餓鬼岳の後ろは鹿島槍? 戻る 次へ

餓鬼岳〜有明山200名山2座縦走 超マイナーバリエーションルート‼️の写真

2021.09.23(木) 08:18

餓鬼岳の後ろは鹿島槍?

この写真を含む活動日記

60
19

10:25

19.4 km

2422 m

餓鬼岳〜有明山200名山2座縦走 超マイナーバリエーションルート‼️

燕岳・餓鬼岳・唐沢岳 (長野, 岐阜, 富山)

2021.09.22(水) 2 DAYS

10年前くらいからずっと憧れていたもののなかなか行くチャンスがなかった超マイナーなバリエーションルート、餓鬼岳から有明山を繋ぐ稜線歩きにソロ1泊2日で挑戦してきました💪 ※スマホを使用出来なかった時間があり、2日目行程一部バグってますが肝心なとこはログとれてます。詳細は最後。 ※印象残った登山なので、普段より細かく日記記載します❗️ 1日目 9/22(水) 松本前夜泊、普通に起きて朝マックの後、電車で信濃常盤駅へ。予約していたタクシーで白沢登山口へ向かうが、地形図上686m、716m地点を経由すれば近いところを南方向から遠回りしていることに後から気づく。意図的かは分からないので指摘出来なかったものの予定より予算オーバー、さらにクレジットで支払おうとしたらよく分からないが電波がないところでは使えないとのことで現金払い、これが後に響くことになる…… 夕方から天気が崩れることか分かっていたので、最初からそこそこのペースで飛ばしていく。整備はされているものの、北アの他の人気エリアよりは人が入ってないように感じた。 魚止ノ滝の下あたりで恐らく下山2名とすれ違ったのみで、後は標高差約1600mを黙々と登っていく🚶‍♂️ 小屋手前で残念ながらそこそこの雨に降られたが、何とか雨具使用せずに小屋に到着。今回はゆっくりしたいというのと、大きな荷物だと薮突破が困難になるため1泊2食の小屋泊予定🛖 早速受付するが、頭の中では何故か1泊2食9000円だったところ12000円、手持ちの現金と帰りのことを考えた結果夕のみ11000円に変更。 とりあえずYAMAPの記録を一時停止し、餓鬼岳山頂を往復。後から思ったが、この記録も取っておけばよかった… 小屋内には先客3名1グループがいたが、夕飯後そのうち2名はテント泊とのことで、雨の中外へ出て行くのを見て小屋泊の楽さを実感。そのまま就寝💤夜中のうちに雨が通り過ぎるので、明日は風は強いものの好天の登山を楽しめるはず❗️ 2日目 9/23(木・祝) 多分3時過ぎに一度目が覚め、時間確認がてら電源を切ってたスマホをつけて6桁のパスワードを入力…ん?何故か間違いということで1分待つことに。というのを5分、15分、1時間とやってしまい…絶望😱 パスワード忘れるのは初の経験で、特に規則性もなくメモもないためとりあえず緊急電話をかければなんとかなると思い押してみても、フライトモードが解除されただけで電池をより消費するだけという最悪の状態に。 地図はあるのでルート的には問題ないものの、カメラを別で持参してないため少なくとも日の出はアウト。「推しの子」という漫画で主人公の1人のアクアがスマホのパスワードを、何通りもの組み合わせを何年もかけて解除するくだりを思い出してさらにテンションダウン… 諦めて5:20に小屋発、山頂も寄らずに強風の中黙々と先へ進む。写真撮れないなら東沢乗越から中房温泉下ろうかと考えていた時に、ふと4桁時代のパスワードを思い出し、それと何らかしらの関連性がないかを考えたらこれだ!というのをやっと思い出せたので、何とか途中からYAMAP開始、無事にバリエーションルートへの挑戦権を得たことでテンションアップ⤴️ 東沢岳まで好調に進み、いざバリエーション区間スタート❗️まずは目の前に見える東餓鬼岳に向かうが…ハイマツえぐくね?? ハイマツの薮が凄すぎてなかなか進まず、くぐったり上を歩いたり、何度も転んだりどこかしら打ちながら進むうちにツェルトあるから今日中に終わらなくてもいいか…とネガティブ思考発動。 そんな感じで東餓鬼岳に着き次なる清水岳を目指して歩き始めたが、最初の激薮を超えたら急に通常の薮くらいな感じになって歩きやすくなったため、なんとしても今日中に下ることを決意。一般道手前の2283mピークの登りなど結構体力的にキツかったが、何とか一般道と合流。 あとは合流点にザックをデポし、最低限の荷物だけでルンルン登山🎵有明山の山頂を堪能した後は、14:15中房温泉発のバスに間に合うように高速下山、思ったより早かったので中房温泉で入浴♨️ 記憶の700円から値上がりしており850円したため、残高を考え飲み物は食べ物の購入はなし。サクッと入浴し、1800円のバスにのり穂高駅へ。15:09発の電車に対して15:08に駅に着いたためダッシュで駅へ向かい、車内精算にしていただいたことで何とかセーフ。車内精算が終わったら現金残高56円でかなりヒヤッとしたまま山行終了しました笑 今回はルートももちろん印象的でしたが、はじめてのパスワード忘れトラブルと現金なさすぎて悲しい感じを味わったため、特に印象に残る登山でした。東沢岳から有明山までの稜線はもちろん2度と歩きたくないルートに仲間入りです(^ ^) ◯ルート情報 白沢登山口→魚止ノ滝 ところどころ崩れていたり、踏んだらヤバい木の橋もあるがテープも多く道はよく整備されている。とはいえ、初心者向き登山道ではない感じが既にする。 魚止ノ滝→餓鬼岳小屋 かなりの急登、最初の方はまだ沢を何度か横切ったり梯子もあるので注意。後半百曲りは大したことはない。 餓鬼岳小屋↔︎餓鬼岳 特に問題なし、晴れていればかなり展望よし。 餓鬼岳→東沢岳 結構長いのと、細かい登り下りで疲れる。ここに来る方は問題ないの思うが、燕岳などと比べると道は分かりづらい。ケンズリの西側巻きと東沢岳手前の岩地帯は要注意。 東沢岳→東餓鬼岳 見た目近いが、今回の核心。ハイマツ地獄。一番キツいところではあるが、ここで不安を感じたらすぐ引き返すこと。 東餓鬼岳→清水岳 結構下って登る。最初劇薮後はかなり緩い薮になるが、2280m付近で尾根広がってる場所で分岐するので、要注意。清水岳山頂付近は笹藪に覆われている。 清水岳→2283mピーク 下って2166mピークに登ってまたおりて次の2283の登りが結構しんどい。たまに薮が出てくるが体が慣れてるので大したことない。 2283mピーク→有明山(北峰) 一般道に出るまではかなり急なので注意。日焼け止めが落ちていたので、人は入ってるよう。 有明山(北峰)↔︎南峰 地味に道が細かいので時間がかかる。急いでる方は中峰とその少し先の祠から西側の景色楽しんだら戻ってよし。 有明山→中房温泉 超快適ロード、特に何もないが、疲れ果ててる人には結構急な道なので足に負担がかかる。 ※特に東沢岳から東餓鬼岳の区間は初心者はもちろん、薮慣れしてない方は厳禁です。十分な体力と頭悪いルートを突き進むメンタルが必須のルートです。地図読み自体はそこまでむずくないです。