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秋冬登山のレイヤリング迷子を救う|MHWの「アクティブインサレーション」
寒さに備えたい。でも、行動中は汗をかきたくない。悩める秋冬登山のレイヤリングで頼りになるのが「アクティブインサレーション」です。
今回は、『マウンテンハードウェア』から新たに登場する「フリーエレメント」の機能を紐解きながら、アクティブインサーレションが寒い季節の山で活躍する理由に迫ります。
目次
寒い・暑いで彷徨いがちな秋冬のレイヤリング迷宮

空気が冷たくなり、山にも秋冬の気配が漂い始める季節。景色を楽しむには気持ちのいい時期ですが、悩ましいのがレイヤリングです。
「寒さに備えて着込んだら、登りで汗だく。薄着にしたら、休憩で寒い…」。そんな経験をした方も多いのではないでしょうか。登山中に暑すぎず寒すぎずの状態を保つには、保温性と通気性のバランスが大切なのです。
そこでカギを握るのが、ミドルレイヤーの存在。暖かさを確保しつつ、行動中に生まれた熱や蒸れを逃がす。その選択肢として定着してきたのが、アクティブインサレーションです。
山でよく見るマウンテンハードウェアのアクティブインサレーション

左からエアメッシュフーディ(AirMesh™ Long Sleeve Hoody)¥13,200、コアエアシェルウォームフーディ(Kor AirShell™ Warm Hoody)¥31,900、コアアロイジャケット(Kor Alloy™ Jacket)¥34,100
アクティブインサレーションが登場したのは、2010年代半ば。わずか10年ほどの間に各社からさまざまなモデルが登場し、いまでは秋冬登山のレイヤリングで定番の選択肢になっています。

MHWのロゴには、過酷な自然環境に耐える「ハードウェア=頑丈で確かな道具」という意味が込められている
そんなアクティブインサレーションのなかでも、山でよく目にするのが、六角ナットをモチーフにしたロゴマークでおなじみの『マウンテンハードウェア』。登山はもちろん、2日間にわたって山中を走り続ける山岳マラソン「OMMレース」などの、運動量の多いアクティビティでも愛用者の姿を見かけます。
マウンテンハードウェアの特徴のひとつが、アクティブインサレーションの選択肢の広さ。季節や運動量、登山スタイルに合わせて、それぞれ異なる特徴をもつモデルを選ぶことができます。
たとえば、秋口や残雪シーズン、行動スピードが速い登山者には「エアメッシュ」。寒いシーズンに幅広く使いやすい「コアアロイ」、3シーズンの防寒着としても便利な「コアエアシェルウォーム」と、それぞれ得意とするシーンが異なります。
そこへ2026年秋冬、新たに加わったのが、より寒冷な環境に対応するアクティブインサレーション「フリーエレメント」シリーズです。
さらに寒い季節へ。「フリーエレメントフーデッドジャケット」

「フリーエレメントフーデッドジャケット」は、マウンテンハードウェアのアクティブインサレーションのなかでも、より高い保温力を備えたモデル。暖かさを確保しながら、アクティブインサレーションならではの通気性と動きやすさも備えています。
独自開発のインサレーション(中わた)と防寒ディテールを組み合わせ、雪山登山など寒冷な環境でのアクティビティに対応。運動量の多い登山者はもちろん、ゆっくりとしたペースで歩く人や、カメラ撮影などで立ち止まることが多い人にも、暖かさを保ちやすい一着です。
暖かいのに、熱がこもりにくい 「THERMOCLOUD」

「フリーエレメントフーデッドジャケット」に封入されているのが、マウンテンハードウェアが独自開発した化繊インサレーション「THERMOCLOUD(サーモクラウド)」。化繊ながら軽量で、シート状の中わたによる高い保温効率が特徴です。
濡れてもロフト(かさの高さ)を維持しやすく、雨や雪、湿度の高い環境でも保温性を発揮。さらに通気性にも優れ、行動中に生まれた熱をウェアの外へ逃がします。
暖かさを確保しながら、行動中は余分な熱を逃がす。寒い季節に着たまま歩きやすい理由は、この保温性と通気性のバランスにあります。
冷気を防ぐ、細部まで考えられた防寒ディテール
寒さへの対応力の高さは、細かなディテールにも表れています。暖めた空気を逃がしにくく、外からの冷気を入り込ませない。そのための工夫が、フードや袖口、裾といった冷気の入り口になりやすい部分に施されています。

フードには伸縮バインディングを備え、頭部にフィットしやすい仕様。襟周りもしっかりと立ち、ウェア内の暖かい空気を逃がしにくくします。

袖口には、フィット感を高めるストレッチニットパネルを採用。すっきりと収まるため、上からアウターシェルを重ねても袖周りのゴワつきを抑えられます。

裾には、絞り具合を調整できるドローコードを配置。風が強い稜線などでは裾を絞ることで、下から入り込む冷気を抑えられます。
一枚でも、シェルの下にも。レイヤリングしやすいシルエット

「フリーエレメントフーデッドジャケット」は、中綿入りのボリューム感がありながら、着用するとすっきりとしたシルエット。
寒さがそれほど厳しくなければアウターとして、風雪が強まれば上からシェルを重ねるなど、コンディションに合わせたレイヤリングがしやすい設計です。
携行しやすく、圧縮後もしっかり復元

着用しないときは、コンパクトに持ち運べるのもポイント。右サイドのハンドポケットに本体を収納できるポケッタブル仕様で、バックパックにも収めやすいサイズになります。カラビナなどを連結できるループも備え、別途収納袋を用意する必要もありません。
また、中わたの「THERMOCLOUD」は圧縮後の回復力にも優れ、ポケッタブル状態から取り出しても、形状とロフトがしっかりと戻ります。
山のスタイルに合わせて選べる3タイプ

左からフリーエレメントベスト(Free Element™ Vest)¥20,900、フリーエレメントジャケット(Free Element™ Jacket)¥26,400、フリーエレメントフーデッドジャケット(Free Element™ Hooded Jacket)¥27,500
「フリーエレメント」シリーズは、3タイプを展開。アウターとしても使いやすいフーディ、レイヤリングしやすく汎用性の高いジャケット、手軽に保温力をプラスできるベストと、寒がり・暑がりといった体質や登山スタイルに合わせて選ぶことができます。

フリーエレメントフーデッドジャケット(Free Element™ Hooded Jacket)¥27,500 カラー左から488 Berry Blue、552 Violet Stone Purple Sage、010 Black
フーディには、女性用にデザインしたウィメンズモデルもラインナップ。3種類から選べる多彩なカラーリングも魅力です。
寒い季節の山を、自分のペースでもっと楽しもう

寒い季節の山との付き合い方は人それぞれ。冬山をアクティブに歩く人もいれば、写真を撮りながらゆっくり歩いたり、ときには立ち止まって景色を楽しんだりする人もいます。
歩くペースや楽しみ方は違っても、寒さに備えながら、行動中の熱や蒸れをどう逃がすかは秋冬登山の悩みどころ。保温性と通気性をバランスよく備えた「フリーエレメント」シリーズは、そんな寒い季節のレイヤリングに、新しい選択肢を加えてくれます。
原稿:大堀啓太
写真:村本祥一
協力:コロンビアスポーツウェアジャパン
ライター・編集
大堀 啓太
1984年東京都生まれ札幌育ち。東海大学の探検会に入部したことで、アウトドアで遊び始める。学業はほどほどに、毎週のように丹沢や奥多摩などで遊んで山の世界にのめり込んでいき、気づけば東京・上野にあるアウトドアショップに入社。4年ほど店頭に立ったのちに、アウトドアブランドに転職してマーケティングを10年ほど担当。現在は、仕事と遊びで培った山の知識を生かして、デザイン会社「ハタケスタジオ」にてライターを担当。
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