RIck
ID: 546372古代史のライターとして山々を登りながら、Historyjp.comの記事を執筆中。頂上まで一気!がモットー。各地の倒木をチェーンソーで整備するきこりっく!
快適な散歩道、が、長くは続かない
古代史のライターとして山々を登りながら、Historyjp.comの記事を執筆中。頂上まで一気!がモットー。各地の倒木をチェーンソーで整備するきこりっく!
大台ヶ原山・日出ヶ岳・大杉谷(奈良,三重)
2018.05.20 (日)日帰り
決して油断していた訳ではない。しかしながら致命的なエラーを犯してしまった。予備の携帯電話をなんと、新幹線に置き忘れてしまったのだ。よってバッテリーの心配をしながら1台のみの携帯でのチャレンジ。最初から不安が伴う。前回は知人が車を運転してくれたので、花抜峠登山口から大台ケ原ビジターセンターまで一方向での旅だった。今回は自分で運転し、ビジターセンターを基点として、行って来いのUターンを計画。それにしても奥坊主は遠い。前回断念した奥坊主へ抜ける尾根の下まで8㎞以上あり、走れる所は小走りで進んだのだが、足場の悪い枯れ木の斜面が続き、スピードが出ない。そして奥坊主へ向かって居り始める尾根に到達するまで2時間45分もかかってしまった。そこからの下り斜面は急だ。ふと気が付くと小さな滝と川が流れている所まで降りていた。後、もう少しだ。 川沿いは斜面が抜けづらかったことから、いったん上に上がることにした。ところがそこで携帯を見ると、むむ、何とバッテリーが既に42%の表示。初回と同様にちょっと目を離すとすぐに枯れ木と類似した斜面の姿に迷わされてしまったことから、頻繁に地図を見たり、写真を撮ったりしたからに違いない。とにかく電池の消耗が想定よりも早かった。憧れの奥坊主まであと500mもない。もう目先まで来ているではないか!無理して行けないことはない。しかし帰路の途中で必ずバッテリーが切れ、迷うこと間違いなし。どうしようと迷っていた矢先、突然、ガスが山を覆いはじめ、気温が急速に落ちてきた。この想定外の霧と携帯難、バッテリー不足を目の当たりにして、奥坊主を目前に再び勇気をもって断念することに。奥坊主に行っていれば往復20㎞はゆうに超える。無事に戻ってこれる自信はない。しかも休憩なしの7時間+ウォーク&ラン。危険な賭けはできない。 とにかく早く戻りたかった。霧に囲まれたらGPSだけが命乞いになる。ばってりーちゃん、生きていてくれ。。。。と願いつつ、ひたすら進む。そしてやっとのこと、尾瀬道に合流し、ここからは迷うことはもうない。そしてビジターセンター手前、最後の写真1枚を記念に撮ろうとシャッターをきった瞬間、電源は落ちた。写真は消えてしまった。ふーーーー。万全の準備、かつ、気合を入れなければ日帰りの到達はむずい。。。