火口を覗いてみる。規模に圧倒された。 戻る 次へ

富士山 富士宮口 お鉢周り&宝永山 周遊の写真

2023.06.21(水) 08:18

火口を覗いてみる。規模に圧倒された。

この写真を含む活動日記

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12.6 km

1581 m

富士山 富士宮口 お鉢周り&宝永山 周遊

富士山 (山梨, 静岡)

2023.06.21(水) 日帰り

1月に笹子~新倉山浅間公園(三つ峠経由)を縦走した以来の登山。 奥多摩、秩父周辺の山をテントでも担いで登ろうと計画していたが、そういう時に限って 悪天だったり、仕事だったりとなかなか噛合わず、半年近くのブランクになってしまった。 今週初めに天気予報を見ていたら、仕事の代休日に晴れ予報を確認。 この時期の晴れ日は貴重だなと思い「さて、どこに行こうか」と思案している中 たまたま目にしたネット記事で富士山というキーワードを見つけた。 シーズンに入ると登山道を歩くのもままならない状況で、しかも今年はさらに混雑する 予想があるので、その前にアタックしちゃおうかと。 富士山はこれまでに須走口からの1回のみ。しかも台風上陸前日だった為、 頂上に辿り着くのがやっとな状況。しかも爆風と強い雨でお鉢周りは断念していたので、 この機会に決行しようと決めた。 今回、登山口は富士宮口からに決定。 その理由は、通行料、駐車場代などがすべて無料だったことが主な選択理由。 せこい話だが、出費は少ないほうがよいので。 (御殿場口でもよかったのだが、翌日は仕事なので・・・) 当日AM 2:00過ぎに出発。首都高→東名と流れ、途中、足柄SAで朝食休憩のついでに 施設内にある湧水(注:フードコートの水ではない)を5L程度汲んでいく。 御殿場ICで降りて、ひたすら滝ケ原街道を進む。御殿場駅前からほぼ一本道なので わかりやすいが、山間部に入るとそこら中で鹿の飛び出しがあったので危険な道だ。 富士宮口五合目にはAM 5:00頃に無事到着。さすがは標高2500m付近。 ソフトシェルが無いと寒かった。 駐車場はシーズン前の平日だからなのか、登山口近くでもスペースは多数。 ■富士宮登山口 AM 5:15頃に登山を開始。 自分の感覚では登り始めの約30分くらいが一番キツく感じる時間帯なので、 高度順応の時間も含め、ゆっくりと登る。 しばらくして進んできた道を振り返ってみると、下界に駿河湾や愛鷹山などが はるか下に見える。さすが、日本一高い山。 晴れてはいたが、富士山周辺は雲が多かったせいか、ちょっとした雲海も。 しばらく登っているうちに富士宮口の登山道はとてもよく整備されているな、と思った。 1歩進むごとに得る高度が概ね一定しており、自分にはテンポがよくピッタリに感じた。 高度3200~3300m付近まで登ると、酸欠のせいで血液循環が悪いのか、進む足が だんだん重くなってきたように感じた。 さらにダルく感じてきたので、深呼吸と水分補給をいつもより多めにすることを 意識しながら進む。 そのおかげか、徐々に体が順応してきたのか足の重い感じも徐々に解消してきた。 8:15頃に富士宮口の頂上に到着。 ■山頂(お鉢周り) 頂上付近は晴れており視界良好。 お鉢周りは時計回りで実行。早速、最高点である剣ヶ峯を目指す。 剣ヶ峯には先行していた登山者がいた。 観測所?の先に進む際、ミスコースをしてしまい、20分程度時間ロスしてしまった。 (観測所先の岩場に進んでしまった) 正解は剣ヶ峯直下から。しかしそこには残雪があり、かなり緩い状態。 踏み跡があったので自分はそれをトレースしながらゆっくり進んだが、アイゼン等は つけた方がよいということを書いておこう。 残雪部分はゆっくり慎重に進みながら、無事にパス。以降の道の状態は問題なく、 普通に進めた。 途中、西の方を見ると雲だらけだったが、八ヶ岳全体と南アルプスの一部を 辛うじて見る事ができた。北アルプスは残念ながら確認できず。 ■宝永山 お鉢周りも終わり、山頂からの下山は御殿場口ルートから。 後で調べたら『プリンスルート』という素敵な名称もあったようだ。 下山途中、九合五勺~九合目付近の登山道に緩めの残雪があり。 剣ヶ峯と同様、先人の作った踏み跡があるので利用したがアイゼン等を 使用したほうがよいと感じた。 七合目付近で御殿場ルートとはサヨナラし、宝永山方面へ。 須走口のような砂地のルート。登山靴への攻撃性が高いなぁ・・・と感じながら進む。 宝永山には11:50頃に到着。時折、雲の中にいるようで視界が遮られることがあった。 山頂で約20分程度の小休止。先着していた登山女子のお姉様方お二人としばし談笑。 自分が歩いた富士宮登山口の情報や、宝永山から五合目までのルートの情報を交換。 これから進むルートの情報を教えてもらい、大変助かった。 宝永山山頂を再出発し、火口を進むルートへ。 噴火によって出来た景色は、まるで月面にでもいるような錯覚になる場所だ。 その火口部分を歩きながら富士宮口五合目へ進む。 ゴールの富士宮口五合目登山口には13:00前に到着。 午前中のゴールは叶わなかったが、ミスコースもあったのでヨシとしましょう。 久しぶりの登山だったが、ケガやトラブルなく無事完歩できた。 今回、コッヘル、バーナーなどのテン泊時に使う道具も持参し、山頂で昼食しようと 考えていたが、実際に歩いてみたら時間を巻き気味に進む行程になってしまった。 昼食も菓子パン、胡桃やピーナッツなどを含んだお菓子類を基本歩きながらの 簡易的な補給になってしまった。時間に余裕はあったのにね。 それでもお鉢周りや宝永山にも立ち寄ることができ、大変有意義な休暇になった。