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弘法山 ~秦野駅から鶴巻温泉駅へ~ 大展望の低山縦走の写真

吾妻山山頂から眺める江の島。標高が下がった分、見え方が変わってきた

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ひとり登山
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もらったドーモ2245
03:32
7.3 km
290 m

弘法山 ~秦野駅から鶴巻温泉駅へ~ 大展望の低山縦走

弘法山(神奈川)

2024.02.27 (火)日帰り

ひとり登山
ひとり登山

2024年2月27日、丹沢の南側に広がる低山の連なりを歩きました。小田急の秦野駅をスタートし、浅間山、権現山、弘法山、吾妻山を縦走後、鶴巻温泉駅をゴールとする、人気の低山縦走路です。最高地点の権現山の標高が243m、かなり低めの低山ですが、山頂からの展望は最高。とてもコスパの優れたコースです。また、都心から電車で1時間程の駅から徒歩でアクセスできるのもこのコースの大きな利点です。 歩行距離7.3㎞、登りの累計標高差は290m、コースタイム2時間半ほどの、初心者の方にもおすすめの低山縦走コースです。 【お知らせ】 登山道の様子やルート詳細の解説動画を公開しました。是非ご覧ください。 ★【徹底解説】弘法山 ~大展望の低山縦走路~【秦野駅から鶴巻温泉駅へ】 https://youtu.be/iiqicZaQr8w ★ひとり登山チャンネル https://www.youtube.com/channel/UCMIE12AHq1elXrToA88tqAg 【アクセス】 登山口も下山口も駅から徒歩で行けるため、電車でのアクセスがおすすめです。小田急線の秦野駅、鶴巻温泉駅のどちらからスタートしても構いません。また、縦走路の途中から東海大学前駅に下るルートも利用できます。車でアクセスする場合は、鶴巻温泉駅付近にある有料駐車場(1日500円が相場)に車を置いて電車を片道だけ利用する方法がおすすめです。 【ルート概要】 ①秦野駅~浅間山~権現山(CT:1時間) 小田急秦野駅を北口へ出て、登山口まで一般道を20分ほど歩きます。駅の正面に流れる水無川沿いの道を右へ進みます。県道71号線に突き当ったら左へ。信号を渡って進むとロピアの向かいに「弘法山公園入口」の大きな看板が現れます。 この看板の右手に見える小さな橋を渡り、川の向こう岸を戻るように進むと登山口に到着します。登山口からすぐに始まる階段を標高差110m、25分ほど登ると、一つ目の山頂「浅間山」に到着します。浅間山山頂は木々に囲まれた広場になっていて、木の切れ目から富士山や箱根の山々が眺められます。 浅間山山頂部の道を奥へと歩いていくと、木の切り株の形のトイレがあり、そのすぐ先に約7台停められる駐車場と、車道を横断する箇所があります。山の中ではありますが、意外と交通量が多いので注意が必要です。車道を横断すると、長く続く階段が現れます。標高差50mほど続く階段を登っていくと、小さな分岐が数回出てきます。この一帯は弘法山公園として整備されているため細かい園路がありますが、どこから進んでも頂上に着きます。車道から階段を登り続けること10分、明るい権現山頂上に到着します。 権現山は、このコースの中で一番の展望スポット。特に、和風テイストの展望台の上からは最高の展望が楽しめます。秦野市街の向こうに箱根の山、富士山、西丹沢の山々が、南には相模湾の向こうに伊豆大島が、北には大山や表尾根の山が見えます。展望台から南側に進むと、江の島や三浦半島、房総半島が、そして東側にスカイツリーや都心のビル群が見渡せます。山頂にはトイレや自販機、水道もあり、休憩やピクニックにも適しています。 ②権現山~弘法山~善波峠(CT:40分) 展望台で眺めを楽しんだら、権現山の山頂部を北に進みます。そこから弘法山までは広い道を進みます。長く太い「馬場道」の周囲にはたくさんの桜が植えられており、お花見スポットになっています。馬場道の途中には、きれいなトイレや自販機もあります。また、東海大学前方面に下る分岐があります。 馬場道が終わり、車の転回スペースからひと登りすると弘法山山頂です。弘法大師像が祀られた弘法山山頂は、大きな鐘やお地蔵様、ご神木のような巨木などがあり、お寺の境内のような雰囲気です。山頂の大部分は木々に囲まれていますが、東側は展望が開けており、江の島や三浦半島、東京のビル群などが一望できます。山頂から南に下る道は東海大学前方面に至ります。 鶴巻温泉へは、山頂の北に続く道へ進みますが、この先、鶴巻温泉に下るまでトイレがありませんので、ここまでで済ませておきましょう。 弘法山山頂から比較的急な斜面を下り、稜線上の道を20分ほど歩くと道が二股になった「善波峠」に到着します。この区間には「めんようの里」方面や国道246方面、東海大学前方面に下る分岐が度々出てきますが、道標がしっかり整備されています。 ③善波峠~吾妻山~鶴巻温泉駅(CT:1時間) 善波峠の分岐を右に進み、左に大山方面への道を見送りながら進むと、左手の木々の向こうにホテルの建物と国道246号線が見えてきます。246号線に沿って続く稜線上の道を30分ほど歩いていくと、吾妻山山頂に到着します。ベンチがいくつか置かれた山頂は、南側の展望が開けています。江の島や湘南の海、高麗山の展望台も遠望できます。 吾妻山山頂から先へ続く道を10分ほど進み、稜線の突き当りにある分岐から右に数分下ると、鶴巻の住宅地に出ます。これで山歩きは終わり。東名高速の高架の下をくぐり、温泉施設や旅館の並ぶ道を数分歩けば鶴巻温泉駅に到着します。ちなみに、この道の途中にある「弘法の里湯」には無料で入れる足湯があります。 【感想】 コースタイムも短く標高も低いコースでしたが、眺望の良さやアクセスの良さは特筆すべきものがありました。弘法山から先は里山らしく細かい分岐がたくさんありますが、どの分岐にも道標が設置されているので、標示を確認しながら進めばルートミスもしにくいと思います。 低山縦走の入門として、初心者の方にもおすすめできるコースです。また、途中の駐車場から公園を散策して展望台からの眺めを楽しむこともできるため、色々な楽しみ方ができる山だと思います。お花見にもおすすめです。