千葉県・房総丘陵の登山道荒廃を防ぐプロジェクト
千葉

千葉県・房総丘陵の登山道荒廃を防ぐプロジェクト

支援プロジェクトのオーナーのロゴ
房総トレイル整備隊

自然特化の支援サービス「YAMAP FUNDING」は2025年7月22日で終了いたしました。
今後は

YAMAPふるさと納税をご活用ください。
また応援コメントの表示も終了しましたのでご了承ください。

支援総額
663,240
目標金額 360,000円
184%
支援者
6,460
残り
終了

支援に関する質問は

ヘルプセンターをご確認ください。

このプロジェクトの概要

  • 台風被害や雑草等によるルート荒廃、枝尾根の多い低山の道迷いを防ぐため、房総丘陵の登山道整備を継続的に実施します
  • クレジットカード(一口:300円〜)または7,000 DOMO(日本円で70円相当)で本プロジェクトを支援できます
  • 房総トレイル整備隊(任意団体)を立ち上げ、現在活動されているボランティアの方々や、登山道整備に興味のある方々を募集・支援します
  • 市原市の市民団体「米沢の森を考える会」の協力も得て、活動を継続的なものにしていきます

活動報告

ご支援のお礼

2023.10.10

「房総トレイル整備隊」が主体となり、房総丘陵の登山道整備活性化を担います

みなさん、はじめまして。房総トレイル整備隊代表の「やまっぺ」こと平柳です。(「やまっぺ」のアカウントページ)

2019年に千葉県房総地域を襲った大型台風直撃後に、千葉の山歩きの人たちに一番愛されている鋸山(のこぎりやま)の登山道の整備にいち早く駆け付けました。その後も房総丘陵の山々の登山道整備を続けています。

千葉県の房総半島中南部に広がる房総丘陵と呼ばれる山域は、300m前後の低山が連なっています。他の山岳地域に比べると、あまり魅力のある山域のようには思えませんが、ひとたび足を踏み入れると、谷は深く、傾斜が急でアップダウンの激しいところもあり、その自然は非常に豊かであることに気付かされます。山頂からは海が見えるだけでなく、富士山の全容を眺めることもできるなど、多様な世代層、多くの市民に愛される「適度なトレッキングができる山」が多いのです。

さらに地域信仰に根差した神仏の石祠(せきし)、石仏、石塔などが散見されることも特徴的です。

房総丘陵のひとつ、嵯峨山(さがやま、315m)山頂から伊豆半島方面を望む景色です。鋸山(写真中央)などの山々や、天候が良いと、富士山も望むことができます(写真左奥)。
高宕山(たかごやま、330m)の頂上付近では、高宕観音の巨岩と石仏を拝むことができます。

房総地域では、2019年の大型台風直撃後、被災した登山道等の整備を始めるために集まったボランティアらの活動がきっかけとなり、山の管理者や自治体も動き出し、一気に整備活動が本格化しました。

2019年に千葉県房総地域を襲った大型台風通過後、富津市鋸山の登山道にて、甚大な被害の前に立ち尽くす「房総トレイル整備隊」の代表・平柳。

ボランティアの方々を中心として、被災後の主要な登山道復旧が徐々に進んだ一方で、元々あまり人が歩かないルートの整備が未着手の場所も。また、活動団体の高齢化や林業・農業の衰退などの理由により整備が追いつかず、荒れる一方の山道が多いのも事実です。

さらに、房総丘陵の山々は低山ゆえに、枝尾根も多く、道迷いしやすい場所も点在します。安全な登山のためには、常日頃からの、継続的なルート整備が欠かせないのです。

高宕山(たかごやま)登山時に熊手やレーキを持って、気になる箇所を清掃する「お手入れハイク」の様子。
山域も広く自然豊富な高宕山の整備活動の様子。こうしたボランティアの方々により、安全に歩けるルートが維持されています。
市原市米沢の森から高星山への登山道の草刈り整備前の様子。手入れをせずに放っておくとすぐに草や笹などが伸び、登山道が見えなくなってしまいます。
市原市米沢の森から高星山への登山道の草刈り整備後です。定期的な整備は欠かせません。道が開け、安全に歩ける状態になりました。

これまでは個人個人で登山道整備を行い、整備活動の紹介やボランティア募集といった情報発信ができておらず、房総丘陵の整備活動を知る方や、整備に参加する方が減る一方という課題がありました。

そこで登山道整備の方法や活動状況などをお知らせすることで、登山道整備活動に参加される方が増えることを願い、「房総トレイル整備隊」を立ち上げました。

今回のプロジェクトでは、房総丘陵の登山道整備を活性化させるために必要な備品、消耗品等を購入させていただくとともに、より多くの方々に房総丘陵の山々の整備に興味をもっていただき、整備活動に参加するきっかけを増やしていきたいと考えています。

山道を整備することで、歴史ある素晴らしい低山に人が集い、整備によって山の自然も取り戻し、また、害獣被害を減らすことにもつなげていきたいと思っています。そして山に人が訪れることで、地域振興にも協力したいと考えています。

房総の山の魅力を発信しながら、継続的に整備活動を続けて参りますので、ご支援のほど、どうぞよろしくお願いいたします。

「房総トレイル整備隊」が担う登山道整備活動について

高宕観音堂直下の階段を清掃している様子。

「房総トレイル整備隊」はこれから、房総丘陵の登山道整備方法などの情報発信を行い、参加を希望されるボランティアの方々と連携しながら活動を促進していきます。

整備活動は個人個人の自由な時間の中で、山歩きを楽しみながら、その合間に整備をしていただくことが私たちの理想の考え方です。要望があれば実地にて整備の指導を行うことや、新規に参加される方の工具類を提供、あるいは貸し出したりして、仲間を増やしていければと思っています。

任意団体ではありますが、少しでも山道の整備について皆さんに理解を深めていただき、房総丘陵、そして各地の山の整備活動が活発になることを願っています。

▼「房総トレイル整備隊」の主な整備活動

  • ・伸びてきた枝や草、笹竹などを定期的に見回り切断する。刈り払い機で刈る。
  • ・道迷いしないようにピンクテープや標識を設置。山頂には山頂標識をつける。
  • ・危険な斜面にはロープやステップ、伐採した木材で階段を作る。
  • ・危険な係り木や太い木があり、整備が難しい箇所は、う回路を作る。
  • ・倒木などがあればチェーンソーや鋸で切断し、通れるようにする。

今後の「房総トレイル整備隊」が行う情報発信(整備・清掃活動報告や今後の活動予定など)は、YAMAP公式アカウントにて行います。

また、皆さんからの整備活動への問い合わせ対応や、房総の山に関する日常の情報発信などはYAMAP内の整備コミュニティ「房総整備コミュ」にて行いますので、気楽に声をあげていただければと思います。

この機会に、ぜひ、YAMAP公式アカウントとコミュニティをフォローいただければ幸いです。

≫ YAMAP公式アカウント:房総トレイル整備隊

≫ 活動や日常の情報交換の場となる、YAMAPコミュニティ「房総整備コミュ」

急斜面に、手鋸とあり合わせの資材を使って階段をつくる整備。
倒木などを活用した階段の完成。
房総郡界尾根、嵯峨山ルートの整備。倒木でベンチを作成しました。

本プロジェクトでは、房総丘陵の登山道整備を活性化していくために、各種整備機械(中型チェーンソー、刈払い機等)や、工具、消耗品の購入費をご支援いただきたいと思っています。

支援金の使い道

【目標金額:36万円】

  • ・中型チェーンソー 2台 ...5万円
  • ・刈払い機 2台 ...5万円
  • ・工具類(ソーチェーン、回転刃、燃料オイル、ヘルメット、手鋸など)..20万円
  • ・消耗品(ロープ、標識用資材、マーキングテープなど)...2万円
  • ・YAMAP FUNDING運営費…4万円

目標金額を超えるご支援をいただいた場合には、追加の用具、消耗品の購入費用等に使わせていただきたいと考えています。

機材の使い方は「市原米沢の森を考える会」からもサポートを受けます

「市原米沢の森を考える会」代表の鶴岡清次さん。

今回のプロジェクトでは、「房総トレイル整備隊」だけでなく、千葉県市原市の内田地区にある「米沢の森」と「内田の森」の風景を守り、蘇らせる活動を行っている「市原米沢の森を考える会」とも連携・協力し、技術面などでサポートを受けます。

具体的には、登山道整備に関心をもった方向けに、貸し出し用の機械類を用意したり、機械の安全な使い方について指導を行ったりすることを予定しています。

≫ 市原米沢の森を考える会

支援の流れ

  • プロジェクトを支援する(DOMO支援は1回限り)

    クレジットカードによる現金支援(複数回支援可)、または7,000 DOMO(1回限り、日本円で70円相当)にて、「千葉県・房総丘陵の登山道荒廃を防ぐプロジェクト」を支援することができます。

    支援金は、各種整備機械(中型チェーンソー、刈払い機等)や、工具、消耗品の購入費に充てられます。

  • プロジェクトの活動開始

    2023年10月より、「千葉県・房総丘陵の登山道荒廃を防ぐプロジェクト」がスタートします。

  • 活動報告のお知らせ

    プロジェクトの活動報告を、公式アカウントとYAMAPのダイレクトメッセージにてお知らせいたします。