中央アルプス最北端の経ヶ岳|ニホンジカの食害を防ぎ、”日本一ササユリが咲き乱れる山”に
長野

中央アルプス最北端の経ヶ岳|ニホンジカの食害を防ぎ、”日本一ササユリが咲き乱れる山”に

支援プロジェクトのオーナーのロゴ
経ヶ岳友の会

自然特化の支援サービス「YAMAP FUNDING」は2025年7月22日で終了いたしました。
今後は

YAMAPふるさと納税をご活用ください。
また応援コメントの表示も終了しましたのでご了承ください。

支援総額
500,020
目標金額 500,000円
100%
支援者
5,054
残り
終了

支援に関する質問は

ヘルプセンターをご確認ください。

このプロジェクトの概要

  • 中央アルプス最北端にある経ヶ岳周辺には、長野県準絶滅危惧種に指定されているササユリをはじめとした山野草が群生していますが、ニホンジカによる食害が広がっています。
  • 食害を防ぐための防鹿柵を設置します。防鹿柵内に新たな遊歩道を設け、登山者が花々を楽しめるような環境に整備します。
  • 登山道整備や山野草の保護・育成活動を行う経ヶ岳友の会が中心となり、本プロジェクトを実施します。
  • クレジットカード(一口:300円~)または8,000 DOMOで本プロジェクトを支援できます。

活動報告

ご支援のお礼

2024.6.7

はじめに

森の里親活動を実施した南箕輪村、(株)サンティアと経ヶ岳友の会メンバー

はじめまして、経ヶ岳(きょうがたけ)友の会事務局の原と申します。

経ヶ岳友の会は、中央アルプス最北端に位置する経ヶ岳(2,296ⅿ)を愛する仲間の集まりで、平成29年に発足しました。

これまでの活動として、経ヶ岳の大泉所ダムルートや周辺のカタクリ自生地整備などを行ってきました。令和元年に権兵衛峠(ごんべえとうげ)ルートを復活・開通させてからは、権兵衛峠ルートの整備や山野草の保護育成活動も行っています。

また、長野県南箕輪村(みなみみのわむら)と「森林の里親」契約を締結している(株)サンティア様と毎年2回、大泉所ダムルート2合目周辺の森林で下草刈りや間伐作業等森林整備作業も行っています。

登山者からは「いっぱい花が咲いていて、歩きやすくいい登山道だね!」と言っていただけるのが何よりの励みです。

経ヶ岳友の会ホ-ムページ:https://kyogatake-tomonokai.theblog.me/

登山道整備作業をする経ヶ岳友の会メンバー

権兵衛峠から経ヶ岳へのルートは、そのほとんどが中央分水嶺にあたり、東側は天竜川を経て太平洋に、西側は奈良井川〜信濃川を経て日本海への分水嶺になっています。

またこのルートでは、季節ごとに様々な花や山野草を楽しむことができます。特に北沢山からコイノコにかけて6月~7月はアヤメ、7月には長野県準絶滅危惧種に指定されているササユリ、7月~8月はヤナギランが群生する花の楽園になっています。

長野県準絶滅危惧種に指定されているササユリ。

天気が良い日には南アルプス、御嶽山(おんたけさん)、槍穂高連峰や遠くの白山(はくさん)などを望むこともできます。

東には伊那谷を挟んで南アルプスの絶景(8月 北沢山より)
西には御嶽山の羨望(コイノコ付近より)

ニホンジカの食害から山野草を守り、ササユリやヤナギランが咲き乱れる登山道とするために

ササユリを採食するニホンジカ(北沢山、2023.7.4)

ここ数年、経ヶ岳周辺にもともと生息していなかったニホンジカが増え、食害が広がっています。

ニホンジカが嫌がる忌避剤の設置や試験的な防鹿柵の設置など、様々な対策を行ってきましたが、この度、経ヶ岳友の会を中心にボランティアの皆様にもお手伝いいただき、食害から植物を守るための防鹿柵を北沢山の南斜面に設置します。

同時に柵内に新たな遊歩道を設け、花々を楽しめるような環境に整備していきます。

ニホンジカによって、蕾を食べられてしまったササユリ(経ヶ岳権兵衛峠・大泉所ダムルート)
ニホンジカの忌避剤を設置する作業(北沢山~コイノコ間)
防鹿柵の資材を歩荷し、設置予定の北沢山へ向かうメンバー

権兵衛峠ルートで今回、シカ対策と登山道整備を行うことを機に、誰もが美しい花と絶景を観賞できる天空の花園を目指し、今後も環境整備活動などに取り組んでいきます。

活動への温かいご支援を、どうぞよろしくお願いいたします。

▼支援金の使い道

【目標金額:50万円】

  • ・柵資材関連…30万円
  • ・背負子×2…7万円
  • ・草刈り機替刃、燃料、高枝鋸等…8万円
  • ・YAMAP FUNDING運営費:5万円
登山道沿いに群生するササユリ(7月 北沢山~コイノコ間にて)
ヤナギランの綿毛と経ヶ岳(10月 北沢山山頂より)

南箕輪村のシンボルとして、親しまれている経ヶ岳

経ヶ岳は、南箕輪村のシンボルとして地域内外の方々に親しまれ、イベント等も定期的に開催されています。

地元の南箕輪中学校では、1953年から始まったという伝統の経ヶ岳強歩大会が大泉所ダムルートで行われています。ここ数年はコロナ感染の影響で中止等もありましたが、大芝高原を1年生から3年生までが一斉にスタートし、8合目までの登山道を駆け上がります。

南箕輪村と経ヶ岳について Bing 動画

南箕輪村中学校強歩大会 経ヶ岳強歩大会 (youtube.com)

また最近では、毎年春に全国からトレイルランナーが集まる経ヶ岳バーティカルリミットが行われています。

大芝高原を発着点に、標高差1,500mを登って下る『中尾・大泉所ダム・仲仙寺ルート』で行われています。ロングの部は中尾ルートから経ヶ岳山頂を折り返し仲仙寺経由の21kmのコースで、ショートの部はダムルート4合目経由の周回12㎞のコースで行われています。当会会員も毎回、選手や大会ボランティアスタッフとして参加しています。

経ヶ岳バ-ティカルリミット レース (youtube.com)

経ヶ岳バーティカルリミット (nature-scene.net)

経ヶ岳バーティカルリミットの大会スタッフ(経ヶ岳友の会メンバーもボランティアとして参加)
南箕輪村上空より経ヶ岳を望む

機会がありましたら、ぜひ経ヶ岳にお越しください。 その際に、経ヶ岳友の会のメンバーが整備活動をしていたら、お声かけしてもらえると大変嬉しいです。

どうぞ、よろしくお願いいたします。

支援の流れ

  • プロジェクトを支援する(DOMO支援は1回限り)

    クレジットカードによる現金支援(複数回支援可)、または8,000 DOMO(1回限り、日本円で80円相当)にて、「中央アルプス最北端の経ヶ岳|ニホンジカの食害を防ぎ、”日本一ササユリが咲き乱れる山”に」を支援することができます。

    支援金は、ニホンジカの食害を防ぐための防鹿柵設置、遊歩道の整備・新設費に充てさせていただきます。

  • プロジェクトの活動開始

    2024年4月より活動を開始します。

  • 活動報告のお知らせ

    プロジェクトの活動報告を、公式アカウントとYAMAPのダイレクトメッセージにてお知らせいたします。