マトネで休憩 戻る 次へ

憧れの島トレイル 大佐渡縦走/GW佐渡旅3daysの写真

2024.05.04(土) 11:15

マトネで休憩

この写真を含む活動日記

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25

05:49

13.3 km

876 m

憧れの島トレイル 大佐渡縦走/GW佐渡旅3days

佐渡島 (新潟)

2024.05.04(土) 日帰り

毎回活動メモというより日記のように好き勝手書いていますが、今回は特に旅のことも含めた超個人的日記です。興味のある方はどうぞ↓ ------------------------------------------------ 1年前くらいに知ってから絶対に行きたいと思っていた佐渡トレイル。島ってだけで魅力的だし、稜線も景色もすっっごく良さそう。毎度お馴染みメンバーの恭ちゃんとルアに話を持ちかけ去年の夏ほどから温めていた計画。ようやくGW後半に決行。ちなみに私以外の2人は新潟出身なので、地元である新潟の離島に登山で行くというのはまた私とは違ったわくわくな気持ちがあるだろうな、と。 1日目 当初は夜行バスで早朝着、そのままフェリーの計画だったけどそれじゃ間に合わないので新潟市内に前泊することに。 朝8時、東京駅。急遽決まった前泊にしては早すぎる集合。2時間ぶっ通しでしゃべり続け、気づいたら新潟の地に降り立っていた。 お昼は恭ちゃんおすすめのラーメン。ルアは恋愛などでは永遠を願ったことがないらしいがラーメンを食べるときは毎回永遠を願っているという女なので、今回も例にもれずきちんと願って食べていてアホ可愛かった。 新しくなった駅ビルを堪能し、スタジアムでサッカー観戦。アルビレックス新潟ガチ勢の恭ちゃんの喜怒哀楽の激しい応援とヤンキーすぎる広島サポに怯えながらも、声援を送る。結構つらい状況で最後1点決めたのでみんなで大喜びで終われて良かった!帰り恭ちゃんの両親が送ってくれて、秋ぶりに会えました。 駅内の立ち飲みで軽く食べて飲んで、コンビニで2袋分の行動食やらなんやらを大量に買い込み初めてのゲストハウス泊。真っ白で可愛い、人懐っこいわんちゃんのくくがお出迎え。もっとわいわいした雰囲気で夜中とかも結構ガサガサうるさいのかなと思ったら消灯過ぎたら案外ぴたっと静かだった。 軽く明日の行程を再確認して就寝。ただ何となく落ち着かずに眠れず、寝不足の不安を抱えたまま2日目へ。。。 2日目 朝4時起き。ゲストハウスなのでいつもよりもそっと準備。前泊したとはいえ意外にスケジュールがぎゅうぎゅうだったので、昨日からバタバタとしており3人とも今から島に行く実感も登山する実感も(若干やる気も)無いまま気づいたら浮腫んだ顔でフェリーに。 そそくさと寝床スペースを確保し写真は他人任せ。気づいたら爆睡。ここで少し眠れたことに安心。 到着直前、デッキに出てみると佐渡が目の前に!だけどコインロッカーを探し時間もない中スムーズにバスに乗り継げるか心配でここまで来てもまださして島の実感沸かず。 無事ドンデンライナーに乗り、街並みを眺めているとああ島に来たんだなあとぼんやり思う。前に八丈島行ったときはもっと島感あったのでまだ田舎の海街くらいの感覚だけど。バスでも酔いが心配で爆睡。起きるともうだいぶ高いところまで運ばれていて、海と山の絶景。ドンデン山荘で身支度を整え、いざスタート! が、3人全員がいつもの他力本願を発揮し見事真逆方向へ道を間違える。正しい登山道へ戻ると花の縦走路と聞いていたものの、開始から予想以上に花が咲き乱れてなかなか進まず。ニリンソウ、カタクリ、シラネアオイが多かったかな。ニリンソウ大好き!この日はたまたま手ぬぐいもTシャツもニリンソウのデザイン。写真撮ってたらこのペースじゃ遅すぎると途中で気づき写真もそこそこにぐんぐん進む。里山っぽい歩きやすい道。やがて見えてくる金北山らしきピークが遠すぎて気が遠のきそう。 フラワーゾーンを抜けてマトネに出ると本格的なアップダウン開始。樹林帯ゾーンと稜線に出るのを何度も繰り返す感じ。稜線の下りが結構ザレてて歩きにくいです。寝不足の不安があったのでせめてカロリーはと意識して食べてたのでバテることもなかった。カロリーは大正義。GWは混んでいるかと思ったけれど案外人が少なくおんなじパーティと抜きつ抜かれつの感じで。この感覚心地いいよね。 稜線では佐渡と海が一望出来て、シベリア風で禿げた片側と新緑の本土側から成る稜線が最高に島らしくて今念願の島トレイルしてるー!って思って幸せだった。恭ちゃんはカメラを買ってから3回ほど登山を重ねて佐渡までに良い写真撮れるようになるんだ!と意気込んでいたのでずっと最後尾で私たちの写真や景色を撮りまくっていた。 アップダウンを繰り返しようやく本格的に金北山に近づくと現れるぐじゅぐじゅ雪渓の踏み抜き地獄&倒木のいばら道。ここまでが長かったけれどここからも大変。どんどんスピードが落ちていく。こんなにしっかりした枝をかき分けたことないので恭ちゃんに先頭を行ってもらい、みんなで協力しながら進む。意外にピンクテープもしっかりありました。 チェンスパは一応持ってきたけどだいぶシャーベットになってたので要らなかった。この辺からブヨ大量発生。恭ちゃんは耳から、ルアは口から入り大騒ぎ。(私はこの前の金時山で鼻に入った虫を間違えてそのまま吸ってしまった先輩として虫くらい食べても問題ないよと言っておいた。) 最後の雪壁登りは思ったより垂直すぎてやばかったけど楽しかった。直後のラスト雪渓ももうズボズボすぎて枝とか掴みながら必死で登頂! 見おろすとぼろぼろの私たちと打って変わって穏やかな佐渡の姿が。ずっと見えていたものの、改めて山頂から見るとちゃんと地図通りの「エ」みたいな形をしていて感動したし本当に頑張ったし素晴らしい道だったなって心から思った。トレイル中の景色はずっと忘れないと思う。 ルアはそんなにまだ経験重ねていないのに装備も毎回新しく調達していて、今回はソロアルプス縦走3daysみたいないで立ちと貫禄だった。さすが。 こっから下山やだなーと思っていたら整備されたアスファルト+砂利道みたいな感じだったので有難いがロードは膝と足裏にくるんよね。まあでもラッキー!とぐんぐん進み、白雲台でゴール。このチート感、平標とか安達太良でも同じ喜びを得たわ...。炭酸流し込みながら今日ここが大変だったね!本当はここが辛かった、とか言いあう時間、本当に幸せだね。予約していたバスで両津港にいったん戻ります。 荷物持ってレンタカー借りて港と反対側のほうへ。しまむらやミスドや蔦屋があってびっくり!カラオケも!コンビニもない商店だけの島しか行ったことなかったので普通に栄えてるじゃんとなった。ただガソスタが日曜やってないのは島だった。2人が新潟のローカルなスーパーやお店を見つけるたびに何か言っているのが、全く分からなかったけど楽しかった。宿がちょっと奥まった海岸の方だったんだけど夕暮れ時のドライブ最高すぎて。。海見たらめちゃくちゃ焼けてた。島の猫ちゃんとおじちゃんと夕日眺めたよ。山でもきれいにアーベンしてるんだろうな。 お風呂入る時間なかったので部屋に着いてさっと体拭いて先に夕食へ。一番いいプランにしたので飽きるほどカニ爆食いして日本酒飲んで今日の苦労話とか今までの山行の話とかして。満たされたおなかでざぶーんと今日の汗を流す。部屋ではごろごろしながらお互いの撮った写真を送りあい、ずっとこの写真良い!を言ってたなあ。この時間も、登山の醍醐味。おやすみを言ったか言わなかったか、記憶があいまいなまま気絶するように就寝。 3日目 朝ごはん食べて海岸を散歩。今日は暑いから気を付けてねって送り出してくれた民泊の方。またきてねって言われてまた来るに決まってると思った。海は透き通っていてきらっきらで青くて、沖縄とか海外リゾート系の真っ青と真っ白な派手な海岸も素敵だけど私はこの海が一番好きだと思った。 のんびりして弁慶本店に整理券取りに行って、待ち時間に北沢浮遊選鉱場跡へ。戻ってちょうどよくお昼。念願の弁慶。。海なし県育ち東京在住なのでもうネタのおいしさ、大きさ、色のきれいさに驚き。ネタだけじゃなく新潟なのでお米も一級品。定番すぎるけどまじで宝石箱や、、って思ったね。めっちゃ大きいホタテが400円なのはびっくりした。ウニとか高めなやつも頼んでいつもの回転寿司よりも食べたけど1人3000円ほど。はーーーー島の人たちが心底羨ましい。ルアのために薬局寄ったんだけどそこの店員さんすらめちゃくちゃ優しかった!って興奮してた。 Googleマップ見ていてほんとたまたまみつけたカフェにも行ってみる。フルーツ削りなるメニューがあり、凍った苺の削りがどさっと乗っていてかき氷の氷全部苺版みたいな。600円。安!カフェを出ると人がざわざわ。向こうの田んぼにトキがいるらしい。はっきりとは見えなかったけど地元のおじちゃんが言うなら見たことにしよう。観光客だけじゃなくカフェのおばちゃんまで出てきたからトキはそれほど珍しいし愛されてる存在なんだね。この道をまっすぐ行くと巣があると教えてくれた。 港に戻り、車を返して船へ。乗る前のロビーに伝言板があり、みんなそれぞれの思い出を書いている。こどもたちの可愛い文章の中にそっと、私たちの金北山縦走の思い出もお邪魔させてもらう。 船が出航してもみんな中で寝ていたいというので、私はしばらく島を離れるまでデッキにいた。佐渡がどんどん小さくなっていく。夕方の潮風が結構冷えていたけれど、それでもずっと外にいた。 新潟へ戻ると街がきらんきらんしていてすごく都会だった。2人に言われるがまま栃尾の油揚げを頼み、言われるがままたなべかりんとうを購入した。ぽっぽ焼きが好きなので買いたかったけれど、ぽっぽ焼きの生地でできたどら焼きしかなかった。 風味爽快ニシテと共に帰路につきます。 心配性なので、楽しみが故にうまくいくか不安だったけども3日間とも晴れでトラブルなく全部順調で想像していたよりずっといい旅になった。そしてまた、佐渡に来たいし別の島トレイルもしたいって思った。 旅に行くとまたきたいね~なんてよく言うけれど、佐渡に関しては口約束じゃなく絶対にまたこようって思った。 またくるねーーー。 今回ちゃんと写真にコメントも付けてみました↓