が降ったようで、最初の道路が恐ろしいほどツルツル。何度かすっ転んだのでアイゼン装着したが歩き始めで足がまだ動かない.. チェンスパがあればなー!と心底思った。 前回もそうだったが、小屋まではツボ足で余裕なのに、小屋から先はスノーシューが無いと無理。 この境目はなんなんだ(笑) そして前回撤退したポイントからほんの数十メートル頑張れば、視界が開ける場所に出たということも判明(;´д`) まあその悔しさを今回の山行の糧としたわけだが... そしてなかなか届かない稜線に出ると、真っ青な空に真っ白な霧氷(゜∀゜) しかも360度の絶景が待っていた! まさに歓喜の時! しかし同時に猛烈な冷風を浴びる。 顔を出していたので一瞬で顔じゅうが痛いほどの冷たい風だ。 稜線上はアイゼンが気持ちよく効くが一度転べば止まらないであろうコンディション。 気を引き締めて木曽駒へ向かった。 本当に長く難しく辛い道のりだったので、木曽駒ケ岳に届いた時には、マスクの下で嗚咽を漏らしながら号泣した...。 歩き切る体力、安全なルーファイ、ツボ足、スノーシュー、アイゼンでのミックスやクライムダウンなどの歩行技術、 自分の持てる力を全て出し切って木曽駒ケ岳まで辿り着けた。 これは間違いなく自分史上、かなり上位な印象に残る山行だった。 しかし天気が崩れないでいてくれたことは本当にラッキーだったし、アクシデントもなく生きて戻れて良かった。 この週末中に亡くなられた方々のご冥福をお祈り致します。