ゴールの銀山平がまだ遠くに見える。 戻る 次へ

夏本番、灼熱の裏越後三山縦走 2021-07-17の写真

2021.07.17(土) 15:41

ゴールの銀山平がまだ遠くに見える。

この写真を含む活動日記

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30.0 km

3065 m

夏本番、灼熱の裏越後三山縦走 2021-07-17

越後駒ヶ岳・八海山・荒沢岳 (新潟)

2021.07.17(土) 日帰り

梅雨も開け、荒沢岳と中ノ岳の整備が終わったという事で満を持して行ってきました。 一日中快晴の夏日予報なので飲料水4L,ゼリー飲料*5、予備の水2Lの水分だけで約7L担いで出発です。 ーーーーーーーーーー 草木も眠る丑三つ時にシルバーラインを通り抜け銀山平へと向かう。 この日は気温30度を超える予報だが、この時間はまだ15度と肌寒く澄んだ空気の中空を見上げると満天の星空に天の川まで良く見えた。 準備を済ませ3時過ぎ、真っ暗な中を荒沢岳へ向け歩き出した。 急登を登り、尾根に乗り上げる頃には空も白み始めて景色も見え始めてきた。 前グラ手前の開けたところでご来光を迎え、荒沢岳、前グラ、越後駒ヶ岳のモルゲンと、銀山平の雲海、枝折峠の滝雲を楽しむことが出来た。 太陽が昇ると風もほとんどなかったため体感温度が上がり始めた。 厳しい一日になりそうだと思いながら山頂稜線まで辿り着くと、吹き上げてくる涼しい風と共に尾瀬方向に景色が広がった。 先程までの杞憂は何処へやら、気分良く登っていくと荒沢岳山頂に到着した。 山頂からは今まで荒沢岳に隠れていた中ノ岳とそこまで続く稜線が見えるようになり、これから辿る縦走路を一望できた。 他の方向を見渡しても全てが絶景の中で朝食を摂った。 そこから先は樹林帯に草原に飽きる事ないアップダウンの繰り返しで、灰吹山、灰の又山、源蔵山、巻倉山と越えていった。 途中に雪渓が残っており、雪が拾えるところではポケットに雪を詰めて体を冷やしながら進んだ。 そうして進んでいくと見慣れた兎岳まで到着した。 ここから小兎岳を通過しp1768のコルから中ノ岳までの300m程の登りがキツいが、刈払いされていたおかげで登りやすくなっていた。 それでも暑さとエネルギー切れで思うようにペースは上がらなかった。 中ノ岳山頂に辿り着くと景色を楽しむのもそこそこに、暑さから逃れるため避難小屋へと逃げ込んだ。 扉と窓を開けていると風が通り抜け快適に休むことが出来た。 これから向かう越後駒ヶ岳への難路に向けて大休止を取り準備を整え歩き出した。 歩き始めてすぐに越後駒ヶ岳への縦走路が一望できるようになる。 高度を一気に下げていくが足元が不安定かつ滑落アウトな場所が多く気が抜けない道が続いた。 檜廊下付近では入り組んだ木の根のアスレチックとなりより難度が増した。 檜廊下を越えると一安心だが、越後駒ヶ岳への登り返しを見ながらまた天狗平まで高度を落としていくことになる。 最後の最後に約200mの壁のような急登は堪えるが、何とか登りきると目の前に越後駒ヶ岳山頂へのビクトリーロードが現れる。 グシガハナの分岐を過ぎ、駒の小屋への分岐を過ぎるとようやく越後駒ヶ岳に到着した。 時間も遅かったため山頂は貸切で、百名山の景色を独り占めにできた。 駒の小屋へとおりていくとお待ちかねの給水ポイント。 キンキンに冷たい水が体に染み渡る、ほとんど飲み切っていた飲み水の心配もなくなりあとは意気揚々と下山した。 流石は百名山と言うべきか、登山道はとても歩きやすく整備されていて人もおらず快適に速度を出すことが出来た。 道行山からはブナ等の樹林帯を下りていき最後は林道を通り駐車場へと戻った。 ーーーーーーーーーー 行きたかった裏越後三山日帰り縦走、無事に行ってくることが出来ました。 整備されているところはとても歩きやすく感謝です。 一日中天気が良く風がない時は暑くてバテバテ、水分管理も大変で予備の水もあと少しという所まで消費してしまいました。 でもそれ以上に景色は素晴らしく、一日中この景色の中にいられたことが幸せでした。 軽量化のため今回はカメラを持たずスマホのみの撮影です。