修験道はじまりの地、日本遺産『葛城修験』の信仰の道と神社仏閣保全プロジェクト
大阪・奈良・和歌山

修験道はじまりの地、日本遺産『葛城修験』の信仰の道と神社仏閣保全プロジェクト

支援プロジェクトのオーナーのロゴ
葛城修験日本遺産活用推進協議会

自然特化の支援サービス「YAMAP FUNDING」は2025年7月22日で終了いたしました。
今後は

YAMAPふるさと納税をご活用ください。
また応援コメントの表示も終了しましたのでご了承ください。

支援総額
533,375
目標金額 400,000円
133%
支援者
22,387
残り
終了

支援に関する質問は

ヘルプセンターをご確認ください。

このプロジェクトの概要

  • 地域集落の高齢化、管理者不在により手入れができなくなった葛城修験の登山道や神社仏閣の清掃、整備活動を行います。
  • クレジットカード(一口:300円〜)または2,000 DOMOで本プロジェクトを支援できます。
  • 葛城修験の普及啓発や環境整備のために活動を行う、葛城修験日本遺産活用推進協議会(任意団体)が主体となり、本プロジェクトを実施します。

活動報告

ご支援のお礼と、今後の活動について

2023.5.31

和歌山県・大阪府・奈良県にまたがる、日本最古の修験の道を守り伝えていくために

葛城修験のスタート地点である、和歌山市の友ヶ島(4島からなる無人島の総称:写真奥に映るのは虎島)。海を含む修験道は全国でも非常に珍しいです。

大阪と和歌山の府県境を東西に走る和泉山脈、大阪と奈良の府県境に南北にそびえる金剛山地。総延長112㎞に及ぶこの峰々一帯は、古くから「葛城(かつらぎ)」と呼ばれ、多くの神々が住まう山として人々に崇められてきました。

日本古来の山岳信仰や神道、仏教など、様々な祈りの文化が混ざり合い、独自の発展を遂げた修験道(しゅげんどう)。その修験道の開祖と言われている役行者(えんのぎょうじゃ)が誕生し、最初に修行したとされるのがこの葛城の地です。

友ヶ島(虎島)の山頂に鎮座する役行者像。役行者は修験道の開祖と言われており、7〜8世紀にかけて実在した人物とされています。不思議な力を駆使して空や野山を駆け巡り、鬼神を自在に操ったという逸話も残っています。
和歌山県、大阪府、奈良県にまたがる葛城修験の全体マップ。1〜28の番号は、役行者が法華経の経典を埋納したと伝えられる28か所の経塚(きょうづか)の位置を示しています。(参照: 葛城修験パンフレット

今も葛城の地には、経塚のほか、役行者にゆかりが深い神社仏閣、滝、巨石などが残っており、それらを修業の場として巡拝する「葛城修験」の文化が脈々と受け継がれています。

2020年には、修験者や地域の人々が「葛城修験」を大切に守り伝えてきたことなど、歴史的な背景に根ざした価値が認められ、日本遺産にも認定されました。

和泉山脈の大福山(だいふくさん)にある、葛城修験第三番経塚の前で勤行(ごんぎょう)する方々。
秋には美しい紅葉を眺めることができる、中津川行者堂。葛城修験の中心地をなすこの行場は中台(ちゅうだい)と呼ばれ、毎年春には護摩供(ごまく)が執り行われます。

1300年以上の歴史がある葛城修験は、修験者や地域の方々が中心となり、道や神社仏閣の清掃・整備を行い、その文化を守り、歴史を紡いできました。

しかしながら、地域集落の高齢化・人口減少が進み、現実的に地元の方々だけで清掃・整備を行っていくのが難しい場所も出てきています。

葛城修験には、整備された登山道(ダイヤモンドトレール:左)と、倒竹などで道が塞がれてしまうような荒れた道(葛城修験第七番経塚に向かうための道:右)が混在しています。

また、葛城修験を構成する神社仏閣においても、管理する方がいなくなったため、手入れを必要とする箇所が多く存在します。

そのため、私たち葛城修験日本遺産活用推進協議会では、地域外の方々からもボランティアを募り、葛城修験を維持する活動に携わってもらう取り組みを本格的に進めていきます。

葛城修験の行場の一つ、大阪府岬町にある慈眼院(じげんいん)。現在は管理者不在となっているため、行政職員や地元住民のボランティアによる維持管理活動が行われています。

葛城修験は「修験道はじまりの地」とも呼ばれ、修験者や地域の方々が大切に守ってきた、日本が世界に誇る歴史・文化遺産です。

この、葛城修験の歴史や文化を絶やすことなく紡いでいきたい。そして、より多くの方が葛城修験の地に足を運び、楽しむことができる環境を維持していきたい、そのような思いで本活動に取り組んでいます。ぜひ多くの皆様のお力添えを、よろしくお願いいたします。

『葛城修験』の信仰の道と神社仏閣保全プロジェクトについて

本プロジェクトでは、手入れが必要な葛城修験に関係する道の整備や神社仏閣の清掃活動を、地元の方や修験者、ボランティアの方と連携しながら実施していきます。

2023年の春以降、以下の予定地を対象に、整備や清掃活動を行う計画を立てています。

▼実施予定地

  • ・葛城修験第2番経塚及び高仙寺周辺エリア(大阪府岬町)
  • ・葛城修験第10番経塚周辺エリア(大阪府岸和田市)
  • ・葛城修験第28番経塚周辺エリア(大阪府柏原市、奈良県王寺町)
  • ・七宝瀧寺周辺エリア(大阪府泉佐野市)
  • ・墓の谷行者堂周辺エリア(和歌山県和歌山市)、等

今後の葛城修験の整備・清掃活動に関するボランティア募集の呼びかけは、協議会のHPやYAMAP公式アカウントにて行う予定です。

この機会に、ぜひ、YAMAP公式アカウントをフォローいただければ幸いです。

≫ こちらからYAMAP公式アカウント:葛城修験日本遺産活用推進協議会をフォローできます

行場の一つである友ヶ島の深蛇池(しんじゃいけ)。手入れされず、荒れ放題となっていた際の様子。
2022年5月、修験者とボランティアの方々が連携して行った深蛇池の清掃活動。
深蛇池の清掃活動が完了。

本プロジェクトでは、葛城修験の登山道や神社仏閣の清掃、整備活動を実施していくために、各種道具(草刈り鎌、草刈り機、ブロワーなど等)や、道迷い防止の標識リボンを設置するための購入費をご支援いただきたいと思っています。

支援金の使い道

【目標金額:40万円】

  • ・草刈り鎌10丁…100,000円
  • ・充電式ブロワー2台…60,000円
  • ・消耗品(軍手、ごみ袋、火ばさみ、ほうき、チリトリ等)…100,000円
  • ・道迷い防止の標識リボン…100,000円
  • ・YAMAP FUNDING運営費…40,000円

※ 目標金額を超えるご支援をいただいた場合には、追加の用具購入費用等に使わせていただきたいと考えています。

葛城修験日本遺産活用推進協議会について

葛城修験日本遺産活用推進協議会は、葛城修験の日本遺産認定を機に、葛城修験エリア内の和歌山県、大阪府、奈良県および関係20市町村により2020年に設立された協議会です。

協議会では、これまでに葛城修験の普及啓発や環境整備のため、パンフレットやルートマップの作成、YAMAPと連携したデジタルバッジ企画の実施、現地案内看板の整備などを行ってきました。

また、葛城修験に関する公開講座や、現役修験者の案内による葛城修験体験ツアーの開催など、一般の方に葛城修験のことを深く知っていただくための活動も実施しています。

≫ 日本遺産「葛城修験」公式サイト

※公式サイトから、葛城修験に関するパンフレットやルートマップの閲覧、データのダウンロードが可能です。
大阪府岸和田市の和泉葛城山で実施した、修験者を先達とするモニターツアーの様子。

支援の流れ

  • プロジェクトを支援する(DOMO支援は1回限り)

    クレジットカードによる現金支援(複数回支援可)、または2,000 DOMO(1回限り)にて、「修験道はじまりの地、日本遺産『葛城修験』の信仰の道と神社仏閣保全プロジェクト」を支援することができます。

    支援金は、葛城修験の登山道や神社仏閣の清掃、整備活動を実施していくために必要な各種道具(草刈り鎌、草刈り機、ブロワー等)や、道迷い防止の標識リボン購入費に充てられます。

  • プロジェクトの活動開始

    2023年6月より、「修験道はじまりの地、日本遺産『葛城修験』の信仰の道と神社仏閣保全プロジェクト」がスタートします。

  • 活動報告のお知らせ

    プロジェクトの進捗報告や調査結果を、公式アカウントとYAMAPのダイレクトメッセージにてお知らせいたします。