このプロジェクトの概要
- 5,000 DOMOで「 西吾妻山域・登山道周辺保全プロジェクト」を支援
- 登山道周辺の植生と湿地の保全活動を行う
- 活動に取り組む「高山の原生林を守る会」と連携
活動報告
西吾妻山域登山道周辺の、自然環境を保全するために

日本百名山のひとつである西吾妻山(2,035m)を最高峰に、2,000m級の山々が東西20kmに渡って連なる、吾妻(あずま)連峰。
福島県西側、山形県境周辺にまたがる吾妻連峰は、磐梯(ばんだい)朝日国立公園内に位置し、ダイナミックな火山地帯(*)と変化に富んだ景観を楽しむことができます。

しかしながら近年、スキー場の開設やロープウェーの稼働、百名山ブームなどで多くの登山者・来訪者が訪れ、西吾妻山域登山道の尾根に広がる湿原地帯は裸地化が進行し、貴重な高山植物群も消失の危機にあります。

吾妻連峰を中心に自然保護活動を展開している「高山の原生林を守る会」は、西吾妻山域の登山道周辺を保全するために、登山道誘導ロープの設置やメンテナンスを実施しています。
西吾妻山域の自然環境を保全しながら、登山を楽しむための整備を継続して行っている「西吾妻山域・登山道周辺保全プロジェクト」を、私たち登山者の手で支援していきたい。
これが、本プロジェクトの目的です。
高山(たかやま)の原生林を守る会について

「高山(たかやま)の原生林を守る会」は、1987年、吾妻連峰の一峰である高山にスキー場の開発計画が具体化した際に、開発に疑問を持つ福島市民が集まって結成されました。(植生調査を実施し、再検討の申し入れをした結果、高山のスキー場計画は中止。)
現在は吾妻連峰を中心に、植林や植生回復活動の実施、山岳樹林の自然観察会を定期開催するなどの活動をしています。また、自然保護に配慮した登山のガイド本も出版しています。


西吾妻山域・登山道周辺保全プロジェクトについて

「西吾妻山域・登山道周辺保全プロジェクト」では、踏み付けと融雪に伴う斜面崩壊と、湿原裸地化による植生保全のため、登山道誘導ロープを雪解け後の春に設置し、秋に取り下げを行っています。
保全プロジェクトは、2000年に高山の原生林を守る会が開始。 2009年からネイチャーフロント米沢と共催で整備を進め、2020年からはボランティア参加型の活動にも取り組んでいます。
今後は、環境庁や林野庁、県、地元市町村や西吾妻山域に関わる企業関係者を巻き込みながら、組織的かつ、持続可能な活動を目指しています。
今回のDOMOプロジェクトでは、登山道周辺の保全に必要な鉄杭やロープ、植生回復ネットなどの購入費用を支援いたします。
≫ 「ネイチャーフロント米沢」公式サイト


支援の流れ
プロジェクトを支援する(1回限り)
5,000 DOMOを一口として、「西吾妻山域・登山道周辺保全プロジェクト in 福島県・山形県」を支援することができます。今回ご支援いただくDOMOは、西吾妻山域登山道周辺の保全活動に必要な資材(鉄杭やロープ、植生回復ネットなどの購入費用)に充てられます。
「西吾妻山域・登山道周辺保全プロジェクト」スタート
2022年6月より、西吾妻山域・登山道周辺保全プロジェクトがスタートします。
実施後に活動報告をお知らせ
DOMOを活用した「西吾妻山域・登山道周辺保全プロジェクト in 福島県・山形県」の活動ご報告、その後の経過を高山の原生林を守る会:公式アカウント(準備中)とYAMAPのダイレクトメッセージにてお知らせいたします。