京丸山や高塚山 戻る 次へ

【北遠】事件・・・池ノ平山(881m)亀ノ甲山(848m)ボンガ塚(943m)覗山(974m)クロテ山(983m)大津山(1075m)の写真

2022.03.03(木) 13:22

京丸山や高塚山

この写真を含む活動日記

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14.9 km

1612 m

【北遠】事件・・・池ノ平山(881m)亀ノ甲山(848m)ボンガ塚(943m)覗山(974m)クロテ山(983m)大津山(1075m)

常光寺山 (静岡)

2022.03.03(木) 日帰り

✻✻✻ 書けない「事の顛末(てんまつ)」 ✻✻✻ 下山してまっすぐ向かったのは、天竜警察水窪分庁舎でした。 あれやこれやで、一段落したのが夕方6時を回った頃。 最後は、パトカーで水窪総合体育館まで送ってもらいました。 別れ際、警察官がねぎらいの言葉をかけてくれましたが、私はうわの空でした。 たくさん考えたし、考えさせられました。 今回の山行記で書きたかったのは、ただ、これだけです。これだけですが、山行記は載せておこうと思います。 ✻✻✻ 水窪~池ノ平山~亀ノ甲山 ✻✻✻ 池ノ平へは、立派な登山口があって、そのことが謎めいて感じられました。池ノ平伝説は竜神さまの伝承で、地元で語り継がれてきたようです。 池ノ平峠に立った瞬間、空気感が変わる。北面は雪に覆われていて、季節が後戻りするからだ。池ノ平三角点に立ってから、そのまま亀ノ甲山へ。でも、そもそも池ノ平ってどこ?改めて地図とにらめっこ。「亀ノ甲山」「ボンガ塚」「池ノ平峠北の870m峰」の三角地帯を集水域とするエリアの真ん中に、凹地がある。恐らく・・・ ✻✻✻ 亀ノ甲山~ボンガ塚~硯山~クロテ山 ✻✻✻ 北面に詰まった等高線を下降する。雪の直下が凍てついている。慌ててアイゼンを履く。溝型を下ると、美しく苔むした岩の脇に出た。 大杉の根元に祠がある。ここだ!池ノ平。でも、しっかり植林されて、伝説のカケラも感じられない。 ボンガ塚に向かう。快適な尾根道になってくる。遠く三ツ瀬明神山が見える。矢岳山や戸口山が樹間にのぞく。 ボンガ塚からやせ尾根を下る。林道「池ノ平矢岳線」が見えてくる。展望地からの、麻布・黒法師・房小・常光寺・愛知茶臼・萩太郎・熊伏・観音・南アの銀嶺たち。場所を変えると、水窪の町と丸盆・不動・高塚・京丸があいさつに現れる。 林道を回り込み、祠のある覗山へ。何と一升瓶の土留めがある。クロテ山をつなぎ、再び林道に降りた。 ✻✻✻ クロテ山~大津山~水窪 ✻✻✻ ゲートを越えたところで基幹林道に合流。ここが「池ノ平矢岳線」の分岐になっていて、「大津峠」の表示が建っている。トンネルを抜け、重機の置かれた広場の前に置かれた祠から尾根に上がる。これは、水窪から門谷を経て天竜川沿いを満島へと結んでいた峠道だ。優しい表情の石仏が、いにしえの大津峠を告げている。 大津山の三角点で呼吸を整える。さあ、下山。鉄塔を越えて林道へ。水窪展望所から遠くを望む。井戸口山と常光寺山に抱かれて、水窪の町が盆地に沈んでいる。そして、深南部の雄たち。池口・鶏冠・中ノ尾根・黒沢山・鎌ナギ・麻布・・・再び林道を離れて、古い道型をたどる・・・ そして、その時だった・・・ 事件に遭遇するのは、こんな時なのだ。