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妙義応用問題集Chapter4裏妙義バリ3発の写真

2017.11.26(日) 11:30

おびただしい高度感❗

この写真を含む活動日記

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08:56

6.8 km

884 m

妙義応用問題集Chapter4裏妙義バリ3発

妙義山・天狗岳・相馬岳 (群馬, 長野)

2017.11.26(日) 日帰り

サブタイトル 1、バンババン先生謹製の痛快オリジナルルート 2、1発だけで十二分なのに3発いきますか 3、もうそろそろ私には限界です! 1、バンババン先生謹製の痛快オリジナルルート ルート概略:旧国民宿舎→篭沢コース→支流烏帽子沢→右俣遡行→裏妙義一般縦走路→赤岩登頂→縦走路復帰せず(←NEW!)西大星→鍵沢コース→麻苧の滝駐車場(車デポ済み) 烏帽子沢遡行は沢の世界ではそこそこ名の通っているコースのようですが夏はヤマビルの問題もありあまりやる方も居ないのでは… 初心者向けと聞いていましたがとんでもなかったです!マーク類一切ありません。沢の遡行といっても滝も多くルートは自身で考えて通行しなければなりません。とんでもない急登、すべりまくりの滑沢もあります。 次の赤岩登頂はネットでの事前の調査で3件しかヒットしないようなところです。妙義のバリエーションルートを志す方が必ず目にするであろう「背景真っ黒のページ」にも記載ありません。ヒットした方の一名は相当な妙義通であろうブロガーの方、一名はバンバ先生のお知り合い!、もう一名は先週出会ったベテランの方!!広いようで狭い赤岩登頂の世界、ネットに記述が少ないのは… ほかでもない難しいからでしょう。その分登頂したときの達成感はハンパないです。今回通ったルートで見つけたマークは下山時に通ったピークにたった一つだけ。赤岩は遠くからの見た目では全く想像つかない複雑な地形で、ピークも複数有り正直どれが最高点か分からずすべてのピーク踏んできました。もっとやさしいルート取りもあったかもしれませんが、私たちの通ったルートは相当手強かったです。 最後の西大星は妙義バリエーションの世界ではメジャーな存在でアクセスするルートも複数ありますが、赤岩からの西大星はネットに記述見つかりませんでした。双方間チャレンジしての敗退記録はありましたが… これぞまさしく「バンババン先生謹製の痛快オリジナルルート!」しかも今回クリアしています。そもそも西大星自体訪れる方の少ない(残置物で判断しています)、一般的な整備など皆無のバリエーションルートとしてしか存在していません。今回のルートでは登頂までマーク類一切ありませんでした(鍵沢への下山路ではちらほらありましたが)。今回の登頂ルートは十二分に厳しかったです。 2、1発だけで十二分なのに3発いきますか 普通これらのバリエーション一つにせいぜい丁須の頭の登頂をセットするくらいが関の山でしょう。ただでさえ記録少ない上記3つのバリエーションを一日で3発行きますか?ネット初出はもちろんやった人過去にいるのでしょうか?高度なルーファイに加え脚力・体力・精神力・シックスセンスさえも問われる悶絶なコース取りでした(今回の軌跡データに錯綜はほとんどありません。これはシックスセンスがあったからこそと私は考えます、でなければ当日の活動時間では収まらなかったでしょう)。山行中一般縦走路に復帰したときは正直ここは天国かと思いました、念のため”妙義の縦走路”が!です。 今回の山行ですでに先週の星穴新道など完全に霞んでしまっています。それほどの破壊力がこの3発通しのコースにはあります。 行ってみればわかります、1コースだけでもお腹いっぱいです。 3、もうそろそろ私には限界です! さてそんなわけでして…、今回のこのコースあたりが私のさまざまな意味においての限界地点です、しかもただついて行っただけですが! 私が今まで経験した妙義のバリエーションルートはバリルートの中でもメジャーなもので、西岳経由の星穴岳ルートに関しては「ただの観光ルートだ」と揶揄する方さえいますし、星穴新道も厳しいルートでしたが曲がりなりにも「元一般登山道」です。 しかし今回のルートは踏み跡乏しくマークなど無い正真正銘完全なバリエーションルート!ご興味おありの方は軌跡をダウンロードしてこのルート試してみてください。その厳しさが十分お分かりいただけるかと思います。「なにこれ!こんなルート簡単ジャン」と言われる方には大いに笑っていただいて結構です。 私的には今回の山行においては体力面の余力は十分ありました。山行後妙義の縦走行けといわれれば間違いなく行けましたし、前日も表妙義縦走一本こなしています。しかし言えるのはただそれだけ、それ以外の面で私の行けるバリエーションルートとはこの辺りが限度なのかもしれないと悟った一日でした。 最後に帰宅後に頭を過ぎったマンガ「頭文字D」からの一節を引用させていただいて〆ます。 「妙義の谷は深いぜ」「せいぜい命だけは大切にした方がいいぜ」            …はい