富士から富士が見えるらしい。心の目で見よう。 戻る 次へ

榛名山(掃部ヶ岳-烏帽子ヶ岳-榛名富士 等)の写真

2024.04.14(日) 14:24

富士から富士が見えるらしい。心の目で見よう。

この写真を含む活動日記

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05:00

11.9 km

1394 m

榛名山(掃部ヶ岳-烏帽子ヶ岳-榛名富士 等)

榛名山・天狗山・天目山 (群馬)

2024.04.14(日) 日帰り

全国的に本日は晴天なり!朝一に用事が入っているとは言え、こんな日に登らないわけにはいきません!長野を朝出発して、混み過ぎずしかし楽しそうなお山を探していたところ、上毛三山が一角・榛名山に惹かれました。榛名湖・榛名神社は何度も訪れているお気に入りなのに、そういえば登山はしたことがなかった。 出発が遅いとはいえ、最高地点である掃部ヶ岳を往復するだけでは味気ない。そう思って皆様の活動日記を拝見したところ、ロープウェイのある榛名富士からぐるっと榛名湖を回るコースが人気のご様子。ということで私も、今回は縦走ルートを辿ることにしました!……ただし、"掃部ヶ岳からの逆走"で。このコースのメリットは、最高地点である掃部ヶ岳を真っ先に制し、榛名富士の景観も早めに楽しんでおくことで、気温・疲労・飽き・クマ・その他の事情による撤退に迷いがなくなること。以上です。非推奨! さて、そんなわけで掃部ヶ岳からのスタート。おそらく下山路と想定されている記念公園側の道は、登山口側とは違い、階段も手摺もない山道。登りにくいです。しかし最序盤を除けばさほど傾斜はキツくないため、あっという間に山頂に辿り着けました。山頂を含むルートの殆どが樹林帯であり景観を望めない掃部ヶ岳ですが、その分、眺望スポット「硯岩」から見る榛名湖は実に見事!その全容を真正面から一望できます。時間もかからないので是非立ち寄るべきですね。 続いて、一度湖畔の舗装路に降り、二番手の鬢櫛山へ。路駐の車に隠されていて入口を見落とし、いざ山中に入っても地図にある道が本当にこの道か確証が持てず、笹藪の中をうろちょろすること10分。無事正規ルートに辿り着き、そのままの勢いで一気に登頂できました。掃部ヶ岳同様鬢櫛山も、山頂までがっつり樹林帯……眺望を求め、足早に次へ進みます。 鬢櫛山から尾根を下ること10分、分岐点に到着。烏帽子ヶ岳に登る時間的余裕が十分にあることを確認し、鳥居をくぐって登り始めます。ここまでの行程に比べると脚に負担のかかる岩っぽい斜面ですが、長丁場ではありません。少し頑張れば、これまた眺望のない山頂に辿り着けます。しかし烏帽子ヶ岳は一味違う!山頂から1分ほど先へ進むと、榛名富士を間近に拝める絶景スポットがあります!きちんと楽しんでから下山しましょう。 そしていよいよ山域のボス・榛名富士。ロープウェイでも登れる南斜面を往復する登山者が多いからか、北側からの登山道には人影がなく少し寂しい印象。また、後半戦に至ったこの段階ですので脚の疲労感もなかなかです。黙々と登り通し、山頂に辿り着く頃にはすっかり汗だくの疲労困憊……ですが!出発前に想定していた「15時半 榛名富士山頂」の目標を1時間以上早めての登頂達成となりました。満足です。 登りたい山も登ったし、あとは湖畔をのんびり歩くかー、などと思いながらビジターセンターまで降りてきたのですが、マップの登山口アイコンを見て、ピークハンターの血が滾ってしまいました。15時手前でまさかのおかわり。天目山-氷室山の縦走開始です。延々伸びる登り階段にしっかり後悔させられつつも、ここにきて逆走ルートの隠れた魅力に気づきました。そう!序盤ですれ違った方々と再会できるのです!登りで道を譲っていただいた方に下山で会うことはあれど、お互いが「あと少し」と終盤を迎えた気分で再会できる山行はなかなかない。貴重な体験をさせてもらいました。 本日は4月ながら各地で夏日が観測されており、山の上もしっかり暑かったのですが……榛名湖周回コースは山から山への移動で湖畔まで降りるため、水分を気軽に補充できるところが優しいですね。最小限の荷物で歩き通せました。また、ひとつひとつの山頂を順に制していく感覚も、ハンター的にはとても楽しい!冬の榛名湖も大好きなので、冬山シーズンにもぜひ歩いてみたいですねー。 【掃部ヶ岳-鬢櫛山-烏帽子ヶ岳-榛名富士-天目山-氷室山】