活動データ
タイム
31:54
距離
42.3km
のぼり
2677m
くだり
2679m
チェックポイント
活動詳細
すべて見る還暦前に行きたい穂高の稜線と大キレット、 というお客様のリクエストでガイドをさせていただきました、 大キレット→北穂→涸沢岳→穂高岳山荘。 私晴れ女なんです、というお客様の念力でか、 大キレットの日はこの夏いちばんの快晴。 最高の条件で穂高の稜線を満喫しました。 初日は雨中、上高地から槍沢ロッジ。 しっかりふられましたがお風呂で温まりました。 2日目は南岳小屋まで。 3日目大快晴の中いよいよ大キレットへ。 南岳小屋から2パーティ、北穂側から2パーティのみというほぼ貸切状態。 8月にあった長谷川ピーク付近での滑落事故。 当事者でないとわからない事だが ガイドが2名もいての事故は、 どうしても合点がいかない。 自分のガイディングは スムーズさにおいてまだまだだと思うが、 クライアントを落とさないことだけは、 絶対だと思って精進している。 大キレットの核心はあえて言えば 長谷川ピークではなく飛騨泣き。 落石とスリップを注意しながら進んだ。 北穂高小屋のテラスで昼食。 本来ならここで泊まりの選択が 我がガイドのいつもだが 今回はさらに涸沢岳を目指す。 疲労が出始めたお客様を気遣いながらの 岩場の連続。 とくに不安危険はなかったが、 挫けそうなお客様を叱咤激励しながら 無事涸沢岳に当着。 いつでも登れる、いつでも行ける。 とは限らないのが山。 自分自身のタイミングと 山や世界の時間との巡り合わせを 見極め捕まえる事ができるか。 すべての物事には 定められた時がある。
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