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谷川岳:日本3大急登西黒尾根~天神尾根の写真

2015.07.13(月) 08:32

いろいろな高山植物も咲いています。ハナニガナ

この写真を含む活動日記

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10.2 km

1564 m

谷川岳:日本3大急登西黒尾根~天神尾根

谷川岳・七ツ小屋山・大源太山 (群馬, 新潟)

2015.07.13(月) 日帰り

[群馬県:谷川岳] 土合山の家(前泊)~(車)~谷川岳ベースプラザ(ロープウェイ乗り場)~西黒尾根登山口~ラクダの背~ラクダのコル(厳剛新道合流地点)~ザンゲ岩~トマノ耳~オキノ耳~トマノ耳~谷川岳肩の小屋~天狗の留まり場~熊穴沢避難小屋~谷川岳ロープウェイ天神平駅~(ロープウェイ)~谷川岳ベースプラザ [マイカールート](神奈川県横浜市から) (東名高速道路)~海老名JCT~(圏央道)~鶴ヶ島JCT~(関越道)~水上IC~一般道を30分ぐらい 子どもの頃、毎年のように谷川岳麓の谷川温泉に行っていました。旅館の窓から見える谷川岳は、冬も夏も圧倒的な存在感で、子ども心に強い印象を受けました。その山が日本の登山史に大きく関わり、登ることができると知ったのはだいぶ経ってからでした。 今年の夏登山のターゲットのひとつである、念願の谷川岳に登ってきました。 当初、天神平からのロープウェイ利用のピストンを考えていましたが、せっかく行くのだし、と、登りは西黒尾根からチャレンジすることに。 西黒尾根は、日本3大急登でもあり、鎖場岩場ありの中級者コースです。鎖場の経験も一応あるし、岩場講習も受けているし、と思いつつ、大丈夫なんだろうか…と、結構ドキドキしながら臨みました。 結果。天候にも恵まれ、圧巻の眺望に囲まれながらの岩場鎖場が楽しすぎて、最高の登山となりました。 普段はコースタイムをややオーバー気味のスローペースな自分ですが、ほぼコースタイム通りかコースタイムより早く歩けたのも自信がつき、ステップアップできたのではと思っています。 西黒尾根は、前半はひたすら樹林帯のガレ気味な急登が続きます。手を使うほどではないですが、足を大きく上げなければいけない箇所もあり、眺望もないので黙々と登ります。 と、突然視界が開け、後半のハイライト、岩場の連続が続きます。天気が良ければ360度の絶景に囲まれつつ、いきなりの鎖場3連発をこなせばそのあとは岩場が待っています。 岩場は手を使わなければいけない箇所も多いですが、3点支持を意識すればそこまでハードではないです。雨などで濡れているとちょっと大変かもしれません。下るのも大変そう。途中も鎖場があったりします。足元をよく見れば高度感がありますが、植生に遮られてあまり実感はないです。 だいぶ山頂が近づいてきたところで、一番の難所と思われるツルツルした一枚岩を通過します。 鎖もなく、摩擦でテカテカ光った岩を通過するのには神経を使いました。右側寄りに、別の岩につかまりつつ登ると滑りにくいと思います。 トマノ耳手前では雪渓を横切るシーンも。溶けかけてシャクシャクしているので慎重に歩けば滑ることはないと思いますが、このときずっと頭のなかで漫画『岳』の雪渓滑落→大怪我か死亡 のシーンがリフレインしてました 苦笑 トマノ耳で休憩。この時点で暑すぎてあまり食欲がないため、持参したバーナー&ラーメンセットはやめてエナジーバーをかじり。同じく単独行の女性、Fさんと仲良くなって同行します。 オキノ耳へは一度ガレた急斜面を降りてから登り返します。谷川岳最高峰のオキノ耳にはたくさんの登山者がお昼ごはんを食べていました。そしてトンボが多い。 下山は天神尾根を経てロープウェイ駅まで。西黒尾根で感覚が麻痺してしまったのでしょう、鎖場やロープ場もスタスタ通過。 西黒尾根から登ると、天神尾根は少し退屈に思え、西黒尾根から登ってよかったと改めて思えました。何より眺望が違います。 天神尾根もそれなりにハードな傾斜なので、ある程度の脚力は必要だと思います。道は基本ガレています。 ロープウェイ駅で待望の冷たいコーラで乾杯!天神尾根を下る頃には暑さがピークとなり、歩いている最中ほぼコーラのことしか考えられないぐらい 笑(ほんとはビールが飲みたいですが、車なので、、) 過去最高の一気飲みで登山終了となりました。谷川岳って結構涼しいイメージがありましたが、意外と暑かったです、、 下山後は水上近くにある『仏岩温泉 鈴森の湯』で温泉タイム。最近できた新しい施設なのもあって、森に囲まれた綺麗なログハウス風。若い女性が多かったです。入浴料は650円。さすが温泉地はお値段もリーズナブル! ■前日の一ノ倉沢ハイキングと宿泊した土合山の家のレポなどはこちら https://yamap.co.jp/activity/114610