投稿日 2020.04.06 更新日 2020.04.10

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上高地巡視 | 環境省アクティブ・レンジャー日記

日本には34箇所の国立公園があります。環境省が管理している国立公園内では、すぐれた自然を守り、後世に伝えるためレンジャーやアクティブ・レンジャーと呼ばれる多くのスタッフが働いています。

この「環境省アクティブ・レンジャー日記」では北アルプスなどを管轄する中部地方環境事務所で働く彼らの活動を通じて、登山者に馴染み深いこのエリアの登山に役立つ情報や、環境省から登山者に伝えたいお知らせなどを不定期に掲載していきます。

*アクティブ・レンジャーとは:自然保護官(レンジャー)の補佐役として、国立公園等のパトロール、調査、利用者指導、自然解説などの業務を担う環境省の職員。中部地方環境事務所管内には、上信越高原、妙高戸隠連山、中部山岳、白山、伊勢志摩国立公園があります。
*YAMAPは環境省と「国立公園オフィシャルパートナーシッププログラム」を締結しており、国立公園の魅力を発信しています。

みなさま、こんにちは。上高地アクティブレンジャーの松下です。

上高地閉山後は、新島々駅近くの中部山岳国立公園管理事務所に籠って、来シーズンに向けての事務仕事に追われています。事務仕事をしつつも、毎日、上高地の様子が気になります。

環境省中部山岳国立公園管理事務所

先日、巡視と施設の点検のために上高地へ行ってきました。関係者の話では、近年、上高地の雪は少ないとのことですが、暖冬と言われるこの冬でも積雪は60㎝ほどありました。

踏み跡のないところでは積雪60㎝程度

朝、大正池に到着した時は、岳沢や穂高連峰が見渡せるほどの素晴らしいお天気でした。ところが、写真を撮っている間に、小雪がちらつきはじめ、あっという間に真冬の世界に逆戻りです。

やはり、上高地の天気は山の天気と同じく、刻々と変化するので注意が必要です。

朝いちの大正池

すっかり雪模様の河童橋

この日は、平日でしたが、20名ほどの利用者さんにお会いしました。

冬のシーズンも多くの利用者さんが訪れた園内は、テント指定地の小梨平野営場をはじめ、美しく利用されており、みなさまが『上高地冬期入山ルール』をしっかり守られていることがよくわかりました。ご協力いただきまして、ありがとうございます。

冬期トイレの除雪と使用状況を確認

施設内点検のため、入口を除雪して中に入ります

施設の外観も点検します。ちょっと寂しげなビジターセンター

冬期トイレやインフォメーションセンター、ビジターセンター等の施設も、特に傷んだところはなく、4月17日の上高地公園線開通の日は無事に迎えられそうです。

しかしながら、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、今年の「上高地開山式」は中止となりました。残念ですが、ご理解いただきますようお願いいたします。今は、世界中で猛威を振るう新型コロナウイルスが1日も早く終息することを願うばかりです!!

上高地は、まだまだ、冬の季節が続きます。

再度、開通までに上高地を訪れる方へご案内いたします。開通までの上高地は冬の山と同じです。すべての施設は閉鎖されています。必ず冬山装備でお越しいただき、安易な入山は控えてください。

また、以下のURLにあります『上高地冬期入山ルール』を必ず守ってください。
◆中部地方環境事務所
http://chubu.env.go.jp/shinetsu/pre_2019/post_84.html

◆上高地公式ウェブサイト
https://www.kamikochi.or.jp/

□日本の国立公園についてもっと知りたいなら
https://www.env.go.jp/park/

□中部地方環境事務所のアクティブ・レンジャーの活動をもっと知りたいなら
http://chubu.env.go.jp/blog/
*この記事は、2020年3月26日の日記から転載しています。

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