投稿日 2026.09.01
登山保険とは? 普通の保険との違いと、後悔しない選び方
「登山に保険って本当に必要?」「いま入っている保険じゃダメなの?」—そんな疑問にお答えします。このページでは、登山保険の基本から、一般的な保険との違い、自分の登山スタイルに合った保険の選び方までを、専門家の監修のもとわかりやすく解説します。
監修
上曽 博(株式会社ヤマップネイチャランス損害保険 執行役員)
大手損害保険会社に36年間勤務。主に営業、営業推進業務分野を歩む。ヤマップネイチャランス損害保険に入社し、営業・マーケティング戦略を担当。趣味は野球観戦(NPB12球団の全球場制覇)、ゴルフ、ウォーキング、読書(歴史もの)
そもそも登山保険とは?
登山保険(山岳保険)とは、登山やハイキング・トレッキングなど、山でのアクティビティ中に起こりうるリスクに備える登山向けの保険商品の総称です。商品によっては、登山中のケガに加え、山岳遭難時の捜索・救助費用などを補償します。
登山保険が備えるリスクは、大きく次の2つがあります。

遭難・捜索救助費用
道迷いや滑落で動けなくなり、レスキューに民間救助隊やヘリが出動した場合、その救助活動の費用は数十万〜数百万円に及ぶことも。登山保険は捜索・救助にかかった費用を補償します。

ケガの補償
転倒・滑落による骨折など、山でのケガが保険金お支払いの対象となります。当社商品の保険金支払実績では、ケガに関する支払いが多くなっています。
上曽さんのPOINT
登山保険は「遭難時の救助費用」のイメージが強いですが、実際に保険金が支払われるケースの多くは、転倒・骨折などのケガの補償です。救助費用とケガの補償、その両方に備えられているかが保険選びの重要なポイントになります。
登山保険は本当に必要?
「低山だから」「日帰りだから」と油断は禁物です。実際に、標高の低い山行や日帰り登山でも、保険金の支払い対象となるケガや遭難事故は数多く起きています。次のいずれかに当てはまる方は、現在加入している保険の補償内容を確認し、必要に応じて登山保険への加入を検討するとよいでしょう。
- 日帰り・低山であっても、定期的に山に登る
- 単独(ソロ)で登ることが多い
- 家族やパートナーに、万が一の経済的・精神的な負担をかけたくない
- 今の医療・傷害保険で登山中の事故が補償されるか不安がある
- 雪山・バリエーションルート・クライミング(山岳登はん)など、危険度・難易度の高い登山をする
上曽さんのPOINT
たとえ低山でも、山で行動すること自体がリスクを伴います。「自分は大丈夫」という思い込みが、いちばんのリスクとも言えます。
後悔しない登山保険の選び方
登山保険は商品によって補償の手厚さや対象範囲が大きく異なります。次の5つのポイントを押さえて、自分の登山スタイルに合った保険を選びましょう。
※ご加入にあたっては、必ず重要事項説明書や約款をご確認ください
- 01
自分のアクティビティが補償対象か
雪山・アイゼン/ピッケル使用・クライミング・バックカントリーなどは、商品によって対象外のことがあります。自分の登山が補償範囲か必ず確認しましょう。
- 02
遭難・捜索救助費用の補償額
救助費用は高額になりがちです。補償の上限額(例:最大300万円など)をチェックします。
- 03
ケガの補償の手厚さ
実際の支払いの中心はケガの補償です。入院・手術・通院日額に応じて払われるタイプか、「部位・症状別」に迅速に支払われるタイプかどうかも確認ポイントです。
- 04
加入のしやすさと契約期間
登山当日にスマホから加入できるか、7日などの短期から年単位まで、登山頻度に合った契約期間が選べるかも大切です。
- 05
保険料が登山スタイルに見合っているか
年に数回登山する程度なら短期型、頻繁に登るなら年間契約や「歩いた分だけ」課金されるタイプなど、頻度に応じてコストを最適化しましょう。
いちばんの落とし穴
「救助費用だけ」で選んでしまうこと。救助費用の補償額にばかり目が行きがちですが、実際に役立つ場面が多いのはケガの補償です。「救助費用」と「ケガの補償」、両方のバランスで選びましょう。
YAMAPの登山保険という選択肢
YAMAPでは、活動範囲や登山スタイルに合わせて選べる2つの登山保険をご用意しています。いずれもスマホから簡単に加入でき、登山当日からの補償も可能です。
ヤマップの保険を選ぶ理由
登山保険の多くは、保険会社がつくった商品を「代理店」が取り次ぐかたちで提供されています。ヤマップグループには、保険契約を引き受ける損害保険会社があります。株式会社ヤマップが取扱代理店として商品をご案内し、株式会社ヤマップネイチャランス損害保険が保険契約を引き受けます。
一般的な登山保険
ヤマップグループの場合
(保険契約の引受)株式会社ヤマップ
(取扱代理店)登山者
ヤマップグループだからこそ安心 代理店ではなく、「保険会社そのもの」です。
ヤマップグループの「ヤマップネイチャランス損害保険」は、金融庁から損害保険業の免許を受けた損害保険会社です。ベンチャー企業が一から損害保険会社を立ち上げるのは、国内でもきわめて異例。だからこそ、登山者の声とYAMAPに蓄積された活動データを、そのまま商品設計に反映できます。
- 2024年に金融庁から保険業法第3条第1項に基づく損害保険業の免許を取得しています。
- ヤマップ100%出資。YAMAP本体と一体となって運営しています。
「保険会社そのもの」だからできること
商品を取り次ぐだけの代理店では、補償内容や仕組みを自由に変えることはできません。保険会社を自分たちで持つヤマップグループならではの備えを実現しています。
登山者の声を、そのまま商品に
「こんな補償がほしい」というユーザーから寄せられた声や、登山・アウトドアの現場で把握したニーズを、商品・サービスの企画や改善の参考にしています。
YAMAPの活動データを保険に活かす
YAMAPのプラットフォームに蓄積された登山者の活動データ(ビッグデータ)を活用しています。歩いた距離に連動して保険料が決まる仕組みや、いざというときの目撃情報収集サービスなど、膨大な活動データを持つYAMAPだからこそ実現できる保険です。
「加入者が増えるほど遭難が減る」へ
保険を売って終わりではありません。データと安全機能を組み合わせ、安全登山の啓発や事故防止に取り組む——それがYAMAPの保険の出発点です。
上曽さんのPOINT
登山・アウトドアに特化し、自らの活動データを活用した設計は、YAMAPならではの強みです。「山を知る会社が、山のためにつくった保険」——それが、YAMAPの保険を選ぶいちばんの理由です。
この記事の監修者

株式会社ヤマップネイチャランス損害保険 執行役員
上曽 博
大手損害保険会社に36年間勤務。主に営業、営業推進業務分野を歩む。ヤマップネイチャランス損害保険に入社し、営業・マーケティング戦略を担当。趣味は野球観戦(NPB12球団の全球場制覇)、ゴルフ、ウォーキング、読書(歴史もの)



