八ヶ岳(赤岳・硫黄岳・天狗岳)(山梨,長野)
2017.07.20 (木)日帰り
2017.7.20 登山と山飯≒探検隊
『硫黄岳』は南八ヶ岳の最北に位置し、標高2,760mの火山です。
山名は火口から硫黄を産したことによるが、箕をかぶせたような山容から箕冠岳(みかぶりだけ)と呼んだ時代もあったそう。
/^o^\南八ヶ岳/^o^\
編笠山 (2,524 m) 西岳 (2,398 m)
三ッ頭 (2,580 m)
権現岳 (2,715 m)赤岳 (2,899 m) 最高峰
中岳 (2,700 m) 阿弥陀岳 (2,805 m)
横岳 (2,829 m)
🐤硫黄岳 (2,760 m) 赤岩の頭 (2,656 m)
峰の松目 (2,567 m)
夏沢峠 -南八ヶ岳・北八ヶ岳の境界
山頂は平坦で広く、南アルプス、北アルプス、南北八ヶ岳のほぼ全域を見渡せます。
全コース鎖場などの難所はなく、
登山初心者向けと聞いて、
私の最高点:御在所の1212mからの
富士登山トレーニングには
もってこいのお山だっ♪
本日のキャスト
山飯組の4人
若頭:隊長(竜っぷさん)
若頭の弟:隊長の弟分(ナオさん)
組員1:みーにゃんさん
組員2:私(くー)
そして、特別ゲストっ
ジャジャジャジャーン♪
「親分(ワッキーさん)」
影のボスだ。
急遽お休みが取れ、参戦する事となった
親分♪
私も夏フェス&ランチ以来で、まだ一緒に
登ったことはなかった。そして、親分の
プロトレックと一緒に登って見たかった。
何も知らない、みーにゃんは、親分と聞き
隊長の親分…さぞ、ごっつい極道…と
想像していたらしい(笑)
それを、分かってて隊長も、私も
あえて、説明はしなかった(*´罒`*)
当初、予定していた山は、能郷白山。
しかも16㌔コース?(;´Д`)
この真夏に、16㌔の行程。
「頑張ります」としか、言葉が見つからない…
しかし、この行程の所要時間を考えたら
帰りは遅くなるのは、間違いないだろう。
であれば、いっその事、もっと景色のいい
他のお山は、どうだろうと提案。
私、長野のお山は、まだ登ったことが
無い。
中央アルプス 千畳敷カールとか、
行きたいなーと
ミーハーな感じで思ってた…
「木曽駒ヶ岳なんて、どう?」と、
隊長。
キター!!
丁度、昨日、千鳥たかっちが登っていて、
LINEでの活動報告を皆、
ワクワク読んでいた♪
そこから、駐車場や、バス、ロープウェイの時間と費用をはじき出した。
それも楽しい♪
しかし、色々あり「硫黄岳はどう?」
山替えすることに…Σ(゜Д゜)
勉強不足の為、聞いたことない…硫黄岳。
長野のお山なんて、まだ自分には早い!と
思っていたから、ノーマークだった(笑)
今日は、真面目に…脱線なしです。
--さっさと登山記録しますね---
朝5時半にM集合←決して、
朝Mを食べる為ではありません。
高速に乗り、軽快に走る。🚗💨
車の中、後ろに陣取る親分と
久しぶりに話す。
「こないだ、やぶちゃんに職場で会ったよ」と。
懐かしぃ〜。金勝アルプス以来だ。
だが、後ろを向いて話してたら車酔い💀
高速を降りると、モンベルの大きなshopがあった。
さすが長野?(笑) 盛り上がる車内。
平日の朝の7時すぎ、一般道は通勤の車で
混んでいた🚗🚗🚗💨
と、そこで、隊長がポツリと言ってはいけない言葉をつぶやいた。
「登山靴………持って来たかなぁ? 」
ええぇぇぇぇえぇ――――っ!!
どうやら、やらかしたらしい…
隊長の足元を見るとジョリッパ(;´Д`)
みーにゃん
「ワークマンで地下足袋、買おう♪」
それ…ナイスアイデアか?(笑)
モンベルもあるのに。
隊長「それはな…」と苦笑い。
そこで…目に止まる!
「あれ?親分のその靴、
サイズいくつですか?」
…ミラクルだ。
隊長の足とほぼピッタリ!
隊長、今日は親分が今履いてる
「ただの運動靴~~~決定👏👏」
… ネタにして…いいですか?(笑)
今日の親分の参戦には、深い意味があったのかも。
登山口までの道のりは、レンタカーで来ると日記で読んでいた。
飛び石などで愛車が傷つくからだ。
隊長の車…おっきい、いい車やけど大丈夫ですか?
砂利にタイヤを取られそうな道も
さすが隊長、
華麗なテクで、なんなく通る🚗💨
駐車場は、松竹梅…
いやいや上中下と別れる。
「 上は20代(台) 中は60代(台)
下は70代(台) 」
「下はオジイおばあ、ばっかやな(笑)」
と隊長が言う。( ゚∀゚)・∵ブハッ!!
なんの識別ですか!(爆笑)
こんな事いいますが、実はオジイおばあに好かれる隊長です(念の為)。
上のわずか20台に置けるだろうか?
中まで来た。そこで偶然、
山小屋スタッフ四駆とすれ違う。
女性の運転手だった。カッコよかった。
「平日だし、たぶん、上空いてますよ」
と、さらっと言った。
よし♪このまま上まで行ってみよう🚗💨
普通、そーなる。
中から、登山口までは、0.6㌔。
下から上まではと言うと、3.5㌔もある。
下からは歩いて約1時間……٩( º∀º )۶зフェーイ
登山口に行くまでに、疲れてしまいそうだ(笑)
上についた…でも…20台も停めれんやんか!
1・・・2・・・3・・・数えてみた
…すでに11台の車で満車(;´Д`)20台って
テキトーやった(笑)
世の中そんなもんだね。
と、ナオさん
「どの車どかしましょうか?」 と😲
ほんとに、やってのけるんじゃないかと
思う程、若くて体育会系のナオさん。
冗談はそこまでにして、
中まで戻り🚗停める。
ブーンブーン🐝 (・д・。)え?
アブです!!それも、大群🐝🐝🐝
私たちを待っていたかのように、
車はアブに囲まれる。
まるでゾンビ映画のよう😭😭😭
外に出てみた。「やばい!殺られる!」
じっとしてたら、刺されないと思っていた…
大間違いでした(;´Д`)
アブは、吸血鬼だったのです。血を吸うために襲ってきます。
急いで、私が持ってきた虫除けスプレーを
皆にふりかける。
シュー!シュー!
「ごほっごほっ」むせる皆(笑)
なんとか、この虫除けスプレーだけで
乗り切るしかない😅
殺虫スプレーのが良かったな。
荷物を下ろし、ザックを背負い、やっとの
思いで、ゾンビから逃げる。ふぅー。
すでにここで全員のスタミナは、
結構、奪われる(笑)
---アブを知ろう--
アブは皮膚を刺して血を吸うのではなく、皮膚を切り裂いてながれ出てくる血を吸うので、蚊やブヨと異なり「刺される」というよりも「噛まれる」感覚に近く、噛まれたときは強い痛みがあります。
もし、噛まれたら。(刺されたらではないw)
①水で洗い流し、毒を出す
②ステロイドと抗ヒスタミン薬を配合した
市販薬を塗る(ムヒ、ムヒαなどでおk)
③痒くても掻きむしらない。
強いかゆみで、掻いてしまうと、とびひへと発展する恐れが。
せっかくの楽しい山行、アブに刺されたら痛みやかゆみで楽しさが半減してしまいます。
虫除けスプレーのほかに、なるべく肌を露出させないよう、暑くても上着を羽織るなどしましょう♪
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上までは、かなりの急坂だった。
足首が45度くらい曲がってるように思えた。
コンクリートの道なのにキツイ坂。
しかし。ゆっくり登る余裕はない!
スピードをあげないと吸血鬼に囲まれる。
と、私。「チクっ!チクっ!」
「ぎゃ!噛まれた!」足は動いているので
甘噛み程度だった。
黒タイツは狙われる。
すぐ携帯していた「ムヒ」を塗った。
この時は何ともなかった🤗
※しかし、この翌翌日、急にかゆくなる。しかもしぶとく、ぶり返してくる😭
アブ手強し!
さぁ・・・やっと!登山口です(笑)
上Pより、少し下がった所にある。
入口には中学生と先生が
ウヨウヨいた。
学校行事で山小屋に泊まるそうだ。
羨ましい限りねっ🤗
ジャージ姿が可愛い🥰
途中、登りで、すれ違う彼らと
「こんにちはー」
と、挨拶をし合う。
人生で一番「こんにちは」と言った。
←これ、伊吹山で誰かも言ってた(笑)
後に、コメントを頂き、思い出した。
フォローしてるしのやんさんだった(笑)
夏沢鉱泉からオーレン小屋までは
沢沿いの道。
さすが長野!涼しい👏👏
登っていても、湿気もなく、東海の山と比べると夏でも登りやすい。
逆に今の私に、冬は登れるのか
と言う、疑問はある(笑)
先日の階段トレーニングのお陰でしょうか?
それとも、初心者向けコースだからでしょうか?
登っていても、さほどえらくなかった。
※えらい=辛い (東海地方の方言)
オーレン小屋にて、トイレ&小休憩。
ここにも、地元中学生がウヨウヨ。
キャンプ場で、テントを張って寝るんだって!
いいなぁ!
朝は小さなおにぎりしか食べてなかった。
お腹が空いてきた。
昨日、チョコが好きだと聞いていたナオさんの好みに合わせつつ、「1本満足」を買ってあった。
ザックから出して、驚いた( ゚Д゚)
「プロテインバー」だけが、パンパン!にふくれあがっていた。
親分のプロトレックで標高を聞く。
オーレン小屋:標高2189m…気圧のせいだ。
くー「なんでこれだけ、ふくれてるんですかね? 」
ナオ「プロテインが入ってるからねっ♪」
くー「えー!そうなんですか??? 」
隊長「な訳ないでしょ!(笑) 」
…まんまと、騙されるとこでした😡
でもこれ、使えます。ちょっと小腹が空いた時
確かに1本で満足しました😘
欲を言えば、もう一種類食べたいくらい美味しい♪
あれ??1本で・・・満足しとらん🤔
今日からは『2本満足』にしよう(笑)
遊んでる場合ではありませんね。
まだ先は長い。Let's go~🚶♀️
次はヒュッテ夏沢、やまびこ荘を目指す。
※ヒュッテとは?ドイツ語Hütte
山小屋という意味
※壮とは?
いなかにある家。また、仮のすまい。
宿泊所。
ドイツ語と日本語で、エラく響きが違う(笑)
見えた❕❕ 青い屋根のヒュッテ夏沢と奥に広がる爆裂火口と雲のコラボ
…わぁぁぁぁ…
この2つの建物の間を、通って行く♪
なんか、千と千尋みたいに…
別世界に迷い込んだみたいな感覚🤭
ここから、急な坂を駆け上が…いや、
1歩、1歩、硫黄岳山頂に向けて、
ゆっくり進み登ります(笑)
木の間を、木で止めた階段を登り…
気圧は感じない。
もしかして、興奮しすぎて、私の頭や
身体は マヒしてるんでしょうか?(笑)
木がなくなって、岩場と景色が変わる。
これが『森林限界』というやつか🤔
これまた、ステキな景色が、私たちを待ってた。
岩と、青空、白い雲☁
岩が軽い!蹴っても軽いから、足を取られない。
色んな色の岩がある。灰色、緑っぽい色、ピンクっぽい色。ハートの形の岩を、
みーにゃん、見つけて嬉しそう🥰
道が、景色が、楽しすぎて、
全然えらくない♪
「この山、写真が多くなりそう♪」
隊長がそう言って、ナオさんは、パシャ、パシャ何枚も撮ってた📷
そう言えば、隊長の写真レベルが急に上がってきてる🤔
「一眼レフ買おうかな?」と隊長。
「辞めてください!(笑)」
こりだしたら、この人、トコトンだからと
皆が止めに入る(笑)
あっという間に、山頂
わぁぁぁぁ…←これしか言えないのか(笑)
爆裂火口(ばくれつかこう)が見えた。
「外国の景色みたい…」
「ロッキー山脈か?」←素人の感想(笑)
だって、こんな景色見るの、初めて
なんだもーーーん!🤭🤭🤭
山頂付近は、なだらかですが、南北両側に巨大な爆裂火口跡がある。断崖絶壁となり、鋭く切れ落ちている。噴火で吹っ飛んだそうだ。
火口の長さは直径1㌔、深さは550㍍。
山頂からのぞき込むと、吸い込まれそう。
これ、落ちた人がいるらしく💀
ロープが張ってあるの。
八ヶ岳はおよそ130万年前から噴火を繰り返した。
20〜25万年前は南八ヶ岳の火山活動が最盛期で、そして古阿弥陀岳が激しく噴火。
山頂部が吹っ飛ぶ…
その後に硫黄岳が噴火。
今の八ヶ岳の原型が形づくられたそう。
🐤 「ピヨピヨ」
私 「え?」鳥の声が間近で聞こえた///
隊長「雷鳥、撮っといて♪」
ナオ「分っかりました~♪」
僕らの雷鳥(雷鳥違います)は、とても小さく可愛い😍
正式名称は『🐤岩雲雀(いわひばり)』です(笑)
黄色い花もそこら中に咲いていた。
「深山大根草(ミヤマダイコンソウ)」と言う花だと、後で教えて貰ったが (しべさんthx)
その時は、名前が分からないから「タンポポ」と愛称で呼ぶことにした(笑)
山頂の向こうには
「硫黄岳山荘」が見える♪
肉眼で見ると、近そうに見える。
しかし、人があんな、ちっちゃく見えるんだから
まぁまぁな距離だな…
でも、あそこまで行ってみたい🙏
「よし、行こうか♪」OKでました。
途中、高山植物の女王「コマクサ」が
至る所に咲いていた🌸
女王と言うには可愛いお花😌
さー!硫黄岳山荘で、山飯だぁ🍚
山荘の外には、ステキなテーブルがあった♪
今日は、まったり山飯ではない!
日帰りなので、ゆっくりしてる余裕はないからだ。
バーナーに、普通の片手鍋を乗せ(笑)
隊長のラーメン(味噌、醤油味の2種類)
くーの梅干しおにぎり🍙
ナオさんのチョコたち
みーにゃんのフルーツ。
親分は召し上がれ(笑)
ご馳走様でした!
よし!撤収!
急がないと日が暮れる~(笑)
あ、硫黄岳のバッジ、この山荘で購入。500円。
ここから、下りです。
山頂までは、ゆっくりと戻り、小さな小屋(雨量計跡)の隣の道から。
下りはいつも、余り写真ありません。
ですが、このお山。下りも最高なんです✨
ワクワクが止まりません(笑)
男性陣だけは、ザックを降ろし
少し登る「峰ノ松目(2568m)」まで
走って行った😙
下りが得意な私。
親分を先頭に、私、ナオさん、と
3人は下りをほぼ、走って降りました(笑)
下りも途中まで、のんびり景色を楽しみましたが、
右におれてからは、走り降ります!
オーレン小屋から硫黄岳まで
登り:1時間半 →下り:50分
下りの苦手なみーにゃんには、隊長がしっかり
ついて、後ろから降りてくる。
私たち3人は、あっという間に、オーレン小屋まで
戻ってきた。途中で、待とうか?とも
考えましたが、隊長が日が暮れてはあかんと、みんなの安全を、いつも気にしているので、とにかく、
3人、先に降りて、1つでも心配を減らした方が、いいかと考え、お先に~♪まだ明るいですよ。
予定より早く着き♪2人を待つことに。
帰ってきた!おかえりー😚
トイレを済ませ、あと少し頑張ろー👍
行きに通った道を、逆走する。
「帰りたくないなー😣」
そう思いながら歩く。
たった、何時間の日帰り山行なのに、
私の中では、もう3日くらいたった
みたいな感覚だった。
今日の出来事、景色を思い出す。
じんましんも出なかった。
隊長が食後の登りのペースをさり気に、
落としてくれたからだ。
2760mの高山も、何ともなかった。
これは、富士登山への大きな自信✨となった。
☺心から、ありがとうを伝えたい☺
今日、一緒に登ってくれたみんな
ありがとうございました😌
あ。まだ、下山とちゅーだった(笑)
朝歩いた、舗装された駐車場までの道を
下る。下るとさらに、その急勾配が
よく、分かった。
「こんな急だったっけ?」
後ろ向きで、降りてみた。楽だった。
前の男3人の後ろ姿を みーにゃんと2人で追う。
と、そこに。忘れてた。🐝 また来た!
吸血鬼…いえ、アブです!!
ここで親分、アブとすごい格闘です(笑)
タオルをブンブン振り回してます。
すみません。
その戦い方、笑えて仕方なかった🤭
んじゃ、車は?ドキドキして、
車に皆で近づく。
きゃーー((((;゚Д゚))))
またアブに囲まれてる。
黒い物や、汗の香り、柔軟剤の香り、
二酸化炭素などに、反応して寄ってきてるのかも。
「すぐ車に乗るのは諦めよう」
「少し下まで、車を移動して、アブが離れてから 乗り込もうか」
「うんうん」みんな、賛同🙆
隊長が車を移動させる。それを追う4人。
隊長 「んじゃ!お疲れ!(笑)」
私たち「ま、待ってくださーい💦」
お約束。
アブたちは、それでも車にひっついたまま
同じくして移動してる・・・
私は少し、アブに慣れてきた(笑)
さっきよりは、アブ、減った気がする。
「よし!乗り込め!」やんや、やんや。
ふぅー。暫く、車内、ガチで沈黙。
最後の最後まで、彼らからの洗礼を浴びました…
今後の山行の為の洗礼。
初めての経験だった。
山レベルを上げる為には、きっと避けて通れない試練だった。
そう思うことにしよう(笑)
今回はこのような超、長篇となってしまいました。
仕方ありません!
メンバーが…山が…ステキすぎるからです👏
ここまで読んで下さった方、
途中、実は、はしょりませんでしたか?(笑)
長々と、すみません🙇♂️
これでも、まとめたつもりでいます。
3日かかりました…
Thank you for reading to this point.
see you again..... 🏕