岩黒山 戻る 次へ

岩黒山・手箱山・筒上山の縦走パラダイス✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。の写真

2024.04.18(木) 13:36

岩黒山

この写真を含む活動日記

43
42

07:04

11.0 km

973 m

岩黒山・手箱山・筒上山の縦走パラダイス✧*。(ˊᗜˋ*)✧*。

石鎚山・堂ヶ森・二ノ森 (愛媛, 高知)

2024.04.18(木) 日帰り

◇はじめに~前夜~ 4月17日PM11:14頃 スマートフォンの緊急地震速報が 鳴った直後に大きな揺れ 驚いて飛び起き(⊙⊙)‼ 謎にタンスを両手で抑えていた^^; 久しぶりに揺れの大きな地震を体感 大規模震災が予想される南海トラフや 震源が浅い内陸地震でなければと 不安がつのった...(。•́︿•̀。) テレビをつけると 震源は豊後水道,震源の深さは39km いわゆる海洋プレートが沈み込む 深いところでの「プレート内地震」 被災状況は夜も遅いため伝わってこない 明日のお山は石鎚スカイラインを通行 落石等で通行止めを心配したが 現地にいくしかないと 腹を決めて寝床に着いた 翌朝AM6:00に自宅発🚗 ラジオ報道を聞きながら 県内では愛南町など南予地方に 被害が及んでいることを知った 不幸中の幸いにも人命被害はなかった AM7:26 石鎚スカイラインゲート着 すでに開門され制限なく通行可 本日の相棒,ひまわりさんを待つ 約束の8:00より早く到着されたので そのまま石鎚山土小屋駐車場まで 平日だが,さすが日本百名山 すでに20台ほどの車 ただし,みなさんの行先は「石鎚山」 僕たちは反対側のお山 四国百名山の 「岩黒山・筒上山・手箱山」へ この3座を効率よく巡る方法は みなさんの活動報告を参考に 「岩黒山⇒手箱山⇒筒上山」の順に 周回するルートとした ポイントは筒上山を迂回して 奥にある手箱山に登ること 筒上山手前の分岐で 手箱越を選択することを 間違わないよう注意した ◇1座目「岩黒山」 岩黒山から望む 伊予の高嶺「石鎚山」 視線を西から東に送ると 堂ヶ森~石鎚山~瓶ヶ森~伊予富士 200万年前に中央構造線の南側が隆起して 長い年月をかけて成長したお山たちが 横一列に並んでいる((•̤ᗜ•̤ॢ)*。オオォォ♥︎ 遠くは徳島の剣山や遥か南アルプスまで 中央構造線に沿って山脈が連なる 地球の営みがつくった壮大な景観 時間軸のスケールが余りにも違いすぎて 昨夜の地震も小さな傷跡にしか過ぎない そう思ったら自然に逆らわず身を委ね ありのまま素直に生きていこう (/ω\)自惚れタイム終了(。_。`)チーン 360°パノラマ山頂にも関わらず 北側の石鎚山方面に全集中したため 肝心な南側にある進行方向の 筒状山と手箱山の写真は撮り忘れた^^; ◇手箱越と2座目「手箱山」 「手箱越」まで丸滝山をトラバース 路肩が崩落している危険個所も数か所 そして,この縦走ルート名物⁉ 「錆びた鉄橋回廊」肝試しゾーンへ いわゆる「桁橋」なのだが 足を床版に置くたびにペコペコしている その音と感触が気持ち悪いくらい 大丈夫(・・?と不安感を増幅させる 専門的には工学的な視点から 耐久性があるガルバリウム鋼板 薄い板厚ではあるが 折り板形状とすることで 剛性を高め,かつ軽量化が図られている なので弾性的にペコペコしているほうが 健全で跳ね返らずに音がしなくなったら 錆びて穴が空く前兆だ 今後の劣化進行による落橋の可能性は(・・? 鉄橋を支えている片持ちトラスの部材が 腐食によって耐荷力を失う あるいはアンカーが打たれている 斜面の岩盤が崩落した場合と考える すみません,長々と考察してしまい 肝試しの回廊を終えると 点在する巨石と緑に覆われた 皿ヶ嶺の「天狗の庭」に似たエリアへ 鳥のさえずりを聞きながら進む 「キレンゲショウマ」の案内掲示に遭遇 案内文より,昨年2023年7月31日 キレンゲショウマ保護プロジェクトが 発足されたとのこと その一文に日本列島が大陸続きであった 時代の依存種とある 古代歴史ロマンに魅力を感じる僕は 花々が咲き誇る頃に再訪することを誓う でも,お花好きな人とご一緒しないと お花の名前も希少性も知らないので どなたかよろしくお願いいたします さて,AM10:50「手箱越」到着 城郭のような巨石の石垣が迎えてくれた 大峰宗石鎚山覚心寺 手箱山根本道場とある まさか四国のテッペンにこのような 僕に山岳信仰の欠片がひとつでもあれば どんな過酷な道のりも 無心で登ることができるだろう ここからピストンで帰ってくる 「手箱山」 ひまわりさんのご提案で ザックをデポすることに 手箱山山頂手前から稜線歩きとなる 天気も回復し暖かな日差しが降り注ぐ 高知県側のお山とご対面 雨ヶ森,四国カルストの稜線が重なる AM11:40 本日2座目「手箱山」へ 驚くことに先客が1名,高知県側の 大瀧(オオタビ)の滝登山口からとのこと 登山口が初耳なので尋ねると 「氷室」からのルートだと教えてくれた 山友・きゅんさんの活動報告で拝見した 「手箱山氷室番所跡」を思い出した ◇3座目「筒上山」 そこから折り返して「手箱越」に戻り お待ちかねの昼食タイム 味気ない僕のランチに ひまわりさんから🍓と🍅を添えて頂き 豪華な食事となりました いつも有難うございます(*^^*) はち切れそうなお腹を押さえながら デポしたザックを再び背負う 本日の核心部,筒上山の鎖場へ向かう というか鎖場に辿り着くまでの 石段が急登すぎる(´;ω;`)ウゥゥ 4日前に石鎚山の鎖場を経験 それと比べ勾配も緩やかで 手掛かり,足掛かり多い岩肌 ご供物の御礼も兼ねて 先行してのルートファインディング でも,そんな技量をもっていないと 登りはじめて気付く (ノД`) ひまわりさんの足が届かないような 強引な腕力でのルートを示してしまい 申し訳ございません(*_ _)人ゴメンナサイ どうにかこうにか二人とも鎖場を制覇 信仰のお山であることを示す 参拝路を経由して PM13:25 本日の3座目「筒上山」山頂へ 石鎚山や瓶ヶ森にガスがかかるが やはりお山には青空が映える ここから望む石鎚山は 岩黒山より遠望であることから 石鎚山単体ではなく石鎚連峰の 山容全体が視界に納まる ◇おわりに 本日の3座を巡る周回コース 2000m級の高山での活動時間,距離, 眺望,植物観察,鎖場や危険箇所の 登山技術向上など さまざまな要素を含んだ 素晴らしいコースだ 今夏,アルプスに挑戦する 山友・ひまわりさんにとって 良いトレーニングなっていれば幸いだ みなさんも石鎚山と隣り合わせなので 土小屋まで来ると石鎚山に足が向かうが (p_・q) チラッ ぜひ,この縦走パラダイスを ご体験ください(*^^*)