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このプロジェクトの概要
- 5,000 DOMOで「知床の森を育てる in 北海道」を支援
- 知床の大地に適した広葉樹の中型苗を植樹、防鹿柵の点検・修理を行う
- 「しれとこ100平方メートル運動」に取り組む斜里町、公益財団法人 知床財団と連携
活動報告
DOMOご支援のお礼と、今後の使い道について
「しれとこ100平方メートル運動」の歴史と今、これからを紐解く|DOMO講演会レポート
豊かな森を目指した樹種多様化の取り組み ご報告第一弾!
エゾシカから森を守る防鹿柵の修繕 & 樹種多様化の取り組み ご報告第二弾!
植樹祭(しれとこ森の集い)& トークイベント「命あふれる森をつくる」 ご報告第三弾!
「知床の森を育てる in 北海道」プロジェクト 最終報告
知床の、豊かな森を取り戻すために
かつて乱開発の危機に瀕した知床の地。1977年から、知床に豊かな森を再生するため、「しれとこ100平方メートル運動」が続けられています。
羅臼岳の猛烈な吹きおろし風により木々の生育が厳しい土地に、針葉樹のアカエゾマツや広葉樹のシラカンバ、ミズナラなどを約36万本植樹してきました。
しかしながら、1980年代頃から増え始めたエゾシカにより、ほとんどの広葉樹が食害にあい、消失。
幸いにもアカエゾマツなどの針葉樹はエゾシカの好む樹種ではなかったため、防風林としての役割を担いながら残っています。
アカエゾマツが残る森にふたたび多種多様な広葉樹を植樹し、豊かな森を再生していきたい。自然の中で遊び、自然の恩恵を受けている私たち登山者もサポートに加わりながら、生命あふれる知床の森を次世代へつないでいきたい。
これが、本プロジェクトの目的です。
しれとこ100平方メートル運動と森づくりについて
大正から戦後にかけて開拓が進められ、多くの人々が畑作や酪農を営み、生活していた知床の幌別・岩尾別地区。
1960年代に入ると社会情勢の変化とともに人々は次々とこの地を離れ、人のいない土地はリゾート開発や土地投機の危機にさらされました。
開発の危機から知床の土地を守るため、当時の斜里町長が声を上げて始まったのが、全国の市民によびかけて100平方メートルずつ土地を買い上げる「しれとこ100平方メートル運動」です。自治体が主導するナショナル・トラスト運動(*)は世界でも珍しく、大きな注目を集めました。
1977年より始まった運動は、全国約49,000人の方々から寄付を受け、運動開始33年で開拓跡地(約470ヘクタール)の買い取りを完了しました。
現在は「しれとこ100平方メートル運動の森・トラスト」に発展。豊かな森を再生するための植樹や、生態系復元のための取り組み、鹿の食害を防ぐ防鹿柵のメンテナンス、運動地内を歩けるコースづくりなどの活動を行っています。
今回のDOMOプロジェクトで支援する活動は、豊かな森づくりに必要な樹種の多様化(アカエゾマツの針葉樹林に広葉樹の中型苗を植樹)、鹿の食害を防ぐ防鹿柵の点検や修理のメンテナンスに充てられます。
「斜里町」と「公益財団法人 知床財団」について
「しれとこ100平方メートル運動」は斜里町と、1988年に設立された公益財団法人知床財団が取り組みを進めています。
知床財団は、知床の自然を「知り・守り・伝える」実働部隊として、現地活動や整備を行っています。1997年から森林再生専門スタッフが活動に参画し、100平方メートル運動地の豊かな森と生態系の再生を目指した取り組みを進めています。
≫ 「公益財団法人 知床財団」公式サイト支援の流れ
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プロジェクトを支援する(1回限り)
5,000 DOMOを一口として、「知床の森を育てる in 北海道」を支援することができます。今回ご支援いただくDOMOは、針葉樹林に植樹する広葉樹の中型苗、防鹿柵のメンテナンスに充てられます。
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DOMO支援を利用した「知床の森を育てる in 北海道」スタート
2022年4月より、今回のDOMOを活用して、選定した木々の中型苗を運動地内に植樹し、防鹿柵のメンテナンスを行います。
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実施後に活動報告をお知らせ
支援してくださった方々を対象に、植樹作業や防鹿柵の点検・修理のご報告、その後の経過をYAMAPのダイレクトメッセージにてお知らせいたします。