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霧の段ヶ峰で 太陽を呼ぼう!! 気温19℃ 湿度98% 風強し!!の写真

北からの霧が途切れると 明るい空が顔を出す

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NOBU

ID: 1280377

兵庫県朝来市生野周辺の山々を歩いています。子どもの頃に父に連れられて歩いた山の風景が忘れられず、故郷:生野の山やまを本格的に歩き始めました。まだ1年あまりです。もう一つ故郷:生野の山やまを歩くきっかけとなったのは、「兵庫の山やま」の著書:多田繁次さんが「生野の山やま」をこよなく愛してくださったこと。もう半世紀も前に書かれた著書を読み返しながら、多田さんがたどったルートの再現にも挑んでいます。そして、生野の主峰:段ヶ峰は伝説の登山家:加藤文太郎も登ったと言われる山。「山行き」は運命づけられたものかも知れません。YAMAPデビューは2020.10。

この写真を含む活動日記

写真13
もらったドーモ333
01:45
2.6 km
167 m

霧の段ヶ峰で 太陽を呼ぼう!! 気温19℃ 湿度98% 風強し!!

段ヶ峰・笠杉山・千町ヶ峰(兵庫)

2023.08.13 (日)日帰り

夜明け前 所々雲が切れている。 お盆のお参りまでに、段ヶ峰ピストンだ。 加藤文太郎(「孤高の人」のモデル:県北浜坂町出身)が、結婚式当日まで山行きに勤しんでいたのが分かる気がする・・・。 千町峠までの真っ暗な林道を、ジムニーが駆け抜ける。 時折シカたちの姿を見かけるが、今日は概して数が少ないなぁ。 峠近くでは、リスか? キツネか? ふわふわした細長い物体が林道を横切る。 千町峠からはご覧の通りの光景・・・やはり天気予報通り、雲が広がっている。 それでも南東方向には、日本画のような色遣いの夜明け前の空が描き出されていた。 段ヶ峰は「濃霧」予報だが、千町峠(965m)では霧は出ていない。 さあ山頂へ向かおう!! いつものように鳥たちが夜明けを告げる中、ゆったりと大地を踏みしめ標高を上げていく。 さすがに今日は朝焼けの予兆は見えない。それどころか、1000mを超えると予報通り霧が立ち込めてくる。いつもなら間近に見える「杉山」も真っ白で全く見えず。 程なく山頂到着・・・完全 「白の世界」、その上時折10mを超える北からの風だ・・・帽子のあご紐を締める。 日の出の時刻が近づくも、白の世界は変わらない・・・と、突然 空が割れてオレンジ色の雲が浮かび上がる。思わず「Woo~!!」と雄叫びを上げてしまう。頂上20分間滞在の間に3回空が開いたんだ。濃霧の場合でも、本当に希にこのように空が開くことがある。自然は全く予測不能だ・・・悪条件下でもそんなイレギュラーを期待し、飽きもせず今日も山頂に立つ。 山頂を辞し千町峠へ向けて500mほど下り振り返る。 何と青空が見えているではないか・・・もう少し留まっていればよかったかな・・・?? 峠までの道すがら、2輪のヤマジノホトトギスと出会った。 ママコナは花のピークを過ぎた。 季節の歩みを感じながら千町峠へと下った。